20歳なら学生でも銀行や消費者金融でお金を借りることができる?20歳のローンについて解説
更新日:
公開日:2018.10.12

20歳になると社会的責任がとれると判断され、学生だとしてもほとんどの契約はできるようになります。しかし、いくら20歳になりお金を借りられるようになったからと、誰でもローンを組めるわけではありません。
では、20歳の若者がカードローンやマイカーローンなどを利用するには、どんな条件や責任が伴うのでしょうか?詳しく解説していきます。
この記事の目次
担保不要でお金借りる!最短60分
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
20歳なら学生でも銀行や消費者金融でお金を借りることができる!
ローンの契約者が18歳や19歳といった未成年の場合と、20歳を超えた場合では、利用できるローンにどんな違いがあるのか、基本的な部分を見ていきましょう。
未成年が利用できるカードローンは一部の学生ローンのみ
最初に、未成年が利用できるローンについてです。
未成年者は、あらゆる契約に関して親権者同意が必要になります。その上制約もあり、基本的に銀行や大手消費者金融といった一般的なローンの契約はできません。
一人で契約行為を行ったとしても、民法の取り決めでは「後から契約行為を白紙に戻すことができる」となっているので、ほとんどの会社や金融機関はまず未成年者と契約することはありません。
しかし、「お金を借りる」という意味では、一部の学生ローンを取り扱っている中小の消費者金融に限り、未成年の学生でも利用することは可能です。
ただし、この場合でもアルバイトで一定の収入があることが条件になるなど申込条件もいくつか存在し、未成年が誰でも利用できるローンというものは存在しません。
銀行や消費者金融のカードローンは20歳以上なら学生でも利用できる!
20歳以上になると成人として認められるので、銀行や消費者金融のカードローンはほぼ全て利用できます。
学生でも、20歳以上であればこれらのローンが利用可能。しかし20歳の学生がローンを利用する場合は、収入があるなどの条件が伴います。詳しくは後ほど解説しましょう。
「20歳になればローンを契約できる」ということは、それだけさまざまな特権も増えるわけですが、それと同時に「責任も増える」ことを忘れてはいけません。
20歳からOK!銀行カードローンの申込条件
20歳の若者がローンを利用する場合、どんな申込条件が求められるのでしょうか。銀行カードローンの場合から見ていきましょう。
三井住友銀行カードローンの申込条件
実際のカードローンを例にして、申込条件を詳しく見ていきます。
一つ目はCMでおなじみの、三井住友銀行カードローンの申込条件です。
申し込める人の年齢 | 申込時、満20歳以上満69歳以下であること(利用者本人の申し込みに限る) |
---|---|
収入の条件 | 原則安定した収入があること |
保証人や保証会社 |
保証人は不要 |
三菱UFJ銀行バンクイックの申込条件
二つ目もCMでおなじみの「三菱UFJ銀行のカードローン バンクイック」の申込条件です。
申し込める人の年齢 | 申込時、満20歳以上満69歳以下であること(利用者本人の申し込みに限る) |
---|---|
収入の条件 | 申込時、満20歳以上満65歳以下で、国内に居住する個人 |
保証人や保証会社 | 保証人は不要 保証会社のアコムの保証を受けられることが条件 |
以上二つの銀行カードローンの条件を見る限り、20歳以上という年齢の条件はあるものの、「雇用形態」については特に言及されていません。
したがって、ほとんどの銀行カードローンは20歳以上であれば学生でもサラリーマンでも、とにかく毎月安定した収入があれば申し込みはできます。
この場合の「収入」に求められる条件としては、「収入が多い」ことよりも、「いかに安定しているか」ということがポイント。銀行としては、たとえ少ない金額でも、毎月コツコツと返済してくれる顧客を優良顧客として囲い込みたいのが本音です。
年収は多いが月々の収入に安定がない人よりも、毎月5万~10万円程度の少ない収入でも月々の収入が安定している方が、申し込みの際には有利になります。
しかしいくら収入があっても、以下のような人は審査には不利でしょう。
- ギャンブルで収入があるが確実性のない人(パチプロなど)
- 小説家などの執筆業、または講演業などで不定期の収入しかない人(収入証明を提出できる人は審査通過の可能性は高い)
- 年金受給者(カードローンによっては年金受給者も利用可能のところもあり)
銀行カードローンは保証会社の審査が重要
銀行のカードローンを利用する上で、もう一つ覚えるべき点があります。それは「保証会社」の存在です。
保証会社とは
カードローンの契約者が返済不能に陥った際に、利用者に代わり銀行に代位弁済する役割を担っている存在です。 銀行カードローンを利用する場合、銀行の基本的な審査に加え、契約に関する詳しい審査は保証会社が行う仕組みです。
例えば、三菱UFJ銀行バンクイックの場合では、保証会社がアコムです。過去にアコムで延滞をしたことがある、または債務整理をしたことがある場合には、信用情報機関の情報が消えていてもアコムに残っている状態なのです。
その情報を元に審査が行われるので、バンクイックの審査には落ちてしまう……ということもあり得ます。
アコムで堅実な利用をしている人は、バンクイックの審査でも好印象を持ってもらえるので審査通過できる可能性は高くなるでしょう。
20歳からOK!消費者金融カードローンの申込条件
大手消費者金融の場合でも20歳から申し込みできるのか、申込条件をチェックしていきましょう。
アコムは満20歳以上で申込可能!
