携帯代(スマホ代)が払えない時の解決策!利用停止や強制解約はいつ?
更新日:
公開日:2019.4.11
携帯代を未納のまま放っておくと、非常に厄介なリスクを背負うことになります。場合によっては人生設計にも影響を与え、社会的信頼が損なわれる危険性もあります。
そこで今回は、携帯代が払えず困っている人に向けて解決策を紹介していきます。
携帯代が払えないとどんなことが起きるのか、強制解約までの流れなども理解できるようになります。
利用停止は早くて支払期日の翌日、強制解約は2ヶ月で行われてしまうこともあるので注意が必要です。
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携帯代が払えない時の「5つのリスク」

携帯代を支払えないと、非常に厄介なリスクを背負うことになります。
今回は、最も影響力のある5つのリスクについて順番に説明します。
1)携帯が利用停止になる
どの携帯キャリアでも、未払いのまま支払期日を過ぎてしまうと携帯回線が利用停止になってしまいます。目安としては支払期日の約2週間後で、滞納金が支払われるまで回線は復活しません。
利用停止の期間中、大体のキャリアでは「キャリア回線を使った電話の発着信」「メールの送受信」ができなくなります。携帯が使えなくなると、金策しづらくなったり、仕事や友人との連絡が滞ったりといくつも不便な問題が発生します。
周囲の人からは「携帯代も支払えないのか」というふうに見られてしまい、社会的な信用を失うきっかけにもなります。
未払いを続けると強制解約になりブラックリスト入り
携帯会社によって異なりますが、利用停止後も未納を続けていると2~3ヶ月後には強制解約させられてしまいます。強制解約後も未納状態だと、TCA(電気通信事業者協会)に登録されてしまい、他の携帯会社で契約しようとしても断られる可能性が高まるので気をつけなければいけません。
携帯代にスマホ本体代金が含まれている(割賦購入している)場合は、金融機関が加盟している信用情報機関で事故情報としてブラックリスト入りしてしまいます。
そうなると、今度は別の問題が発生します。
2)ローンが組めない
多くの金融機関が以下3つのいずれかの信用情報機関に加盟・利用しています。これらでは利用者の延滞・滞納情報、申し込み情報、異動情報などを照会・調査できるのです。
携帯代を払えないときに特に注意したいのが、スマホ本体代金の分割払いが含まれた携帯利用料金を滞納したときです。
いわゆる「ブラックリストに載ってしまう」「異動情報として扱われてしまう」という状態(実際にはブラックリストは存在しない)ですが、ブラックリストに入ってしまうとローンを組むことができなくなります。
ローンは大きな買い物をする時に役立ちますが、ローンが組めなくなると
- 家を購入する
- 車を購入する
- 結婚式を挙げる
といった、人生における大きな買い物やイベントごとでお金に頭を悩ませる種となり、自分だけでなく家族に迷惑をかける恐れがあります。
3)クレジットカードが作れない
金融機関とは、銀行、信用金庫、消費者金融、信販会社などです。「携帯代を滞納した」という事実がクレジットカード会社に知られれば、クレジットカードの新規発行が格段に厳しくなります。
クレジットカードは気軽に分割払いができたり、オンライン上での決済の手間がかからないメリットがあります。キャッシュレス化が進んでいる昨今、これらが使えないということに不便を感じてしまうでしょう。
4)スマホ本体や高額商品を分割購入できない
ブラックリストになってしまうと、信販会社も信用情報を照会するため分割購入(割賦購入)ができなくなります。
例えば、10万円以上するスマホ本体を分割購入できないため一括購入せねばなりません。スマホ本体だけに限らず高価な商品を購入する際は一括で支払う羽目になります。
5)裁判にまで発展してしまう

