700万円を借りる方法と700万円を借りられる年収について
更新日:
公開日:2024.4.25
生活をする中で、700万円といった大金がいつ必要になるか分かりません。いざ700万円が必要になったとしても、どのように資金を調達すれば良いか分からない人もいることでしょう。10万円~50万円程度ならまだしも、700万円にもなると返済能力を慎重に調査されるため、審査時間が長引く可能性も高いです。また、申し込んでみたものの、希望が叶わない結果になるかもしれません。
本記事では、700万円を借りる方法をはじめ、700万円を借りるのに必要な年収などについて解説します。
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700万円を借りる方法
700万円を借りたい場合に検討できる方法は、以下のとおりです。
借入方法 | 融資上限額の目安 | 金利の目安 | 融資までにかかる時間の目安 |
---|---|---|---|
消費者金融カードローン | 〜800万円 | 3.0~18.0% | 最短即日 |
銀行カードローン | 〜1,000万円 | 1.5~14.5% | 最短翌日 |
フリーローン | 〜1,000万円 | 3.8~14.5% | 数日〜1週間 |
不動産担保ローン | 〜1億円 | 7.0~15.0% | 最短翌日 |
借入方法別に内容を解説します。
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンのうち、アコム、アイフル、SMBCモビットの大手3社は融資限度額の上限を800万円に設定しています。大手でもレイクとプロミスの融資限度額上限は500万円ですが、最短即日融資が可能、無利息サービスを提供しているなど、借入金額が500万円を超えないようなら検討する余地はあるでしょう。
融資限度額 | 金利 | 申込資格 | 無利息サービス | |
---|---|---|---|---|
アコム | 1万~800万円 | 年3.0%~18.0% | 満20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方 | 提供あり |
アイフル | 満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する方※ | 年3.0%~18.0% | 満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する方※ | 提供あり |
SMBCモビット | 1万〜800万円 | 年3.0%〜18.0% | 年齢満20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方※ | 提供なし |
レイク | 1万円~500万円 | 年4.5%~18.0% | 満20歳~70歳の方で、安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)※ | 提供あり |
プロミス | 1万~500万円 | 年4.5%~17.8% | 満18~74歳まで※のご本人に安定した収入のある方 | 提供あり |
モビット:※収入が年金のみの方はお申込できません。年金以外に安定した定期収入のある方であればお申込いただけます。
レイク:※お取引期間中に満71歳になられた時点で新たなご融資を停止させていただきます。
プロミス:※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は収入証明書類のご提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)、収入が年金のみの方はお申込いただけません。
申込条件以外は、融資限度額、金利ともに大きな違いがありません。利便性の高さや無利息サービスの利用可否などから、どこを利用するかを決めてみてください。
消費者金融カードローンの中で、700万円を超える融資限度額を設定しているのは大手と呼ばれるところです。中小消費者金融でもカードローンサービスを提供していますが、50万円や300万円というように大手と比べて上限は低いと認識して良いでしょう。
銀行カードローン
銀行カードローンは、消費者金融カードローンと同様に融資限度額の上限を高く設定しています。銀行によって上限に違いはあるものの、1,000万円といったものも見られる状況です。
融資限度額 | 金利 | 申込資格 | 無利息サービス | |
---|---|---|---|---|
三井住友銀行カードローン | 800万円 | 1.5~14.5% |
