カードローン返済で手間をかけずに端数をなくす方法について
更新日:
公開日:2019.11.18
「1,000円未満の残高を手間なく返済できる方法って、どんなものがあるのかな?」
たとえ数百円や数十円というわずかな金額であったとしても、借金は借金であり、必ず全額返済しなければなりません。
特に、最後の返済月で端数が発生することが多く、「コンビニの買い物時に出たお釣りで返済できれば楽なのに⋯⋯」と感じる人も多いのではないでしょうか。
カードローンの返済でこういった端数が出てしまったら、無理に小銭やお釣りを使ってATMで返済するより、銀行振込など手間をかけずに返済できる方法をおすすめします。
カードローンの利用時に端数をなくす方法も見ていきましょう。
この記事はこんな人にオススメ!
- 返済に手間をかけたくない人
- 返済方法を詳しく知りたい人
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カードローン返済の端数支払い|ATMに注意!
カードローンを利用したときに気になるのが、1,000円未満の「端数」の存在です。
とはいえ、返済に引き落としや振り込みを選択している人であれば、1円単位から返済額の指定ができるので、特に困ったり気になったりはしないでしょう。
しかし、コンビニATMなど提携ATMの多くがすでに硬貨に非対応の機種となっているのが現状です。このため、ATMを使った返済を使わざるを得ない人ほど、端数の返済で困っているようです。
結局、硬貨に対応したATMを設置している銀行までわざわざ出向く必要があり、意外なほど手間がかかってしまいます。
もし端数を含めた一括返済を検討している人は、そのメリット・デメリットを把握しておくと安心です。
別記事「カードローンは一括返済をするとこんなに違う!メリット・デメリット」では、主要カードローンの一括返済窓口について紹介をしているので参考にしてください。
銀行カードローンの場合
カードローンを提供している各銀行で、硬貨に対応したATMがどれだけ採用されているか表にまとめました。
カードローン | 硬貨を扱っているATM |
---|---|
みずほ銀行カードローン | みずほ銀行ATM |
楽天銀行スーパーローン | ・三井住友銀行ATM ・みずほ銀行ATM |
三井住友銀行カードローン (ローン専用カード) |
・三井住友銀行ATM ・ゆうちょ銀行ATM |
三菱UFJ銀行カードローン 「バンクイック」 |
三菱UFJ銀行ATM |
イオン銀行カードローン | ・イオン銀行ATM ・みずほ銀行ATM ・三菱UFJ銀行ATM ・ゆうちょ銀行ATM |
りそな銀行カードローン | ・りそな銀行ATM ・埼玉りそな銀行ATM ・関西みらい銀行ATM |
※一部店舗では利用できない場合があります
上記全ての店舗ATMで硬貨の支払いに対応しているわけではなく、中には硬貨に未対応のATMが設置されている店舗もあります。
公式サイトの店舗情報にも記載されていないため、実際に足を運んだ上で、硬貨に対応しているかどうかを確認した方がよいでしょう。そのため、店舗への事前の電話確認をおすすめします。
スーパーのキャッシュコーナーにもATMが設置されているのを目にしますが、こういったタイプのATMのほとんどが硬貨に未対応です。端数の支払いをするのであれば、各銀行の店舗ATMを使った返済をメインに利用してください。
消費者金融カードローンの場合
カードローンを提供している消費者金融にも、専用のATMが設置されています。
無人型の店舗も多いですが、銀行と比べて周りの目を気にしてお店に入りにくく、利用を敬遠している人も多くいます。
各消費者金融のカードローンで硬貨に対応したATMの取り扱い状況は、以下表の通りです。
カードローン | 硬貨を扱っているATM |
---|---|
アコム | ・三菱UFJ銀行ATM ・イオン銀行ATM |
アイフル | イオン銀行ATM |
プロミス | ・三井住友銀行ATM ・三菱UFJ銀行ATM ・イオン銀行ATM ・ゆうちょ銀行ATM |
レイク | ・三井住友銀行ATM ・三菱UFJ銀行ATM ・イオン銀行ATM ・クレディセゾンATM |
SMBCモビット | ・三井住友銀行ATM ・三菱UFJ銀行ATM ・イオン銀行ATM ・クレディセゾンATM |
※一部店舗では利用できない場合があります
原則として、小銭や買い物後のお釣りなど硬貨を使った返済に対応しているのは、消費者金融の自社ATMではなく提携先となる銀行ATMです。したがって、無人店舗に設置されている自社ATMのほとんどでは、硬貨を使った返済は行えないと思ってください。
ただし店舗窓口であれば、硬貨を使った返済にも対応してもらえます。
消費者金融の中には、端数の取り扱いについて独自の制度を設けているところもあります。
