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自転車操業とは?なってしまう原因や抜け出せない理由

公開日:

「自転車操業ってよく聞くけど、どういう意味?」
「どうして自転車操業になってしまうのだろう」

自転車操業は会社経営のことなので、自分には関係ないと考えていませんか?近年では、経営者でなくても自転車操業から抜け出せずに自己破産まで追い込まれてしまう債務者もいます。

今回は自転車操業とは何か、自転車操業になってしまう原因や抜け出せなくなる理由について解説していきます。

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自転車操業とは

自転車操業とは、借金返済のために借金を繰り返している状態のことです。主に会社の経営状態を指すことが多いですが、最近では家計の状態に対しても使われるようになってきています。

なぜ自転車操業と言うのかというと、自転車のようにこぎ続けなければ倒れてしまうことからそう呼ばれています。
この自転車操業を続けた結果、自己破産してしまう人も多くいるのです。

自転車操業の仕組み

自転車操業の仕組みは以下のようになります。

経営・家計のやりくりが困難

A社から借り入れ

収入が入りA社に返済

返済によって金銭面が苦しくなり、再度A社から借り入れ

収入が入りA社に返済

このように「借りては返す」の繰り返しです。しかし、返済には利子の支払いも必要となるため、A社のみの借り入れでは対処できなくなってきます。そこでB社、C社、D社と借り入れ先が増えていくわけです。

こうして借り入れ先が増えていくと、借金の金額もどんどん多くなっていき、利子の支払いも困難になってしまいます。借り入れ先が増えてしまう前に、どこかの段階で対処しなければなりません。

自転車操業になってしまう原因

自転車操業はズボラな人がなるもので、自分には関係ないと思うかもしれません。しかし、自転車操業は誰にでも起こり得る可能性があります。では、どのようなことが原因で自転車操業になってしまうのでしょうか。

考えられる主な理由は以下の通りです。

  • 事業を拡大し失敗した
  • 収入が下がり生活費が足りなくなった
  • クレジットカードでの買い物のし過ぎ
  • ギャンブル

事業主の場合は、事業を拡大しようと試みたが失敗してしまったときに自転車操業に陥りやすくなります。
会社経営に借金はつきもの、という考えもありますが、自転車操業になると倒産のリスクが高まるので注意が必要です。

一般家庭においては、自分の欲を抑えきれずに自転車操業になってしまうケースが目立ちます。物欲を抑えられずクレジットカードで無計画に買い物したり、ギャンブルをやめられないといったケースです。
別の例では、会社の業績が下がったために収入が下がったり、リストラに遭ってしまったなどの原因もあり得ます。このようなケースは誰にでも可能性があることなので、決して人ごとだと考えてはいけません。

自転車操業からなかなか抜け出せない理由

自転車操業をしてしまった多くの人が、「今月だけ」「すぐに返そう」という考えで追加の借り入れをします。
しかし、当初の予定とは裏腹に借金が膨らんでしまうことも。その結果、翌月以降もさらに借金を繰り返さなければならなくなります。

なぜ、このように自転車操業から抜け出せなくなってしまうのでしょうか。ここでは、「複数社から借り入れして自転車操業から抜け出せなくなった」場合の理由を見ていきましょう。

理由1|自転車操業は利息が付きまとう

当たり前ですが、借金の返済の際には利息も支払わなければなりません。
A社の返済分はB社の借り入れから、B社の返済分はC社の借り入れからというように複数の金融業社から借金と返済をしている場合には、利息や手数料が後々首を絞めることになります。

以下の表はその例です。
借入先 融資額の内訳 返済額
【1】A社 元本50万円+利息3万円 53万円
【2】B社 元本53万円+利息3万円 56万円
【3】C社 元本56万円+利息3万円 59万円

この【1】〜【3】を1ヶ月ごとに行ったとすると、3ヶ月経過した段階で総利息が9万円です。
最終的に約定返済するとなれば、元本は減りにくいために、さらに利息が増えます。
利用限度額や総量規制などの関係もあるので、早めに止めなければいずれは回らなくなってしまうでしょう。

こういった状態は「借金の返済(解決)」ではなく、「返済の先送り」でしかないことを理解しなければなりません。

理由4|そもそも自転車操業ということに気付いていない

自分の収支を把握できず、なんとなくその場その場でやりくりしている人は危険です。こういった場合には、自転車操業になっていることに気付いてもいないので、抜け出す以前の問題になってしまいます。

このような人は、気付いたときにはすでにどうにもならない状態になっているケースが多いです。

毎月借金をしなければ生活ができなくなっている人は、自転車操業になっていることに気付くことが大切です。そして、まずは自分の収支がどうなっているのかを確認しましょう。
無駄な支出に気付き改善できれば、収支を劇的に改善する可能性があり、借金返済のために繰り返し借金をしないことにもつながります。

自転車操業の人は、自分の状態を知ることがいかに大事かということに気付かなければなりません。

自転車操業を脱するには

自転車操業は借金をするのが当たり前となってしまい、借金をしている感覚自体が薄くなってしまう危険もあります。しかし、自転車操業を続ける体力が尽きてしまえば、待っているのは自己破産です。

そうならないためにも、自転車操業から早めに脱しなければいけません。自転車操業から脱するには自分の収支を正確に把握し、どんぶり勘定しないことが重要です。

自転車操業になってしまうケースはさまざまで、病気や失業などどうしようもない場合もあります。しかし、自身の現状をしっかりと把握できれば、自転車操業から抜け出すことは可能です。

自転車操業になってしまった場合には、まず自分の状況や収支を正確に把握するように努めましょう。それが自転車操業から抜け出す第一歩です。

自転車操業から抜け出すための手順がわからない!という人は「自転車操業から脱出する手順|家計の見直しで楽になる!」を、参考にしてください。

まとめ

自転車操業は借金を借金で返すような状態であり、一度陥ってしまうとなかなか抜け出せません。自転車操業になる原因はさまざまで、お金にルーズな人だけがそうなってしまうわけではありません。

責任感の強い会社経営者などは、会社を潰すわけにはいかないと借金を続けながらなんとかしようとするでしょう。収入が下がってしまい、どうしても借金に頼らざるを得なかった人もいるでしょう。

誰にでもなり得るからこそ、自転車操業について、また抜け出せない理由についてもしっかりと理解しておく必要があります。

※記載されている内容は2023年4月現在のものです。

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