ろうきんカードローンの特徴まとめ
更新日:
公開日:2017.7.15
ろうきんにもカードローンがあり、組合員や会員でなくても利用が可能です。
しかし、ろうきんの申込条件は消費者金融や銀行などに比べ厳しめで、審査についてもトップクラスに厳しいと言われています。
この記事では、労金という金融機関はどういったもので、ろうきんカードローンの商品詳細や金利、審査についても詳しく解説していきます。
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ろうきんってなに?
「ろうきん」とは 労働金庫の略称です。
行っている業務は 預金管理から手形の発行、そしてカードローンを含む各種ローンや融資です。
銀行と何が違うの?
一見、ろうきんは銀行や信用金庫と大差はないように思われますが、銀行が預金の運用やローン金利などは「利益を追求する営利組織」です。
それに対して、ろうきんは会員である労働組合員(労組)や、生活協同組合員(生協)へのサービス提供を目的にして、「利益を追求していかない非営利団体」なのです。
ニュアンス的にはJA(農協)と変わりません。
利益を追求しない分、そのローン金利などが安めに設定されているのが特徴です。
ろうきんの種類
ろうきんもJAと同じように「労働金庫連合会」をトップに、北海道から沖縄まで全国を13のブロックに分けて各地方にその店舗が存在します。13ある組織を一本化、大合併をする構想も持ち上がりました。
しかし、現在のところはそれぞれの地域に住む会員を中心に、地域に根差した金融機関として機能しています。
金利、限度額は?ろうきんカードローンのスペック表
各ろうきんでスペックが違う?
各地方のろうきんの運営状況に合わせて、各カードローンもその金利や限度額、審査基準などが微妙に違います。
ただ、各ブロックに分かれているものの、ATMシステムなどといった金融オンラインは統合が済んでいますし、大きな概要がそれほど変わるわけではありません。
ここからはカードローンの特徴を詳しくするにあたって、最もカバーする地域が広く会員も利用者も多い、 中央労働金庫のカードローン「マイプラン」を例に挙げて、ろうきんカードローンとして紹介していきます。
金利が安い!使いたいけど組合員じゃないから無理?
基本的には運営さえ成り立っていれば大きく利益を求めなくていいのがろうきんという金融機関です。
そのため、マイカーローンや住宅ローンなど各種ローン商品の金利が安めです。
安めの金利が適用されるのは、組合員や会員に対してだけだと思っている人もいるでしょう。でも安心してください。
団体会員 (注1) |
金利3.875~7.075% |
---|---|
生協会員の組合員と家族 | 金利4.055~7.255% |
一般の勤労者 (注2) |
金利5.275~8.475% |
(注1)…ろうきんに出資している労働組合員、公務員団体構成員
(注2)…関東1都7県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨)に居住、または職場所在地がある人
金利の優遇は確かに違いますが、各ろうきんともそのエリア内に数でいる人に対して18%近くの金利が設定されてる消費者金融系はもちろん、大手銀行系カードローンの金利よりかなり低い設定がされています。
借入限度額 | 500万円 (一般の人は100万円まで) |
---|---|
審査時間 | 約2週間 |
即日融資 | 不可 |
在籍確認 | 有 |
収入証明書 | 不要 (団体会員の構成員以外の人は必要) |
申込方法 | 店舗・パソコン・スマホ |
借入方法 | ATM、ネットバンキング |
返済方法 | 口座引落、ATM、ネットバンキング |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
保証会社 | 日本労働者信用基金協会 |
このようになっています。
気になる点をいくつか説明していきましょう。
まずその審査時間、多くの民間カードローンが即日審査なのに対し2週間かかることが明記されていました。
結果的に即日融資も当然無理です。低い金利は魅力的ですが、急ぎの出費での利用には不向きです。
WEBで申し込みは可能で、ネットバンキングの利用をすれば形的にはWEBだけで取引ができます。
ただし、借入に至るまでは
- 申し込み
↓ - 仮審査結果の通知
↓ - 本審査
↓ - 本審査結果の通知
↓ - 契約手続き
↓ - カードの郵送
↓ - 借り入れ開始
という流れです。
審査に2週間、借入開始となれば1ヶ月近くは見ておかないといけないので、とても「WEB完結」とは言えません。
審査や在籍確認は?やっぱり厳しいの?
まずその審査についてですが
- 年齢が満18歳以上満65歳未満
- 勤続年数が1年以上(自営業の場合は3年以上)
- 安定継続した年収で150万円以上
以上3つの項目を満たしていなければ、ろうきんカードローンの申込みができません。
申し込み条件を満たしていたとしても、厳しく審査が進められます。
結論から言えば業界を見回しても、ろうきんのカードローン審査はトップクラスに厳しいです。
スペック表の最後にある保証会社「日本労働者信用基金協会」は、一般金融機関が利用する下記などの信販会社より、ろうきんはかなり審査が厳しいです。
- セディナ
- アプラス
- オリエントコーポレーション
上記で示した条件を満たしていても保証が受けられず、結果本審査に通過しない可能性もあります。
また、在籍確認はどんな場合であっても100%電話での在籍確認が行われます。
消費者金融系が近年対応をしている、書類による在籍確認は不可能と考えてください。
返済方法と手数料まとめ
焦らなくてもいい状況で、しっかりと条件も満たしていた場合。
申し込んで見事審査を通過したら、その安い金利での利用は確かに魅力大と言えますね。
インターネットバンキングの他、ろうきん店舗に設置されているATMはもちろん
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
など、ほとんどの地方銀行ATMで手数料や利用可能時間などは異なるものの、借入を受けることができます。
借入総額 | 毎月返済額 |
---|---|
30万円以内 | 5,000円 |
30万超~50万円以内 | 1万円 |
50万超~70万円以内 | 1万2,000円 |
70万超~80万円以内 | 1万3,000円 |
80万超~100万円以内 | 1万5,000円 |
といった借入額に応じて定められた定額返済額による、「定例返済方式」を取っています。
これは基本的に毎月8日、ろうきんの普通口座から自動引き落としをされる返済方式で、ろうきんの場合はこの返済方法一択となります。
借入時に利用できるATMでの任意返済は可能ですが、それはあくまで追加での返済となります。
例えば同月に決められた額の返済をATMでしても、引き落としによる定例返済はされるので注意してください。
ATMからの入金、つまり返済での手数料はどこからの入金であってもかからず、当然ですが定例返済時の口座引き落としによって、手数料が発生することもありません。
※記載されている内容は2024年4月現在のものです。