例えば大手消費者金融の一つであるアイフルでは、下記参考元のように一括返済時の端数分を「無利息残高」として扱っており、カードローン契約中での請求や利息の発生が一切行われていません。この点については、後ほど詳しく解説していきます。
上記表で記載している各銀行ATM、ならびにゆうちょ銀行ATMの硬貨の取扱時間については、以下の通りです。
ATMが稼働中でも、以下の時間外は硬貨が利用できないので注意してください。
- メガバンクATM:平日8:45~18:00
- ゆうちょ銀行ATM:平日7:00~21:00/土・日・祝日9:00~17:00
お得にカードローンの返済をしたいという方は「カードローンのおすすめ返済方法|手間と手数料を省いて早く完済する」を参考にしてください。
カードローン返済時の端数の扱われ方
カードローンにおける端数分の扱われ方には、以下の2つの方法のいずれかが採用されています。
- 端数は、切り上げた金額を返済した上でお釣りが返金される
- 端数は、無利息残高として扱われる
このうち「無利息残高」については、全ての金融業者が対象ではなく一部業者のみが対象です。例えば毎回紙幣のみで返済して端数が出ても、請求されることもありません(解約時に請求される可能性あり)。
端数を切り上げた金額を返済する
一部の業者では、カードローン返済額のうち1,000円未満の端数分を1,000円単位にまで切り上げて返済を求めることがあります。
例えば返済残高が5,620円の場合、6,000円を請求し、入金してもらった上で残額380円はお釣りとして扱い、その後に「返金」もしくは「次回利用まで保留」のいずれかで事後処理されます。
端数は無利息残高として扱われる
カードローンの返済に端数が発生した場合、これを「無利息残高」として扱う業者もあります。この「無利息残高」とは、端数となった少額分については無利息として扱うというものです。
つまり、返済に端数が残っていたとしても、その部分に利息や手数料は一切課せられないのです。
しかも、無利息残高を採用している多くの業者が、無利息残高に返済期間自体を設けていません。
これは、例えば端数を切り捨てた部分さえきっちり返済しておけば、残りの端数については遅延損害金などペナルティーを気にすることはありません。いつでも好きなタイミングで返済できます。
要するに、端数分を次回以降に繰り越したり、後ほどまとめて返済したりできるわけです。
ただし、あくまでも端数分の返済を好きなタイミングで行ってもよいだけであり、返済義務はなくなりません。カードローンを解約する際には、必ずこの端数分がまとめて請求されます。
カードローン返済で手間をかけずに端数をなくす方法
「借金をまっさらの状態にしたい」
「カードローンを解約したい」
こういった要望を満たすためには、端数分も全てきっちり完済しなくてはいけません。
端数分に対するATMを使った返済情報を詳しく解説しましたが、できるだけ手間をかけずに端数自体をなくす方法を見ていきましょう。
銀行振込で支払う
銀行振込は、カードローンの端数の返済方法の中で最もメジャーな方法であり、多くの人が利用しています。
カードローン会社が指定する口座に返済することになるため、残高確認や返済状況を含め、問い合わせしておくとより安心です。
1円単位からの振り込みも可能で端数分も完済でき、借金をまっさらの状態にできます。
ただし、振り込みにかかる手数料は利用者負担です。くれぐれも注意してください。
インターネットから支払う
「インターネット返済」と呼ばれる方法がこちらです。
土日や夜間、場所を問わず、24時間365日いつでも好きなタイミングで返済できます。今や当たり前となった、スマートフォンから専用アプリなどを通じて利用でき、手軽さも抜群で手間がほとんどかかりません。
1円単位から指定して返済できるので、端数分を含めた全額の完済が可能です。
店舗窓口で支払う
店頭まで出向く手間はありますが、店舗窓口ならその場ですぐに支払え、返済も即時反映されます。返済や借り入れに関する不明点を直接スタッフに問い合わせたり相談したりでき、返済計画の見直しが図れる唯一の方法でもあります。
小銭単位での返済にも対応しており、買い物後の余ったお釣りや小銭を使った、最後の月の返済方法としてもおすすめです。
まとめ|ATMよりインターネット返済がおすすめ
カードローンを利用している人の中には、訳あって銀行振込や口座振替といった返済方法が使えず、ATMでの返済のみという人もいます。
こうした人にとってカードローンの端数分の存在は何かと厄介で、小銭や硬貨を使った返済ができず手間取るケースも少なくありません。
今回紹介した方法を通じて、まずは端数分をできるだけ発生させないところから取り組んでみましょう。発生した端数については、店舗窓口での返済や、業者の指定口座への振り込みなどを積極的に活用してください。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。