申し込める人の年齢 | 満20歳以上69歳以下 |
---|---|
収入の条件 | 利用者本人に安定した収入のあること ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合は申し込み可能 |
保証人や保証会社 | 不要(保証会社もなし) |
プロミスは18歳以上で申し込み可能!学生もOK
申し込める人の年齢 | 18歳以上74歳以下※ |
---|---|
収入の条件 | 利用者本人に安定した収入のあること ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合は申し込み可能 |
保証人や保証会社 | 不要(保証会社もなし) |
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)、収入が年金のみの方はお申込いただけません
以上を見る限り、18歳以上であれば学生でも申し込みは可能です。
ただし先ほどもお伝えした通り、アルバイトなどの定期的な収入があることが必須条件となります。
どれくらいの収入があれば、カードローンが利用できるの?
カードローンを利用するには「学生でもOK」「安定した収入があること」という条件が必要なことは分かりました。
しかし「安定した収入」と言われても、どれくらいの収入があれば申し込みができるのでしょうか?
この点については後の「カードローンの限度額」の部分でも詳しく触れますが、結局は収入に対する限度額が決まっているので「〇〇万円以上の収入がないと利用できない」という決まりはありません。
その点、一部の銀行カードローンやろうきんのカードローンの場合は、「年収200万円以上」などという条件を設定しているところもあります。しかし消費者金融の場合、そのような設定はありません。
年収が10万円程度となると、総量規制の関係で融資できても3万円までということになってしまうので、少なくとも学生のアルバイトでも50~100万円程度の収入は欲しいところです。
20歳のローン、銀行と消費者金融どちらがおすすめ?
20歳の人がカードローンを申し込む場合、上記でご紹介した「銀行カードローン」と「消費者金融のカードローン」では、どちらのカードローンが利用しやすいのでしょうか?
「審査の通りやすさ」という面から見ていきましょう。
銀行カードローンは消費者金融に比べて審査が若干厳しい
銀行カードローンと消費者ではどちらが審査通過しやすいでしょうか。一概に言えませんが、審査が厳しいのは「銀行カードローン」です。
なぜなら、銀行カードローンは銀行の基本的な審査に加え、保証会社の審査が入るからです。
現在では銀行カードローンの過剰融資が社会問題化しており、金融庁も問題視して銀行カードローンの規制を強化しています。
主な規制強化の内容は以下です。このような背景を受けて、近年の銀行カードローンの審査はより厳しくなってきています。
【銀行カードローンを取り巻く規制強化の一部】
- 安易な利用を煽るような過剰な広告の禁止
- 返済能力を十分にチェックせず、返済能力を大きく超えた融資の禁止
- 反社会的勢力の資金源になることを避けるため、申込者の情報を警察庁データベースに照会することを義務付け
- 銀行カードローンの利用後も、定期的に利用者の収入状況を確認することを指導
直近で行われた金融庁の銀行カードローンに関する調査結果を見ると、どのような点が厳しくチェックされているのか分かるので、参考にしてください。
信用情報が非常に重要!審査に落ちるとどうなるの?
万一銀行や消費者金融のカードローンの審査に落ちた場合、その後のローン審査にはどのような影響を与えてしまうのでしょうか?
