他社の審査不合格でもJ.Score(ジェイスコア)で融資・借入できる?
更新日:
公開日:2018.3.29
新たな審査システム「スコア診断」で注目のJ.Score(ジェイスコア)その実態は?

急な出費でどうしてもお金が必要になり、カードローンに申込んでみたものの、審査に通らなかったということはあります。
そしてそんな時、「新たな審査システムで多くのユーザーに融資をしている」というジェイスコアの評判を聞きつけて、「ここでなら」と望みを持つ方もいるはずです。
そこで今回は、一般的なカードローンにおいて融資不可能となってしまう要因を確率が高い順番に整理し、それぞれジェイスコアではどう判断されるのかについて、いくつか解説していきたいと思います。
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一般的なカードローンで「審査不合格」になってしまう理由とジェイスコアの対応

専業主婦・主夫である方
まず、配偶者がいかに高い年収を得ていても自分自身で収入を全く得ていない専業主婦・主夫の方は、ジェイスコアの申込み条件である
「安定した収入のある方」に該当しないので、融資・借入をすることが事実上不可能です。
一方、パートなどで収入を得ている、いわゆる「兼業主婦・主夫」の方の場合は、審査によりますが融資・借入できる可能性がもちろんあります。
過去に債務整理をしている方
借金が膨らんでしまい、収支のバランスが崩れて返済が困難になった場合「債務整理」を弁護士や司法書士などの専門家に依頼をして生活を立て直した。そんな経験をお持ちの方もおられると思います。
この債務整理自体は、決して間違った行為ではありません。しかし、債務整理を実行したという情報は、各金融機関が融資の審査に用いる信用情報機関において、「一定期間」記載されます。結果、「審査不合格」の大きな要因となるのです。
しかし、債務整理にも
- 自己破産
- 個人再生
- 特定調停
- 任意整理
といった具合に、借金総額の大きさに応じて4種類あり、信用情報機関での記載が残る期間に大きく差が生じます。
そして、一般的な消費者金融系カードローンが登録をしている信用情報機関では、上記のすべてについて「5年間」情報が残ってしまいます。よって、必然的にこれらの債務整理から5年経過していないユーザーは、審査不合格になる可能性が高くなります。
一方、ジェイスコアが加盟し、審査において情報の開示請求をする信用情報機関は「CIC」という機関であり、自己破産については同じく5年間残るものの、2, 3, 4,に関してはそもそも記載すらされません。
なので、あくまで「可能性」のお話にはなりますが、5年以内に2,3,4、を実施したユーザーでも、ジェイスコアでの融資審査を通過するケースも出てきます。
ただし、「個人再生・特定調停・任意整理をした」という記述は残らずとも、今なお返済中の場合、各金融機関への入金状況も把握されます。従って、債務整理をした事実がそこから判明し、審査においてマイナス材料になることがあります。
過払い金請求をしたという方の場合
また、前項で触れた債務整理と関連することとして、かつて横行していたグレーゾーン金利(※)で払いすぎた金利分を取り戻す「過払い金返還請求」によって、自分の財政状態を回復させたという方もたくさんいます。
結論から言えば、仮に過去に過払い金返還請求をしていたとしてもジェイスコアを利用することは可能です。戻ってきた過払い金によって債務がすべてなくなったケースでは、審査が通る可能性も高くなります。
ただし、ジェイスコアを作ったみずほ銀行において、その保証会社となっている「オリエントコーポレーション」に対し、過払い金請求をしたユーザーの場合は審査のハードルが非常に高くなってしまうと予想されます。
※グレーゾーン金利…2010年6月施行された、貸金業法・出資法改正前に存在した金利のことで、多重債務者増加の原因とされているもの。改正前までは、出資法で罰則を定めている金利(29.2%)未満であれば罰せられることがなかったため、消費者金融はじめ多くの信販会社が貸金業法で定める20%を大きく越えた金利で貸し付けをしていた。
申込み時点で他社からの借り入れがある方
申込み時点で、他社からの借り入れがある場合真っ先に問題になるのが、近年より規制が厳しくなって適用範囲外だった銀行系も自主規制に乗り出した「総量規制」についてです。
総量規制とは、多重債務による生活の困窮を防ぐために国が消費者金融系のフリーローンに課している規制のことです。年収の3分の1までしか個人での借入ができないことになっています。(担保ローンや目的別ローンなどは除く)
そして、貸金業法上で「消費者金融」となるジェイスコアでも、当然この総量規制が適用されます。
例えば年収300万円ですでに100万円他社から借入しているケースでは、ジェイスコアにおいて新たに借入をすることはできません。
また、借入の総額が年収の3分の1に達していなくても、他社からの借入は当然審査においてマイナス評価になり、審査に落ちてしまうこともあります。
さらに、他社での利用金額・件数が多かった場合はジェイスコア最大の特徴でもある「スコア診断」において、最低融資可能ラインの600点に到達しないケースが考えられます。
融資・借入できないのであればジェイスコアでスコア診断する必要はない?

