楽天銀行カードローンはコンビニ手数料無料!返済額を抑える方法は?
更新日:
公開日:2019.8.28
楽天銀行カードローンの基本的な返済方法は「口座振替」となっており、毎月1・12・20・27日の中から好きな日にちを返済日に指定することができます。
口座振替は口座の残高不足ではない限り、返済遅れを防ぐことができる便利な返済方法です。ただし、最低返済額しか引き落とされないので完済までに時間がかかり、利息が膨らんでしまうというデメリットもあります。
そこで、毎月の口座振替にプラスして繰り上げ返済をすることによって、そんなデメリットをカバーできることはご存じでしょうか?
楽天銀行カードローンの繰り上げ返済は「インターネット・銀行振り込み・コンビニATM」から簡単に手続き可能です。さらにコンビニATMの手数料は無料なので、少しでも返済額を抑えたい方に非常にお勧めです。
借入額が大きければ大きいほど効果を発揮する繰り上げ返済について、ポイントやコツもあわせて詳しく解説していきたいと思います。
この記事はこんな人にオススメ!
- 楽天銀行カードローンの申し込みを検討している方
- 少しでも返済額を抑えたい方
この記事の目次
担保不要でお金借りる!最短60分
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
楽天銀行カードローンの口座振替返済について
楽天銀行カードローンを早く返済するためのコツをお伝えする前に、まずは楽天銀行カードローンの返済方法について基本的な部分からお伝えしていきます。
楽天銀行カードローンは毎月の口座振替が基本の返済方法
冒頭でも触れた通り、楽天銀行カードローンの返済方法は口座振替が基本となります。一般的な消費者金融の場合、ATM返済か口座振替かを選択できますが、楽天銀行カードローンの場合は必ず返済口座を設定する必要があります。
毎月の返済日は「1日」「12日」「20日」「27日」の中から、自分の都合の良い日が選べます。ただし27日が選択できるのは、返済口座として楽天銀行を設定した人だけです。
返済口座としては楽天銀行以外の銀行も指定できますが、以下の銀行は返済口座として登録できませんので注意が必要です。
楽天銀行カードローンの返済に利用できない口座
以下は、楽天銀行カードローンの返済口座として利用できない銀行の一覧です。このほかにも信託銀行や信用金庫、さらには信用組合や労働金庫、農業協同組合、漁業共同組合など一部利用できない金融機関があります。
返済口座として利用できない銀行 | ・ゆうちょ銀行 ・ローソン銀行 ・大和ネクスト銀行 ・GMOあおぞらネット銀行 |
---|---|
1日、20日の返済日に指定できない銀行 | ・じぶん銀行 |
12日の返済日に指定できない銀行 | ・静岡中央銀行 ・沖縄海邦銀行 ・商工組合中央金庫 |
毎月の返済額はどうやって決まるの?
楽天銀行カードローンの返済方式は、以前まで「元利込定額返済」という方法でしたが、現在は「残高スライドリボルビング」という返済方式が採用されています。
残高スライドリボルビング返済方式は借入残高に応じて返済額が決まる
「残高スライドリボルビング返済」は、ほとんどの消費者金融で採用されている返済方法ですが、借り入れ残高によって毎月の最低返済額が変わります。そのため、借り入れ残高が多ければ多いほど、毎月の返済金額もスライドして増えていきます。
【楽天銀行カードローン】毎月の最低返済額一覧表
以下は残高スライドリボルビング方式で返済した場合の、借り入れ残高と最低返済金額を一覧表にしたものです。
楽天銀行カードローンの場合、借入残高が10万円以内になると毎月の返済額は2,000円になりますので、毎月負担なく返済できることが分かります。
借入残高 | 毎月のローン返済額(最少返済額) |
---|---|
10万円以内 | 2,000円 |
10万円超30万円以内 | 5,000円 |
30万円超50万円以内 | 1万円 |
50万円超100万円以内 | 1万5,000円 |
100万円超150万円以内 | 2万円 |
150万円超200万円以内 | 3万円 |
200万円超250万円以内 | 3万5,000円 |
250万円超350万円以内 | 4万円 |
350万円超400万円以内 | 4万5,000円 |
400万円超500万円以内 | 5万円 |
500万円超600万円以内 | 6万円 |
600万円超700万円以内 | 8万円 |
700万円超800万円以内 | 10万円 |
ちなみに、毎月の請求金額は返済日の15日前に決まります。
楽天銀行カードローンの利息計算方法
楽天銀行カードローンの利息は日割りで計算されますが、その計算方法はとても簡単で、以下の計算式に借り入れ残高や利用日数を当てはめればすぐに算出できます。
<楽天銀行カードローンの利息計算式>
【利息】=【ご利用残高】×【利率】÷【365】×【利用日数】
例えば、10万円を金利14.5%で7日間借りた場合、元金+利息の総支払金額は10万0,278円となります。
<例:10万円を7日間借りた場合※金利14.5%>
【10万円】×【14.5%】÷【365】×【7日】= 利息278円
元金10万円 + 利息278円 = 総支払金額10万0,278円
楽天銀行カードローンの返済額を抑えるならコンビニATMを活用しよう!
