レイクはおまとめローンに最適?審査はどうなるの?
更新日:
公開日:2019.7.22
レイクは、30日間の無利息期間(店頭申し込み)、60日間の無利息期間(Webでの申し込み)に加えて5万円までの借り入れなら無利息期間が180日間もある便利なカードローンです。
また、無利息サービスの他にもコンビニATMの手数料が無料になるなど、様々なサービスも充実していますので「もしかするとおまとめローンに使えるかも」と思われる方もいるでしょう。
そんな方のために、この記事では「レイクはおまとめローンとして使えるのか?」という点について詳しく解説していきたいと思います。
この記事はこんな人にオススメ!
- 他社借り入れの返済がつらく、レイクでおまとめできないか検討している人
- レイクがおまとめとして使えないなら、どんな手段があるのか知りたい人
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【結論】レイクにおまとめローンは無い
では、早速レイクのカードローンはおまとめローンとして使えるのかどうかを見ていきたいと思いますが、結論から申し上げると、レイクはおまとめローンとしては使えません。
またレイクを運営している新生フィナンシャル株式会社には、そもそも「おまとめローン」の取り扱いはありません。
ちなみに、正式な「おまとめローン」とは以下のローンのことを指します。
- 他社借り入れの借り換えができるローンであること。また借り換え後はこれまで借りていたローンが返済できること
- 借り換え後は、若干金利が低くなるのが一般的
- 返済専用のローンとなり、基本的に借り換え後の追加借り入れはできない
- 総量規制対象外のローンのため、返済能力に問題がなければ年収の三分の一以上の借り入れも可能
一方、レイクのカードローンの概要は以下の通りとなっていますので、結局のところ「おまとめローンには適さない」ということになります。
- レイクのカードローンは総量規制の対象。そのため、年収の三分の一以上の借り入れは不可
- 初回借入時の上限限度額は多くて50万円、平均で10万円程度となるため、他のローンをまとめるだけの金額は借りられない
- レイクのカードローン商品は1種類であり、そもそもおまとめローンとしての商品はない
- 初回借入時の金利は18%で設定される。したがって、他社借り入れをまとめたとしても金利は下がらない
ちなみにレイクでも借り入れと返済を繰り返し、返済履歴を作っていくと信用度が上がっていきますので、徐々に限度額は上がり金利も下がる仕組みになっています。
レイクは消費者金融のカードローン
では、ここで「レイク」と「総量規制」の関係について、もう少し詳しく考えていきたいと思います。
消費者金融のカードローンなので総量規制が適用される
他のサイトでは「レイクは銀行カードローンなのではないか?」という書き込みを見かけることがあります。
たしかに、過去のレイクはSBI新生銀行が運営していましたので、レイクのカードローンは総量規制の対象外でした。
しかし現在、SBI新生銀行が取り扱う「レイク」は新規受付を終了していますので、レイクと言えば新生フィナンシャル株式会社が取り扱っている「レイク」を指すことになります。
前述のとおりレイクは消費者金融ですので総量規制が適用され、年収の三分の一以上の借り入れはできません。
ちなみに、現在他社の消費者金融カードローンを利用している状態でレイクに申し込んだ場合、以下のようなことが想定されます。
- 他社から乗り換えても金利が下がらないため、利用者にメリットがない
- すでに年収の三分の一ギリギリまで借りている場合、レイクの審査が通らない。または通ったとしてもレイクの限度額が少なくなる
- すでに他社のカードローンを利用している場合、レイクに申し込むことで現在利用中のカードローンの限度額が減らされてしまうことがある
以上のケースはすべて「総量規制のルール」により発生することです。
つまり、レイクのカードローンは総量規制の対象になりますので、おまとめローンに適さないばかりか、無理に借り換えようとすると逆にデメリットが発生することがあります。
無理矢理まとめようとするのは危険!審査に落ちる可能性も
さきほどもお伝えした通り、中には「他社で借りている借り入れの合計金額もそんなに多くないし、レイクで借り入れを一本化しちゃおう」と考える人もいらっしゃるかもしれませんが、正直デメリットが大きいため、借り換えはおすすめしません。
たしかに、レイクの無利息キャッシングは魅力的ですので、すでに他社のカードローンを利用している場合は、「180日の無利息サービスを活用して少しでも金利負担を下げたい」と思われるかもしれません。
ただ、現在複数のローンを抱えている場合は、レイクの審査に落ちてしまう可能性もあり、審査落ちの履歴は信用情報機関に6ヶ月間残ってしまいますので、今後のローン審査にも少なからず影響を及ぼしてしまいます。
また、他社のローン返済が滞っている状態でレイクに申し込むと審査に通らないばかりか、レイクの社内情報には「他社延滞による審査落ち」として半永久的にデータが残ってしまいますので、再度レイクに申し込む時には不利になります。
レイクはとても便利なカードローンですが、決して審査が甘いということはありません。
「レイクの仮・本審査に落ちる理由」で審査基準や審査のポイントなどを解説しています。
新生パーソナルローンにはおまとめローンがある
レイクはおまとめローンに適していませんが、同じSBI新生銀行グループの「新生パーソナルローン」という会社には借り換えにも使えるおまとめローンがあります。
新生パーソナルローンの「かりかエール」とは
新生パーソナルローンが取り扱うおまとめローンは「かりかエール」という商品です。
以下に「かりかエール」のスペックをご紹介していますが、「かりかエール」はおまとめ専用のローンですので他社での借り入れをまとめることができ、毎月の返済の負担を軽減することも可能です。
また、返済をまとめるためのサポートを受けることもできます。
商品名 | おまとめローン「かりかエール」 |
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借入可能な人の条件 | ・使用用途は「他社返済」のみ ・20歳~70歳までの安定収入のある人 |
限度額 | 10万円~400万円 |
金利 | 実質年率 10.5%~18.0% |
返済期間 | 最終借入日から最長8年(ご返済回数2~96回) |
新生パーソナルローンのおまとめローンは総量規制の対象外!
「かりかエール」は貸金業法に規定される「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に該当していますので、以下の特徴があります。
- 現在の借り入れが年収の三分の一を超えていても、返済能力に問題がなければ融資可能
- 契約後は返済のみ行うことになる(追加借り入れができない)
- 借り換えローン契約後は、新生パーソナルローンが利用者に代わり他社返済を行う。そのため、「かりかエール」で借りたお金を他の用途に使うことはできない
大手消費者金融ならおまとめローンを提供している
ちなみに、消費者金融カードローンのレイクはおまとめローンとしては使えませんが、同じ消費者金融でも以下のローン会社には借り換えに利用できるおまとめローンがあります。
- アコム
- アイフル
- プロミス
まとめ
レイクはおまとめローンとしては使うことができません。
また、現在銀行や消費者金融で利用できるおまとめローンはたくさんありますが、せっかくおまとめローンを契約できたのに「これまで借りていたローンを返済せずに放置している」ということもよく聞く話です。
こうなると、「さらに借り入れが増える」ということは目に見えています。
おまとめローンは、「現在のカードローン返済が必須になるケース」と、「いま借りているローンの返済は任意」という二つのパターンがあります。
特に「いま借りているローンの返済は任意」の場合は、すでに借りているローンを返済するかどうかは本人次第ということになります。
残念ながらレイクはおまとめローンとしては使えませんが、どんなおまとめローンを利用する場合でも、大切なのは金利やスペックではなく「計画性をもって利用すること」といえます。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。