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学生ローンは本当にやばい?失敗しない使い方と注意点をチェック!

公開日:

「サークル代や友だちとの遊び代でお金が足りない!学生ローンってよく耳にするけれど、使っても大丈夫なのかな?」

成人を迎えた学生さんだけでなく未成年の学生さんでも使える便利なサービスでもある学生ローン。何かとお金が足りなくなる現代の学生にとって、心強い存在といえるでしょう。
以下の全国的にも有名な学生ローンの利用を検討している人も多いはず。いずれも電話やオンラインでの申し込みに対応した、全国どこからでも利用可能な業者ばかりです。

  • カレッヂ
  • フレンド田
  • イーキャンパス
  • 友林堂
  • 学灯社
  • ニチデン
  • 阪神クレジット
  • マルイ

とはいえ気になるのが、よく耳にする「学生ローンって、実はやばいサービスで危険!」「学生ローンのせいで学校を辞めざるを得なくなった」などの評判。
実際のところ、学生ローン自体は決して危険な商品ではなく、賢く使いこなせば急なピンチを解決できるとても便利な選択肢です。
もちろん、お金を借りるという意味で立派な借金なので、安易に使い過ぎると、とてもやばい状況に陥る可能性も……。そうならないためにも、身の丈に合った計画的な利用が欠かせません。

ここでは、お財布の中身が心細いという学生さんを対象に、「やばい」といわれる学生ローンの実情と失敗しない賢い使い方を、注意点とともに詳しく解説していきます。
今この瞬間にも学生ローンを使おうか迷っている人は、ぜひ最後までチェックしてみてください!

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やばい状況に陥りやすい学生ローンの間違った使い方

便利な商品にもかかわらず、なぜ「やばい」という意見が聞こえてくるのか。そこには、学生ローンを過信し間違った形で使ってしまうことに原因があります。

大学生や専門学校生などの学生を対象にお金を貸す学生ローンは、借金の一種です。したがって、借りたお金は利子と合わせて全額返さなくてはいけません。
ここで紹介する理由が原因となり返済が滞ってしまうと、一気にやばい状況に陥ってしまいます

こういった失敗をしないためにも、まずは多くの人に可能性がある、学生ローンの間違った使い方の例から確認していきましょう。

安定収入・資産がないのに使ってしまう

学生ローンで失敗してしまった人のうち最も多い原因となっているがコレ。安定した収入や資産を持っていないのに借り過ぎてしまうと、返済できなくなりやばい状況になってしまいます

安定収入とは、学生であれば、アルバイトや副業で得ている給与が該当します。ただし、アルバイトは雇用環境が整った正社員と比べ雇用はとても不安定で、不景気などさまざまな理由から突然解雇される可能性もあります。
収入がある時点で借りた学生ローンが、収入がなくなることで返済できなくなってしまうケースは意外と多く、今の段階で収入があるからといって油断は禁物です。

アルバイトをしておらず安定した収入がない学生であれば、預貯金や価値のある品物といった資産でも構いません。
万が一返済できなくなったとしても、そこから補填すれば一時的に急場は回避できます。それでも、資産額を超えるお金を借りてしまうと、発生する利子により資産だけで補えず一気に苦しくなるので、計画的な利用を心掛けましょう。

無計画に借り入れてしまう

しっかりとした返済計画を立てないまま借り入れてしまう行為も、学生ローンでやばい状況になりやすいケースの一つ
「とりあえず10万円借りたから、毎月1万円ずつ返せば大丈夫でしょ!」なんて安易な考え方は、業者相手の借金では持ってはいけません。

利子を支払うケースが少ない個人間での借金とは違い、金融業者からの借金には必ず利子が発生します。にもかかわらず、初めてローンを利用する人の中には「借りた分だけ返済すれば良いんじゃ……」と誤解している人も多いほど。この利子という厄介な存在が「学生ローンはやばい」というイメージの一因といえます。

利子のことを含めず元本(借りた金額)のみで返済計画を立ててしまうと、金額によっては「毎月きちんと返済しているのに、いつまでたっても終わらない」という状況になることも
おおまかとはいえ、返済計画を立てていてもこういった状況に陥りやすいので、無計画な借り入れはとても危険な行為だということが分かりますね。

悪徳な業者と知らず借りてしまう

どんな業界にも、法律を守らず営業する悪徳な業者は存在します。もちろん、学生ローンを提供する金融業者も例外ではありません。
こういった悪徳な業者は「闇金」とも呼ばれています。その名の通り法外な利息を請求したり、高圧的な態度で返済を迫ったりと、およそ法律を順守した対応は期待できません。
一時期までは社会人を対象に営業を行う闇金が多かったのですが、現在はまだ弱い立場にある学生を対象に営業を行うところが増えています

