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途上与信とは?CICの関係とカードを召し上げられない方法を解説

更新日:

公開日:2018.10.23

「途上与信」「CIC」と検索して、このページにたどり着いた方は、「カードローンが利用できなくて現金が足りない」「今すぐ必要なものがある」と危機が迫っている状況の方が多いでしょう。

カードローンの返済が滞りカードが使えなくなったときの不安だったり、カードローンが使えなくなり、このままどうすれば良いかわからない方のために、カードローンの利用において繋がりの深い「途上与信」と「CIC」について解説していきます。

途上与信とは

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途上与信・法定途上与信とは?

ます与信とは、取引先企業に対して信用を与えることと意味します。
信用を与えると聞くと難しく感じますが、簡単に言い換えると「相手を信用して取引すること」です。

この「与信」を定期的に見直さず、気づいたら利用者が返済できない……なんてことになると損失を被ることになります。
そのために「与信管理」を実施します。

途上与信とは、「与信管理」の一環で、貸金業者やクレジットカード会社が顧客のカードローン限度額の増減を判断することを言います。

途上与信は、カードローンやクレジットカード更新時の勤務先への在籍確認の有無は会社により違います。

途上与信の頻度

途上与信とは、貸金業者やクレジットカード会社が顧客のカードの限度額の増減を判断するということでした。
では、その途上与信の頻度には決まりがあるのでしょうか?
結論から言いますと、途上与信の頻度は支払い状況やカード会社によって異なります。

途上与信の頻度はカード利用状況や業者によって変わる!

途上与信は傾向としてカードの更新時に行われるますが、特に銀行系の場合は更新時以外にも、2~3ヶ月ごとで途上与信を頻繁に実施しています。

カード会社によっては2~3週間おきに途上与信を行う会社もあります。
キャッシング枠や、ショッピング枠が限度額いっぱいに利用されている方や、低額払いのリボ残債があるなど、返済能力が低い人に過剰与信になっていないかをチェックするためです。

利用状況に応じても途上与信が増える!

途上与信が心配であるということは、カードローンの返済が遅れがちだったり、クレジットカードの使い方が悪いと自覚している方だったりと思いますが、下記のような信用力が低いとみなされる利用状況であると、途上与信の頻度が多くなります。

  • クレジットカードを利用中に他社のクレジットカードを発行した場合
  • カードローンを利用中に他社での延滞がある場合
  • 消費者金融の利用歴が多い方、リボ払いをよく使う方、職業が不安定な方

法律により定期的な途上与信が義務付けられている

貸金業者やクレジット会社は、利用者の返済状況や貸付額に応じて、定期的に途上与信を行っています。
これは支払い状況が悪いから行われているわけはなく、定期的に途上与信を行うことを義務付けているからです。

また、法律で決まっている途上与信のことを「法定途上与信」と言います。
法定途上与信は、一定の限度額内で自由に借入することができるクレジットカードのキャッシングやカードローンなどの包括契約の場合に行われます。

途上与信と与信審査の内容は変わりませんが、包括契約の場合、貸金業法によって以下の条件に当てはまる際には、必ず途上与信を行うように決められています。

  • キャッシングやローンで1ヶ月に利用している額が5万円以上で、借入の残高が10万円以上の場合(法定途上与信を毎月行う)
  • その月の借入がなくても、借入の残高が10万円以上の場合(3ヶ月に1度行う)

残高が常に10万円以上ある場合、必ず定期的に法定途上与信が行われるため少しでも個人信用情報に好ましくない情報が記録されると、すぐに利用停止になる危険性が高いです。

また、限度額ギリギリまで使ったタイミングで法定途上与信が行われてしまうと今後の返済能力を懸念され、限度額を下げられてしまうこともあります。

いきなりカードが使えなくなってしまう原因と対策

カードの利用停止は途上与信の結果だけではありません。返済の支払い遅れの場合にはカード会社によりますが、直ぐに支払えば当日ないし数日で利用再開が可能になることもあります。

途上与信の結果が原因の場合もありますので、ここから先は途上与信の結果が原因の場合の対策方法をご紹介していきます。

カードの利用停止は途上与信が原因?

「他社のカードローンの延滞してしまった」「クレジットカードの使用頻度が増え、返済状況があまり良くなくて不安だと思っていた矢先、いきなりカードの使用を止められてしまった!」

こんな経験をされた方も少なくないでしょう。
この場合は、途上与信によるものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

他社での支払い延滞が

カードローンの支払いの滞納を繰り返し何度も行っていたり、未納期間が2ヶ月以上経過したり保証会社が代位弁済を行った場合などの、いわゆる「金融事故」と見なされる場合には特に注意してください。

途上与信によって限度額が0円となり、カードが返済のみの利用しかできなくなる、といった状態になる場合もあります。

他社での借入が増えた!

