デンタルローンの口コミ・評判からわかる「審査落ちする理由」とは
更新日:
公開日:2018.4.27
これからデンタルローンを利用して、歯科矯正やインプラント治療を受けたいと考えている人もいるのではないでしょうか。これらのような「美しい歯を手に入れるための施術」は、保険適用外の治療となるため費用も高額です。
そんな時に便利に使えるのがデンタルローンですが、審査に通過するのは難しいのでしょうか。今回はデンタルローンの審査基準がどれくらいなのか、また金利や限度額などについても詳しく説明していきます。
まずはじめに大手信販会社のアプラス、オリコ2社のデンタルローンの口コミ・評判を見ていきます。審査落ちしないための情報、審査落ちした時の対処法が分かります。
「デンタルローンの審査が不安」という人はカードローンの利用を検討してみてください。
一時的に借りて完済すれば利息を多く払わなくて済みます。また10万円程度の少額の利用にはピッタリです。
以下公式サイトの事前診断では借り入れ可能かどうかを知ることができるので、利用前にチェックすることをおすすめします。
この記事の目次
アプラスデンタルローンの口コミ・評判からわかる!審査落ちしないためのヒント
ここでは審査落ちしないためのヒントを得ていただくために、審査に落ちてしまった人と審査に通った人の口コミの両方を紹介していきます。
審査に落ちてしまった人の口コミ
審査に落ちて歯科矯正ができない!
昔からのコンプレックスの歯並びをどうしても矯正したくてアプラスのデンタルローンに申し込みました。新社会人なので収入も少なく社会的信用もないためか、審査落ちしてしまいました。
今から貯金を始めることになりますが、いつになったらこのグチグチの歯並びを治せるのか。
審査落ちしたので一括で払う羽目に
歯科の先生に教えてもらったアプラスデンタルローンに申し込みをしましたが審査に落ちてしまいました。
貯金は少しあったので一括で払うこともできましたが、いきなり貯金が減るのが嫌でローンを検討していたのに残念です。セラミックを数本入れるだけの金額だったので結局一括で払いました。
何で審査に落ちたのか振り返ってみると、先月クレジットカードを3社申し込んだのが原因?と思っています。
審査に通った人の口コミ
アプラスデンタルローンに審査落ちしてしまったという口コミの中でも、「なんとか解決できた」という人もいます。
審査落ちしたけど貯金とカードローンで解決
審美歯科で治療費50万円で審査落ち。たぶん、過去にアプラスのクレジットカードで滞納を繰り返していたからかな。今は利用者属性も悪くないはずだからたぶんそう。貯金+カードローンで美しい歯を手に入れることができた。
分かりやすいように、審査落ちのヒントとなる部分を赤文字にしました。収入、信用情報、滞納履歴、社内情報などが審査に大きく影響を及ぼすことが分かります。
オリコデンタルローンの口コミ・評判からわかる!審査に落ちたときの対処法
アプラスの次にオリコのデンタルローンの口コミ・評判について見ていきましょう。
ここでもあえて「審査に落ちた人の口コミ」を紹介していきますが、最後の口コミのような対処法もあります。
審査に落ちてしまった人の口コミ
少額なのに審査に落ちました
歯が黄色くなってきたのでホワイトニングをやろうと思い、複数回コースに申し込みましたが審査に落ちました。金額的には15万円ほどなのでそこまで高額じゃない気もするけど⋯⋯。最近転職したからとか関係するのかな?