一度闇金と接してしまうと、自分だけの力では解決できず、親や家族をも巻き込む恐れがあります。知らなかったとはいえ借りてしまわないよう、くれぐれも注意しましょう。

生活費名目での過度な利用

生活費に充てる目的で学生ローンから過度に借金を検討している人も、やばい状況に陥りやすいタイプといえます。
家賃や食費、光熱費や交通費、さらには通信費や交際費といった日々の生活に必要な費用を借金でまかなうということは、今の支出自体に無理があるはずです。
にもかかわらず、支出を抑えず借金で現状をキープしようとする行為は、今後さらに借金に頼り切ってしまう状況に足を入れつつあることを意味します。

これでは、たとえその場は借金で解決できたとしても、少なからず近い未来に再び借金に頼らざるを得なくなるでしょう。

一度に複数の業者から借りてしまう

すでに借りている借金の返済に困ったから、別の業者からさらに借金をしてその返済に充てる。こういった、ちょっと普通では考えられない状況に陥ってしまいやすいのも、学生ローンはやばいといわれる要因の一つです。

同時期に複数の業者から借金をする人を多重債務者といいます。
一度でもこの多重債務者になってしまうと、日々を返済だけに忙殺されてしまい、学業を含め生活がままならなくなるでしょう。定職がある社会人でさえ危険な状況なので、安定した収入がまだない学生にとっては、文字通り命取りともいえます

学生ローンは、その借りやすさから多重債務状態に陥っている人でも利用しやすい商品。必然的に、多重債務に陥るきっかけにもなりやすい点が、やばいといわれる最大の理由なのです。

ギャンブルの元手資金として借りてしまう

学生の利用を禁止している一部のものを除き、学生でも遊べるギャンブルはたくさんあります。
たしなむ程度で済めばよいのですが、手持ちの資金に困るほどのめり込んでしまうと、なかにはその元手資金を借金で賄おうとする人も出てくるでしょう。

借りやすい学生ローンはまさにうってつけともいえますが、借金をギャンブルの元手資金として使ってしまう時点で、すでに危険な状況になっていると気付くべきです。
少ない価値で高揚感や達成感を得てしまい、さらにそれを求める余り負け込んでしまい、いつの間にか手が着けられないほどの借金を背負ってしまった……。こういったとてもやばいケースは、残念ながら依然として多く見られます。

このように、ギャンブルにすでにのめり込んでいる人にとって、学生ローンは深みにはまっていく典型的なパターンといっても言い過ぎではありません

株・FX・仮想通貨・マルチ商法の運用資金として借りてしまう

ギャンブルと同様に注意しておきたいのが、FXや株、仮想通貨など資産運用の資金に充てる目的で、学生ローンからお金を借りようとしているケース。
これらの資産運用はいずれも、もうかる以上に急な相場変動やロスカットなどで損失を出す可能性が高いものばかりです。
状況によっては、損失補填を目的に借金に借金を重ねてしまうケースも起こりやすく、こうなると一気にやばい状況に陥りかねません

学生ローンからお金を借りて「マルチ商法」の受講料などに使おうとしている場合も、同じように注意が必要です。
学生をターゲットに交友関係などを活用してマルチ商法に誘う手口が、依然としてまん延しています。
「大学の友人からもうかると誘われた」「受講料を1回だけ支払えば、ビジネスパートナーとして稼げる、とSNSで声をかけられた」などが、その代表的な手口です。

実際のところ、マルチ商法は違法な商法ではありませんが、「胴元」と呼ばれる主催側の人間以外はもうからない仕組みです。もうかると思って参加してもお金をむしり取られてしまうだけなので、間違った使い方と肝に銘じておいてください。

学生ローンがやばいといわれる主な理由

学生ローンは、使い方によっては非常にやばいものになりかねないことを解説しました。

そこで、ここでは学生ローンがなぜやばいといわれるか、考えられる主な理由についてご紹介していきます。これらの点を事前に知っておくことで、いざ学生ローンを使う際にもリスクを最小限に抑えられます

学生には高過ぎる金利設定

学生ローンという名前からも「学生って付いているくらいだから、他のローンと比べて借金の条件は優しいんじゃないの?」と考える人もいるでしょう。
ところが、各社の学生ローンの借入条件を確認してみると、その考え自体が甘いことに気付きます。冒頭でも挙げた、全国どこからでも利用できる代表的な学生ローンの金利設定を、表にまとめたのでご覧ください。

