カードローンの在籍確認の電話はある?なし?流れや内容を解説
更新日:
公開日:2017.1.10
在籍確認の電話は必ずかかってくる?

カードローン申込時に気になるのが、職場への在籍確認です。
職場への在籍確認が全く気にならない人はいいですが、在籍確認が来ることで後ろめたい気持ちや気まずい思いをする人も多いのではないでしょうか。
しかしこの在籍確認の電話、どんなものか分かってしまえばそこまで気にするほどのものではありません。
今回はカードローンの審査における在籍確認の電話について、その内容や在籍確認を省略できるのかなど、詳しくご説明していきます。
どのカードローンでも原則、在籍確認の電話は必ずかかってくるものです。在籍確認は「本当に申込時に入力した職場で働いているのか?」という信用情報を図るための確認作業でもあり、審査において重要な役割を果たしているのです。
信用情報を照会し、問題がなければ在籍確認がない場合もまれにありますが、基本的にはどんなに年収が高く大企業に長く勤めているような人でも、在籍確認はあるものだと思ってください。
この記事の目次
担保不要でお金借りる!最短60分
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
電話連絡のないカードローンってあるの?

中には初めから電話連絡のないカードローンもあります。
消費者金融ではSMBCモビットの「Web完結」という申込方法では、電話連絡がありません(通常の申込方法では在籍確認あり)。
SMBCモビットのWeb完結申込とは、電話連絡や郵送物もなく、審査結果のお知らせもメールで送られてくるなど、申し込みから融資まで全てWebで済ませられるサービスです。
「Web完結」を利用するには諸条件があります。申し込みの際はよく確認してから行うようにしましょう。
SMBCモビットWeb完結の申込条件
- 三井住友銀行か三菱UFJ銀行に口座があり、その口座を貸し付けと返済用として利用できること
- ローンカードの発行がないため借入・返済は全て口座振り込み・引き落とし
本人確認書類 | 収入証明書 | 勤務先確認書類 |
---|---|---|
・運転免許証 のいずれかの写しを提出できる方 |
・源泉徴収票 のいずれかの写しを提出できる方 |
の二つの写しを提出できる方 |
銀行カードローンでは、セブン銀行のカードローンが原則職場への電話連絡がないことが公式サイトに明記されています。
ただし、「場合によってはご連絡することもあります」との記載もあるので、申込者の状況によっては電話で在籍確認をされることもあるでしょう。
その他のカードローンでは、やむを得ない理由で職場への電話での在籍確認が難しい場合には、申込後すぐにカスタマーサポートなどに連絡をして、オペレーターに相談をしてみましょう。
代替案を提示してもらえる場合もありますが、必ずしも対応してもらえるわけではなく、本人の信用情報などによって在籍確認を省略できない場合や、そのカードローン自体が在籍確認の電話が必須という場合もあります。
在籍確認は新規申し込みの時だけじゃない!
在籍確認の電話がかかってくるのは、新規申し込みのときだけではありません。利用限度額の増額を申請した場合にも在籍確認の電話が入る可能性があるでしょう。
増額審査は融資金額が大きくなり、金利も下がります。このため新規の申込時と同じ、あるいはそれ以上に厳しく審査され、再度職場への在籍確認をする場合があるのです。
特にカードローン利用開始後に転職をした場合などは、本当に申告のあった職場へ転職をしているのかを確認する意味もあり、在籍確認の電話がかかってくる可能性が高くなります。
在籍確認はどのタイミングで行われる?
申し込みから融資までは通常、
『申し込み→審査(信用情報のチェック)→本人確認→在籍確認→融資審査の合否』という流れで行われます。
在籍確認は審査の流れの中でも最後の方に位置しており、在籍確認が行われれば審査にほぼ通過しているともいわれます。しかし正常に在籍確認が行われず、本人が在籍していることが確認できなかった場合には審査に落ちてしまうこともあり得ます。
職場の電話番号を間違えて入力するなど、ミスがないようにしましょう。
在籍確認の電話ではどんなことを聞かれるの?