カードローンの審査落ちは、場合によっては後々のローン審査に影響を与える場合があるのです。その理由として、「カードローンの申し込みに関わる履歴が信用情報機関に残る」という点にあります。
以下は、カードローンの申し込みをして審査落ちした場合の、信用情報機関に履歴が残るまでの流れを示した表です。
- カードローンの申し込みをする
↓ - 申し込みを受けた銀行、保証会社、消費者金融各社は、社内審査と信用情報機関への照会を行う
↓ - 信用情報機関への照会履歴が6ヶ月間照会履歴として残る
↓ - 審査の結果、審査落ちとなる
↓ - 信用情報機関には、照会の履歴だけが残り、契約履歴が残らないことになる
照会履歴が残っている6ヶ月間の間に別のローン審査を申し込んだ場合、そのローン会社は履歴を見て、
「以前カードローンが照会をしているのに、この人はカードローンの契約をしていない。審査上問題がある人では?」
という判断をするため、2社目の審査にも落ちてしまう可能性があるのです。
したがって一度審査に落ち、次のカードローンを申し込む場合は、少なくとも前の申し込みから6ヶ月間は空けた方が無難です。
ローンやクレジットカードの利用が全くない人も信用力がないと判断される
信用情報機関に傷がある人がローンに通らない、ということは理解できました。
しかし、これまでローンやクレジットカードを一切契約したことがない人も、信用度においてはあまりいい評価を得られません。
一切契約がない人は、カードローンを利用して返済した実績がないため、ローン会社や金融機関に「この人は過去にローンを利用していないから、きちんと返済できるかどうか分からない」というネガティブな判断をされてしまいます。
利用履歴がまったくない人のことを「スーパーホワイト」と言いますが、スーパーホワイトの場合は、審査落ちすることはなかったとしても、限度額が普通の人よりも少ないなど、一定の制限をかけられる場合が多いです。
結論!20歳がお金を借りるなら消費者金融のカードローンがおすすめ
結局のところは20歳の人がカードローンを申し込むなら、断然消費者金融のカードローンの方がおすすめ!ということです。
消費者金融の場合は、銀行よりも審査通過の可能性が高いため、信用情報機関に傷をつけることもありません。借り入れや返済の利便性も銀行カードローンよりも高い場合がほとんどなので、「少額」を「短期間で」利用したい場合には、特におすすめのカードローンと言えるでしょう。
先ほどスーパーホワイトのお話をしましたが、このように審査の通りやすい消費者金融を利用しておくことで「堅実に返済できる実績が作れる」というメリットもあります。
20歳の無職や収入なしでもお金を借りることって可能?
収入のない無職の20歳の場合は、申込条件である「安定した収入があること」が満たされていないので、銀行や消費者金融のカードローンには申し込むことはできません。
しかし、勤務先を友達の会社に頼んでうその勤務先を申告したり、給与明細をパソコンで偽造するなど、適当なうそで審査はごまかせるのでは?と考える人がいるのも事実です。
では、そのようなうそをついた場合、どうなるのか見ていきましょう。
うそをついても在籍確認でバレる
例えば、勤務先を虚偽申告して収入があるように見せかける場合です。この場合は残念ながら、審査時の在籍確認でバレてしまいます。
銀行の保証会社や、消費者金融の審査担当者は審査の「プロ」なので、それくらいのうそはすぐに見破ってしまいます。
例として次のようなやり方で、うそを見破ります。
- 申告した会社名が実際に存在するか、公式WEBページやWEBタウンページなどで調べる。
- 虚偽の申告をした人に限って、電話をかける時間を指定してくるため、わざとその要望には応えずに、指定された時間以外の時間に電話をして確かめる。
- 電話に出た職場の人(嘘を頼まれた友人など)に、「いつもは何時くらいに帰社されますか?」などといくつかの質問を繰り返し、反応を見る。
相手もこれくらいのうそを見破ることができなければ、返済能力のない人に融資をしてしまい企業としても損失を被ることになるので、いくつかの「うそのパターン」はお見通しです。
収入証明書を偽装して、収入があると偽ったらどうなる?
収入証明書の提出を求められた際には、「これくらいの書類なら、パソコンで偽造すれば?」と思う方も多いと思いますが、この場合もうそは見破られてしまいます。
例えば、源泉徴収票などの場合は税金などを事細かに書く必要があるので、何も分かっていない素人が偽造すると金額が間違っている場合があります。
万一怪しい書類が提出された場合は、役所で発行される課税証明や所得証明も提出するように求められるので、いずれの場合もその時点でうそはバレます。
20歳ならローンでいくらまでお金を借りることができる?
