1. ホーム >
  2. 銀行
  3. >
  4. 銀行でお金を借りる理由で難易度が変わる?対策と具体例

銀行でお金を借りる理由で難易度が変わる?対策と具体例

更新日:

公開日:2019.3.12

銀行のフリーローンやカードローンのような使途自由の金融商品を契約する際に、「お金を借りる理由」を聞かれることがあります。

「備えとして持っておきたいだけなんだけど、こんな理由で審査に通るのかな?」と思う人もいることでしょう。

この記事は、お金を借りる際の「おすすめの理由」と「避けるべき理由」を紹介していますが、特に「避けるべき理由」には注意してください。それを記入するだけで審査に通らない可能性があります。

おすすめの理由 冠婚葬祭費用
旅行・レジャー費用
引っ越し費用
習い事の費用
避けるべき理由 ギャンブル・公序良俗に反するもの
投資資金
他の人に貸すための資金(転貸資金)
事業資金

この記事の目次

  • 銀行でお金を借りる上で「理由」の設定は重要なファクター
  • 銀行でお金を借りる際の「理由」はこの4つがおすすめ
  • 銀行でお金を借りる際に使ってはいけない「理由」は
  • まとめ|銀行でお金を借りる理由は、NGのもの以外なら特に問題なし

担保不要でお金借りる!最短60分

  • 20~35の方におすすめ
  • 36~60の方におすすめ

銀行でお金を借りる上で「理由」の設定は重要なファクター

銀行でお金を借りる際、お金を借りる理由(使用目的・使途)の申告を求められます。この理由は審査にも影響を及ぼす項目なので、雑に扱わないようにしましょう。

ただし「この理由でなければ通らない」というような難しいものではなく、基本的には正直に申告しても問題ありません。
もし迷うようであれば、シンプルに「自分が借金を申し込まれたときに、どんな理由なら抵抗が少ないか」を考えてみましょう。

理由を考えないといけないのは「フリーローン」と「カードローン」

「目的別ローン」とは、住宅ローンやマイカーローン、教育ローンといった使用目的が決められているローンのことを指します。

住宅を購入するなら住宅ローン、自動車を購入するならマイカーローン、というように目的が決まっているため、理由の設定に困ることはないでしょう。
利用するには領収書や見積書など使用目的を証明できる証拠の提示を求められるので、理由を偽ることはできません。

そんな目的別ローンに対して、「フリーローン」や「カードローン」は使途自由となっているため、「生活費のため」「結婚費用のため」「家電購入のため」などさまざまな理由を設定できます。

理由を考える必要があるのは、基本的に使途自由のローン(フリーローン・カードローン)のみと覚えておきましょう。

下記リンク資料は「JBA:全国銀行協会」が公表しているもので、さまざまな理由からカードローンを利用していることが分かります。

その中でも目立つものが、以下の3つです。

  • 日常の生活費(食費、日用品、洋服、通信、光熱費などの公共料金)
  • クレジットカードの支払いに充当
  • レジャー、趣味、娯楽に関わる出費

では、なぜ銀行は「お金を借りる理由」を知りたがるのでしょうか。

銀行は理由を見て借主がどんな人か読み取る

例えば、あなたが知人から「ギャンブルの元手にしたいからお金を貸してほしい」といってきたらどう思いますか?
人によっては「ギャンブルにのめりこんでいる人」「浪費癖が激しそう」「返済にルーズなのでは」といった印象を受けるのではないでしょうか。

銀行も同じで、無担保融資という特性上、借り入れを希望する理由から借主の人となりを読み取ろうとします。
審査は他にも年収や借入希望額などさまざまな情報を総合して行われます。しかし、借り入れの理由が判断材料の一つになっていることは間違いありません。

借り入れの理由から「貸し倒れのリスクが高い(返済してくれない)」と判断できる人に融資は行いません

「一時的な理由」が審査には有利

例として、「生活費の補填」を理由とした場合を見ていきます。

[1]生活が苦しくて毎月赤字が出ている」という人と、「[2]普段は黒字だけど今月は急な出費があって赤字になってしまった」という人では、[2]の人が審査では有利に働く可能性が高いです。

