後悔しないブライダルローンの使い方|事前の計画が鍵!
更新日:
公開日:2019.10.21
「ブライダルローンで資金を確保するつもり。どんなことに注意しておくべきなんだろう?」
まとまった資金が手元にない人でも手軽に利用できるのがブライダルローンです。しかし安易な選び方や契約をすると、その後に思わぬ失敗や後悔をしてしまう可能性もあります。
では、どのような点に注意して使うべきなのでしょうか。
失敗や後悔の原因を知ることで、自ずと正しい使い方が見えてきます。メリットが多いように思えるブライダルローンですが、デメリットについても知っておきましょう。
この記事はこんな人にオススメ!
- ブライダルローンを利用する予定の人
- ブライダルローンのメリット・デメリットを知りたい人
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- 36~60代の方におすすめ
ブライダルローンのデメリット|思わぬ後悔をすることも
結婚前や結婚後のさまざまな情報が得られる人気の結婚情報誌「ゼクシィ」はご存じでしょうか?
ゼクシィによると、結婚式を挙げた花嫁のうち、その過半数を超える55.7%もの女性が「当初の予算をオーバーしてしまった」と回答しています。
男性と比べ女性は、結婚式にこだわりを持っている場合が多いでしょう。こうした強い思いを実現しようとした結果、予算が計画よりもオーバーになりがちです。
こういった状況で心強い味方として活躍してくれるのが、ブライダルローンを筆頭とする各種ローンです。これらのローンを使えば、ご自身の条件に合った最小の範囲で使えば、理想の結婚式を実現できます。
ところが、「足りなくても借りれば大丈夫」という思いから予算を上げて借り過ぎてしまうことがあります。結果、その後の生活に悪影響を与えてしまうケースが少なくありません。
結婚を迎える人にとって便利なブライダルローンですが、計画性を持たず安易な使い方をしてしまうと、後々大きく後悔する可能性があります。
借金体質の始まりになる可能性
ブライダルローンだけに限ったことではありませんが、ローンという商品は、手元に自分のお金がなくても物やサービスを気軽に手に入れることができる便利なものです。
ローンは気軽に借りられるため、借金に対して抵抗感が徐々に少なくなります。そして「毎月返済すればいいから」とローン、つまり借金に頼りがちになってしまいます。
結婚生活直後はマイホームやマイカー、生活を便利にするさまざまな家財道具などをそろえる必要があり、お金がかかります。
そのため、月々の返済額だけでかなりの高額となり、毎月の収入だけでは足りず、借金に頼る借金体質にもなりかねません。
思っていた以上に返済額が高いことも
カードローンなど他のローンと比べると、ブライダルローンは利率自体が低く設定されています。それでも、借入金額に加えて、利息も合わせて返済しなくてはいけません。
下記でご紹介する表は、信販会社ジャックスが提供しているブライダルローン「プレシャンテ」の具体的な返済プランを示したものです。
100万円を年利6.5%で借り5年間で返済した場合のシミュレーションですが、まずは表をご覧ください。
ボーナスを使用した場合 | ボーナスを使用しない場合 | |
---|---|---|
借入金額 | 100万円 | 100万円 |
分割払い手数料 | 18万595円 | 17万3,929円 |
ボーナス加算額 | 5万9,365円 | – |
支払総額 | 118万595円 | 117万3,929円 |
毎月返済額 | 9,783円 | 1万9,566円 |
表内の「分割払い手数料」が利息に相当する費用です。ごらんのように、ボーナスを使わなくても、全額返済までにかかる利息だけで17~18万円程度の出費が増えます。生活に必要な家電の購入や旅行にも行けるような金額なので、決して小さな負担ではありません。
プレシャンテについて詳しく知りたい人は「プレシャンテは審査に通りやすい?ジャックスのブライダルローン」を参照して下さい。
使うのは一瞬、返すのは数年がかり
「結婚式」は、その主役である新郎と新婦のお二人にとって人生の一大イベントです。
その一方で、内容によってはたった1日で数百万円単位のお金を使うイベントともいえます。加えて、結婚式を挙げるために使ったお金をローンで借りた場合、今度は数年がかりで返済する必要があります。
これは新婚生活を迎えたばかりのカップルにとって軽い負担ではなく、その後の新婚生活が借金への返済でさらに苦しい状況にも陥りかねません。
こうした状況になる可能性を少しでも減らすべく、「結婚式の費用が払えない時の解決策4選|キャンセル料が160万円?」の記事を用意しました。
結婚式にまつわる費用の意外な節約術などもまとめています。ぜひ参考にしてください。
ブライダルローンで後悔しないためには「計画」が重要
これからブライダルローンの利用を検討している人は、必ず「計画的な利用」を大前提に選ぶことをおすすめします。「あの時、ローンなんて使わなければ良かった……」という後悔をしないためにも、以下でご紹介する要点を押さえたブライダルローン選びを実践してみませんか?