ここまでで、楽天銀行カードローンの返済方法の仕組み、そして楽天銀行カードローンは毎月少ない金額で負担なく返済できるということはお分かりいただけたと思います。
ただ、楽天銀行カードローンで毎月引き落とされるのは、あくまでも「最少返済額」で、この返済額のほとんどは「利息」です。
例えば、10万円を1ヶ月間借り入れた場合、毎月の最低返済額は2,000円ですが、この2,000円の内訳は「利息1,191円」+「元金809円」となります。
つまり、最少返済額だけを返済していると元金はほとんど減らず、完済するまでには相当な時間がかかってしまうのです。
なお、言うまでもありませんが借入残高が多ければ多いほど、そして借り入れ日数が長引けば長引くほど利息はふくれ上がっていきますので「少しでも早く」そして「少しでも多く」返済することが、完済までの近道になります。
繰り上げ返済(随時返済)を活用すれば無駄な利息を抑えることができる!
ここからは「楽天銀行カードローンの利息を減らすコツ」について、いくつかの方法をご紹介していきたいと思います。
利息負担を少しでも減らすためには、繰り上げ返済をするしか方法はありません。楽天銀行カードローンの繰り上げ返済方法は、以下の3つから選べます。
【提携ATMから返済】
1つ目は、コンビニや提携銀行などの「提携ATM」からローンカードを使って返済する方法です。
提携ATMなら1,000円単位で返済が可能で、一部の提携店舗では1円単位でも返済できます。なお、消費者金融の中にはコンビニATMで返済するとATM手数料がかかるケースがありますが、楽天銀行カードローンの場合は返済時のATM手数料は無料です。
【インターネットから返済】
2つ目は、インターネット返済です。
インターネット返済とは、自分が利用している金融機関のインターネットバンキングを利用して返済する仕組みのことを指します。具体的には楽天銀行カードローンのメンバーズデスクからログインし、自分が利用している金融機関を指定してペイジーを使って返済します。
ただ、インターネット返済を利用するためには金融機関のインターネットバンキングの利用が必須です。
特に、ネットバンク以外の金融機関を利用する場合、利用者の口座設定状況によってはインターネットバンキングが使えないこともあります。この場合は、改めてインターネットバンキングの申し込みが必要となります。
なお、インターネット返済を使えば1円単位での返済も可能ですので「少しでも資金に余裕ができれば繰り上げ返済したい」という方にはお勧めの方法といえます。
【銀行振込みで返済】
3つ目の方法は、銀行振込での返済です。
手続きの仕方は一般的な銀行振り込みの方法と同じで、指定された口座へ振り込むだけです。
ただ、銀行振込で返済する場合は通常の「振込手数料」がかかってきます。そのため、できるだけ負担なく返済するためには「手数料無料で振り込めるネットバンクの利用」をお勧めします。
例えば住信SBIネット銀行やソニー銀行の場合、決められた顧客ステージに到達すると毎月振込手数料無料やATM手数料無料の特典が付いてきます。
繰り上げ返済をしたときの口座振替返済額について
ちなみに、楽天銀行カードローンで繰り上げ返済をした場合でも、基本的には毎月の口座振替は行われます。ただ、口座引き落としとして設定している銀行によっては、毎月の振替金額が異なりますので注意が必要です。
どのように異なるのかは以下の通りですが、結論から言うと、引き落とし口座を「楽天銀行」にしているか「楽天銀行以外」かで、毎月の振替金額が変わってきます。
- 返済口座が楽天銀行…繰り上げ返済金額が相殺され、毎月の返済額が変動する。
- 返済口座が楽天銀行以外…繰り上げ返済金額は相殺されず、毎月の返済額は変わらない。
口座振替を「楽天銀行」にしている場合
まず、楽天銀行の口座引き落としで返済しているケースから解説していきます。
この場合、請求金額確定日から返済日の前日までに繰り上げ返済をすると、その月の口座振替時には指定の返済額から繰り上げ返済した金額が差し引かれ、その差額が引き落とされます。
楽天銀行カードローンの請求金額確定日は口座振替日(返済日)の15日前ですが、例えば毎月の返済額が1万円の場合で口座振替日の5日前に5,000円を繰り上げ返済すると、その月の口座振替は5,000円となります。
