J.Score(ジェイスコア)の点数をスコアアップのメリットと方法は?
更新日:
公開日:2018.1.31
ソフトバンクとみずほ銀行がタッグを組んで開発し、2017年9月にスタートした全く新しいレンディング(インターネットによる貸付)サービスである、「J.Score(ジェイスコア)」が、非常に話題を集めています。
従来のカードローンでは審査の対象とされなかった些細な個人情報も、「AI」が審査の材料とされます。
400~1,000の範囲で「点数」をつけ、それに応じた審査・融資を行っていくサービスです。
この「点数」を上げると一体どんなメリットが発生するのでしょうか。
今回は、点数をスコアアップするにはどうしたらいいのか、その方法も併せて解説をしてまいります。
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J.Scoreの点数をスコアアップしたことによるメリット

スコアアップによるメリットはズバリ!「審査が通りやすくなる!」「限度額が増え金利も有利になる!」です。
審査が通りやすくなる!
一般的なカードローンの審査においては、申込みしたユーザーについて
- 年収が少ない
- 職業属性に安定性がない
- 勤務年数が短い
- 年齢が若いor高齢である
- 他社からの借入残高が多い
- 信用情報に傷がある
などといったマイナス要素をチェックして、一定のレベルにまで達すると、「融資不可」になります。
言ってみれば「減点方式」によって進んでいきます。
一方、J.Scoreでは入力された情報によってはじき出された点数が「一定の値」に達すれば融資を受けることができる加点方式で審査が進みます。
一般的なカードローンで「融資不可」になる水準が不透明です。
一方、J.Scoreでは「600点」とされており、ユーザーはその目で自分の点数を確認することができます。
そして当然ながら、600点より700・800・900点を持つユーザーの方が審査に通過しやすく、最大値である1,000点が最も審査にパスしやすくなります。
また、J.Scoreでは自分の点数を融資前に確認できるため、審査に通過する可能性が高くなるのを待って申し込める点もメリットです。
しかしカードローンの場合、自信満々で申し込んでも審査の結果、「融資不可」になることもあります。
これを繰り返していると、「申込みブラック」になってしまうことがあります。
こうなると以後のカードローン審査や、カーローンなどといった目的別ローンを組むことが非常に難しくなってしまいます。
それにひきかえJ.Scoreなら、点数が「600点」に達しない限り申込みすらできないシステムになっています。
申込みブラックになるリスクを大きく減らすことが可能なのです。
限度額が増え金利も有利になる!
一般的なカードローンでは、申込み後の審査によって限度額と金利を決めていきます。
よって、例えば年収1,000万円で他の借り入れもなく信用情報が綺麗なユーザーであっても、果たして自分が300万円の限度額を得られるのか。
その金利がどの程度になるのかが、審査結果が出るまで明らかになりません。
一方、J.Scoreでは下表の様に点数ごとの限度額と金利の幅が、明確に示されています。
点数 | 限度額 | 金利(年) |
---|---|---|
950~1000 | 10~1,000万円 | 0.8~2.1% |
900~949 | 10~730万円 | 1.9~3.7% |
850~899 | 10~540万円 | 3.5~5.4% |
800~849 | 10~400万円 | 5.2~7% |
700~799 | 10~260万円 | 6.8~9.5% |
600~699 | 10~150万円 | 9.3~12% |
つまり、現在699点をお持ちのユーザーはあと1点スコアアップするだけで限度額が260万円に増えるのです。
そしてそれに合わせて金利もグンと安くなるという、非常に大きなメリットが出てくるのです。
また、消費者金融系カードローンの金利が軒並み18%程度であるのと比べれば、融資可能となる最低ラインの600点であっても12%と、かなり安く設定されてます。
その点もこのJ.Scoreが人気を集めているポイントになっています。
J.Scoreのスコアが600点未満の場合は「J.Score(ジェイスコア)のスコアが600にいかないのはなぜ?審査攻略と併せて徹底解説」が参考になります。スコアアップや審査攻略などを解説しています。
いいことづくめのスコアアップはどうしたらできるの?

AIに与える情報を増やす
J.Scoreでは、まずメールアドレスの入力とパスワード設定で、「無料会員登録」をしてログイン。
その後
- 生年月日・性別
- 最終学歴
- 勤務形態・仕事の業種・企業規模
- 勤め先に入社した時期
- 年収
などといった、一般的なカードローンと同じ一般的な個人情報と
- 未婚・既婚
- 子供・同居家族の有無
- 自宅の郵便番号(最初の3桁のみなので特定されない)
- 住まいのタイプ・居住期間
上記の通常あまり聞かれないものを含めた、AIからの18個の質問に答えることにより「AIスコア」と呼ばれる自らの点数がはじき出されます。
この時点で「600点」を超えていれば融資を受けられる可能性があります。
しかしそれ以下であれば融資を受けるためにスコアをアップする必要があります。
また、上記でお伝えしたようにスコアアップによるメリットが大きいため、何とかスコアを少しでも上げて有利な条件で融資を受けたいところです。
その最初の方法は、会員登録と最初の質問への回答が済むと開設される「マイページ」にある「スコアアップ」をクリックし、

上記で示されている、生活・性格・ウォレット・ファイナンスなどの各項目において、AIによりユーザー情報を教えることです。
どんなことが聞かれるかというと、例えば「生活」では、

上記のように、一見漠然とした5つ項目の中で、「インターネットについて教えてください」であれば
- 使っているSNSは?
- PC・タブレット・スマホのネット利用時間は?
- ネット検索でよく利用するサイトは?
- よく使うニュースサービスは?
- よく使う通販サイトは?
といった具合に、ごくごく簡単な質問が投げかけられます。
何十点もアップするわけではありませんが、少しずつスコアが上がっていきます。
筆者自身、各項目の質問にいくつか答えてみましたが、どの質問にどのように答えればスコアが上がるかはっきりしていません。
そのため、「絶対にスコアアップする」とは言えません。
しかし試した限りでは情報をたくさん提供すればするほど、点数は上がる傾向にあることは確かなようです。
なお、各項目にある円グラフは進捗状況で、最初の18個の質問に答えれば「プロフィール」については、100%を示す円グラフが表示されます。
ソフトバンク携帯契約・みずほ銀行利用との連動
前項で示した画像を見て、「情報連携」の項目の円グラフが全く出ていないことをご確認いただけると思います。
実は、J.Scoreにおいて最も早くスコアアップに繋がる可能性があるのがこの情報連携という項目の進行です。

- ソフトバンク携帯料金の支払い状況
- みずほ銀行口座での出入金状況
- みずほ銀行のローン商品の利用状況
などといった、J.ScoreのAIはより具体的なユーザー情報を入手できます。
そのため、それぞれにしっかりとした付き合い方をしていれば「信用力」がアップし、スコアアップがスムーズになる可能性もあります。
また、スコアアップに繋がらなくても双方の連携により、それぞれ0.1%ずつ金利が優遇されるというおまけつきです。
ソフトバンク・みずほ銀行ユーザ-で、それぞれと問題ない付き合いを続けている場合では、この「情報連携」をすることをおすすめします。
※記載されている内容は2023年2月現在のものです。