未納状態が続けば、携帯会社は未納の債権を債権会社に委託します。すると債券会社は未納を回収するための裁判を起こします。訴状が送られるタイミングは会社によって違いますが、最終的には裁判にまで発展する確率は高いです。
裁判となれば答弁書を用意したり、裁判所からの呼び出しに応じたりといろいろと手間暇がかかります。
かといって裁判の期日を守らずに無視すると、裁判で負けてしまい差し押さえとなります。
差し押さえには2種類あり、銀行口座か給与を差し押さえられます。どちらも大変ですが、特に給与を差し押さえられると会社に裁判を起こされていることが知られてしまいます。もし答弁書の送付がなかった場合には、下記の裁判所公式サイトから書式をダウンロードしてお使いください。
そして実際に裁判にまで発展した人の体験談をまとめましたので、ご覧ください。
体験談:26歳フリーターの場合
お金がなくて携帯料金が払えずにいたので、放っておいたらスマホの通信が停まって、最終的には強制解約させられました。
「今月携帯が止まるかもしれない」と思って他の会社のスマホを契約しておいたからよかったものの、強制解約後も支払いをしておらず最終的には裁判所から手紙が届きました。
一括で返していく方向で和解し、親に頭をさげお金を貸してもらいなんとかことは済みましたが、裁判所から手紙が来た時には本当に焦り恐怖を覚えました。
体験談:21歳大学生の場合
滞納が9万円ぐらいありました。
家族に少しだけお金を借りて、残りは日払いバイトの掛け持ちで返しました。強制解約の前に払えたからそのまま使えることになってよかったです。
ググったところ、あと2日支払いが遅れていたら5年もローンを組めなかったようなので本当に安心しました。
大学を卒業したら車を買う予定なので、社会に出てすぐに計画が崩れなくて済みそうです。
キャリア別「督促~強制解約までの流れ」

回線停止や強制解約をされると、さまざまなリスクを背負います。回避するためには未納をしないようにするしかありません。
それでは次に、いつまで未納だと督促状や強制解約がされるのかキャリア別に紹介します。
基本的な流れはどのキャリアでも同じ
携帯の料金は、1ヶ月分を翌月の決まった日に請求されます。口座振替や払込ができなければ、引き落とし日から1週間前後で督促状が、2週間で回線停止、最終的には2~3ヶ月で強制解約となります。
強制解約となればどのキャリアでも裁判となり、ブラックリスト入りの可能性が高くなりますので注意しましょう。
ドコモの場合

上記の画像は「締め日が6/30、口座振替が7/31」の場合です。
ドコモは、再振替があり、それでも支払えないときは払込用紙が送られ、携帯代の滞納がおよそ20日程度経過すると順次利用停止になります。他キャリアに比べて訴訟に発展しやすいといわれているため、早急な対応が必要です。
詳しくは、別記事「ドコモ携帯料金の滞納を解決する方法!最適な支払い方法とは?」にて解説をしています。
auの場合

上記の画像は「締め日が6/30、口座振替が7/25」の場合です。
auは督促状の支払期日を過ぎたら予告なしに利用停止になるため、可能な限り早く支払いましょう。別記事「au携帯料金の滞納・未払いを早急に支払う方法と払うべき理由」で詳しく解説をしています。
ソフトバンクの場合

上記の画像は「締め日が5/31、口座振替が翌月の6/26」の場合です。ソフトバンクはユーザーによって締め日が異なるため口座振替の日も違います。自分の締め日を確認して照らし合わせるようにしましょう。ブラックリスト(異動情報)を回避するためには、強制解約までに滞納金を全額返済しなければいけません。
詳しくは、別記事「ソフトバンクの滞納・未払いは絶対NG!強制解約のリスクと対処法」にて解説をしているのでぜひご覧ください。
回線が利用停止してもソフトバンクだけは着信に出られる
回線停止すると、キャリア回線を使った電話の発着信やメールの送受信はできなくなります。
しかしソフトバンクだけは電話の着信やメールの受信ができるため、他のキャリアに比べれば携帯代の未納が知られる可能性は低いです。
どのキャリアでも強制解約されるとブラックリスト入りする可能性が高い
大手キャリアはCICに登録しているため、強制解約や未納を繰り返すとブラック入りする可能性が高いです。ブラックリスト入りすれば、最長5年間は何をやってもブラックリスト入りを取り消すことはできません。
ブラックリスト入りを回避するためにも現在自分の段階がどこで、これからどうなっていくのか確認しましょう。
携帯代(スマホ代)が払えない時の4つの解決策

