未払いを続けると強制解約も!?楽天カードの利用停止から強制解約の流れ
更新日:
公開日:2018.8.30

クレジットカードは持っておくと便利ですが、未払いには注意しておきたい所です。人によっては、支出が多過ぎて、未払いが続いてしまうケースもあります。結果、色々な問題が発生して自分の首を絞める方も多いです。
年会費無料で知られている楽天カードですが、使っている方も多いのではないでしょうか?楽天カードは楽天市場等を利用する際に便利なので、多くの方が持っています。買い物以外にも、旅行のサポートを行ってくれるという面でも魅力的です。
様々な場面で役立つからこそ、楽天カードの利用料金を未納しない様、日頃から収入と支出の管理をしっかりと行わないといけません。未払いとなった際、すぐに解決できる様、動く必要があります。
今回は楽天カードの未払いを続けると一体どうなるのかについて説明します。
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未払いになるとどうなる?

楽天カードを未払いの状態にし続けていると、良いことはありません。だけど、残高が無くて利用料金を払えない、未払いになるとどうなるのか心配という方も中にはいると思います。
未払いから先、起きることを大まかにまとめると以下のようになります。
- 早くて支払い約定日の翌日から利用停止
- 遅延損害金が発生
- 1~3か月続くと強制解約
- 2ヵ月遅れるとブラックリストに登録
ブラックリストに登録されると、日常生活に支障が生じるから避けておきたい所です。ここでは、楽天カードの利用料金を未納することで発生する出来事について詳しくまとめていきます。
早くて支払い約定日の翌日からカードが使えなくなる
楽天カードに限らず、基本的にクレジットカードの利用料金を未払いの状態にしていると、支払い約定日の翌日から使えなくなるというペナルティが課されます。普段から高い買い物をする機会が多いと、残高不足で支払えない可能性も出てくる訳です。
買い物で楽天カードを使った際に利用停止になっているのが分かったら、すぐに対処しないといけません。普段から収入と支出の管理を怠っていると、気づくのが遅くなったりします。
遅延損害金が発生する
未払いになると、楽天カードが使えなくなるだけでなく、遅延損害金が発生します。それにより、本来支払わないといけない金額より多く支払わないといけません。ここはクレジットカードを使っていく上で覚えておきたい所の一つです。
人によって、遅延損害金に差が出てきます。それはカードショッピングか、キャッシングのどちらを利用したかです。
カードショッピングの場合は年14.6%、キャッシングの場合は年20%となっています。未払いが1日にでも長くなれば、どんどん遅延損害金が増えていくので、早い内に未払いを解決する必要があります。
遅延損害金の算出方法は以下です。
元金×年利×日数÷365=遅延損害金
なので、未払いしてから365日経過すると、元金の14.6%、20%支払わないといけません。
例えば、楽天カードを使って10万円の利用料金が発生して未払いとなったけど、10日で利用料金を改めて支払うとなると、カードショッピングの場合は以下となります。
100,000×0.146×10÷365=399
つまり、399円の遅延損害金が発生します。
キャッシングの場合は
100,000×0.2×10÷365=547
547円の遅延損害金を追加で払うという訳です。
余分に多くお金を支払うのは嫌なら、支払い約定日は守らないといけません。
1~3ヶ月続くと強制解釈になる
未払いの状態を続けていて、いつか支払えば良いだろうと考えている方も多いのではないでしょうか?そんな甘い考えでいると、予想以上のしっぺ返しを喰らいます。
1ヵ月以上の未払いで楽天カードを強制解約されてしまうため、そうならない様にしておきたい所です。基本的に61日以上の未払いを続けていると、クレジットカードを強制解約されると言われており、気長に考えたら良い等の甘い考えを捨てないといけません。
強制解約になった後、楽天カードの利用料金と遅延損害金を一括で支払う義務が発生します。裁判所から督促状が送られてくるので、拒否することができません。支払えない場合は財産を差し押さえられます。