業者の名称 金利(年利)
カレッヂ 15.0~17.0%
フレンド田 15.0~17.0%
イーキャンパス 15.5~16.5%
友林堂 12.0~16.8%
学灯社 16.5~18.0%
ニチデン 9.125%
阪神クレジット 15.0~20.0%
マルイ 15.0~17.0%

※各社公式サイトの情報から作成

法律で定められているローンの上限金利は15.0~20.0%(融資額で異なる)です。つまり、安いといわれる学生ローンの金利は一部の業者を除き、上限金利からあまり差がないのです。
収入がない学生はもちろん、アルバイトや副業で収入を得ている学生にとっても、これらの金利設定は決して軽い負担とはいえません。
「学生ローン=負担が少ないローン」という間違ったイメージで利用すると、金利で予想以上の負担を強いられてしまうことに。結果的に、これが学生ローンの「やばい」という印象につながっています。

借りやすさによる常習性

銀行が提供するローンなどと比べ、学生ローンは学生をメインターゲットにした商品である以上、学生の人ってさまざまな意味でとても借りやすい商品です。
申込時の審査が比較的甘めに行われていたり、一定の条件を満たすと通常より優遇されたり、などがその主な理由。
上述の各業者のうち優遇措置を実施している主な業者の内容は、以下表の通りです。

業者の名称 優遇の詳細
フレンド田 利用者を紹介するごとに紹介料3,000~5,000円
イーキャンパス 学費・海外渡航など特定の目的利用なら金利が最大1.0%オフ
ニチデン 初回利用者のみ100日間無利息期間サービスを適用
マルイ 友人を1名紹介するごとに金利オフ(15人紹介で金利0%)

※2021年5月現在

銀行ローンなどではこういった優遇措置は基本行われておらず、学生ローンが使える学生にとっては、どれも魅力的な内容ばかりです。
その結果「せっかく優遇が受けられるのだから、審査も通りやすいようだし一度借りてみよう!」と思う人が多くなるでしょう。
こういった理由と利便性の高さも相まって常習性が生まれやすくなる上、借金に対する警戒心も薄れてしまう点が「やばい」といわれています

滞納時に課せられる遅延損害金

学生ローンから借りたお金の返済が遅れてしまったら、遅れたことに対して一定のペナルティーが科せられます。なかでも特にやばいのが、遅延損害金です。
これは、返済が滞っている間は絶えず発生する、いわば罰則の意味合いを持つものといえます。その上、気をつけておきたいのが、利息とは「別に追加で請求されるタイプのお金」であるという点です。

大抵の業者は遅延損害金の利率をあらかじめ設定しており、その数値は元本に対して年利20.0%(設定されていない場合は年利3.0%)という高額なもの
滞納している金額が少額なら、その分を完済すればすぐに解消できます。ところが、雪だるま式に滞納額が積み重なっていると、その全額を返済しない限り元本の20.0%の追加分がさらに請求されるのです。
残りの元本が30万円なら、1ヶ月およそ5,000円が金利とは別に発生する計算になります。
滞納するほど苦しい財政事情にとってこの金額は決して馬鹿にはできず、さらなる借金の深みにはまってしまうやばい存在が「遅延損害金」と覚えておいてください。

他のローンと比べ多い闇金業者の危険性

学生ローンは他のローンと比べて闇金業者がとても多く、初めて業者選びから行う学生さんには注意が必要です。学生のみを対象としたローンというとても狭い市場だからこそ、闇金業者のような違法な業者の存在が後を絶ちません。
闇金業者の利用によって、自分のみならず家族や周りの人間にも迷惑をかけてしまう危険性があります。

「貸金業登録番号」を活用してリスク回避を

学生ローンを使う必要があり、その上で「闇金業者だけは避けたい!」という人は、「貸金業登録番号」に注目しましょう。
学生ローンを商品として扱っている全ての金融業者には、「貸金業法」という法律を守った上での営業が義務づけられています。貸金業法を順守している業者には、それを証明するものとして貸金業登録番号が、管轄の財務局から発行されるのです。
貸金業者には、それぞれの貸金業登録番号の明示も義務づけられており、利用者は学生ローンの公式サイトや広告内でそれを確認できます。
したがって、貸金業登録番号が明示されていれば、法律を守って営業している健全な業者と判断できます。「貸金業登録番号を明示していない業者=登録していない違法な業者」となり、ここには闇金業者も含まれます。