・満20歳以上満69歳以下の安定した収入がある人 ・SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる人 |
提供なし |
みずほ銀行カードローン | 800万円 | 年2.0%〜14.0% |
・満20歳〜満66歳未満※ ・保証会社の保証を受けられる方 |
提供なし |
楽天銀行スーパーローン | 800万円 | 1.9〜14.5% |
・満年齢20歳以上62歳以下の日本国内に居住する人 ・毎月安定した定期収入のある人または専業主婦 ・楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けられる人 |
提供なし |
住信SBIネット銀行MR.カードローン | 1,000万円 | 2.49~14.79% |
・申込時年齢が満20歳以上満65歳以下で安定した継続収入がある人 ・保証会社の保証を受けられる ・住信SBIネット銀行の口座を保有する人 |
提供なし |
auじぶん銀行カードローン | 800万円 | 1.48~17.5% |
・契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の安定継続収入がある人 ・アコムの保証を受けられる人 |
提供なし |
フリーローン
フリーローンとは、カードローンと同様に資金使途自由のローンサービスです。地方銀行などを中心に融資限度額が700万円以上のフリーローンは多くあります。カードローンは利用限度額の範囲内で借入れと返済を自由に行えるのに対し、フリーローンで借入れをするタイミングは契約時の1回のみで繰り返しの利用ができません。カードローンと比べて利便性の面で劣りますが、金利設定が低めの傾向なので返済負担をおさえることが可能です。
融資限度額 | 金利 | 申込資格 | |
---|---|---|---|
横浜銀行フリーローン | 1,000万円 | 1.9~14.6% |
・契約時満20歳以上69 歳以下の人 ・.安定した収入のある人、またはその配偶者 ※パート・アルバイト可、学生不可 ・神奈川県内全地域 、東京都内全地域、群馬県前橋市、高崎市、桐生市に居住または勤務の人 ・SMBC コンシューマーファイナンスの保証が受けられる人 |
イオン銀行フリーローン | 700万円 | 3.8~13.5% |
・日本国内に居住または外国籍(永住許可を受けている)人 ・契約時の年齢が満20歳以上、満60歳未満の安定かつ継続した収入の見込める人 ・イオン銀行に普通預金口座を持つ人 ※ 原則、前年度税込年収が200万円以上の人 ※ 年金受給者、学生、無職の利用不可 ・オリックス・クレジットの保証を受けられる人 |
住信SBIネット銀行 MR.フリーローン |
1,000万円 | 3.775~12.0% |
・申込時年齢が満20歳以上完済時満70歳未満で安定した継続収入がある人 ・保証会社の保証を受けられる ・住信SBIネット銀行の口座を保有する人 |
不動産担保ローン
不動産担保ローンは、その名のとおり本人または家族が保有する不動産を担保に融資を受ける方法です。資金使途は原則自由、かつ無担保融資と比べて低金利、数千万円~1億円といった高額融資を受けられることも期待できます。
融資限度額 | 金利 | 申込資格 | |
---|---|---|---|
楽天銀行不動産担保ローン | 1億円 | 1.18~9.94%(5年見直し) |
・借入時年齢満20歳以上70歳未満、完済時年齢が満80歳未満の人 ・日本国籍を有する、または永住許可等を受けている外国人 ・継続して安定収入がある人 |
住信SBIネット銀行不動産担保ローン | 1億円 | 2.95~8.9%(変動金利) |
・申込時年齢が満20歳以上完済時満79歳未満で安定した継続収入がある人 ・保証会社の保証を受けられる |
融資限度額が借入れが可能な最高金額
融資限度額は借入れが可能な最高金額を意味します。ただし、融資限度額の上限まで借りようとしても、その希望が通るわけではありません。収入と融資金額のバランスは取れているのか、遅延なく返済ができるかどうかなどを慎重に判断します。そのため、審査の結果として700万円またはそれ以上の高い限度額が設定される人は限定されるでしょう。
消費者金融の場合は、貸金業法の総量規制の影響を受けるため、年収の3分の1を超える金額は借りられません。要するに、消費者金融で700万円を借りるためには2,100万円以上の年収が必要です。
銀行法が適用される銀行カードローンやフリーローンは、総量規制の対象ではありません。しかし、銀行の審査も総量規制に準じた自主規制が行われています。
審査に通ればカードローンで700万円借りられる