ブラックリスト入りを回避する唯一の方法は、携帯代の未納を支払うことです。人によって金額に違いはありますが大手キャリアの場合、携帯の本体代と利用料金を含めれば月々1万円前後といわれています。
そこで、1万円以上を最速で稼ぐ方法や、未納分をすぐに支払える方法を紹介します。
クレジットカードで払う
クレジットカードは、クレジットカード会社が料金を立て替えを行い、決められた支払日に請求されます。大抵のクレジットカード会社は、支払日を翌月に設定しており、5月分の未納金を6月にクレジットカードで支払ったとすると、請求が来るのは7月です。
したがって1ヶ月あれば、お金を用意することは可能です。これから紹介する方法や、給料を待つという選択肢を取ることもできます。クレジットカードで支払えば料金に応じてポイントが付くため、お得な面もあります。携帯代の滞納金・延滞料はオンライン決済が可能なキャリアや、ドコモならショップでクレジットカード払いができます。
家族・友人からお金を借りる
クレジットカードがなくて、時間がない場合は家族や友人に頭を下げてお金を借りましょう。信頼関係に大きな傷を作る可能性がありますが、背に腹は代えられません。クレジットカードもなく、お金を借りられそうな家族・友人がいない場合は次の方法を試しましょう。
日雇いバイトや物を売ってお金を作る
日雇いバイトは、文字通り1日から数日働くことで給料が発生します。体力が必要だったり、移動時間も含めれば1日中拘束されたりする場合もありますが、学生にはおすすめの方法です。
日雇いバイトをする時間や余裕がない社会人なら、身の回りの物を中古ショップに売りましょう。
滞納金が5万円、10万円だと難しいかもしれませんが1万円ぐらいなら届くかもしれません。
カードローンで借り入れする
日雇いバイトをする時間がなく、売れるような物もないときはカードローンで借り入れしましょう。最近の消費者金融は即日融資のところが多く、フリーローンなら資金用途が自由で審査もスピーディーです。
ただし、金利は銀行のカードローンに比べて高めに設定されています。
時間に余裕があるなら消費者金融よりも審査に時間がかかりますが金利の低い、銀行系カードローンを利用するのも手です。その際には、無利息キャンペーンなどのお得なサービスを行っているところを選びましょう。
クレジットカードのキャッシングは注意が必要
カードローンを申し込むよりも、クレジットカードのキャッシング枠を利用するというのも一つの方法ですが、注意が必要です。クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠と別物のように考えられていますが、実はショッピング枠に含まれています。
例えばショッピング枠50万円、キャッシング枠20万円のクレジットカードがあったとします。10万円キャッシングすると、ショッピング枠の残りは40万円となります。逆にショッピング枠で40万円使えば、キャッシング枠は10万円に減ります。また、クレジットカードのキャッシング枠は金利や手数料が高く、カード会社によっては消費者金融と同等の金利です。
クレジットカードで同じ金額を利用するなら、キャッシング枠を使うよりもショッピング枠で支払った方がコストは安いです。
まとめ|携帯代が払えなくて放置しない!早急な対応を!

以上が、携帯代が払えない時の最速の解決方法です。
回線停止や強制解約、ブラックリスト入りしてしまうと大きなリスクを背負うことになります。
携帯代の未払いで困っているときは、今回の記事をうまく活用して速やかに支払いましょう。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。