ただし、闇金業者のなかには、架空の貸金業登録番号を自社サイトなどに掲示している、極めて悪質なところもあります。こうなると、登録番号が明示されているからといって、それだけで健全な業者と判断するのはとても危険です。
こういったケースには、金融庁が提供している「登録貸金業者情報検索サービス」を活用しましょう。このサービスを使えば、記載されている登録番号が正規のものかどうか、すぐに確認できます。
業者の所在地、代表者名、連絡先などの情報も検索結果で確認できるので、リスク回避のための情報源としても活用できます。
もし架空の番号なら「検索の結果該当するデータは見つかりませんでした」とエラー表示されるため、闇金業者かは一目瞭然です。

その業者の電話番号が固定回線ではなく、携帯電話番号だった場合も闇金である可能性が高くなるので注目してください。

経営が不安定な零細業者の多さ

学生ローンを提供している金融業者は、都市銀行や大手消費者金融など全国規模の業者と比べると、どこも小規模なところばかり。経営が小規模なため会社自体の規模も小さく、不安定さは否定できません。
万が一経営が苦しくなると、取り立てに対する対応に変化が出てきたり、倒産によって債権者が変わったりする可能性も否めません

とはいえ、利用者側に今すぐ悪影響が出るわけではないでしょう。それでも変化によるなんらかの影響を受けることを考えれば、これも学生ローンがやばいといわれる一因です。

もうやばい状況に陥らない!学生ローンの賢い使い方

学生ローンが「やばい」といわれる主な要因と使い方をご紹介してきました。ここからは、実際に学生ローンを使う必要がある人に向け、学生ローンの賢い使い方をご紹介します
これらのポイントに注意して活用すれば、後悔したり失敗したりする確率はグッと下げられるでしょう。

アルバイトでもいいので安定収入を確保しておく

学生ローンは、学生の人でも契約できる手軽さが魅力。ただし、全ての学生が必ず利用できるわけではありません。
一般的な他のローンと同様に、学生ローンにも審査という手順があり、この審査を通過できた人のみが融資を受けられます
この審査では、主に個人の信用情報や返済能力の有無などがチェックされます。それぞれの業者ごとで審査内容が異なる上、実際にどういった項目をチェックされているかは公表されていません。
したがって、通過するための対策は、ある程度的を絞った形で行うのが一般的。最も効果的な対策として押さえておきたいのが、安定収入の確保です。

学生を対象としたローンとはいえ、お金を貸す業者側としては一時的にせよ自らの資産を貸し出すので、元本と利息をきっちり返済してくれる顧客を求めています。
必然的に、返済能力がなかったり疑わしかったりする人物にお金を貸してくれる業者は闇金くらいといえるでしょう。

どの程度の収入があれば審査に通過できるのか、明確な基準は不明です。学生ローンの場合、通常は「月収3万円以上」が最低ラインといわれてます
もちろん、安定収入の額が多いほど借り入れの限度額は高く設定してもらえるので、最低ラインに近い収入しかないなら、上限額もそれに見合った低額になります。
それでも、審査にパスできず契約自体できないケースと比べればはるかにマシ。アルバイトで構わないので、契約前にしっかり安定収入を確保しておきましょう。

無理のない返済計画を立てておく

毎月のアルバイト代が全額返済で消えてしまうなど、誰が見ても無理がある返済状況に陥ってしまうと、滞納リスクが一気に高くなってしまいます。
学生ローンとはいえ借金なので、きちんと返済できなくなった時点でさまざまなペナルティーが課せられ、なかには学業に影響を与えてしまうものも。こうならないためにも、無理のない返済計画を立てた上での借金を心掛けましょう。

個人差はありますが、毎月の返済額がその月の自由に使える金額の3分の1を超えないよう(月5万円なら返済額1万6,000円まで)にするのがポイントです

可能な範囲で毎月の返済額を少しずつ増やしていく

多くの学生ローンは、毎月返済する金額をある程度自由に変更できます。契約時に毎月1万円返済すると申し出た場合、その後の状況に応じて5,000円に減らしたり2万円に増やしたりできるわけです。
もちろん、月々の返済額を減らすとその分だけ返済期間は長くなり、増やすと返済期間は短くできます。

賢い学生ローンの使い方として押さえておきたいのが、できるだけ返済期間を短くすることです。返済期間が短くなると返済回数も減るので、必然的に利子の総額も減らせます。

では、実際に元本30万円(年利15.0%)の借金に対して毎月返済額1万円、2万円で返済した2パターンを例に、最終的な支払総額の違いを表にまとめたのでご覧ください。

毎月の返済額1万円 毎月の返済額2万円
借入額 30万円 30万円
利子 7万8,331円 3万4,311円
返済回数 38回 17回
支払総額 37万8,331円 33万4,311円

毎月返済額を1万円にしたときと比べて2万円の場合、利子と返済回数をどちらも半分以下まで減らせることが分かります。
返済額を2倍にすることでそれ以上の効果を実感できるため、お財布に余裕があるなら毎月の返済は少しでも増やしておくのが無難です。

返済が苦しいなら毎月返済額を一時的に減らそう!