20歳で銀行や消費者金融カードローンを契約した場合の「限度額」についても解説していきます。
アコムの最高限度額は最高800万円までとなっていますが、アコムでもその他のカードローンでも、最初の契約でいきなり最高限度額が設定されることはありません。
限度額設定の大前提は総量規制の範囲内であること
いくらまで借りられるのか?という点ですが、カードローンの限度額設定で最も大切なポイントは「総量規制」です。
総量規制とは
消費者金融のカードローンにおいて、年収の3分の1以上の借り入れができないルールのことを指します。20歳の場合でも、このルールが適用されます。
例えば20歳の学生がアルバイトで年間60万円の収入がある場合、限度額がどれだけ増えても20万円までということになります。
銀行のカードローンについては総量規制の対象外ではありますが、前述の通り最近では銀行カードローンも厳しい審査が行われるので、消費者金融の総量規制ルールとほぼ同じ考え方で限度額が設定されるケースが多いです。
肝心なのは、総量規制よりも返済比率
総量規制の他にも「返済比率」という点が厳しく見られるため、20歳の場合の限度額はそれほど多くないという現実もあります。
この返済比率とは「年収のうち、借金返済の額が占める割合」を指していますが、理想的な返済比率は年収の25%前後と言われています。
例えば、年収100万円の人が毎月2万円のローン返済をしている場合は、毎月の借金返済額2万円×12ヶ月で、年間の借金返済額は24万円となるので、返済比率は24万円÷100万円=24%です。
住宅ローンを組めるくらいの年齢になると、社会的にも安定してくるので、返済比率は35~40%程度まで認められる場合もあります。しかし若者の場合は社会的地位が低く、転職リスクが高いことから、25%を超えた高い返済比率を前提に高めの限度額が設定されることはありません。
カードローン契約が初めての人は、年収の10~15%程度が限度額になる
結局のところ、いくらまで借りられるのか?
結論から言うと、20歳の人がカードローンを初めて利用する場合は、「年収の3分の1以下」かつ「年収の10~15%程度」というケースがほとんどです。
例えば年収100万円の人なら、10万~15万円程度が借入可能額となります。
確かに総量規制の限度額20万円には届かないですが、若い人の場合はそれまでの返済実績などがないため、無理なく返済できるように低い限度額が設定されます。
カードローンは何年利用すれば増額してもらえるの?
申込時が20歳で限度額が少なかったとしても、利用実績をコツコツと積み上げて年収も上がっていけば、消費者金融や銀行から「増額の案内」が届くケースもあります。
限度額の増額には最低でも6ヶ月以上の利用実績が必要といわれていますが、1年以上返済を滞らせることなく確実にローンを利用している人なら、一度自分から増額申請を行ってみるのも一つの手段です。
ほとんどのカードローンでは、増額申請は公式Webサイトではなく電話で行われるので、増額の希望があるなら電話相談をしてみましょう。
20歳の学生でも車のローンを組むことは可能?
20歳の人が「マイカーローンを組めるのかどうか」という点についても確認していきましょう。
近年車離れの傾向が強まってきたとはいえ、20歳前後の人の中には「ローンを利用してでも車が欲しい」と思っている人もたくさんいます。
マイカーローンを扱っている金融機関としては、主に「銀行」や「信販会社」が多いのですが、これらの金融機関では20歳以上で安定した収入がある人なら、審査に通ればマイカーローンを利用することは可能です。
ただし20歳未満の場合は、親権者同意や親に連帯保証人になってもらうことが必要となります。
各銀行や信販会社のマイカーローンのスペックを一覧表にしているので、参考にしてください。
この表の通り、銀行のマイカーローンの方が、圧倒的に金利が低く返済も楽になるよう条件が設定されています。しかし、銀行のマイカーローンは先ほどのカードローンと同じく、審査が若干厳しいというのが難点です。
銀行や信販会社のマイカーローン一覧
マイカーローン名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
三井住友銀行マイカーローン | 10万円以上300万円以内(1万円単位) | 年4.475% |
三菱UFJ銀行ネットdeマイカーローン | 50万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 年2.5% ※2019年1月31日までに200万~500万円の借り入れをした場合(キャンペーン金利) |
りそな銀行マイカーローン | 最高500万円まで | 年4.475% |
イオン銀行マイカーローン | 30万~700万円 | 年3.8~8.8% |
オリコ ニューバジェットローン | ※販売店の設定とオリコの審査による | 10%前後(※販売店の設定とオリコの審査による) |
より審査が通りやすいのはディーラー系のマイカーローン
