みずほ銀行カードローンの増額申請の流れ/危険なデメリットを知る
更新日:
公開日:2019.10.24
「みずほ銀行カードローンの限度額を増額したい」
みずほ銀行カードローンを利用しているけれど、限度額が足りなくなり、増額を検討している人もいるでしょう。しかし、増額には危険なデメリットが存在します。そのことを理解しないまま増額審査を行うのは非常に危険です。
そこで今回は、増額審査の申し込みで理解しておくべきデメリットについて解説します。また、その上で増額審査に挑む人のために、増額申請の流れや審査に通る条件などについても解説していきます。
この記事はこんな人にオススメ!
- みずほ銀行カードローンの増額申請を検討している人
この記事の目次
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みずほ銀行カードローンの限度額とその増額方法
みずほ銀行に限らず、カードローンでは契約時に限度額が設定されます。この限度額内の金額しか借りることができません。しかし、借り入れをしているうちに限度額が不足して悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
限度額を満たしてしまい借りられない状態になったら、増額申請をすることで限度額を上げることができます。
利用当初は信用がないために、少ない限度額に抑えられることが多くあります。しかし、利用実績を積むことで利用限度額の増額が認められる可能性があります。
限度額は審査により決まる
みずほ銀行カードローンの利用限度額は、契約をする際の審査で決まり、申込者の収入や信用情報から限度額を設定しています。増額の際にも同じように、審査をした上で増額されるかどうかが決まるのです。
みずほ銀行カードローンを増額するメリット・デメリット
みずほ銀行カードローンの利用限度額を増額することについて、メリットはありますが、デメリットもあります。詳しく見ていきましょう。
みずほ銀行カードローンを増額するメリット
利用限度額を増額するメリットは借り入れできる金額が多くなることが一番でしょう。さらに大きなメリットとして「適用される金利が下がる可能性がある」ことが挙げられます。
みずほ銀行カードローンの金利は、以下のように利用限度額ごとに決まっています。
利用限度額 | 金利(年率) |
---|---|
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年4.5% |
このように、利用限度額が上がるにつれて適用される金利が下がっていきます。
例えば、現在50万円の限度額で200万円に増額したいとします。増額できた場合とできなかった場合で、金利がどの程度違うのかを検証しましょう。
みずほ銀行カードローンで200万円を借り入れた場合は金利が年9.0%なので、単純計算で1年間に18万円の利息です。
一方、増額できなかった場合に、他社のカードローンで年12.0%の金利で150万円を借りたとします。
みずほ銀行カードローンでは年14.0%で50万円借り入れているので利息は7万円です。他社のカードローンでは12.0%の金利で150万円借りているので利息は18万円。
この場合、みずほ銀行のみで200万円借り入れることができれば18万円の利息です。対して他社のカードローンも利用すると25万円の利息となり、7万円も多く払うことになります。
利用限度額を上げることができれば金利が下がり、利息の支払い額も下げることができます。
みずほ銀行カードローンを増額する「危険なデメリット」
利用限度額を増額するメリットがある一方で、デメリットも存在します。
大前提として増額には審査があり、必ず増額が認められるわけではありません。現状維持ならいいのですが、審査の結果、利用限度額を下げられてしまうことがあります。
最悪の場合には、カードローンの利用停止になってしまうこともあるのです。
利用限度額の増額審査は、限度額を下げられることや、利用停止のリスクがあるという前提で臨まなければなりません。
みずほ銀行カードローンの利用中に何度も延滞しているような場合には、利用限度額が下がってしまう可能性があります。契約時から、転職などで収入が下がったような場合にも同様です。
このように、限度額が下がる可能性のある人は、増額審査を考えるのはやめた方がいいでしょう。新しいカードローンを申し込むなど、増額以外の方法を探すのが無難です。
みずほ銀行カードローンの増額方法と流れ
利用限度額の減額や利用停止の恐れがない場合には、増額に挑戦してみてもいいでしょう。
みずほ銀行カードローンを増額するための流れは、以下のようになります。
- 増額申し込み・書類提出
- 申し込み確認
- 増額審査
- 借入限度額の再設定
- 追加借り入れ
それぞれの流れについて、詳しく見ていきましょう。
増額申し込み・書類提出
みずほ銀行カードローンの増額申請には、以下の方法があります。
- インターネット
- 専用ダイヤル
- みずほ銀行の窓口
それぞれの申請方法について、詳しく見てみましょう。
インターネット
インターネットから申し込みをする場合には、みずほ銀行カードローンのサイトから行います。
サイトの「カードローンお申し込み」から再申し込みすることで増額申し込みができます。みずほ銀行のスマートフォンアプリからも申し込むことが可能です。
どちらの方法も24時間申し込むことができるので、夜しか時間がない方はインターネットから申し込むのがよいでしょう。
専用ダイヤル
みずほ銀行には「みずほゴーゴーゴー」と言われる専用ダイヤルがあり、その専用ダイヤルからも増額の申し込みを行うことができます。
人目に触れず、担当者の方と相談しながら増額申請したい人におすすめの方法です。
専用ダイヤル | 0120-324-555 |
---|---|
受付時間 | 平日9:00〜20:00 |
受付不可日 |
12月31日〜1月3日(年末年始) 祝日、振替休日 |
みずほ銀行の窓口
みずほ銀行の店頭窓口で増額の申し込みをすることもできます。
銀行窓口は平日の9:00〜15:00が営業時間です。窓口の場合は待ち時間がかかることも考えられるので、時間には余裕を持って行くようにしましょう。
