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ろうきん教育ローンは店舗によって内容が違う!

更新日:

公開日:2017.11.14

「子どもの進学に当たって教育ローンを利用したい」
「奨学金を検討しているけど、ろうきんの教育ローンも気になる」

子どもの進学の際に強い味方になるのが、奨学金や教育ローンではないでしょうか。奨学金は多くの人が利用していますが入学後からしか利用できず、入学以前から利用したい場合には教育ローンが便利です。

そんな教育ローンの中でも、今回はろうきんの教育ローンについて解説しましょう。ろうきんの教育ローンの概要や審査のポイント、教育ローンの審査に落ちた際の対処策について説明します。

この記事はこんな人にオススメ!

  • ろうきんの教育ローンを検討している人
  • 奨学金とろうきんの教育ローンを併用できるのか知りたい人

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「ろうきん」とは?

「ろうきん」とは、一般社団法人全国労働金庫協会の略です。難しそうな組織名ですが、働く人たちがお互いを助け合う目的で出資し合うことで成り立っている組織です。
同じように金融サービスを提供している代表として「銀行」がありますが、ろうきんと銀行は主に以下の点で違いがあります。

ろうきん 銀行
出資者 会員(勤労者) 投資家
目的 営利を目的とせず、利益は利用者に還元 利潤追求を目的とし、利益は持高に応じて株主に還元
主な融資先 勤労者への融資が中心 企業への融資が中心

銀行は株主がいて経営が成り立ちます。そのため利益を追求しなければならず、営利を第一としないろうきんとはその点で大きく異なります。

ろうきんの教育ローン概要

銀行の商品としてよく見る教育ローンですが、ろうきんでも教育ローンを取り扱っています。ここではろうきんの教育ローンの概要について解説していきましょう。

今回は中央労働金庫の教育ローンを例にします。なぜ中央労働金庫かは後述しますが、ろうきんのローンは店舗によって金利など内容面が異なるためです。
中央労働金庫の教育ローンには「カード型」「証書貸付型」が存在します。この違いについて詳しく見ていきましょう。

教育ローン「カード型」

カード型の教育ローンはその名の通り、ローンカードを発行し、そのカードで借り入れや返済をするものです。
教育ローン「カード型」について、詳しく見ていきましょう。

カード型の特徴

カード型の特徴には、以下のようなものがあります。

  • 極度額の範囲内であれば何度でも借り入れ可能
  • 出金時はコンビニATMなどが利用できる
  • 在学期間中の返済は利息のみ

このように、カードローンと同じような使い方ができるのが特徴です。しかしカードローンとは違い、教育関連資金にしか利用できません。融資限度額は最高で1,000万円と、教育関連費用としては問題ない融資を受けられます。

ただし注意点として、このカード型の教育ローンは団体会員または生協会員の人だけが対象です。一般の勤労者に区分される人は申し込めないので、注意しましょう。

金利

教育ローン「カード型」の金利は以下の通りです。
会員名 金利
団体会員 年利2.90%
生協組合員 年利3.18%

金利は変動金利制が採用されています。保証料については金利に含まれているため、それ以上の支払いが発生することもありません。

教育ローン「証書貸付型」

証書貸付型の教育ローンはカード型とは違い、審査で決まった融資金額を一度だけ借りることになります。その後さらに借りるには、再度審査を受けなければいけません。
教育ローン「証書貸付型」について詳しく見ていきましょう。

証書貸付型の特徴

証書貸付型には、以下のような特徴があります。

  • 入学金や授業料だけでなく、留学費用としても活用できる(※他の金融機関の奨学金の借換は団体会員のみ)
  • 繰り上げ返済をする際の手数料が無料

基本的にカード型にも共通する部分なので、証書貸付型の特徴というよりはろうきんの教育ローンの特徴です。
ろうきんの教育ローンは幅広い教育資金に使え、上記に挙げた以外にも下宿の敷金・礼金などにも活用できます。

金利

証書貸付型の金利は、カード型に比べて複雑です。それは会員区分によって金利が変わること、そして変動金利と固定金利が選択できる点にあります。
教育ローン「証書貸付型」の金利は、以下の通りです。

【団体会員】
固定金利(10年以内で借入) 年利2.4%(奨学金借り換えの場合は年1.2%)
固定金利(10年を超えての借入) 年利2.9%(奨学金借り換えの場合は年1.7%)
変動金利 年利2.2%
【生協組合員】
固定金利(10年以内で借入) 年利2.6%(奨学金借り換えの場合は年1.4%)
固定金利(10年を超えての借入) 年利3.1%(奨学金借り換えの場合は年1.9%)
変動金利 年利2.4%
【一般勤労者】
固定金利(10年以内で借入) 年利3.4%(奨学金借り換えの場合は年1.6%)
固定金利(10年を超えての借入) 年利3.9%(奨学金借り換えの場合は年2.1%)

ろうきんの教育ローンは店舗が違えば内容も違う

ろうきんは全国13の地区、620店舗があります(2019年3月31日現在)。そして、店舗ごとに条件面が異なります。よって、上記に挙げた金利が、自分の地域のろうきんにそのまま適用されるわけではありません。

そのため、ろうきんの教育ローンを検討している場合には、自分の住んでいる地域のろうきんの条件を調べる必要があります。
下記のサイトから近くのろうきんを探すことができます。自分がどこのろうきんに相談に行けばいいのかを、明確にしておきましょう。

ろうきんの教育ローン審査に受かるためのポイント

ろうきんの教育ローンの概要について知り、興味を持った人もいるかもしれません。そんな人が次に興味を持つのが、審査についてではないでしょうか。

大前提として、低金利のローンは審査が厳しい傾向にあります。ろうきんの教育ローンは低金利に含まれるので、審査が厳しいです。その上で、ろうきんの審査に受かるためのポイントを押さえていきましょう。