2ヵ月遅れるとブラックリスト行きになる
もし、未払いから2ヵ月を経過してしまうと、大きなペナルティが発生するのをご存知でしょうか?それは信用情報機関のブラックリストに登録されるというペナルティです。クレジットカードの審査やローンを組む際等に支障が出てきます。
大きな支出が必要になるという場合に苦労するので、強制解約やブラックリストに登録されるといった事態は避けておきたい所です。
一度ブラックリストに登録されたら、5年~10年は自分の名前がブラックリストから無くなりません。この辺を踏まえた上で楽天カードを計画的に使う必要があります。
利用停止~強制解約までの理由

楽天カードを使っていく際、利用停止、強制解約する理由にどういったものがあるかを把握しておくことをおすすめします。何をしてはいけないかを知っているかどうかで強制解約やブラックリストに登録されるリスクを減らすことにも繋がるからです。
ここでは、利用停止~強制解約になる理由を何点か紹介します。
未払いをしたため
前述でも説明しましたが、楽天カードの利用料金を未払いしていると、利用停止のペナルティが課されます。何度も未払いを行っている方はそのまま強制解約になる場合もあるので、注意しないといけません。
もちろん、未払いの期間が長期化するのもNGです。楽天カードは利用料金の未払いに厳しいと言われており、その辺を踏まえた上で利用する必要があります。
後で説明しますが、楽天カードは他社のクレジットカードの使用状況等も確認してくるため、他社のクレジットカードで未払いを行っていると、利用停止や強制解約の可能性が出てきます。
利用限度額を超えてしまっているため
欲しいものがいっぱいあるからといって、楽天カードで度々買い物を行っている方も多いのではないでしょうか?そういった場合、利用限度額を超える可能性が出てきます。結果、利用停止や強制解約になったりします。
楽天カードには、利用限度額が設定されているので、いくらまで利用できるのか、自分がどの位使っているかをチェックしないといけません。楽天e-NAVIでご利用可能額の紹介から利用限度額を定期的にチェックする習慣を付けるのが大事です。
カードの磁気不良
楽天カードに限らず、どのクレジットカードを使っていく中で磁気不良が発生する可能性があります。雑に扱っていたり、磁気の強い物にクレジットカードを近づけている等が原因です。
利用停止になっているかどうかをハッキリさせるためにも、一度楽天e-NAVIで確認しないといけません。もし、本当に利用停止になっていると、遅延損害金や強制解約等のリスクが発生します。
磁気不良が起きている場合は楽天カードを再発行し、手元に届くのを待たないといけません。1週間~10日程かかるため、それまでの辛抱です。
不正使用や換金目的の使用を疑われたため
クレジットカードで何を買うかは人によります。安い買い物をする人もいれば、高い買い物をする人等、様々です。ですが、不正使用や換金利用を目的で楽天カードを使用したと疑われると、強制解約のペナルティが課されます。
高額な商品を連続して何度も購入したりすると、換金目的を疑われたりするので、注意しないといけません。楽天カードで買い物を行うか、別のクレジットカードや現金で支払う等、柔軟に対応してくことが求められます。
もし、不正使用や換金目的の疑いで解約された場合、一度楽天カードのコンタクトセンターに問い合わせてみることをおすすめします。そこで、不正使用等を行っていないことを説明し、強制解約を解除しないといけません。
途上与信に引っかかった
楽天カードをはじめ、全てのクレジットカード会社が行っている途上与信も利用停止や強制解約の原因に挙げられます。途上与信は契約中にこのまま契約を継続して良いかを判断するための審査のことです。楽天カード等のクレジットカードの使用状況や借金の有無等から判断し、利用停止や強制解約のペナルティが課されるかどうかが決まります。
途上与信を行うタイミングとして以下の内容が挙げられます。
- 楽天カードのご利用可能枠の増枠を申請する時
- 楽天カードの契約更新時
- 複数のクレジットカードの未払いを確認する時
- 他社のクレジットカードの利用が増えているかを確認する時
