銀行でお金を借りる時に必要なもの一覧!事前準備で安心して借りる
更新日:
公開日:2019.3.12
銀行でお金を借りる際には提出すべき書類がありますが、提出書類を事前に把握しておきたい人も多くいるでしょう。
提出書類は申し込むローンによって変わります。そして、目的型ローンであれば提出書類は多岐に渡ります。
そこで今回は、申し込みをスムーズに進めたい人、しっかり事前準備をして安心して申し込みたい人のために、銀行でお金を借りる時に必要なものについて解説していきます。
また、最後に申し込みの際に注意しておきたいことについても解説していきますので、ぜひご覧ください。
この記事はこんな人にオススメ!
- 申し込みをスムーズに進めたい
- しっかり事前準備をして安心して申し込みたい
- 銀行借入の際の必要書類が知りたい
この記事の目次
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銀行でお金を借りる時に提出を絶対に求められるものとは?

どんな目的でも、銀行でお金を借りるときに必ず必要になるのが「本人確認書類」です。
本人確認書類と一口に言ってもさまざまなものがあり、単独で通用するものと単独では通用せず2点以上の提出が必要になるものがあります。
それぞれにどういった本人確認書類があるのか確認していきましょう。
単独で通用する本人確認書類
銀行によって多少の違いはありますが、単独で通用する本人確認書類には以下のようなものがあります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 個人番号カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 身体障害者手帳のような官公庁が公布した顔写真付きの福祉手帳
- 官公庁が発行、発給した顔写真付きの書類
どの銀行でも本人確認書類として認められるものは運転免許証です。運転免許証は多くの人が持っているため、利用しやすい本人確認書類です。
単独では通用しない本人確認書類
単独では通用せず、2点以上の提出が必要な本人確認書類には以下のようなものがあります。
- 各種健康保険証
- 各種年金手帳
- 印鑑登録証明書
- 住民票の写しと住民票の記載事項証明書
- 戸籍の附票の写しが添付されている戸籍謄本、戸籍抄本
- 母子健康手帳のような顔写真のない福祉手帳
- 官公庁が発行、発給した顔写真のない書類
また、顔写真のない本人確認書類の場合は、上記の書類に加えて以下の書類も必要になります。
- 公共料金の領収書(領収日が半年以内 )
- 社会保険料の領収書
- 国税や地方税の領収書
- 納税証明書
単独で通用する書類との違いは顔写真があるかないかです。本人確認書類に顔写真があれば当然本人かどうかの確認が簡単で、書類としての信用度が高くなります。
本人確認書類の提出がどんな目的でも必要な理由
銀行でお金を借りる際に本人確認書類が必要な理由は、犯罪収益移転防止法が関係しています。
犯罪収益移転防止法とは、犯罪によって不正に取得した収益の移転を防止するために定められた法律で、金銭の移転を取り扱う金融機関ではその防止策として取引時確認が行われます。
つまり銀行も一定の取引を行う際に、お客様に対して取引時確認をすることが犯罪収益移転防止法で義務付けられています。
また、顔写真のない本人確認書類が単独で通用しないのも、犯罪収益移転防止法が大きく関係しています。
平成28年に犯罪収益移転防止法が改正されたときに、顔写真付きでない本人確認書類は単独での使用が認められなくなったのです。
50万円以上のお金を銀行で借りる時に必要なもの

銀行でお金を借りる際は、必ず本人確認書類が必要であることはご理解いただけたと思います。
それに加えて50万円以上の借入れを希望する場合は、収入証明書を提出しなければなりません。
収入証明書として認められるものには、以下のようなものがあります。
- 源泉徴収票(最新のもの)
- 給与明細書(直近2,3ヶ月分)
- 納税通知書
- 納税証明書
- 所得証明書
- 確定申告書
また、50万円以上の借入れを希望するとき以外にも、他社からの借入れと合わせて100万円を超える借入れになる場合にも収入証明書の提出を求められます。
以上のことから、50万円以上の借入れを希望する場合や他社からの借入れと合わせて100万円以上になるような場合には、あらかじめ本人確認書類と収入証明書の両方を用意しておくようにしましょう。
収入証明書(所得・源泉・課税証明)の入手方法は?新卒や自営業者はどうすればいい?
銀行の目的型ローンでお金を借りる時に必要なもの