なお、同じケースで1万円を随時返済すると、「毎月の返済額1万円―随時返済額1万円」となりますので、その差は0円となりその月の口座引き落としも0円となります。
少しややこしいため、分かりやすく図で説明します。参考までに以下をご覧いただければと思います。
【返済口座が楽天銀行、かつ毎月1万円の返済で5,000円を繰り上げ返済した場合】

【返済口座が楽天銀行、かつ毎月1万円の返済で1万円を繰り上げ返済した場合】

口座振替を「楽天銀行以外の銀行」にしている場合
この場合は楽天銀行で返済するケースとは異なり、いくら繰り上げ返済をしても毎月の返済金額は変わりません。
例えば、以下の図の通り毎月20日が返済日のケースで考えると、5日に1万円の返済額が確定してから1万円を繰り上げ返済しても、その月の20日には再度1万円が引き落とされます。
【返済口座が楽天銀行以外、かつ毎月1万円の返済で1万円を繰り上げ返済した場合

従って、この場合「今月は繰り上げ返済をしたから口座振替はないはず」と勘違いして口座にお金を入れていないと、楽天銀行カードローンの返済を延滞してしまうことになります。
楽天銀行カードローンで延滞した場合、返済日の翌日から年19.9%の遅延損害金がかかりますし、延滞が続けば信用情報にも傷を付けてしまいます。そのため、楽天銀行カードローンの返済口座を楽天銀行以外に設定する場合は、毎月の口座残高をきちんと確認することが重要です。
コンビニATMで繰り上げ返済をすると返済額がこんなに安くなる!
以上の通り、楽天銀行カードローンはATMやインターネット返済、または振り込みで繰り上げ返済が可能です。そのなかでも、身近で手軽に返済できるのは「コンビニATM」での繰り上げ返済です。
では、コンビニATMなどで繰り上げ返済をした場合としない場合とでは、最終的な返済金額はどれほど違うのでしょうか?一度試算してみましょう。
20万円借りた場合は繰り上げ返済をすると総返済額は約4万3,000円も違う!
繰り上げ返済の事例として実質年率14.5%で20万円を借り入れしたケースで考えていき、月々の返済額を「完済まで最低返済額の返済」「完済まで一律5,000円の返済」の2パターンで検証していきます。結果は以下のとおりです。
【完済まで最低返済額の返済】
- 総支払回数:110回
- 利息を含めた総返済総額:約31万8,000円
一方、毎月一律約5,000円で返済を続けていくと以下になります。
【完済まで約5,000円の返済】
- 総支払回数:55回
- 利息を含めた総返済総額:約27万5,000円
※シミュレーションする日付、選択する返済日付によって数値が異なります
※この数値はあくまで目安です
このように数千円(この場合は約3千円程度)頑張って繰り上げ返済をするだけで、返済回数は半分に減り、総返済額は約43,000円も節約できます。
楽天銀行カードローンは最低返済金額が2,000円からと、毎月の返済額が低く利用しやすいカードローンです。しかし、これに甘えてばかりいると元金がほとんど減らないため、いつまで経っても返済が終わらない……という事態に陥ります。
毎月「2,000円の返済」と「5,000円の返済」とでは、その差はたったの3,000円です。毎月3,000円を繰り上げ返済するだけで、返済期間を4年7ヶ月も短縮できるわけですから、いかに繰り上げ返済が重要かご理解いただけたでしょう。
【まとめ】楽天銀行カードローンの返済額をできるだけ減らすコツ
今回は、楽天銀行カードローンの返済額をできるだけ減らすコツについてお伝えしました。
楽天銀行カードローンの返済額をできるだけ減らすポイントは以下の3つです。
- 少しでも繰り上げ返済をする
- 繰り上げ返済は手数料無料のコンビニATMかインターネットで行う
- 返済遅れを防ぐために口座の残高をこまめに確認する
楽天銀行を含め、カードローンをうまく利用するコツは、できるだけ最小限のお金を借りて1日でも早く返済することです。
そのためにもカードローンを利用する場合には、あらかじめ返済方法をきちんと理解しておき、自分に合った返済方法が利用できるカードローンを選ぶのが賢い利用法といえそうですね。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。