- 契約から半年が経過した時
楽天カードの途上与信に引っ掛からない様、クレジットカードを計画的に使用したり、無理な増枠申請を行わないといった対策を行うことが大事です。
個人情報の変更を怠っていた
引っ越しで住所変更を行うことになったという方はクレジットカードに登録している個人情報の変更をしないといけません。もし、登録されている個人方法をそのままにしていると、利用停止や強制解約のペナルティが課されます。
また、登録時に住所間違いなどが無いかをしっかり確認することも大事です。住所や電話番号、勤務先をしっかり伝えられるかどうかも信用に関わってきます。
強制解約になったら・なる前に

もし、楽天カードを強制解約になるとどうなるか、その前に一体何ができるかを覚えておきたい所です。次どう動けば良いか、最悪の事態を避けるための準備をいち早く行えるかが大きく左右されます。
ここでは、強制解約になった際に何ができるか、強制解約になる前に何をしないといけないかについて説明します。
強制解約になるとどうなるか
一度、強制解約のペナルティが課されると、再び楽天カードを持つことはほぼ無理です。これは他のクレジットカード会社でも同様の事態が起きた際にも言えます。ブラックリストに登録されると、5年~10年は他のクレジットカードを持つのは難しくなります。
また、強制解約になったら、それまでの楽天カードの利用料金と遅延損害金を一括返済の形で返済しないといけません。財産の差し押さえになる場合もあり、そうなると、家族にも迷惑をかけてしまいます。
もし、利用料金や遅延損害金が払えない場合、債務整理を行って遅延損害金を軽減する等の対策を行う必要が出てきます。後は家族や親戚に事情を説明し、お金を借りて未払いしている分の利用料金を返済することも検討しないといけません。
車や住居の購入、子供が大学等に進学する際に奨学金を借りる際に支障が出たりと何かと問題が発生する等、色々な面で不便です。
強制解約になる前にできることは何か
楽天カードを強制解約してしまうと、ブラックリストに登録されたり、一括返済の義務が発生するので、できる限り避けることをおすすめします。早めに返済を行うと、遅延損害金も最小限に抑えられます。
身近にあるものを売って十分なお金を集めたり、給料が入って返済できればベストです。ですが、そう上手くいかない場合もあります。
強制解約になる前にカードローンでまとまったお金を借り、未払いしている分の利用料金と遅延損害金を返済することをおすすめします。収入に合わせ、月々の裁定返済額を設定し、収入と支出の管理を行えるのが大きな理由です。
もちろん、カードローンを利用する際はキチンと返済しないといけないということを頭に入れないといけません。
強制解約の体験談
楽天カードを強制解約になってしまったという方は多くいます。そこで、いくつか強制解約の体験談を紹介するので、どういったケースで強制解約になるかを知って頂きたい
利用金額が少なくて解約
楽天カードを強制解約された方の中には、毎月の利用金額が少ないというケースも見られます。利用限度額を超える位使い過ぎてもいけず、利用金額が少な過ぎてもいけないということです。その分、収入と支出の管理をしっかり行わないといけません。
途上与信で解約
人によっては途上与信でいきなり強制解約となったというケースもあります。楽天カードを使う上で途上与信は警戒しないといけません。問題無いと思っていても、いきなり強制解約する程厳しいという訳です。
ご利用可能枠の増枠を申請する際等は特に注意する必要があります。
理由が不明
楽天カードは理由が分からず強制解約されるという方が多く、そういった面を踏まえた上で利用しないといけません。未払いを一度もしていなくても強制解約されたといった場合は他社のクレジットカードの使用も検討する必要があります。
利用停止や強制解約にならない様にできる限り、未払い等のトラブルは避けておきたい所です。そうでなくとも、いきなり強制解約になる可能性もゼロではありません。
いざという時に対応できるように楽天カードを計画的に使い、支出と収入のバランスを崩さない様にすることが最も大切です。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。