銀行で即日融資は受けられる?銀行系カードローンの解説
更新日:
公開日:2017.6.21
銀行カードローンの即日融資は、残念ながらできません!2018年以降、銀行カードローンにおいては即日融資は行っていないのです。
即日でお金が必要な方は、銀行傘下の消費者金融である銀行系カードローンを利用する手もあります。
数日の猶予がある方は、銀行カードローンの中では比較的融資速度に優れる楽天カードローンが便利でしょう。
この記事はこんな人にオススメ!
- 銀行の即日融資について調べている人
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銀行系カードローンとは

銀行系カードローンとは、銀行が発行するカードローンだけを指すものではありません。
銀行はもちろん、銀行のグループに属するクレジットカード会社や信販会社の信販系、消費者金融系と、大きく分けて3種類あります。
違いは以下の通りです。
- 銀行カードローン:銀行が発行しているカードローン
- 信販カードローン:信販会社やクレジットカード会社が発行しているカードローン
- 消費者金融カードローン:消費者金融が発行しているカードローン
銀行のグループというのは、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行といったメガバンクなどのグループ会社を指します。
例えば、消費者金融のプロミスは三井住友銀行グループの傘下に入っているので、銀行系となるわけです。
銀行系カードローンの選び方
銀行系カードローンはどのように選べばいいのでしょうか。以下の表は、銀行の傘下に入っている種類別でまとめたカードローンです。
カードローンの種類 | 主なカードローン |
---|---|
銀行 |
・みずほ銀行カードローン ・三井住友銀行カードローン ・三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 ・楽天銀行スーパーローン ・イオン銀行カードローン ・横浜銀行カードローン |
信販 |
・三井住友カードゴールドローン ・JCB FAITH ・オリコCREST |
消費者金融 |
・アイフル ・アコム ・プロミス ・SMBCモビット ・レイク |
クレジットカード会社や信販会社が取り扱う信販系のカードローンは、数が少ないため選択肢が限られます。また、他の2つに比べて知名度も高くありません。よって、消費者金融系か銀行系から選択する方がいいでしょう。
銀行系カードローンの金利や審査
銀行系カードローンと一口に言っても、消費者金融と銀行とでは対象とする顧客層も違うため、金利や審査の難易度も変わってきます。
カードローン | 上限金利 | 審査難易度 |
---|---|---|
消費者金融 | 高い | 低い |
銀行 | 低い | 高い |
顧客層と審査
銀行では金利を低くし審査難易度を上げることで良い顧客、つまり、しっかりと返済してくれる顧客を求めています。
消費者金融では、金利は高いものの審査難易度を下げることで多くの人に利用してもらえるようにしています。そのため、銀行カードローンの審査に通らなかった人でも、消費者金融では利用できる人が多くいるのです。
消費者金融は即日融資が可能
銀行と消費者金融とでは同じようにお金を貸す場合でも、適用される法律が違います。
消費者金融では審査状況次第で即日融資が可能ですが、銀行では即日融資ができません。
すぐにでもお金が必要であれば、銀行よりも消費者金融を選択する方がよいでしょう。
銀行カードローンの特徴
カードローンを利用するに当たって、気にしなければならないのが総量規制です。総量規制とは、貸金業者は利用者の年収の3分の1を超える貸し付けはしてはならないというものです。しかし、銀行カードローンには総量規制の縛りがありません。
銀行カードローンは総量規制の対象外
総量規制は貸金業法によって定められているため、消費者金融はそれを守らなければなりません。
しかし銀行が遵守しなければならない銀行法に、総量規制の記載はありません。このため、銀行カードローンは総量規制の対象外となっています。
総量規制がないために返済能力を超えた貸し付けも行っていた銀行は、「過剰融資」として2000年代に社会問題に発展しました。
その原因を改善するため、2017年から自主規制する銀行が増え、現在では総量規制と変わらない審査を実施しています。
消費者金融のカードローン
消費者金融では総量規制の対象ですが、これは1社だけに限ったことではありません。他社で借り入れしている分も対象となるので、あわせた借り入れ金額をもとに適用されます。
このため、他社のカードローンやクレジットカードのキャッシングを利用している場合に、利用できる枠が減ってしまいます。
年収600万円の場合、銀行カードローンで150万円利用していれば、消費者金融では50万円までしか利用できません。
銀行カードローンは高額融資
利用可能枠が高額になれば、それだけ金利も下がっていきます。そして金利が下がることで、審査もより厳しくなります。
ただでさえ厳しい審査が、さらに厳しくなるため、高額融資が簡単でないことが分かるでしょう。
金融機関 | 適用される法律 | 総量規制 |
---|---|---|
銀行 | 銀行法 | 対象外 |
消費者金融 | 貸金業法 | 対象 |
即日融資できる銀行カードローンはある?
以前は銀行カードローンでも即日融資が可能でした。しかし、現在では銀行カードローンによる即日融資はできません。
銀行で即日融資ができない理由
銀行カードローンの過剰な貸し付けにより借金を返せなくなる人が多くなり、2017年には社会問題となりました。その結果、2018年に法律が改正され、銀行カードローンによる即日融資はできなくなったのです。
法改正により、申込者の情報を警察庁のデータベースと照合するのに最速でも翌日、場合によっては1〜2週間かかってしまいます。
照合結果が出なければ審査を進められないので、銀行カードローンでは即日融資ができません。
ネット利用で最短融資可能な銀行カードローン
銀行カードローンでは即日融資を受けることはできません。しかし、審査をスムーズに進めることができれば、早めの融資が受けられるものはあります。
それが以下の銀行カードローンです。
- 楽天銀行スーパーローン
- 三菱UFJ銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
これらの銀行カードローンは、口座の開設をすることなく申し込むことができます。
最短融資を受けるためのポイントや、あらかじめ準備しておくべきものについて解説していきましょう。
最短融資のポイント
最短融資を受けるためのポイントは、インターネットを利用することです。申し込む際の流れはおおむね以下のようになります。
インターネットから申し込み
↓
スマホアプリで必要書類を送る
↓
最短で翌営業日に融資可能
各銀行カードローンとも、この流れに違いはありません。申し込み方法には電話や店頭窓口などもありますが、最短での融資を目指すならインターネットで申し込みましょう。
必要書類は郵送ではなく、アプリからアップロードする必要があります。
最短融資を受けるには
最短融資を実現するためには手続きをスムーズに進める必要があります。そこで忘れがちなのが、必要種類を用意しておくという点です。
せっかくインターネットから申し込みをしても、手元に必要書類がなければ送ることができません。
住民票など、役所などで手続きが必要であるならなおさらです。必要書類は申し込む前に準備しておくようにしましょう。
必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類(パスポート、運転免許証、住民票など)
- 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書など)
まとめ|即日融資を受けたいなら消費者金融を
銀行カードローンでは法律の壁があり、即日融資を受けることはできません。
しかし、順調に進めば2〜3営業日以内に、融資まで進めることができる銀行カードローンはあります。時間に少し余裕がある場合には、今回紹介した融資が早いカードローンを利用するといいでしょう。
申し込みから融資までの流れでつまずくと、最短融資ができなくなってしまいます。特に必要書類の準備は事前に進めておいてください。
審査に自信がない場合や、どうしても即日融資を希望する場合には、消費者金融を使うようにしましょう。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。