ブライダルローンの審査が甘いのは嘘!?審査基準や注意ポイントを解説!
更新日:
公開日:2019.10.17
ブライダルローンとは結婚式だけでなく、結婚指輪や新居の準備など結婚全般の費用に使うことができる低金利で人気のローンです。
そんなブライダルローンを利用しようと考えている人の中には審査に通過できるか不安な方もいるのではないでしょうか。
銀行や信販会社など、さまざまな金融機関がブライダルローンを取り扱っていますが、審査の甘いブライダルローンはありません。
比較的審査に通りやすいといわてれいるブライダルローンも中にはありますが、その場合は金利が高い可能性があるので注意が必要です。
ではどのような事に気を付けてブライダルローンを選べばいいのか…審査基準の特徴や重視されるポイントについて詳しく解説したいと思います。
この記事はこんな人にオススメ!
- ブライダルローンの審査内容や基準について知りたい方
- ブライダルローンの審査が不安な方
この記事の目次
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- 36~60代の方におすすめ
ブライダルローンって何?審査は甘いの?
ブライダルローンとは、その名の通り結婚費用や衣装代、披露宴費用など結婚資金を借りられる専用ローンのことです。
結婚にまつわる費用なら何にでも使うことが可能で、挙式費用はもちろんのこと、婚約指輪・結婚指輪や衣装の購入費、新婚旅行の費用なども全て含まれます。
ブライダルローンの審査は甘い(緩い)って本当?
審査の甘いブライダルローンはありませんが、ブライダルローンの中でも比較的審査難易度が低めのものはあります。
しかしその場合は金利が高くなってしまう可能性もあるので気を付けなければなりません。
各ローン会社・金融機関のブライダルローン比較表
ブライダルローンと聞くと式場提携のローンを想像する方が多いと思いますが、銀行でもブライダルローンを取り扱っています。
また、銀行の多目的ローン(目的別ローン)でも結婚資金に利用することができるので、条件が合うならそちらを検討するのもオススメです。
ローンの種類 | 審査 難易度 |
ローン名 | 金利 | 融資速度 |
---|---|---|---|---|
式場提携ローン | 低め | ジャックス 「プレシャンテ」 |
年6.5~18.0% | 当日~翌日 |
ワンダーステージ | 年8.7~20.0% | 3営業日 | ||
銀行のブライダルローン | 高め | スルガ銀行 「結婚式費用立替えプラン」 |
年8.8~12.8% | 1ヶ月 |
楽天銀行 「ブライダルローン」 |
年7.0% | 1週間 | ||
JAのブライダルローン | 年1.122% | 1週間程度 | ||
銀行の多目的ローン | 高め | 住信SBIネット銀行 「多目的ローン」 |
年2.975~4.975% | 2週間 |
しずぎん目的別ローン (WEB 完結型) |
年3.0~7.0% | 10日~2週間 |
式場提携のローンは比較的審査難易度は低めですが、信販会社が提供しているローンなので金利が高めに設定されています。
また、結婚式に関する費用にしかローンを利用できないというところもポイントでしょうか。
対して銀行のブライダルローンやフリーローンは審査難易度は高めですが金利は低く、結婚式以外の用途にも利用することができます。
しかし融資までに1ヶ月以上かかってしまったり、申込み条件が厳しい場合があったりと急いでいる方にはあまりオススメできません。
手続きの流れは他の目的別ローンと変わらない
ブライダルローンは住宅ローンや自動車ローンなど、他の目的別ローンとほぼ同様の
- 申し込み
- 審査
- 融資
という流れで、申込みから融資までの手続きを行います。
このうち審査の項目については、後ほど詳しくその内容や注意点をお伝えします。
ブライダルローン審査に必要な書類
ブライダルローンの申込みに必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類
(運転免許証、パスポート、保険証など) - 収入証明書類
(給与明細、確定申告書、納税証明書、雇用契約書など) - 使途証明書類
(結婚式場の見積もり、指輪や新居の見積もりなど)
ブライダルローンの審査基準や重視されるポイント
ブライダルローンの審査基準は、ローン商品を取り扱っている銀行や貸付業者によってもさまざまです。
