ビジネクストの事業者ローンの特徴まとめ
更新日:
公開日:2017.7.14
ビジネクストの事業者ローンって?

一般ユーザーにはあまり関わり合いない分野かもしれませんが、個人事業主さんや小規模法人のにとっていざというとき頼りになる事業者ローンであるビジネクスト。
今回はビジネクストの概要や特徴、そして肝心の審査の難易度などについて詳しく見ていきたいと思います。
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金利、限度額は?ビジネクストの事業者ローンのスペック表

助っ人的な存在です
ビジネクストは、造園業や飲食店などの個人事業主の運転資金や小規模企業のビジネスサポートを目的に、2001年1月消費者金融大手のアイフルと三井住友グループの共同出資で誕生した会社です。
そのため、公式HPでイメージキャラを務めているのは本家アイフルと同じバナナマンのお二人。
16年の事業活動で累計10万件もの貸付を行ってきた規模・歴史ともに業界トップクラスの事業者ローンです。
無担保事業者向け商品のスペックは?
幾つかのローン商品を展開しているビジネクスト。
ここでは主要商品である無担保小規模事業者向けローンの概要について、表にまとめてみました。
融資対象 | 過去に契約したことがある、又は現在契約しているカードローンやクレジットなどの契約内容 |
---|---|
実質金利 | 最短即日 |
遅延損害金 | いつカードローンやクレジットの申込みを行ったのかのという内容 |
保証人 | 過去に延滞などの金融事故を起こしていないかなどといった信用情報の内容 |
返済方式 | 元利均等返済(※1) or 元金一括返済(※2) |
返済期間 | 最長5年・60回(元利均等)最長1年・12回(元利一括) |
※1元利均等返済…任意の回数で支払利息と元金を均等に分割して返済する方式。
※2元金一括返済…任意の返済回数の最終回までは利息相当の身の返済、最終回に元金をすべてプラスして一括返済する方式。
見ると、返済方式を除けば基本的に消費者金融系カードローンと同様のスペックです。
申し込みも同社のHPからでき、郵送やファックスで必要書類のやり取りをすれば来店不要です。
また、
- セブン銀行
- アイフル
- 東京スター銀行
などの提携先ATMでの借り入れや、電話で依頼すれば指定口座にすぐ振り込みがなされるスピード感が評判。
事業資金に行き詰った小規模事業主や、開業間もなく銀行等からの融資を受けにくい事業者などによく利用されています。
最大で1,000万円まで融資可能!
ビジネクスト最大の利点は、原則担保なし保証人不要の事業者ローン
- SBI新生銀行「オーナーズセレクト」
- リコーユース「ビジネスローン自融枠」
- セゾングループ「VIPローンカード事業コース」
などの最大融資枠が300~500万円なのに対して、最大1,000万円まで広げられていることでしょう。
通常、こういった高額融資枠になると担保などが必要になるのですが、ビジネクストの場合は不要です。
しかも、その融資が受けられるまで3営業日ほどとなっているうえ、その使用用途が事業活動であれば基本自由。
そのため、
- 取引先の急な倒産
- 売掛金の焦げ付き
- 取引銀行の撤退・貸し渋り
などに伴う、中小企業・個人事業主が陥りやすい経営危機を救う「つなぎ融資」として強力に零細企業をバックアップする存在となっています。
審査や在籍確認は?

ビジネクストの審査について
「赤字経営でも、今後の展望を見越して審査・融資をしてくれた」
「まだ開業して1年ちょっとなのに、しっかりと高額の融資してくれた」
などといった審査についての良い評判もあるなか、
「あっけなく審査に落ちて、展望がつかなくなった」
「少し返済が遅れただけで、催促が来た」
などといったマイナスの口コミも多く見られます。
ただ、上記で紹介した他のビジネス・商工ローンに比べると、会社自体に貸し付けるというよりも経営者個人の信用情報や収入状況に応じて審査をするというのがスタイル。
保証会社についても、アイフルを母体としたビジネクスト(株)であるため、その保証審査は、「消費者金融並み」の柔軟性を持っていると考えます。
基本的には、会社の運営うんぬんより申込者自身の収入が安定しており、信用情報に事故記載が無ければ、融資限度額の大きさによりますが問題なく審査も通過。
在籍確認について
法人立てしていない個人事業主の場合は普段事務所として自宅を兼用しているならばそこに連絡が来ます。
サラリーマン社長で給与所得を得ている法人代表者であれば、本社に電話での在籍確認が来ます。
しかし、電話を受けるのは申込者自身のケースも多いでしょうし、立場的に外部からの電話に狼狽する必要もありません。
取引相手の会社の経営状態を疑われるようなミスをしない限りでは、それほど在籍確認については気にしなくていいでしょう。
ちなみに、書類による在籍確認については一切触れられていないので、その対応には期待しない方がいいでしょう。
ビジネクストのQ&A

最後にビジネクストについて出ている疑問点を整理、回答をして締めたいと思います。
ビジネクストと普通のカードローンはどう違うの?
ビジネクストはその対象が個人事業主、あるいは法人の代表者に限られているのでその他の社員・アルバイト・主婦の方が利用することができません。
事業者ローンは総量規制の対象になるの?
現時点では、ビジネクストを含む事業者ローンについてすべてが年収の3分の1に定められた総量規制の対象外になっています。
ビジネクストに申し込むのに必要な書類は何があるの?
個人事業主の場合は、品人確認書類(運転免許証の写しなど)と過去2年分の確定申告等収入がわかるもの。
法人の場合は、本人確認書類に加え法人登記簿・決算報告書の過去2期分などが必要となります。
ビジネクストには他にどんなローン商品があるの?
ビジネクストには今回紹介した事業者ローンのほかに、調剤薬局や介護施設運営者向けのローンや、最大で5,000万円まで融資が受けられる不動産担保ローン。
債権として保有する確定売掛金を入金の前に有効運用できる、売掛債権ファクタリング。
経理・経費管理を一本化できるとして評判の法人向けクレジットカードなど、トータルでビジネスをサポートする商品が用意されています。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。