カードローンやクレジットカードを頻繁に利用する方で、毎月限度額ギリギリまで使用していたり他社での返済状況が悪かったりする方は、途上与信によって利用停止や限度額引き下げの措置をとられてしまう可能性があるので注意してください。

1社のカードローンの利用状況が良くても、他社での利用状況が極端に悪い場合には、途上与信の結果カードの利用金額を下げられたり、最悪の場合カードの利用停止されたりも考えられます。

他のクレジットカード、無審査のデビットカードを作る

一度カードローンやクレジットカード会社から強制解約になってしまった場合、その時点で手元に支払いができる現金があったとしても決定を覆すのは難しいです。

しかし、利用限度額、返済額、収入3点をしっかり把握して、計画的に利用していればカードを止められることももありません。他社のクレジットカードや消費者金融のカードを作ることも可能です。

比較的作りやすいカードは、スーパーやデパートなど商業施設のクレジットカードです。
比較的審査難易度が低いため審査が通りやすい傾向にあり、即日発行が可能なカードもあります。
他にも審査なしで利用できる消費者金融のデビットカードがあります。

デビットカードは、クレジットカードの一括払いと同じように利用でき、口座からカードの利用金額が即時引き落とされるカードです。

途上与信に関するよくある疑問

ある会社から途上与信がかけられている!他の会社からの印象はどうなってる?

他社からの借入額が急激に上がったり、延滞などがあったりする場合は途上与信を行い限度額の見直し、縮小によって利用できる金額が低くなります。

逆に自社カードの利用履歴も良好で、途上与信の結果他社からの借入状況も問題なければ限度額がアップすることもあります

カード会社によって途上与信の頻度やシステムが異なりますが、必ず行われるものです。
借入状況に問題がなければ、途上与信が行われたからと言って他の会社からの印象が悪くなるわけではありません。

ネットで見ると強制解約処分のようですが、ブラック状態になってしまったか不安です

カードローンやクレジットカードの支払い延滞・滞納や、自己破産などの債務整理をすると、金融事故情報(異動情報)が個人信用情報機関に記録され、ブラックリスト入りします。

金融事故者は、カード会社に「返済能力がない」とみなされるため、カードの審査に不利になりますが100%審査に落ちるわけではありません。

また、短期間で審査を何度も申し込んでいると、一時的に審査が通りづらくなってしまうことあります。
カードローン審査を申し込むとCICに審査の申込み履歴が記録されますが、この申込み履歴が月に3~5件以上あるとカード会社側で審査を慎重に進めようとしてきます。

そのため「申し込みブラック扱い」になる可能性が高く、一時的に審査が通らなくなるケースもありますので注意してください。

ブラックリスト入りしてしまう条件は次のようなものです。

  • 5年以内に無断でカードやローンの返済を61日以上長期延滞した
  • 5年以内に債務整理を行った
  • 10年以内に自己破産を行った
  • 5年以内にカードの強制解約を受けた

上記の4点は、金融事故履歴(異動情報)として5年から10年の間、個人信用情報機関に保管されます。
金融事故情報が登録されているということは、返済トラブルを起こした人である証明です。
このケースでは返済能力が低いとカード会社に判断されるので、この期間にカードローンやクレジットカードの新規契約は難しいです。

CICと途上与信ってどう関係しているの?

CICは信用情報機関の1つ

カードローンやクレジットカードの申し込みをすると、個人信用情報機関という機関に登録された信用情報を調査してカード会社は審査を行います。
信用情報とは、カード契約やローン契約などの信用取引に関する、信用履歴(クレジットヒストリー)のことです。

信用情報には、カードローンやクレジットカードを利用した際の申し込み内容や、契約内容、取引内容に関する履歴が記録されています。

新たにクレジットカードや住宅ローン、カードローンなどを契約する際には、カード会社や金融機関、消費者金融は申込者の支払い能力を判断し審査するために、信用情報を照会しています。

CICとは指定信用情報機関のことで、最近では携帯電話の分割審査などでもCICが必ず出てきますし、奨学金の審査や家賃の保証審査などでも、CICで信用情報を照会するケースもあります。

そのためCICは人々の生活と密接にかかわっている信用情報機関と言えます。
CICでは自分個人の信用情報を開示することができるのです。

例えば、過去自己破産や債務整理を行ったわけではなくても、延滞などが原因でカードローンやクレジットカードの審査に落ちてしまった人は、開示を行うと知ることができます。

CICへ信用情報の開示を行っても、記録が残るわけではありませんし、カードやローンの審査には何の影響もありません

もちろんCICに異動情報が載っていると他の審査でも通過することは難しいです。。

CIC以外の個人信用情報機関

個人信用情報機関は国内に、以下3つの機関が存在します。

  • CIC(指定信用情報機関)
  • JICC(日本信用情報機構)
  • KSC(全国銀行個人信用情報センター)

初めてカードローンやクレジットカードを作る場合、カード返済履歴である信用情報がどこにも記録されていません。

CICを含む信用情報機関は、途上与信の際に、個人信用情報を各貸金業者やクレジットカード会社の情報の管理や提供をしている役割があると言えます。

※記載されている内容は2023年2月現在のものです。

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