また、ブライダルローンの審査基準は基本的に非公開となっているので、問い合わせをしても教えてくれることはありません。
ただし、一般的なローン審査の基準や申し込み条件などから考えてある程度の審査基準を推測することはできます。
安定した収入が得られる雇用形態や年収であること
ブライダルローンを利用するということは、必ず返済の義務が発生するということです。
そのため、ブライダルローンの審査に通過するためには安定した収入が得られていることが絶対条件になります。
また、ブライダルローンに関しては雇用形態を指定していることもあり、アルバイトやパートだと申し込み不可というところも多くなっています。
さらに、勤務年数も指定してある場合があり、少なくとも1年以上の勤務年数を求めているところが多くなっています。
個人信用情報にキズがないこと
ブライダルローンの審査項目の1つに、個人信用情報の確認というものがあります。
個人信用情報とは、金融機関が共通で記録している個人とのお金の貸し借りを記録したデータです。
さまざまなローンとの取引履歴やクレジットカードのキャッシングの履歴などが記録されています。
返済日を守って取引していれば、借入額が高額ではない限りそれほど問題になることはありません。
しかし、信用事故と呼ばれるような滞納や債務整理などの記録があると審査に通過することができなくなります。
しっかりとした遅れのない取引実績を持っている方であれば、審査通過の可能性は高くなります。
利用目的を証明できること
ブライダルローンは結婚式や披露宴、新婚旅行などに利用できるローン商品です。
逆にいえば結婚費用以外の目的で利用することはできません。
そのため、ブライダルローンを利用するには、利用目的を証明できることも条件になっています。
見積書や領収書など利用したことがわかるものを控えとして準備しておくことも大切です。
こんな人はブライダルローン審査に落ちる!通らない理由は?
ブライダルローンに落ちる理由としては、以下のようなものがあげられます。
- 収入が安定していない
- 年収が申込み条件より低い
- 勤続年数が短すぎる
- すでに2社以上からお金を借りている
- 過去5年以内に債務整理をした
- 過去10年以内に破産した
- 過去5年以内に2ヶ月以上支払いを延滞した
- 返済総額が収入の35%以上になってしまった
職業や年収など申込み条件を事前にしっかり確認しよう
まとまったお金を融資するブライダルローンは申込み条件を厳しくしている場合も多いです。
中には条件に年収が入っていたり、パート・アルバイトの方は利用不可だったりすることもあるので申込み前に確認しておきましょう。
審査に自信がない方はブライダルローンより審査が甘いローンを検討してみる
審査に自信がないならカードローンを検討するのもあり
ブライダルローンの審査に通る自信がない方はカードローンの利用を検討してみるといいかもしれません。
カードローンはブライダルローンよりも審査難易度は低めになっていたり、即日融資が可能なものがほとんどです。
金利は高めになっていますが、30日間の無利息キャンペーンを行っているローンもあるので、足りない分だけ借りてできるだけ早く返済することで少しでも返済額を抑えることができます。
足りない費用を少しだけ補えば理想の結婚式も可能かも
結婚情報誌「ゼクシィ」が集計したデータによると、全国の新婚夫婦の結婚費用の平均相場は357万5,000円です。
平均初婚年齢は男性31.1歳、女性29.4歳で、これらを考慮した上で30代単身世帯の平均貯蓄額は317万円、中央値(最も多い一般的な人の貯金額)は40万円です(ただし貯蓄がない世帯が4割を占める)。
「平均額は、金額上位者の数値に合わせて高く出やすい」という性質を考えると、夫婦それぞれの貯蓄を合わせても、約360万円という平均相場額をまかなえなくても決しておかしくないのが現状でしょう。
貯蓄が少ない分、慎ましい結婚式を計画する人も依然として多いようです。
しかし、足りない分をブライダルローンの一時的な借り入れで補えば、理想の結婚式を挙げることも決して夢ではないでしょう。
ライダルローンの利用計画について詳しく知りたい人は「後悔しないブライダルローンの使い方|事前の計画が鍵!」で検証していますので参照して下さい。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。