自分の経済状態を把握する良い機会となる!
ここまでの解説を見る限り、「それじゃあジェイスコアを利用することはできないかも」と思ってしまった方にも、ジェイスコアでのスコア診断を受けるメリットはあります。
ジェイスコアによるスコア診断は、
- 無料の会員登録をする
↓ - アカウントを作成依頼し入場する
↓ - AIからの全18個の質問に回答をする
という段階を踏んで進みます。
付けられた0~1000までのAIスコアは、ソフトバンクと、みずほ銀行が持つ膨大なビックデータをもとに、最新鋭の人工知能による綿密なアルゴリズム計算で導き出されたものです。
このスコアは、そのまま申込みユーザーの現時点における「経済状態の評価」なのです。よって、自らの生活を見つめなおす良い機会として、有効利用することができます。
将来お金が必要になったときのためのスコアアップもおすすめ!
また、600点を境に融資が可能となるジェイスコアでは、点数が上昇するにつれ50~100点刻みで融資限度額が増えて金利も優遇されるシステムとなっており、
AIスコア | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
950~1000 | 0.8%~2.1% | 10万円〜1,000万円 |
900~949 | 1.9%~3.7% | 10万円〜730万円 |
850~899 | 3.5%~5.4% | 10万円〜540万円 |
800~849 | 5.2%~7.0% | 10万円〜400万円 |
700~799 | 6.8%~9.5% | 10万円〜260万円 |
上表のように点数が上がれば、非常に安い金利で多くの融資が受けられるのが魅力です。
そしてジェイスコアでは、会員登録をして作成したアカウントの「マイページ」に用意される「スコアアップ」の質問に答えることによって、初めにスコア診断で出たスコアを引き上げていくことができます。
スコアアップで聞かれる質問内容は、お金に対する考え方はもちろんのこと、趣味や趣向、性格判断まで多岐にわたります。
1つ1つの質問でアップするスコアの幅は小さなものです。しかし、自分の生活環境や経済状態の変化に合わせて質問への回答をすることで、少しずつスコアがアップし、審査のハードルが併せて下がっていきます。
つまり、上記で解説をした審査不合格要因の排除を目指すことで、スコアアップにつながり、結果として審査合格への道が開かれていきます。
しかも、このスコアアップの段階までは「融資申込み」にならないため、何度試みてもローン審査の不合格材料である、「申込みブラック」になってしまう心配は一切ありません。
スコアアップには少々根気が必要ですが、
- 専業主婦・年金生活だったけどパートを始めた。
- 債務整理の結果、借金の返済が終了した。
- 頑張って他社からの借入額を減らした。
などといった自身の経済状態に変化が起きた時、高いスコアを維持しておけば審査の合格と、融資条件の優遇に役立つことがあります。
現在の状況だけでなく未来の変化を評価し、それを目に見える形で確認できる金融商品は、ジェイスコア以外にはありません。
ですから、当サイトでは融資可能か否かに関わらず、まずはジェイスコアに登録をして現在の自分のスコアを確認し、日常的にスコアアップに取り組むことをおすすめします。
※記載されている内容は2023年4月現在のものです。