毎月の返済額を増やすことで利子などを大きく節約できるとしても、それで毎月の生活に支障が出るようなら元も子もありません。
毎月の返済だけで家計が苦しいようなら、苦しい間だけ毎月返済額を減らすのも一つの手です。その分だけ最終的な返済の負担は増えてしまいますが、それでも今日明日の学業に悪影響を及ぼすよりははるかにマシなはずです。

借入限度額は少なめに設定しておく

学生ローンで借りられる金額は1~50万円の範囲内のところが多く、実際に借りられる金額は業者ごとで違いがあります。ある程度希望者のニーズに対応してくれるところもあれば、審査結果に応じて自動的に設定するところも。
契約の申し込み段階で希望額を申請できるようであれば、使い過ぎを考慮して少なめの金額に設定しておくのが賢い使い方です。

審査に無事通過しまとまった金額を受け取ると、気持ちが大きくなりつい無駄遣いをしてしまう人も多いはず。それを防ぐためにも、必要最低限の金額だけ借りることで、余計な負担を減らせます。

学生ローンの利用前に注意すべきポイント

学生ローンをより安全に使うためには、契約前にもいくつか押さえておきたいポイントがあります。これらを知らずに利用しようとしても、トラブルの元になってしまったりするかもしれません。
勉強に、アルバイトに、そして私生活に忙しい学生さんだからこそ、貴重な時間を無駄にしないようぜひこの機会にチェックしておいてください。

学生ローンの利用条件

「学生」という名称がわざわざ付けられていることからも分かるように、学生ローンは特定の教育機関に所属している学生が利用できる商品です。
このほかにもいくつか利用条件が設けられており、それらを全て満たした人のみに利用が認められます。一般的な金融業者が求める主な条件は、以下の通り。

  • 4年制大学、大学院、短期大学、予備校、専門学校のいずれかに所属する学生
  • 継続する安定した収入を有している

これ以外にも、保証人が必要なところや日本国籍の所有者のみに限定している業者もあるので、利用前の確認が欠かせません。無条件で融資するとうたっている業者は十中八九闇金なので、近づかないようにしてください。

卒業しても使える「学生ローン」

学生ローンは、上述したいずれかの学校に所属する学生のみが利用できるローンです。
ところが、例外的な扱いとして、卒業して社会人になった人でも学生ローンが使えることがあります。その条件は、「学生時代に学生ローンへ会員登録を済ませている」というもの。
この条件を満たせば、卒業して社会人であっても会員としての資格が認められ、引き続き学生ローンからお金が借りられます(業者によっては上限年齢で制限を設けている場合あり)。

利用する業者の評判は事前に確認しておく

学生ローンを提供している業者はピンキリで、業界内で比較的メジャーなところもあれば、新興の業者もあります。
メジャーなところであればそれほど心配する必要はありません。ところが、あまり聞いたことがないような業者を使うのであれば、事前にその業者の評判をチェックしておきましょう。

評判を知る方法は、インターネットの口コミ情報の参考がおすすめ。金融業者の情報をまとめたサイトなどを活用することで、ある程度その業者の評判を下調べできます。

業者ごとで異なる金利・利子

お金を借りると必ず発生する利子。利子を計算する元になる金利(利率)は、業者ごとで異なります。法律で上限金利は下記表の通りで、登録業者であればこれを超えることはありません。

【法律で定められている上限金利】
元本の金額 上限金利
10万円未満 年20.0%
10万~100万円未満 年18.0%
100万円以上 年15.0%

金利が安い学生ローンほど支払総額は安くなるので、金利の安さで選ぶのも一つの手です。
ただし、金利が安い業者は高い業者と比べ、収入証明の提出や保証人が必須など、なんらかの条件が設けられていることがあります。適用に条件がないか、契約前にしっかり確認しておいてください。

親バレ・実家バレの可能性

学生を対象にしているので、多くの業者では親バレや実家バレへの配慮をしてくれるところもあります。ただし、全ての業者がそうとはいえないので、利用する業者がどういった対応をしているか確認しておくことが大切です。

学生本人の名義のみで契約できる業者や連帯保証人を求めない業者であれば、利用者本人のみで契約が完結でき、親にバレる心配はほとんどありません
借主の学生が成人していても保証人として親や保護者の同意を求める業者も未だ多いのが実情。親が書くべき同意書を自分で勝手に作成すると、親元へ直接連絡されてほぼ必ずバレるので、絶対にやってはいけません!