両者の違いは赤字が恒常的なものか一時的なものかであり、[1]は「いつもお金が足りない=貸しても返済が滞ることが予想される」ことに対し、[2]は「一時的にお金が足りない=今の赤字を乗り越えれば返済はしやすい」と考えられます。

このように、長期的・恒常的なものよりも一時的なものの方が、銀行でお金を借りる理由としてはふさわしいといえるでしょう。

具体的にどんな理由なら通りやすいのか

銀行でお金を借りる際に、おすすめの理由、避けるべき理由は下記表の通りです。

おすすめの理由 冠婚葬祭費用
旅行・レジャー費用
引っ越し費用
習い事の費用
避けるべき理由 ギャンブル・公序良俗に反するもの
投資資金
他の人に貸すための資金(転貸資金)
事業資金

詳細を見ていきます。まずはおすすめの理由からです。

銀行でお金を借りる際の「理由」はこの4つがおすすめ

常識の範囲内のものであれば、申請時の理由が原因で審査に落とされることはめったにないので、基本的には正直に申告しても問題ありません。
ここからは、それでも不安だという人に向けて、お金を借りる理由として無難なものを4つ紹介していきます。

大切なことは、借入理由と借入希望額に矛盾がないことです。
「冷蔵庫を購入したいので100万円借りたい」など、理由に対して希望額が不自然に大きいと、理由に見合う金額まで融資額を下げられる可能性があります。

おすすめの理由1:冠婚葬祭費用

結婚式や葬儀といった冠婚葬祭には数十万~数百万円の費用がかかることも珍しくありません。
参列側としてお金を借りたい場合でも、花代、被服費、ご祝儀などが必要になるのは当たり前です。参加する結婚式が数件重なれば、ご祝儀だけでも10万円近くかかってしまうこともあるため、特に若い新社会人にとっては大きな出費です。

これは誰にでも起こり得る問題なので、お金を借りる理由としてはごく自然です。
銀行ではありませんが、同じくカードローンを扱うアイフルの公式サイトでも、カードローンの活用方法として紹介されています。

おすすめの理由2:旅行・レジャー費用

カードローンやフリーローンなど使途自由のローンであれば、旅行などの遊興費目的でも問題なく利用できます。これは先述した全国銀行協会の資料からも分かることです。

特に長期間の旅行や、海外旅行などであればまとまった金額が必要になるため、お金を借りる理由に挙げても不思議はありません

旅行の場合には、目的別ローンである「トラベルローン」を用意している銀行も多いです。基本的には使途が限定されている金融商品の方が低金利なため、優先順位を明確にしてから借り入れをするとお得でしょう。

おすすめの理由3:引っ越し費用

仕事や家庭の都合で、急な引っ越しをしなければならない状況は誰にでも起こり得ます。

敷金、礼金、仲介手数料、移動費、家電購入など、細かい項目をあげればキリがありません。引っ越し費用は高額になりやすく、急に発生した料金を工面できないことも十分考えられるので、お金を借りる理由として決して不自然ではありません

こういった、急いで融資を受けたい場面でのフリーローンはおすすめできません。それは審査に時間がかかりすぎるから。
数日程度時間に余裕があるなら銀行カードローン、即日融資を受けたい人は消費者金融を選択するのが最適です。

おすすめの理由4:資格取得・習い事の費用

「スキルアップのために習い事をしたい」
「出世のための資格取得に向けて勉強する費用を借りたい」

このような理由なら、銀行側の心証が悪くなる可能性は低いです。

銀行側としては、この理由の人には以下の魅力を感じることでしょう。

  • 「その資格のおかげでキャリアアップして収入が増えれば、さらにお金を借りてくれる」
  • 「向上心の高い人は真面目な人が多く、きちんと返済してくれる」

最近ではテレビCMの効果もあり、カードローンやフリーローンの印象も良いためか、借金で資格取得や習い事をする人が増えています。

虚偽の理由を申告しても大丈夫?