審査に通ればカードローンで700万円借りられますが、個人の融資額としてはかなり高額であることは確かです。「どうすれば700万円を借りられるのか」という正確な答えはありませんが、700万円という高額融資を受けるためには、すでに説明したとおり十分な返済能力が認められる収入を得ていることが必須条件になるでしょう。
カードローンで700万円借りている人の割合
全国銀行協会の「銀行カードローンに関する消費者意識調査」によると、借入残高保有者の総借入残高を以下のように伝えています。
銀行カードローン(残高あり) | 消費者金融(残高あり) | クレジットカード会社(残高あり) | |
---|---|---|---|
1~10万円以下 | 15.9% | 13.6% | 19.5% |
11~30万円 | 15.0% | 16.2% | 18.3% |
31~50万円 | 15.7% | 15.3% | 13.1% |
51~100万円 | 16.2% | 18.0% | 15.2% |
101~200万円 | 16.4% | 16.5% | 14.4% |
201~300万円 | 6.2% | 7.4% | 5.5% |
301~400万円 | 3.9% | 2.4% | 3.1% |
401~500万円 | 1.7% | 1.2% | 1.5% |
501~600万円 | 1.3% | 0.9% | 0.5% |
601~800万円 | 0.7% | 1.2% | 0.7% |
801~1,000万円 | 0.5% | 0.0% | 0.5% |
サンプル数 | 593 | 339 | 605 |
総借入残高100万円以下の割合が高く、700万円以上はごくわずかです。また、同調査では、 総借入残高の平均を以下のように伝えており、700万円から大きく離れた金額であることも把握できるでしょう。
- 銀行カードローン:148万5,000円
- 消費者金融:128万7,000円
- クレジットカード会社:117万9,000円
カードローンで700万円借りるときの金利・利息はどのくらい?
カードローンで700万円を借りる際に注意したいのが適用金利と支払う利息です。借入金額が700万円と高額になるため、金利が低くても支払う利息の負担が大きくなることを避けられません。700万円を借りたいと考える前に、実際にどのような返済計画になるのか、確実に返済を遅延しないのかなどを把握しておきましょう。
例えば、みずほ銀行カードローンにて、適用金利年2.0%で800万円を借りた場合の返済内容は以下のとおりです。
毎月の返済額 | 80,000円 |
---|---|
返済回数 | 111回 |
利息総額 | 774,696円 |
返済総額 | 8,774,696円 |
年2.0%の低金利で借りても、元金が高額になると利息も774,696円と高額です。
さらに、大手消費者金融を例に、適用金利年3.0%で800万円を借りるとさらに返済負担が大きくなります。
毎月の返済額 | 120,029円 |
---|---|
返済回数 | 73回 |
利息総額 | 762,121円 |
返済総額 | 8,762,121円 |
700万円を借りるのであれば、可能な限り低金利、かつ早いタイミングで完済することが返済負担軽減のための近道です。
過去に金融事故を起こしている人は審査に通らない
過去に長期滞納、債務整理(任意整理、自己破産、個人再生、特定調停)、代位弁済、強制解約といった金融事故を起こしている場合は、どんなに年収が高い人でも各種ローンやクレジットカードなどの審査に通りません。信用情報機関が管理・登録を行う信用情報に、異動と呼ばれる情報として履歴が残っているからです。700万円を借りる前に、状況の改善と時間が経過するのを待ってください。
【指定信用情報機関】
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC):主に信販会社が加盟会員
- 株式会社日本信用情報機構(JICC):主に消費者金融が加盟会員
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC):主に銀行が加盟会員
金融事故を起こしている人は、過去にクレジットカードやローンの返済を正しく行えなかった人です。お金を貸す側としては、同様の返済トラブルが起こることを懸念して、審査に通さないようにしています。
一定期間(5~最長10年間)が経過した後に、信用情報から金融事故の情報は削除されますので、そのタイミングを待ってからカードローンに申し込んでください。金融事故を起こしたことが理由で審査に落ちることは回避できるからです。
信用情報に金融事故の情報が登録されているかどうか分からない場合、信用情報開示制度を利用してみてください。500~1,000円の手数料はかかりますが、信用情報の内容を確認できます。
700万円を借りるのに必要な年収とは