親バレ・実家バレに配慮してくれる業者かどうか、まずは契約前にしっかり確認しておきましょう。

滞納すると督促状の郵送でバレる

滞納すると、まずは利用者に電話連絡が入ります。それでも返済する意思を示さなかったり電話連絡を無視したりすると、不誠実な利用者と見なされ、契約時に伝わった本籍地宛に電話連絡や督促状が郵送されます。
この連絡や督促状が本籍地(実家など)に届くことで初めて、借金していることが親にバレてしまうケースは珍しくありません。

事前連絡を本人宛てにするなど親バレ防止の配慮をしてくれる業者も、長期滞納や繰り返しの滞納など悪質な滞納者に対しては親にバレる形で催促してきます。十分に注意しましょう。

借りられる総額は年収の3分の1まで

学生ローンを利用する場合、それぞれのローンごとに設定されている上限額とは別に気をつけておく必要がある制限があります。それが、借りられる総額は年収の3分の1までというもの。
これは貸金業法で定められた、借り過ぎを防ぐための「総量規制」というルールで、全ての学生ローンの利用者に適用されます
利用者側で特別な申請などを行う必要はありません。契約時に業者側で、総量規制を考慮した最終的な貸付額を決定します。

アルバイト収入で年収180万円ある学生なら最大で60万円まで、年収60万円の学生は20万円まで借りられる計算です。ただし、多くの学生ローンの融資上限は50万円が最大。したがって、学生ローンだけでは、それ以上の収入があっても超えて借りることはできません。
この収入制限は、借金1契約ごとの借入額ではなく、その人の全ての借金契約の総額である点にも注意してください。

利用目的が重視される

どの学生ローンでも、契約時に利用目的を尋ねられます。生活費に充てるのか、それとも車やバイクのローン費用として、遊興費やギャンブルの費用になど、使う人で用途もさまざま。
なぜ利用目的をチェックするのかというと、ずばり使い道によって安全な利用者と危険な利用者を判断するためです。

サークル代や卒業旅行代、自動車やバイクのローンといったごく一時的な用途であれば、常習性が少ないと判断され審査に通りやすくなります。
ギャンブルの費用や借金の返済といった目的は返済されない可能性が高く、リスク回避の目的から断られやすいのです。

利用目的はどの業者でもほぼ必ず尋ねられます。審査落ちしたくなければ、この点を踏まえた回答ができるよう事前に答えを用意しておきましょう。

金融事故を起こしているとほぼ確実に断られる

今回利用する予定の学生ローンが初めての借金なら、特に心配することはありません。
しかし、過去5年以内に一度でも金融事故(悪質な滞納や債務整理など)を起こしている人は要注意!現状で融資条件をクリアできていても、ほぼ確実に審査で落とされます(条件によって通過できる場合あり)。

お金を貸す業者にとって、金融事故を起こしブラックリスト入りしている人は、滞納リスクがある人として認識します。今の収入や資産状況が利用条件を十分満たしていても、必ずしも審査通過は期待できません。
こういった事情に当てはまる人は、知り合いから借金するなど金融業者を利用しない別の方法も検討しておきましょう。

滞納を続けるとブラックリストに記録される

学生ローンにも、延滞や滞納による「ブラックリスト入り」のリスクがあります。ブラックリストとは、延滞や滞納、債務整理など金融事故に関する個人の信用情報リストの俗称です。

一度でもこのブラックリストに記録されてしまうと、5~10年間(事故内容により異なる)はその情報が金融業者の間で共有され、審査に必ず影響します
契約時にブラックリスト入りしていることを黙っていても審査の際に必ずバレるので、「黙っていれば審査に通るかも」なんて甘い考えを持ってはいけません。

どの程度の滞納でブラックリスト入りするかは、それぞれの業者次第です。もっとも、1週間程度までの短期間の滞納であれば、それほど心配する必要はありません。最低でも2ヶ月以上連続して滞納すると、高確率でブラックリスト入りします。
短期間の滞納を繰り返した場合も別で、悪質な滞納と見なされブラックリストの対象になりやすいと覚えておきましょう。

