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金融車を買うのは危険?法的トラブルやリスク|メリット・デメリットは?

更新日:

公開日:2018.5.17

フェラーリ、ランボルギーニ、ベントレー、アストンマーティン、ロールスロイスなどの超高級車が欲しい人も多いですが、販売価格で諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。

もしこれらが、車両状態が良好で半額程度で販売されていたらどうでしょうか?

その可能性を秘めているのが「金融車」と呼ばれるものです。
金融車とは、いわゆる「金融物」「金融流れ」の車両で、専門の販売業者が存在している自動車です。ファミリーカーはもちろん、上述した超高級外車も取引されています

この記事では、そんな金融車のトラブルやリスク、メリット・デメリット、一般的な中古車との違いを解説しています。買ってみた人の体験談も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

安いからといってすぐに購入することはおすすめしません。購入後に警察に車両を押収されてしまうこともあるので注意してください。

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金融車の法的トラブルやリスク

これからトラブルやリスクについて解説をしていきますが、「価格の安さを考えても購入したくない」と感じる人もいるのではないでしょうか。

  1. 前の所有者とトラブルになる
  2. 任意保険に加入できない
  3. ディーラーで整備してもらえない
  4. 車検が受けられない
  5. 一般的な中古車のように売れない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

トラブル・リスク一覧|買うには覚悟が必要!

これから金融車を買おうと考えている人は、以下トラブルやリスクについて確認することをおすすめします。どれも名義変更ができないことから生じるトラブル・リスクばかりです。

[1]前の所有者とトラブルになる

金融車を買うと必ず前の所有者とトラブルになるという訳ではありませんが、可能性がゼロではありません。 購入した金融車によっては、問題なく乗り続けられることもあります。

しかし、以前の所有者とローン会社との間でトラブルがあった場合には、前の所有者に盗難届を出されたり強制抹消を受けたりする可能性があります。

たとえ金融車を買った人に非がなくても、最悪の場合は車を返還するように命ぜられるなど車を奪われることすらあるのです
この場合でも、購入費用が戻ってこないこともあります。それでも金融車が欲しいという人であれば、最低限のリスクヘッジができるように契約書や領収書はしっかり残しておきましょう。

[2]任意保険に加入できない

金融車の中には、事情により車の名義変更ができないため破格で販売されているものもあります。
このような金融車の場合、名義が異なることが原因で任意保険に加入できない可能性があります

「そんなに乗ることがないし、自賠責保険だけ加入できれば問題ない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、万が一人身事故などを起こしてしまった場合には、自分ではまかなえないほど多額の賠償金を請求される可能性もあるでしょう。

[3]ディーラーで整備してもらえない

金融車の場合、完全に売却されることが決定していない「所有権留保」という状態の車が販売されていることが多いです。
そのため、ディーラーなどへ持ち込んで車を整備してもらおうとしても、所有権の名義が異なるため整備してもらえない可能性があります。

[4]車検が受けられない

金融車が破格の価格で売られている理由の中には「車検に通せない車のため破格で販売している」という場合もあります。

車検を通すための条件は以下があります。

  • 自動車税をしっかり納めていること
  • 所有者が盗難届を出していないこと
  • 駐車違反などの違反行為がない

いずれかの条件を満たせていない場合には、車検を通せない可能性があり、購入しても満足に乗れない可能性があるのです。

[5]一般的な中古車のように売れない

金融車として購入した車は、通常の中古車販売店には売れないことがほとんどです。
金融車を売りたい場合には、金融車を取り扱っているお店に売却するかネットオークションなどを利用して自分で売る必要があります。

このような場合には、購入時よりも売却の条件が悪くなっていることが多く、最悪の場合売れない状態に陥ってしまうことも珍しくありません。

ここまで解説したように、金融車は一般的な中古車に比べてリスクが圧倒的に多く、トラブルが付きまとう可能性があります。目先の購入価格にとらわれて車を購入するのではなく、名義や状態などをしっかり確認してから購入することが大切です。

金融車のメリット・デメリット

具体的に考えられる金融車を購入するメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット

金融車の唯一のメリットは、一般的な中古車価格の60%程度で買うことができるということです。
中には半額以下で状態良好の高級車を購入することも可能です。

ここで具体的な例を見ていきましょう。

車両情報 新車価格 中古車価格 金融車価格
メルセデスベンツ
S550カブリオレ
レザー・エクスクルーシブPKG
2,500万円 1,200万円~ 700万円~
ロールスロイス
ゴースト
3,000万円 2,000万円 1,000万円
フェラーリ
F12・ベルリネッタ
3,600万円 2,500万円 1,200万円
ベントレー
コンチネンタルGT・スピード
2,500万円 1,200万円 600万円

年式や走行距離などは割愛していますがどれも状態良好の車両です。新車価格からの値段を考えるととんでもない破格であることがわかります。

デメリット

先述したトラブルやリスクの他に「ナンバープレートが変更できない」「ナンバープレートや車検証を紛失すると再発行できないことがある」ということがデメリットとしてあげられます。

公道をそのナンバープレートで走る分には問題ありませんが、ナンバープレートの数字や地域にこだわりがある場合には注意が必要です。

近年では車両窃盗団によるナンバープレートの盗難が相次いでいます。これはリレーアタックという盗難方法で、警察などから追跡される時間を稼ぐためにナンバープレートを盗むのです。

もし購入した金融車がこの被害に遭ったらどうでしょうか。ナンバープレートの再発行はローン会社や所有者に手続きを取ってもらわなければいけないシーンも出てくることでしょう。これはかなり面倒な手続きです。

金融車を買ってみた人の口コミ・体験談

「フェラーリF430を格安で買うことが出来ました」
中古市場のほぼ半額でF430を買うことができました。普通だったら絶対に買えません。ランボルギーニのカウンタックが欲しかったのですがさすがに見つかりませんでした。F430も夢の車だったので最高です!

「憧れだったベンツのSクラを買えた!」
ずっと憧れていたベンツのSクラスが手に入りました。最高にかっこいい!走行距離も5万キロ弱なので全然元気です。金融車についていろいろ調べてから買いました。いきなりトラブルに巻き込まれたくありませんからね。ベンツは値崩れしやすいので売るときはヤフオクを考えています。

「アウディQ7が相場の半額だったので速攻で買いました」
大型SUVに乗りたくてネット検索をしていたときに発見しました。あまりの安さに目を疑いました。他にはレクサスのLXが候補にありましたが悩んでアウディにしました。金融車の専門業者に問い合わせて不明点はぜんぶ聞いてから買いました。

「買った金融車が警察に押収されました」
購入した金融車が警察に押収されました。前の所有者が盗難届を出したようです。印鑑証明、譲渡証明書などを見せて、なんとか疑いは晴れましたが未だに車が返ってきません。弁護士を探しているのですがこの道の専門家が少ないようで困っています。

※記載されている内容は2023年2月現在のものです。

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