1.「申込先が異なれば条件が違う」ということを念頭に

「ろうきんの教育ローンは店舗が違えば内容も違う」でも述べたように、ろうきんは全国にあり、その店舗ごとに審査条件や借入条件が変わってきます。そのため、まずは自分が所属しているろうきんがどの店舗かを把握することが必要です。

2. 可能であれば労働組合・生協会員になってから申し込み

ろうきんはもともと、労働組合や生協に所属している会員が出資し合って成り立っている組織です。よって、労働組合など団体会員の構成員や生協会員の組合員の方が貸付条件が有利です。

これは公表されているわけではありませんが、そういった人たちの方が審査も有利に働くことが予想されます。このため会員になれるのであれば、なっておくに越したことはありません。

3. 過去の借入・返済状況によっては審査落ちもある

ろうきんは利益を追求しているわけではありません。しかし運営を続けていく以上、貸したものを確実に返してもらう必要があります。よって、申込者の返済能力や信用情報はしっかりとチェックされます。

以下は、審査落ちの対象となりやすい人達の特徴です。

  • 過去に公共料金や携帯電話の端末代の割賦金、他者からの借り入れの返済などが滞っている
  • すでに総量規制いっぱいまでお金を借りている

このような人は返済能力がないと判断されてしまいます。自分の信用情報について知りたい人は「要確認!JICC(日本信用情報機構)でおすすめの開示方法&開示書の見方」を参考にしましょう。

ろうきんの教育ローンは奨学金との併用は可能?

ろうきんの教育ローンを検討している人の中には、奨学金との併用を検討している場合もあるでしょう。そこで奨学金との関わりに関して見ていきます。

併用が必要なケースとは?

奨学金が借りられるのであれば、わざわざ教育ローンを組む必要はないと考える人もいるかもしれません。
しかし、奨学金は進学先に入学してからでなければ入金されません。入学金や最初の授業料、または下宿先を借りる費用には間に合わないのです。

そういった費用に利用したい人は、奨学金の前に教育ローンを借りる場合があります。

ろうきんを使った奨学金との併用

ろうきんの教育ローンで奨学金と併用できるのは「日本学生支援機構」が提供している奨学金です。しかし、併用をするには条件があります。

【併用を受けられる条件】

  • 日本学生支援機構の奨学金対象校に合格し、進学すること
  • 日本学生支援機構の奨学金振込先を労働金庫にすること
  • 父母(または親権者)の住所または勤め先が、労働金庫の取扱地域内にあること
  • 日本政策金融公庫が出している国の教育ローンに申し込んで、融資を受けられなかった

この条件を満たせば、奨学金とろうきんの教育ローンを併用できます。
ただし併用すると、後からの返済額が多くなります。将来の返済のこともしっかりと考えた上で利用しましょう。

ろうきんの教育ローン審査が通らなかった人の対処策

ろうきんの教育ローンは魅力的です。しかし、審査がある以上誰でも融資を受けられるわけではありません。
ろうきんの教育ローンの審査に落ちてしまったらどうすればいいのでしょうか。一例として、融資を受けられなかった場合の対処策を紹介していきます。

日本学生支援機構の奨学金

今では、大学に通う学生のおよそ半数が奨学金を利用しているといわれています。奨学金は学生の強い味方として広く知られていますが、教育ローンが利用できない場合、真っ先に思い浮かぶ対処策ではないでしょうか。

日本政策金融公庫の国の教育ローン

ろうきんと同じ教育ローンですが、日本政策金融公庫の教育ローンは国が提供する教育ローンです。

ただし国が提供するだけあって、ろうきんと比べて金利が低いため、申し込みが非常に多いです。そのため、申し込んでも審査に通過する可能性はろうきんよりも低くなります

授業料減免制度・大学独自の保証制度

大学が独自に行っている授業料免除制度や、奨学金などの保証制度を活用もできます。しかし希望する大学が制度を用意していない場合もあり、そういった制度があっても倍率が高く、非常に狭き門です。

市区町村で提供している制度

生活福祉資金貸付制度や母子父子寡婦福祉資金貸付金など、市区町村が主導で提供しているサポート制度も存在します。
ただし生活に困っている人に向けた支援制度なので、利用条件も細かいです。興味がある人は、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

最後の頼みは親族

これまで紹介してきた対処策を検討してもお金が用意できない場合には、親族に相談してみましょう。家族内であれば相談するハードルはそう高くないかもしれませんが、親戚などになると難しい人も多いでしょう。

いくら親族といえども、お金に関する問題は大きなトラブルになりかねません。もし家族以外の親族からお金を借りるのであれば、後々の関係も考えて慎重に行いましょう。

まとめ|ろうきん教育ローンは事前確認が大切

進学に際してお金の不安はつきものです。そんなときに奨学金とともに検討されるのが教育ローンです。ろうきんの教育ローンは他の金融機関と比べて相対的に金利が低めに設定されているので、検討の価値はあるでしょう。

しかし注意したいのが、ろうきんの教育ローンは店舗によって貸付条件が異なるということです。ろうきんの教育ローンを検討している場合には、自分が住んでいる地域のろうきんにしっかり確認しておきましょう。

また可能であれば、労働組合などの団体会員の構成員や生協会員の組合員になっておきましょう。金利面で有利です。

ろうきんの教育ローンの審査は誰もが通るわけではありません。審査に落ちてしまった後のことも考えて、申し込むようにしましょう。

※記載されている内容は2023年2月現在のものです。

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