ブライダルローンは一括返済や繰上返済をした方がいい!理由と解説
更新日:
公開日:2019.10.29
「ブライダルローンは一括返済や繰上返済がお得って聞いたけれど、どうして?」
結婚式の費用を低利で借り入れできる手段として人気のブライダルローンは、特に手持ちのお金が少ないカップルの人たちに好評です。
ブライダルローンは一括返済や繰上返済を駆使して、できるだけ早く返済した方が良いということをご存じですか?
ここではその理由について詳しく解説し、お金がかかる新婚生活をこれから迎える予定の人をサポートします。
ブライダルローンについてよく分からない!という人は、別記事「ブライダルローンとは?仕組みから注意点までまるごと解説!」で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。
この記事はこんな人にオススメ!
- ブライダルローンを返済中の人
- これから行う結婚式の費用をブライダルローンでまかなう予定の人
担保不要でお金借りる!最短60分
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
ブライダルローンの一括返済について
参列者から受け取ったご祝儀を返済の一部として想定されている人は多くいます。
しかし、結婚式にかかった費用や受け取ったご祝儀の額によっては、必ずしも全額をまかないきれるわけではありません。契約したブライダルローンの条件次第では、あえて一括返済せずに分割払いを選ぶ方が賢明な場合もあります。
まずは、初めの段階から入念な返済イメージと流れを固めた上で、一括返済か分割返済かなど、具体的な対応を決めていくところからスタートしていきましょう。
ブライダルローンを一括返済するために仕組みを確認しよう
多くのブライダルローンでは、契約者が自由に選べるさまざまな支払い方法が設定されています。例えば、一括返済と分割返済もその一つです。
そんな中、多くの人が利用している最もポピュラーな方法といえるのが
元利均等返済+ボーナス加算あり
というスタイルです。
つまり、借入金と金利の総額を返済回数で割った金額に、毎年2回のボーナス月に指定した金額を加算して返済する方法のことです。
短期間で返済を実現できる手軽な方法としても人気で、ほとんど全てのブライダルローンでこの方法が選べます。
しかし、全ての人がボーナスを受け取っているわけではありません。毎月の給与だけで返済を検討している人も多いでしょう。
そんな場合は、ボーナス加算を組み合わせない元利均等返済のみでの返済ももちろん可能です。
ただしボーナス月の返済がない分、毎月の支払額が増えるか返済期間が延び、結果的に利息の負担が大きくなる点に注意してください。
千葉銀行ブライダルローンの返済シミュレーション
最大500万円を最長10年間、保証人や担保なしで借りられるブライダルローンとして人気の、千葉銀行ブライダルローンを元に具体的な返済シミュレーションを作りました。参考までにご覧ください。
借入希望額 | 100万円 |
---|---|
ボーナス返済分 | なし |
返済期間 | 3年 |
金利 | 年5.20% |
毎月返済額 | 3万60円 |
総額 | 108万2,160円 |
借り入れに関する条件は、上記表の通りです。
この他にかかる費用として、分割返済を選んだ場合には「分割手数料」が発生します(一括返済であれば不要)。
この分割手数料を3年でおよそ8万3,000円と仮定すると、1ヶ月当たりおよそ2,300円の手数料を元本・金利に加算して支払うことになります。
月々の返済およそ3万円に加えて、2,300円を手数料として別途支払わなくてはいけないとなると、多くの人が「高すぎる!」と思われるのではないでしょうか。
分割払いを選んだ場合は、こういった余計な費用も支払わなくてはいけません。これならご祝儀を使ってでも、一括返済してしまったほうが最大で8万2,800円もお得です。
しかし、全ての人がご祝儀を返済に充てられるわけではありません。すでに受け取る予定のご祝儀を新婚旅行の費用や新居を借りる費用など、別の使途に充てることを想定されている人もいるでしょう。
その場合は、生活費など必要な資金にまで手をつけるような無理はせず、そのままブライダルローンを使い続ける方が賢明です。
元利均等返済から一括返済にすると支払総額が減らせる!
月々の返済額を一定にした上で毎月返済する元利均等返済は、とても便利な返済方法です。ただし、返済初期の段階ほど金利を多く支払う必要があり、金利を節約したい人にとっては余計な出費が増える方法ともいえます。
こうした無駄を省く方法として、ご祝儀などの臨時収入をまとめて一括返済資金に回し、繰上返済してしまいましょう。
一括返済することで、全ての費用を分割払いだけでまかなった場合と比べ、初回支払い段階から元本自体を大きく減らせます。
元本が少なくなるということは、その分支払う金利も節約できるということです。つまり最終的な支払総額を減らすことができます。
千葉銀行の一括返済プラン
同じく千葉銀行ブライダルローンを元に、元利均等返済から一括返済プランを選んだ場合をシミュレーションしていきましょう。
このシミュレーションの前提条件として、返済期間1年で借入金総額100万円、12回目の支払日に一括返済を選択したとします。
- 「3万60円×12回=36万720円」についてはすでに支払い済み
- 「108万2,160円-36万720円=72万1,440円」金利を合わせた総額から12回返済分を引いた残り
借り入れに関する諸条件については、以下の表の通りです。
借入希望額 | 100万円 |
---|---|
ボーナス返済分 | なし |
返済期間 | 1年(12回) |
金利 | 年5.20% |
毎月返済額 | 8万5,699円 |
総額 | 102万8,388円 |
まず、利息分2万8,388円のうち、その全額をすでに支払い済みとします。
この場合、ご祝儀といった臨時収入を残額の返済に充てるなどして「102万8,388円-36万720円=66万7,688円」となります。
残りの66万7,688円を全て一括返済してしまえば、元利均等返済を続けた場合に発生する金利を0円に抑えられます。
ブライダルローンの一括返済は積極的に行おう!
前払いスタイルがすでに一般的となりつつある結婚式の費用は、式の規模によっては大きな金額になります。そのため、手持ちの資金だけでは足りない場合の手段としてブライダルローンが人気を集めています。
結婚式費用が払えないと困っている人は、別記事「結婚式の費用が払えない時の解決策4選|キャンセル料が160万円?」をご覧ください。
使途が制限されているブライダルローンはそのまま使ってもお得です。しかし、一括返済や繰上返済といった方法を活用することで、さらに金利分をお得にできます。
こういったメリットを再確認することで「今返済中のブライダルローンを完済したい!けどお金が足りない……」という人は、カードローンの利用をぜひおすすめします。 カードローンを活用することで、月々の負担を一気に減らせるでしょう。
その場合、無利息サービスがあるプロミスがおすすめです。別記事「プロミスの審査から融資までの流れを徹底解説!」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。