みずほ銀行カードローン「返済金額の落とし穴」損しないための対処法
更新日:
公開日:2019.10.30
「みずほ銀行カードローンの毎月の返済額っていくらなんだろう」
みずほ銀行カードローンの利用を検討している人の中には、毎月の返済金額について知りたい人もいるでしょう。利用している人の中にも、返済金額についてしっかり理解できてない部分があるかもしれません。
そこで今回は、みずほ銀行カードローンの返済額について詳しく解説していきます。
この記事を読めば、自分がこれから毎月いくら返済しなければならないのかが分かり、これからの返済プランも立てやすくなるでしょう。
この記事はこんな人にオススメ!
- みずほ銀行カードローンの返済金額について知りたい人
- みずほ銀行カードローンを損せず返済したい人
この記事の目次
担保不要でお金借りる!最短60分
- 20~35歳の方におすすめ
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みずほ銀行カードローンの返済金額は変動する
みずほ銀行カードローンの返済方式は「残高スライド返済方式」を採用しています。
残高スライド返済方式とは、借入残高によって返済金額が随時変わっていく返済方式です。つまり返済して借入残高が減っていくにつれて、毎月の返済金額が減るような仕組みになっています。
これだけなら分かりやすいのですが、みずほ銀行カードローンの場合には利用限度額も関係してきます。同じ借入残高であっても、利用限度額によって毎月の返済額に違いがあります。
利用限度額の条件は以下の通りです。
- 利用限度額200万円未満
- 利用限度額200万円以上
それぞれの条件下での毎月の返済金額は以下の通りです。
返済金額は毎月10日時点の借入残高によって翌月の返済金額が決定されます。みずほ銀行カードローンの返済日は毎月10日です。
前月10日の借入残高 | 返済金額 |
---|---|
2,000円未満 | 毎月10日現在の借入残高 |
2,000円〜10万円以下 | 2,000円 |
10万円超〜20万円以下 | 4,000円 |
20万円超 | 借入残高が10万円増すごとに2,000円を追加 |
前月10日の借入残高 | 返済金額 |
---|---|
2,000円未満 | 毎月10日現在の借入残高 |
2,000円〜10万円以下 | 2,000円 |
10万円超〜20万円以下 | 4,000円 |
20万円超 | 借入残高が20万円増すごとに2,000円を追加 |
このように、みずほ銀行カードローンの返済金額は「利用限度額」と「借入残高」によって決まります。したがって、以下のような事態が起こるのです。
利用限度額 | 毎月の返済金額 | |
---|---|---|
Aさん | 200万円未満 | 1万円 |
Bさん | 200万円以上 | 6,000円 |
AさんとBさんでは借入残高は50万円と同じです。しかし、利用限度額が違うことによって返済金額に4,000円の違いがあります。
このように、みずほ銀行カードローンの毎月の返済金額は利用限度額が低い方が毎月の返済金額が増えることになります。
利用限度額が低い方が負担が重いように感じるかもしれません。しかし、同じ借入残高でも、利用限度額が200万円以上の人の方が返済期間は長くなります。
このため金利の違いはあるものの、その分利息を多く支払うということになります。
みずほ銀行カードローンは同じ借入額でも「利用限度額で大きく変わる」
返済回数や返済総額にも違いがあります。以下はみずほ銀行の返済回数シミュレーションを使用して試算した例です。
利用限度額 | 金利 | 返済金額 | 返済回数 | 返済総額 | |
---|---|---|---|---|---|
Aさん | 50万円 | 年14.0% | 1万円 | 79回 | 76万8,852円 |
Bさん | 200万円 | 年9.0% | 6,000円 | 134回 | 79万7,530円 |
※実際の返済総額や利息が異なる場合があります
※任意返済(繰上返済)は含まれていません
金利が低いにもかかわらず、Bさんの方が返済総額が多くなっていることが分かるでしょう。50万円なのでそこまで大きな差にはなっていませんが、返済回数には大きな差があります。
もし、Bさんが任意返済でAさんと同じように毎月1万円返済していれば、返済回数も返済総額も確実に低くなります。
利用限度額200万円を超える人の方が、同じ借入残高でも返済金額が低いというのは、貸す側の意思です。金利が低い分、毎月の返済金額を低くし返済回数を増やすことで利息の支払いを増やしたいという思いからでしょう。
このため、無駄な利息の支払いを避けるためにも、特に利用限度額が200万円以上の人は余裕のあるときには多めに任意返済することが大切です。口座振替に任せていたら、余計な利息を払い続けなければなりません。
任意返済によって得られるメリットは、以下の通りです。
- 完済までの期間が短くなる
- 支払い総額を減らすことができる
ただし、任意返済をしても毎月の引き落としは実行されるので注意しましょう。口座振替が終わってからも、余裕があれば任意返済をするといいでしょう。
任意返済の方法
みずほ銀行カードローンの任意返済方法には、以下の2種類があります。
- ATMでの任意返済
- みずほダイレクトでの任意返済
ATMにローンカードを入れ、返済を選択することで任意返済をすることができます。返済は1円単位で行うことができますが、硬貨の利用ができないATMでは1,000円単位の返済となります。
利用できるATMは以下の通りです。
- みずほ銀行ATM
- コンビニATM(イーネット、ローソン銀行、セブン銀行)
提携金融機関ATMや、ゆうちょ銀行ATMでは任意返済ができないので注意しましょう。
みずほダイレクトでも任意返済を行うことができます。みずほダイレクトを利用中であれば、パソコン・スマートホン・携帯電話・固定電話から任意返済ができます。
みずほダイレクトであれば、カードローンの返済を24時間場所を選ばずに行うことが可能です。
みずほダイレクトを含め、これからみずほ銀行カードローンを利用したいと考えている方は「お金を借りる人にみずほ銀行のカードローンをおすすめする4つの理由」を参考にしてください。
増額後の返済金額に注意しよう
現在の限度額では足りなくなってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、増額申請を考える人もいますが、審査に通って追加融資を受ければ毎月の返済金額も大きく変わる可能性があります。
追加融資を受けて毎月の返済金額が増えるのはもちろんですが、利用限度額が200万円を超えた場合には注意が必要です。
借入残高は増えたにもかかわらず、毎月の返済金額は減るといった可能性もあるのです。
増額申請をした際には、次の月の返済金額がいくらになるのか、しっかりと確認するようにしましょう。
まとめ|みずほ銀行カードローンの返済金額は分かりにくいので注意!
みずほ銀行カードローンの返済金額は「利用限度額」と「借入残高」によって決まります。
借入残高のみで決定されるわけではなく、この2つの要因から返済金額が決定されるのです。
例えば、借入残高が同じであっても利用限度額が200万円以上か未満かによって、毎月の返済金額に違いが生じます。
借入残高が同じであれば、一律で同じ返済金額だとシンプルで分かりやすいのですが、みずほ銀行では違います。
少し分かりにくいですが、余裕のあるときには任意返済をすることが大事です。
特に利用限度額が200万円以上の場合には、任意返済を積極的に利用しなければ、せっかく金利が低くても損をしてしまうことになります。
任意返済はATMやみずほダイレクトから行うことができます。ただし、任意返済をしても毎月の口座振替は実施されるので注意しましょう。
また、口座振替でない場合、もし間違って少ない金額を設定していると、足りない部分は延滞扱いとなってしまいます。
しっかりと確認した上で返済をしていきしましょう。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。