「正直に理由を申告して審査に落ちないか不安」「カードを作っておきたいだけなので特に理由がない」などの心境から、うその理由で申告したいと考える人もいるのではないでしょうか。

目的別ローンと違い、カードローンなら申告した使用目的が本当か銀行側から調べる術はないので、うその理由で申告してお金を借りることも不可能ではありません
申告した理由と違う目的にお金を使ったからといって、罰せられることもありません。

ただし次項で挙げるNGの理由をごまかすために虚偽の申告をした場合、銀行に知られたら強制解約・一括返済といった措置をとられる可能性があることは頭に入れておいてください。

フリーローンを利用する場合は、借入希望額の根拠が分かる証拠(見積書やパンフレットなど)の提出を求められる可能性もあります。その場合は理由を偽ることができません。

銀行でお金を借りる際に使ってはいけない「理由」は

フリーローン・カードローンは基本的に使途自由のため使用目的は特に問われませんが、中には審査に通りにくい・通らない理由も存在します。

銀行はお金を貸すことで経済を活性化し、社会を発展させるという公共事業の側面を持っているため、「公序良俗に反するもの」は理由として認められません。

さらには、銀行としては滞りなく返済されないと利益が出ないため、「返済の見通しが立たないもの」も審査に通らない可能性が高い点に注意してください。

NG理由1:ギャンブル・公序良俗に反するもの

ギャンブルはあくまで賭博であり、100パーセント確実に利益が出るものではありません。

ギャンブル好きの人は、元手としてお金を借りたとしても当てれば十分に返済できると考えるかもしれません。しかし、もしそうだとしても、当てた分を返済に回してくれる確証がない(さらにギャンブルにつぎ込む可能性がある)と銀行は考えます

風俗やキャバクラなども公序良俗に反するものと判断され、審査に通らない可能性が高いので、お金を借りる理由には適していません。

NG理由2:投資資金

投資資金は、ギャンブルと同じく確実に利益が出る保証がありません。

元本割れする可能性がある上に、「本来余剰資金で行うべき投資を借金で行おうとしている=金銭的に余裕がない=貸したお金を回収できないリスクが大きい」と銀行は判断します。

銀行が融資先に対して投資商品を購入させることは法律で禁止されていることもあり、原則として投資目的での借り入れは認められません

NG理由3:他の人に貸すための資金(転貸資金)

「家族や身内、知人など第三者のローンに充てるためのお金を借りたい」という理由は、銀でお金を借りる理由には適していません。

ローンは自分の収入から返済することが大前提であり、銀行はその前提にのっとって申込者を審査しています。
「申込者以外=銀行の審査を受けていない人」が借りたお金を使うということは、銀行からすると確実に返済してもらえるのか分からない状態です。

他人にローンの申し込みを頼む時点で「融資が受けられない(審査に通らない)理由があるのだろう」とみなされるため、審査では極めて不利に働くことでしょう。

NG理由4:事業資金

個人向けのフリーローンやカードローンの商品説明書を見ると、使用目的の欄におおむね「事業資金は除く」といったただし書きがあります。

法人・個人問わず、会社の設備投資や借金返済を理由にすると審査に通らなくなってしまうため、十分に注意してください。

事業資金でローンを組みたい場合は、ビジネス用途に使えるローンや、個人事業主向けのカードローンなどを利用するようにしましょう。

まとめ|銀行でお金を借りる理由は、NGのもの以外なら特に問題なし

銀行でお金を借りる上で、おすすめの理由で申告をすれば審査に良い影響を与えますが、必ずしも審査に通るわけではありません。
理由は何であれ、銀行のローンは低金利な分、審査が厳しいのが特徴です。

審査通過を確実なものにしたい!と考えている人は、頑張って年収を上げたり、その銀行口座での取引量を増やすなどの対策を講じましょう。

銀行から信用されることが、審査に最も良い影響を与えます

※記載されている内容は2023年4月現在のものです。

カードローン検索

借入限度額
最短審査時間
最短融資速度
特徴で選ぶ
複数選択可能
職業で選ぶ
返済方法
複数選択可能
利用可能な
コンビニATM
複数選択可能
借入限度額
最短審査時間
最短融資速度

お金を借りたい人

どのカードローンにするかお悩みの方はこちら

人気カードローンランキング
ページトップ