700万円を借りるのに必要な年収について解説します。
消費者金融カードローンは貸金業法の総量規制の対象
消費者金融カードローンは、総量規制という規制によって借りられる金額の上限を「年収の3分の1まで」と厳密に規定しています。消費者金融で700万円を借りたいのであれば、少なくとも700万円×3=2,100万円の年収が必要です。年収2,100万円となると、会社員にはなかなか厳しい金額と言わざるを得ません。
銀行カードローンも消費者金融と同等の規制を設けている
銀行カードローンは、総量規制の対象ではないため、年収がどのくらいなのかが借入金額に影響しません。しかし、近年の銀行は、過剰融資に対する批判が相次いでいる状況です。総量規制には抵触しないものの、銀行も総量規制にならった独自の規制を行う方針を敷いています。
「総量規制の対象じゃないから無限に借りられる」のではなく、返済能力を問題視されれば700万円の融資を受けることは限りなく困難でしょう。
すぐに700万円を借りたいときに検討したい方法
すぐに700万円を借りたいときに検討したい方法は、以下のとおりです。
- 有担保ローン
- おまとめローン
方法別に内容を解説します。
有担保ローンなら高額借入れができる可能性が高い
有担保ローンは、担保がある分だけ審査に通れば高額融資を受けられる可能性が高い方法です。不動産担保ローンなら、他の方法と比べて融資スピードが速く、最短翌日融資を受けられる場合があります。
事業性資金として700万円を必要とする場合は、ビジネスローンの利用を検討するのも方法の一つです。ビジネスローンは、個人事業主や企業経営者向けのローンで、売掛金の回収までのつなぎ、給与や賞与の支払い、運転資金の補填などに役立ちます。最短翌日融資、Web完結で手続きを行えるなど、急な出費に対応可能です。
おまとめローンなら借金の一本化が可能
すでに複数の借入があり、借入金額が高額化している場合は、おまとめローンの利用を検討してみてください。おまとめローンを利用すれば、複数の借金を一つにまとめて契約し直せるからです。金利や毎月の返済負担の軽減、返済期間の短縮を期待できるでしょう。
おまとめローンは、貸金業法による総量規制の例外貸付となるため、借入金額が年収の3分の1を超えていても利用できます。追加借入ができない返済専用のローンにつき、おまとめ前より不利な貸付条件で契約することはありません。
おまとめローンは消費者金融や銀行が提供しているので、自分に適したサービスを利用してみてください。
消費者金融が提供するおまとめローン | 商品名 | 金利 | 契約限度額 |
---|---|---|---|
アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」 | 3.0~17.5% | 最大800万円 | |
プロミス おまとめローン | 6.3~17.8% | 最大300万円 | |
SMBCモビットのおまとめローン | 3.00~18.00% | 最大800万円 | |
貸金業法に基づくおまとめローン レイク de おまとめ |
6.0~17.5% ※100万円以上の場合:6.0~15.0% |
10~500万円 | |
ORIX MONEY(おまとめローン) | 3.0~17.8% | 50~800万円 | |
LINEポケットマネー 借りかえ | 3.0~15.0% | 最大300万円 | |
銀行が提供するおまとめローン | 東京スター銀行 スターワン乗り換えローン | 9.8%・12.5%・14.6% | 最大1,000万円 |
オリックス銀行 カードローン | 1.7~14.8% | 10〜800万円 | |
楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% | 10〜800万円 | |
横浜銀行カードローン | 1.5~14.6% | 10〜1,000万円 | |
auじぶん銀行カードローン | 1.48~17.5% | 10〜800万円 |
おまとめローンに申し込んでから利用開始までの手順と流れは、以下のとおりです。
- おまとめローンに申し込む
- 本人確認書類や借入れを確認できる書類などを提出
- 審査
- 審査結果の通知
- 契約手続き後、おまとめローンの融資金で他社借入金額を完済
- おまとめローンの契約内容どおりに返済
A社・B社・C社から100万円を借りていて総借入金額300万円、各社への返済金額が毎月5万円の合計15万円の場合、おまとめローンの融資金によって各社の借入れを完済します。その後は、契約内容どおりの金額や期間で返済するだけです。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。