借りるのは必要最低限に
結婚式は、挙式費用や披露宴費用などおおまかな費用の中に、さまざまな名目の費用が含まれています。
つまり細かい部分にまでこだわるほど費用が高くなり、予算オーバーの可能性が高まります。
後々の負担を少しでも減らしたいのであれば、こうした費用を減らす努力をしつつ、借入金額自体を少なくするのが一番の近道です。
借りるときには「これなら返済できる」と自信があっても、その後の新婚生活では予想以上に出費がかさむでしょう。お金が足りなくなり、返済が不能となる可能性も考えられます。
ブライダルローンは「借金」であることを念頭に、その後の生活の変化に応じて収支が大きく変わる可能性があることを考慮してください。どうしても借りるなら、無理なく返済できる必要最小限の金額に抑えましょう。
創意工夫で費用は抑えられる
結婚式で予算をオーバーしてしまったら、参列者から目立たない部分を中心に節約を図りましょう。
例えば、テーブルを飾る小物類を削ったり、目立たない部分の装花を減らしたりなどです。単純に節約で減らすと見栄えが悪くなると思うようなら、割安かつ見栄えが良いキャンドルを使ってテーブルを豪華に彩る工夫などもおすすめです。
披露宴を同時に行う予定なら、お色直しの回数も見直してみてはいかがですか。お色直しは回数が増えるほど費用がかさみます。1回減らすだけでも数万円単位で節約できるので、見直すポイントに含めてください。
その分、フォトスタジオで見直した衣装の写真だけレンタル衣装を使って撮影すれば、費用を抑えつつ思い出はしっかり記念として残せます。
日取りによってはお値打ちに結婚式を挙げられることも
季節や時間帯など、タイミングによっても結婚式の費用が大きく変わることはご存じでしょうか。
理由として、カレンダーにも記載されている大安・仏滅や先勝・先負などの「六曜」があります。例えば、めでたい日とされる大安や先勝の日は人気日ゆえに高くなり、仏滅や赤口の日は不人気から安くなるのです。
その他にも、一般的に結婚式は春先や秋口といったシーズンが最も人気が高く、夏場や冬は人気が低く、費用が安く設定されています。休日よりも平日のほうが安く、午後よりも午前のプランの方が割安などのケースもあります。
平日の仏滅といった特に人気のない日取りに、お得な割引プランを適用している結婚式場もあります。こうしたサービスを狙って上手に利用すれば、全く同じ内容の結婚式でも費用の節約ができます。
慶事という関係から何かと「めでたさ」を重視するのが結婚式です。この部分に強いこだわりを感じないようであれば、こういった割安なタイミングを狙って結婚式を計画するのも一つの手段といえます。
まとめ|ブライダルローンは計画的に利用して後悔のない結婚生活を
人生の一大イベントだからこそ、やりたいことはできるだけ詰め込んだ上で結婚式を挙げたいと思うのは当然のことかもしれません。ただし、それができるのはお金を無理なく用意できれば、の話です。
ブライダルローンを使って費用に充てる方法も、確かに有効な手段です。ただし、ブライダルローンは借金であり、たとえ結婚式のためとはいえその後の生活に悪影響を及ぼしてまで利用するのは、本末転倒といえます。
ブライダルローンでお金を借りて費用に充てるのであれば、借りた後のことも想定した計画的な利用をしましょう。それと並行して、結婚式にかかる費用自体を節約してはいかがでしょうか。
できるだけお得に使えるブライダルローンをお探しの方は、別記事「おすすめのブライダルローン!各社の特徴を徹底解明!」もあわせてご覧ください。きっと、ベストなローンが見つかります!
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。