ここまで銀行でお金を借りるためには本人確認書類が、そして借入希望額に応じて収入証明書が必要であることがわかりました。
これ以外にも、目的型ローンではそれぞれに必要なものがあります。
ここでよく使われる目的型ローンとして、以下のものを解説していきましょう。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 教育ローン
このようなローンを契約したい場合は、それぞれ必要なものを事前に準備しておきましょう。
住宅ローンに必要なもの
住宅ローンの申請時に必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 健康保険証
- 源泉徴収票(※個人事業主の場合は確定申告書(直近3期分)
- 住民票
- 印鑑証明書
- 物件資料(売買契約書、重要事項証明書、販売図面、物件概要書、工事請負契約書など)
- 認め印
自動車ローンに必要なもの
自動車ローンの申請時に必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 健康保険証
- 源泉徴収票(※個人事業主の場合は確定申告書(直近1期分)
- 住民票
- 購入する車の資料(見積書、パンフレット、カタログなど)
教育ローンに必要なもの
教育ローン申請時に必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類
- 健康保険証
- 源泉徴収票
- 住民票
- 預金通帳
- 合格通知書
- 学生証、在学証明書、学校案内、授業料納付通知書など
契約したいローン内容が決まっていない場合は?
お金を借りる目的がはっきりしている場合には目的型ローンを使用すれば良いのですが、決まっていない場合や自分の目的のローンがない場合もあります。
そういった場合はフリーローンやカードローンがおすすめです。
そこで、次の章ではカードローンで借入れをする場合どうすれば良いのか、その流れについて解説していきます。
借入目的が自由!カードローン借入時の流れ
銀行には上記のように住宅ローンなどの目的型ローンがありますが、ここではローンの中でも利用者の多いカードローンについて解説していきます。
流れを把握すれば、少しでも申し込み中の不安が解消されるでしょう。
カードローンの借入れまでの流れは以下の通りです。

必要書類の提出で必ず必要になるものが本人確認書類です。
また、50万円以上の借入れを希望する場合は収入証明書の提出も必要です。
審査から借入れまで消費者金融を利用するなら即日融資も可能ですが、銀行カードローンでは即日融資はありません。
借入れまでは早くても2営業日必要になるので注意しましょう。
申し込んだ日に審査結果が来ないからといって、焦って次の銀行にカードローンを申し込まないようにしましょう。
続けて申し込みをするのは審査に悪影響を及ぼします。焦らず、審査結果が来るのをまずは待ちましょう。
銀行に必要なものを提出する前に確認しよう!審査に悪影響を与えること

ここまでは銀行でお金を借りるのに必要なものについて解説してきましたが、最後は銀行でお金を借りる際に必要なこと、注意しなければならないことについて解説していきます。
カードローンの審査に落ちたくないので誰もが申し込みには慎重になりますが、それでもミスをしてしまう人は多くいます。銀行でお金を借りる際はそのミスで審査落ちの可能性が出てきます。特に間違えやすい以下の3つに注意しましょう。
- 勤務先の住所や電話番号
- 他社の借入状況
- メールアドレス
勤務先の住所や電話番号
勤務先の住所や電話番号を間違えてしまう人は意外と多くいます。確かに勤務先の住所や電話番号を完璧に覚えている人は多くないかもしれません。
しかし、申し込みの際に名刺やホームページで住所や電話番号を確認しながら記入していけば間違うことはありません。
簡単なミスでの審査落ちを防ぐためにも、事前にしっかり準備しておくようにしましょう。
他社の借入状況
他社の借入状況をしっかり把握できていない場合には、審査落ちの可能性が高まります。
借入状況を把握できていないということは、お金にだらしなく貸しても返済を忘れられてしまうと思われても仕方ありません。
また、借入が3社目になると審査落ちのリスクが高まります。これは多重債務者になるリスクがあると判断され、返済が滞る可能性が高くなるからです。
すでに2社から借りている場合は注意が必要です。
メールアドレス
メールアドレスの記入ミスも意外に多いミスの一つです。
自分のメールアドレスですが、ピリオドやハイフンなどの記入漏れや単純なタイプミスなど、間違えるはずがないからこそ油断して間違えてしまいます。
こういったミスは審査の時間が大幅に伸びる原因になったり、最悪の場合は審査落ちの原因にもなってしまいますので、慎重に記入するようにしましょう。
銀行でお金を借りる時に必要なものまとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、銀行でお金を借りる際に必要なものについて解説してきました。
以下がこの記事のポイントとなります。
- 銀行でお金を借りる場合は、どんな目的でも本人確認書類が必要
- 本人確認書類は単独で通用するものと2点以上必要なものがあり、前者は顔写真のある証明書、後者は顔写真のない証明書
- 希望借入額が50万円以上の場合は収入証明書の提出も必要
- 目的型ローンではそれぞれに必要なものが異なる
- 契約したいローンが決まっていない場合にはフリーローンやカードローン
- ローン申し込み時には「勤務先の住所や電話番号」「他社の借入状況」「メールアドレス」の間違いに注意
銀行から借入を考えておりスムーズに手続きを進めたい人は、事前にしっかり準備をしてから申し込みをするようにしましょう。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。