インプラントの審査がダメでした
念願のインプラントをやろうと思い、貯金とデンタルローンを駆使しようとしましたがまさかの審査に落ちました。医院のパンフレットから申し込んだので審査が甘いと勝手に思っていましたが全然そんなことなかったです。
最近車をローンで購入したからなのか、インプラントが高額すぎたのか、わかりませんが先延ばしになって残念すぎます。
上記口コミで分かるオリコデンタルローンの審査に落ちる理由は、「転職したばかり」「収入に見合わないほどの高額」です。
転職して収入が下がった、上場企業から中小企業なった、などは利用者の属性が下がったと見なされて、審査に良い影響を与えることはありません。
審査に通った人の口コミ
次に、1度審査に落ちたけどそこから頑張って審査を通した人の口コミを見ていきます。
歯医者を変えて値段を下げたら審査に通った
オリコ提携の歯医者さんに通っていました。
いつもお世話になっているのでそこで歯列矯正をしてもらおうと思い、オリコデンタルローンに申し込みましたが落ちました。
そのことを友人に話したら「料金下がれば審査に通るんじゃない?」といわれ、変に納得してそうしてみることにしました。同じ歯医者だと恥ずかしいので違う歯医者さんに変えていざ申し込み。無事に審査に通ってコンプレックスだった歯並びをきれいできます!
値段的には、少しプランを妥協し料金を大きく下げ、3割程度安くなったと思います。
元値がいくらかにもよりますが、3割の料金を下げれば費用も大きく変わってきます。裏側矯正で150万円と仮定し、そこから3割引けば100万円にまで費用は下がる計算です。
費用を下げたからといって必ず審査に通るわけではありませんが、その人の収入によっては差額50万円が審査に大きな影響を及ぼすことでしょう。
デンタルローンはどんな事を審査する?条件は?
デンタルローンの審査基準は、一般的には公開されていませんが、口コミなどでは「厳しい」という声が多いようです。
デンタルローンの審査で確認している内容は、主に「申込者の申告内容」と「個人信用情報」です。
「申込者の申告内容」とは、申込者が申込時に申告した内容を元に、返済能力があるかどうかを審査しています。
たとえば年収や勤務年数さらに家族構成などをチェックし、安定的な収入が得られているかやおおよその支出などを確認しているのです。
さらに個人信用情報とは、金融機関が共通して確認している企業とお金の貸し借りに関する個人情報です。
たとえばカードローンや住宅ローン、クレジットカードのキャッシングなどを利用している場合には、個人信用情報に記録が残るようになっています。
借入や返済の詳細な記録が残っているため、返済の遅れなどがあった場合にもしっかりと情報が記録されているのです。
審査に通過する条件は非公開
デンタルローンに限らず、ローン商品の審査に通過する詳細な条件は非公開となっています。
ただし、審査に落ちた人の傾向などからある程度の審査落ちの理由を予測することは可能です。
アルバイトやパートなどは審査通過は難しい
デンタルローンの申込条件などにも記載されていることがありますが、年齢の他に申込条件となっているのが「安定した収入があること」という点です。
デンタルローンの指している「安定した収入」とは、毎月給与などで一定額の収入が継続して入っている状態を指します。
アルバイトやパートなどの非正規雇用の人の場合には、すぐ仕事をやめてしまう可能性があるため、デンタルローン側とすれば、貸し倒れのリスクが高くなるのです。
カードローンなどの場合には、アルバイトやパートでも審査に通過できる可能性がありますが、貸し倒れのリスクを下げるために金利が10%〜20%の高金利となっています。
それに比べて金利が10%以下のところも多いデンタルローンでは、非正規雇用の人への融資は貸し倒れのリスクを回避しにくいという理由があるのです。
個人信用情報にキズがあると審査通過は難しい
先ほども説明した通り、個人信用情報にはこれまでのローンの利用履歴やクレジットカードのキャッシング利用履歴が残されています。
ここで過去に返済の遅れが見つかった場合や、現在他社のローンを借りすぎていると判断された場合には、審査に通過するのが難しくなります。
また、強制解約や債務整理など返済や利用トラブルがあった場合にもしっかり記録されており、同じく審査通過はできません。
各社デンタルローンの申込み条件や審査・金利・限度額を比較
それでは、それぞれの金利・限度額を比較していきましょう。
銀行のデンタルローンには、イオン銀行のデンタルローンを例にあげていきます。
デンタルローン名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
アプラスデンタルローン | 5.8% | 200万円 |
ジャックスデントキュア | 4.5% | 500万円 |
オリコデンタルローン | 非公開 | 500万円 |
イオン銀行デンタルローン | 3.8%~8.8% | 700万円 |
借入限度額は、イオン銀行が一番高額設定となっています。
金利に関しては、アプラスやジャックスが固定金利となってるのに比べて、イオン銀行のデンタルローンには金利の幅があります。
※オリコのデンタルローンは、金利が公開されていません。
申し込み条件は?