カードローンの増額は、店舗では窓口でのみ行うことができます。ATMではカードローンの増額申請ができないので注意しましょう。
限度額が50万円を超える場合
増額の際、希望限度額が50万円以下であれば収入証明書、本人確認書類の提出は必要ありません。氏名や住所などの変更があったときのみ、本人確認書類の再提出が必要です。
50万円以上の増額が決まっているようであれば、収入証明書は必ず必要ですので、あらかじめ用意しておくとよいでしょう。
みずほ銀行が認める収入証明書は、以下の通りです。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書または課税証明書
- 納税証明書(その1・その2)
申し込み確認
カードローンの増額申請をすると、みずほ銀行から確認の電話がかかってきます。この確認の電話で、申し込み内容の確認と本人確認が行われます。
現在の就業状況や他社の借入状況などいくつか質問が行われますが、質問には正直に答えましょう。
みずほ銀行カードローンでは、他社の借り入れがある場合には増額はできないので注意してください。
増額審査
申し込み内容、電話確認、提出書類などから増額審査が行われます。この審査はみずほ銀行のみで行うわけではなく、保証会社であるオリエントコーポレーションも関わってきます。
収入状況や信用情報はもちろん、これまでのみずほ銀行カードローンの利用実績も審査の対象です。このような情報を総合的に判断して、増額できるのかどうかを決めていきます。
借入限度額の再設定
みずほ銀行カードローンの増額審査の結果は、基本的には登録してあるメールアドレスに届きます。
審査結果によっては増額されなかったり、限度額の引き下げが行われたりする可能性があります。また、増額はできたものの希望限度額までは増額されないことも。
追加借り入れ
審査の結果増額が認められれば、追加の借り入れをすることができます。借り入れは以下の方法で行います。
- みずほ銀行カードローンの公式サイトから振り込みの依頼
- 提携しているATMからキャッシング
増額できたとしても、これまでと変わらず計画的に利用することを心がけましょう。
みずほ銀行カードローンの増額審査が厳しいって本当?
みずほ銀行カードローンの増額審査はかなり厳しいです。高額なお金を低金利で借り入れするので、より高い審査基準をクリアする必要があります。増額審査では「返済実績」と「返済能力」を厳しく審査されます。
増額審査に通るためには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 6ヶ月以上延滞をせずに返済している
- 他社からの借り入れがない
- 初回契約時よりも昇給、もしくは昇進している
みずほ銀行カードローンの増額審査に通るには、毎月の返済を確実に行っていることが重要です。そして、臨時返済をして借入残高を随時減らしていくことが、審査では有利に働きます。
増額審査にかかる時間は?
みずほ銀行カードローン増額審査の場合、2〜3営業日の間に連絡が来ることが多いです。増額審査は平日に行われるので、土・日・祝日に増額の申し込みをすると、翌営業日から審査が始まります。
みずほ銀行カードローン増額審査に落ちる人の特徴
みずほ銀行カードローンの増額審査は厳しく、審査に通らない人も多くいます。増額審査に落ちてしまう人には以下のような特徴があります。
- 転職や引っ越しを伝えていなかった
- 求められた書類を提出していなかった
- みずほ銀行カードローンの返済を延滞している
- クレジットカードなどの支払いを延滞している
勤務先や住所の変更があった場合には、速やかに報告する必要があります。それを怠った人は審査でも厳しく見られてしまいます。
また、カードローンの返済を6ヶ月以上延滞していないことが条件となっています。みずほ銀行カードローンの返済を延滞していては、審査に通ることはありません。 これはクレジットカードなどの支払いについても同様ですので、何事も延滞はしないことが大切です。
増額審査に落ちる人の例
増額審査に落ちてしまった人にはどのような人がいたのでしょうか。詳しいプロフィールを参考に見ていきましょう。
雇用形態 | 派遣アルバイト |
---|---|
年収 | 220万円 |
過去の延滞 | なし |
他社の借入 | 2社から60万円 |
元の限度額 | 30万円 |
増額希望の限度額 | 100万円 |
Aさんが落ちてしまった要因は以下の通りです。
- 雇用形態
- 収入が低い
- 他社借入額が収入に対して多い
- 増額申請が高額
雇用形態 | 正社員 |
---|---|
年収 | 420万円 |
過去の延滞 | あり(スマホ分割代金) |
他社の借入 | 1社から50万円 |
元の限度額 | 10万円 |
増額希望の限度額 | 50万円 |
Bさんが落ちてしまった要因は以下の通りです。
- スマホ分割代金の延滞
Bさんは通ってもおかしくないようなプロフィールです。しかし、スマホ分割代金の延滞があったことにより落ちてしまいました。
スマホ分割代金の延滞は誰にでも起こり得るので、注意しましょう。
まとめ|みずほ銀行カードローンの増額申請はタイミングを見る
みずほ銀行カードローンの増額審査は非常に厳しいものです。審査の結果次第では利用限度額が下がることや、最悪の場合利用停止のリスクもあります。
審査に通る可能性が低いのであれば、増額申請を見送る決断も必要になります。
例えば、現在みずほ銀行カードローンの返済を延滞している人は確実に通ることはありません。クレジットカードや他のローンに関しても同様です。
そのような人は、少なくとも6ヶ月以上は延滞することなく返済をする必要があります。
その上で、収入が増えたり有利な条件があったりした場合には増額審査に挑戦してみましょう。増額審査にはリスクがあることをしっかりと理解し、タイミングをしっかりと見て行うことが大切です。
増額審査を確かなものにするためにも、あらためて「お金を借りる人にみずほ銀行のカードローンをおすすめする4つの理由」の記事を見直しましょう。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。