学生ローンが使えないときの対処法

学生ローンを使うつもりだったのに、審査に通過できなかったなどの理由で使えないという人もいるはず。お金が必要なのに当てにしていた学生ローンが使えないとしたら、とにかく今は他の手段を探すべきです。
ここでは、学生ローンが使えないときに選んでほしい対処法をいくつかご紹介します。状況や事情に合ったベストな方法を選んでみてください。

親・兄姉から借りる

今すぐお金が必要なら、まずは身近な人に頼る手段を検討しましょう。最も身近な存在である親や兄姉なら、事情によってはすぐにでもお金を融通してくれるかもしれません。

このときに注意したいのが、たとえ縁者とはいえ、甘い気持ちで借金してはいけないという点です。
血縁関係であっても、お金の貸し借りはトラブルに発展しやすい原因の一つ。少しでも相手の信用を得るべく、誠意を持って丁寧にお願いすることが大切です。
口約束ではなくお金を借りる旨の借用書を作って渡せば、相手の不安を減らし借りられる確率もアップできるでしょう。

友人・知人から借りる

地元の親や兄姉にわざわざ頼みに行くのが難しい人や家族に借金していることを知られたくない人も、なかにはいるはず。
そんなときは、身近な友人や知人に頼んでみるのも一つの手。ただし、親族に頼む場合と違って、友人や知人はあくまでも他人です。あまり期待し過ぎるのではなく、断られても「仕方ない」という心の余裕は持っておきましょう。

少しでも貸してもらえる確率を上げる方法として、いくら借りてそれをいつ返済するのか、借金の内容をしっかり明記した借用書を作成して渡すのがおすすめ。「貸すのはいいけど、本当に返してもらえるのか心配」という相手の不安や警戒心を解いて借りやすくできます。

奨学金制度を利用する

学生ローンの利用を検討している学生の人は、同じく奨学金制度の対象者でもあります。
文部科学省が所管する日本学生支援機構(JASSO)をはじめ、日本国内ではさまざまな団体による奨学金制度が豊富です。JASSOが実施している主な奨学金は、以下の3つです。

  • 第一種奨学金:元本のみで利子が発生しない貸与型の奨学金
  • 第二種奨学金:元本とともに利子が発生する貸与型の奨学金
  • 給付型奨学金:将来の返還が免除・減額される給付型の奨学金

第一種と第二種はどちらも貸与型で、卒業後に返還しなくてはいけません。
給付型奨学金は2008年からスタートした奨学金制度です。2020年4月からは、それまでごく一部の対象者に限られていた支給条件が大幅に緩和され、適用範囲が拡大されています。

では、実際に借りられる金額を見ていきましょう。4年制大学の生徒が受け取るケースを例にそれぞれの奨学金から支給される月額は、以下の通りです。

【第一種奨学金】
自宅から通学 自宅外から通学
国公立大学 2万円、3万円、4万5,000円から選択 2万円、3万円、4万円、5万1,000円から選択
私立大学 2万円、3万円、4万円、5万4,000円から選択 2万円、3万円、4万円、5万円、6万4,000円から選択

【第二種奨学金】

月額2~12万円(1万円刻み)
※私立系医学・歯学課程は4万円、私立系薬学・獣医学系は2万円の増額が可能

【給付型奨学金】
区分 国公立 私立
自宅通学 自宅外通学 自宅通学 自宅外通学
・大学
・短期大学
・専修課程(専門課程)
第一区分 2万9,200円
(3万3,300円)
6万6,700円 3万8,300円
(4万2,500円)
7万5,800円
第二区分 1万9,500円
(2万2,200円)
4万4,500円 2万5,600円
(2万8,400円)
5万600円
第三区分 9,800円
(1万1,100円)
2万2,300円 1万2,800円
(1万4,200円)
2万5,300円

※()内は生活保護世帯・児童養護施設などの奨学生への支給額

給付型奨学金の支給額を決定する表内の3つの区分とは、以下の通りです。

  • 第一区分:給付奨学生と生計維持者の市区町村住民税が非課税
  • 第二区分:給付奨学生と生計維持者の支給額算定基準の合計が100万~2万5,600円未満
  • 第三区分:給付奨学生と生計維持者の支給額算定基準の合計が2万5,600~5万1,300円未満

貸与型のみだった頃と比べると、返還しなくてよい給付型の需給範囲が大きく広がったことで、とても使いやすくなった奨学金制度。
その上、給付型が使えなかったとしても、貸与型でさえ利子は最大で年利0.3%程度と、破格の安さでしょう。年利15.0~18.0%が中心の学生ローンと比べれば、どちらから借りた方が割安かは一目瞭然です。