マイカーローンの他にもトヨタ、日産、ホンダなどの自動車ディーラーが提携している信販会社が取り扱うマイカーローンもあります。
ここまでご紹介したマイカーローンの中では、ディーラー系の信販会社が提供しているマイカーローンが最も審査が通りやすいといわれています。
理由はずばり「カーディーラーと同系列の信販会社だから」です。
例えば、トヨタファイナンスはトヨタの車が売れやすいように支援するために作られた信販会社ですし、日産クレジットも同じ目的で会社が運営されています。
中には少し審査が厳しい場合でも、決算期で車を売りたいディーラーの店長の一声で、審査通過することも珍しくないでしょう。
マイカーローンについてもスペックの一覧表をまとめたので、参考にしてください。
ディーラー系のマイカーローン | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
日産オートクレジット | 10万~400万円まで | 6%前後(購入時期や店舗による) |
トヨタ マイカーローン | ※店舗や審査による | 5~8%前後(購入時期や店舗による) |
ホンダマイカークレジット | 1万円以上 | 3.5% |
上記の表でも分かる通り、ディーラー系のマイカーローンの限度額や金利は公開されていない場合が多く、販売店とファイナンス会社の審査で決定されるケースが多いです。
金利についてはおおむね6%前後ですが、決算期などは金利を低めにして販売を強化したり、通常金利の時は車体価格を値引きしたりして、店舗が売りやすいように融通できるようにしているのかもしれません。
学生で利用用途が決まっていないなら学生ローンという手段も
「車を買う」という目的が決まっている場合ならいいのですが、中には「遊びに行くお金が欲しい」というように、漠然とした利用目的でお金を借りたい20歳も少なくないでしょう。
特に、学生ではサークルでの交友関係にお金が必要になったり、クレジットカードの引き落とし日に口座に現金がない、また先ほどの車関係の費用として「ちょっと高めのホイールが欲しくなった」など、お金に困ることも多々あります。
そんな利用目的自由のお金を借りたい場合は消費者金融となるわけですが、特に20歳で学生の場合は、アコムやプロミスなどの大手消費者金融よりも、中小の消費者金融が取り扱っている学生ローンの利用をおすすめします。
学生ローンなら20歳で学生でも、アルバイトで安定した収入があれば利用でき、実質年率も16%台と大手消費者金融の18%より低い金利で提供してくれているところもたくさんあります。
「20歳無職でもOK」は闇金の可能性あり!絶対に利用しないこと
最後に、20歳の人や未成年の学生がお金を借りる上での注意点をお伝えします。
インターネットで金融関係の記事や街の金融広告では、以下のようなキャッチコピーを見かけることがよくあります。
- 未成年でも3万円までなら即融資OK
- ブラックでも貸します。
- 他社断られた方!ご相談ください、チカラになります。
中には、大手消費者金融のロゴに似せた会社概要を掲示していたり、大手保険代理店などを想像させるようなホームページで宣伝している業者もあるようです。しかしこれらの業者はほぼ「闇金」や「ソフト闇金」などの違法業者なので、絶対に利用してはいけません!
普通の金融機関は、他社で断られたような人や未成年には返済不能に陥るリスクが高過ぎるため、お金を貸してくれません。
しかしこれらの違法業者は、リスクの高い人にも3万円ぐらいなら融資をしてくれます。
このような融資には、以下のような「裏事情」が隠れています。
- 返済できなくなった際には暴力的な取り立てや、親兄弟にまで取り立てを行うので、債権回収能力に自信がある
- トイチ(10日で10%)や、トサン(10日で30%)というような、法外な利息を取っているため、全員から返済してもらおうとは思っていない
- 一度闇金を利用すると、その個人情報は違法業者の間で売り買いされて、完済しても別の業者から勧誘がある
いくらお金に困っていても、このような業者を絶対に利用してはいけません。
20歳でもお金を借りることはできる!まとめ
今回は20歳の若者がローンを組む場合はどこでお金を借りることができるのか、その際の注意点やおすすめのローン会社の情報をいくつかご紹介しました。
20歳は遊びたい盛りで、友達と遊びに行くお金や趣味などに使うお金も必要になるケースがあると思います。中には「借りてでもすぐに遊びに行きたい!」という気持ちになり、ローンを組む人もいることでしょう。
しかし、20歳の人にとっては「借金」は大きな重荷となり、後々返済ができなくなるリスクや、返済のために余分に働かなくてはいけないなどいくつかのデメリットも発生します。
ローンを組んで、一時的に現金を手に入れた時はうれしいかもしれません。しかし、その返済は「ずっと続く」ということをよく考えましょう。事前に返済シミュレーションなどを見てから利用額を決めるなど、計画的にローンを利用してください。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。