消費者金融の在籍確認は担当者の個人名で、銀行カードローンは銀行名で在籍確認の電話をかけてきます。
「◯◯(担当者の個人名、銀行カードローンの場合には+銀行名)と申しますが、△△さんは(申込者の名前)はいらっしゃいますか?」といったように、内容は明かさず在籍の有無だけを訪ねてきます。
本人が出た、本人に取り次がれた場合
「××(カードローン会社名)の◯◯(担当者の個人名)です。在籍確認のお電話でした。これで確認が取れました」ぐらいの内容で、電話は終わります。
まれに本人確認のために生年月日を聞かれる場合もあります。
本人不在の場合
職場の人が「今は席を外している」や「本日は欠席」などと伝えてくれれば、その会社に籍があることが分かるので問題ありません。
「いません」とだけ言われるなど、その日だけ欠勤なのか在籍していないのか分からないような返答をされた場合には、在籍確認の担当者から「本日はお休みですか?」など少し突っ込んで聞かれることもあるでしょう。
電話対応した職場の方が「本人から折り返しをさせましょうか」と言っても、在籍確認の担当者は「本人の携帯電話にかけてみます」などとうまくかわしてくれます。
カードローン審査における在籍確認だということを第三者に明かすことはないので、安心してください。
在籍確認時の発信者番号は非通知や携帯番号、もしくは在籍確認用の番号が使われます。在籍確認確認用の番号は折り返しその番号にかけても、カードローン窓口とは分からないように配慮をしています。
在籍確認の疑問Q&A

時間指定などはできるの?
相談はできます。 しかし「自分で在籍確認の電話に出たいから」というような理由の場合は断られてしまいます。
「この時間帯は会社に人がいないから」などはOK。
ただし、指定した時間帯以外に電話をされることもあります。在籍確認を携帯電話にしてもらうことは?
できません。
自営業でも会社務めでも、勤務先に固定電話がない場合には審査に通ることは難しいでしょう。
勤務先に固定電話があるのに、「社長の携帯電話に直接在籍確認してほしい」などは対応してもらえない可能性が高く、本当に勤務しているのか疑われて審査が厳しくなることも考えられます。
土日や会社が休みのときの在籍確認は?
会社の休業日に申し込みをした場合、休み明けの会社の営業日に在籍確認をします。
在籍確認後に融資となるので、会社の休業日に申し込んだ場合は即日融資が行われることは通常ありません。
ただし、融資を急いでいる場合などは先に10万円など低い限度額で融資をして、 後日会社の営業日に在籍確認ができれば年収などを考慮した通常の限度額に変更される、などカードローン会社によって対応はさまざまです。
申し込みの際に確認をしてみてください。
アルバイトやパートの場合は?
アルバイト、パートでも、同じように勤務先への在籍確認は行われます。
アルバイトやパートの場合、短時間の勤務のため電話対応をする従業員に存在を知られていないなどの理由で、正常に在籍確認ができない場合が考えられます。不安な方は事前に「クレジットカードを申し込んだので在籍確認の電話がくる」などと伝えておくとよいでしょう。
派遣社員の場合は派遣先・元のどっち?
カードローン会社によって、派遣元・派遣先どちらに連絡するか変わります。
最初の申し込みの際に入力指示があるのは派遣元の情報のことが多いのですが、申込後の本人確認の電話などで派遣先の情報を聞かれることがあります。派遣元の会社には派遣登録をしているだけで、そこで勤務しているわけではありません。派遣元に電話をしても在籍確認が取れる可能性は低いため、最終的には派遣先に在籍確認をすることが多いでしょう。
派遣先に在籍確認をする前には、必ず申込者の了承を取ってから行われます。
専業主婦の場合は?
専業主婦には勤め先はないので、在籍確認という名目の電話はありません。
申込時に入力した自宅の固定電話か、本人の携帯電話に本人確認の電話があるだけです。
配偶者の勤務先に在籍確認の電話が入ることもありません。
アリバイ会社などの利用は?
アリバイ会社(※)の利用は違法なので、絶対にしてはいけません。アリバイ会社を利用した人が詐欺罪で起訴されたこともあります。
(参考:千葉日報ホームページ)
アリバイ会社の情報をリストにしているカードローン会社もあります。申込時に勤務先として入力した電話番号や住所がリストにあるアリバイ会社と一致した場合は、審査に通ることはありません。
審査に通ったとしても、契約後にアリバイ会社の利用が発覚すれば強制解約だけでなく、残りの債務の一括返済を求められることもあります。
(※)アリバイ会社とは、実態のないペーパーカンパニーのこと。偽装の源泉徴収票や給与明細を発行したり在籍確認の電話に対応することで、実際にはその会社で働いていない人を働いているように見せかける会社。水商売や無職の人などが、カードローンやマンションの契約の際に利用することが多い。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。