金利と限度額がわかったところで、次にそれぞれの申込条件を見ていきましょう。
デンタルローン名 | 申込条件 |
---|---|
アプラスデンタルローン | 満20歳以上で安定した収入がある方 |
ジャックスデントキュア | 不明 |
オリコデンタルローン | 満20歳以上で安定した収入がある方 |
イオン銀行デンタルローン | 日本国内に居住している方 (外国籍の方の場合は永住許可が必要) 年齢が満20歳以上、満60歳未満の方 |
申込条件としては、信販会社の方が許容範囲が広い印象です。
逆にイオン銀行のデンタルローンは、イオン銀行に口座を持っていることなどが条件となっています。
そこまで難しい条件ではありませんが、信販会社よりも申込条件であげている内容は多めになっています。
信販系と銀行デンタルローンの審査は甘い?厳しい?
信販系と銀行デンタルローンの審査に関してですが、どちらも詳しい審査基準などは公開していません。
そのため、審査落ちとなってしまう具体的な内容なども不明瞭です。
ただし、一般的にローン商品というもの自体が、銀行のローン審査は厳しく信販系のローン審査は銀行系と比較すると難易度が低めであるとは言われています。
また適用される金利も審査難易度を予測する重要な項目です。
一般的に金利が低いほど審査難易度が高くなり、金利が高いほど審査難易度が低くなると言われています。
ジャックスのデントキュアなどは、金利が5%以下の低金利となっていますので、審査難易度は高めであることが推測できます。
デンタルローンのQ&A
最後に、デンタルローンの申し込みや審査に関係するよくあるQ&Aを紹介します。
自分ではローンが組めない場合は本人以外の名義でも大丈夫?
デンタルローンによります
自分でローンを組むことができない未成年の方や学生の場合に限り、親権者の名義などで利用できるデンタルローンも存在します。
ただし20歳以上の学生以外の方の場合には、配偶者や親の名義でデンタルローンを利用することは原則不可となっています。
専業主婦や無職の方はデンタルローンを利用できません。
デンタルローンは総量規制の対象?
総量規制の対象外です。
貸金業法に基づいて貸付を行うカードローンやクレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象となっているため、年収の3分の1以上の借入ができないようになっています。
しかしデンタルローンのような利用目的がはっきりしているローンの場合は、総量規制の対象外となります。
そのため、審査の結果次第では年収の3分の1以上を借り入れることも可能です。
自己破産や債務整理などしたけどローンは組める?
年数や現在の利用履歴などによって組める可能性はあります。
基本的に個人信用情報に自己破産や債務整理を行なった記録が残っていれば、ほぼ100%審査を通過できません。
しかし自己破産や債務整理などの記録は、およそ5〜10年ほどで個人信用情報から削除されます。
削除後は、個人信用情報に記載されていた一切の記録も一緒に削除されてしまいますが、そこからある程度信用のある実績を再び積んでいれば審査に通過できる可能性はあるのです。
逆に自己破産や債務整理の記録が消えていても、信用実績が全くない場合には、「返済能力が判断できない」という理由から審査に落とされる可能性はあります。
デンタルローンが将来住宅ローンを組む場合の影響する?
影響する可能性はあります。
どのローン商品を利用するかに関係なく、基本的にローンを利用すれば個人信用情報に記録されます。
現在デンタルローンを利用中で返済トラブルがあった場合には、将来住宅ローンの審査で厳しくチェックされる可能性はあるでしょう。
また住宅ローンの審査が行われるタイミングで、デンタルローンが残っている場合にも審査に影響する可能性があります。
逆に返済の遅れもなく、デンタルローンをしっかり完済している場合には、信用実績として住宅ローンで高く評価される可能性があります。
※記載されている内容は2023年10月現在のものです。