学生ローンが使えないなら、奨学金もぜひ一度検討してみましょう。

奨学金の審査が不安という人に向けて、奨学金を借りられない人の特徴や対策を徹底解説しています。青文字部分をタップして、ぜひ参考にしてみてください。

目的ごとの専用ローンを使う

なぜ学生ローンを使ってお金を借りようとしているのか?その利用目的もさまざまです。
なかには、通学やレジャーに使う自動車やバイクの購入費用に充てる予定の人や、楽器の購入に必要なお金に使う予定の人もいるでしょう。
すでにローンで借りたお金の使い道が決まっている人におすすめしたいのが「目的別ローン」という商品です。

目的別ローンとはその名の通り、借りたお金の使途が限定されているタイプのローンです。住宅ローンや自動車ローン、バイクローンなどが、その代表格。
借りたお金の使途が限定されているため、使い道が限定されていない学生ローンと比べ、利息が割安です。
自動車ローンやバイクローンなら年利10.0%未満のものが多く、なかには1~5%程度のものも。これだけを見ても、学生ローンより安く済むことが分かります。

ただし、目的別ローンの多くが未成年の利用を禁止しています。したがって、未成年の学生は残念ながら使えませんが、すでに成人している学生なら使えます
用途に応じて目的ごとの専用ローンの存在を確認した上で、可能ならぜひ活用してみてください。

クレジットカードのキャッシング枠を活用する

すでに自分名義や家族名義のクレジットカードを持っているなら、クレジットカードに付帯されているキャッシング枠を使ってお金を用立てる方法もあります。
条件を満たせば未成年の学生でも、キャッシング機能が付帯されたクレジットカードを所有可能。限度額の範囲内であれば、一時的な借金が繰り返し利用できます。
ただし、キャッシング機能を希望するとカードの審査難易度が高くなるため、個人の信用情報によっては、カードの発行を拒否される可能性があります。

自分名義のカードなら、借金していることが他人にはバレません。
その一方で、家族名義のクレジットカードは親カードと明細書を共有しており、そこからキャッシング利用が確認できます。必然的に親バレ・実家バレのリスクが一気に高くなるので、利用時は注意しましょう。

消費者金融系カードローンを利用する

お金を貸してくれるような人が身近にいないなど、ここまでに紹介した対処法が使えないという人には、消費者金融系カードローンの利用がおすすめ。

カードローンは、銀行や信販会社などさまざまな金融機関や業者から提供されています。
なかでも消費者金融系のカードローンは、審査難易度の低さと利便性、お得な特典が使えるのが魅力のサービス。全国どこからでも使える信頼性抜群の大手から地域密着型の中小まで、選択肢の広さが一番の特徴です。

CMでもおなじみの大手消費者金融「プロミス」なら、さまざまな新機能や便利機能を併せ持ったオンライン型の新サービス「アプリローン」が使えます。この「アプリローン」の主な特長は、以下の通りです。

  • 借入可能かどうかを前もって確認できる、最短15秒完了の「事前審査」
  • 申し込みから借り入れまで全ての手続きがアプリだけで完了できるカードレスサービス
  • アプリ内の「QRコード」で、全国のセブン銀行ATMから24時間借り入れOK

その上、初めての利用に限り最大30日間無利息サービスなど、うれしい特典も消費者金融ならでは。今すぐにお金が必要で少しでも負担を減らしたいなら、学生ローンを使うよりこちらを使った方が断然お得です!

ただし、消費者金融では未成年者の契約は認められておらず、20歳以上の成人した学生の人のみ利用できます。未成年の人は、20歳未満でも使える学生ローンや他の方法を利用してください。

消費者金融のカードローンは学生ローンと比べると、借り入れの上限額が高くなるのが一般的(信用情報によってはこの限りではありません)。くれぐれも無理な借り過ぎにご注意を!

下記ページに学生におすすめのカードローンをまとめました。自分の状況に合ったものを、プロミスを含め、ぜひ検討してみてください。
審査が不安の方向け!カードローン集

まとめ

ちまたでよく耳にする「学生ローンはやばい」といううわさの真相を、学生ローンの特徴を交えながら解説しました。
学生ローンだからといってすぐに「やばい」というわけではなく、賢く正しく使えば他のローンにはないメリットがたくさん得られる商品というのが、今回の結論です。

借りやすさによる借金への依存や常習性を避けながら計画的な利用を心掛け、ユーザーから定評のあり信頼できる業者を選びましょう。
そうすれば、学生ローンは決して「やばい」存在ではなく、急なピンチを解決できる心強い味方になってくれるはずです。

※記載されている内容は2023年2月現在のものです。

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