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【内定者ローン】入社前にお金を借りることはできる?

更新日:

公開日:2021.7.14

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「まだ学生だけど、内定ももらえたしいろいろと物入りだからお金を借りたい。入社前でも使えるローンがあるなら教えて!」

最終学年の夏といえば、そろそろ内定をもらって就職先を決める学生が増えてくる時期ですよね。就職先によっては引っ越しの準備や社会人用のアイテムをそろえ始める必要があるので、なにかと物入りでは。
その結果、アルバイトだけではお金が足りず、「ローンが使えるなら借りたい!」と考える人も多いでしょう。

一般的なローンとは別に、内定者専用のローンが販売されていることをご存じですか?その名の通り就職先から内定をもらっている人だけが使えるローンで、利用条件が限られている分だけ低金利なのが魅力の商品
ただし、実際に使う上でデメリットになる要素も少なからずあるので、使う前にしっかり内容を把握しておくことが大切です。

そこで、今回は内定者にしか使えない専用ローン「内定者ローン」の基本情報や特長、メリット&デメリットなどを詳しく解説していきます。
カードローンなどの利用を考えている内定済みの学生さんも、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

「ローンではなく別の解決法が知りたい」という人もいることでしょう。下記ページでは、大学生向けの金欠時の対処法の情報をまとめています。ぜひ参考までご覧ください。
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内定者ローンってどんな商品?

卒業に向けてアルバイトを退職したりするなど、一時的に収入が減ってしまったからなんとかしてお金を借りたい、と思っている卒業間近の学生さんも多いのではないでしょうか。

「内定者ローンって初めて聞いたけれど、一体どんな商品なの?」と気になった人に向け、まずはこのローンがどんな商品なのか、主な概要からご紹介します。

「就職先が確定している人専用のローン」が内定者ローン

内定者ローンとは、その名前から分かるように内定者専用に販売されているローンです。つまり、内定者=就職先が確定している人であり、これに該当する人しか契約できません
同じ学年でも、まだ内定をもらえていない人はもちろん契約できないので、くれぐれも注意してください。

このローンを販売しているのが地方銀行やろうきんといった金融機関のみ。
都市銀行や消費者金融といった全国で知られている会社のローンと比べると、内定者ローンはまだまだマイナーな商品であり、利用するには後述する特定の条件もクリアしなくてはいけません。
したがって、内定者だからといって全ての人が契約できるわけではない部分に注意が必要です。

内定者ローンが求められる理由

では、なぜ利用者が限られる内定者ローンのような商品が、今もなくならず提供され続けているのでしょうか?それは、内定取得済みの人ほど、今すぐに使えるお金を必要としているから。

内定者とは言い換えれば「就職先から雇用が約束されている人」なので、就職後に向けていろいろな準備をしなくてはいけません。
ビジネススーツやシャツ、革靴や小物類など、社会人として求められる最低限のアイテムをそろえるだけでも、意外とお金がかかるものです。
前もってしっかり貯金している人なら問題ないですが、卒業旅行やサークル活動などで日頃からお金を使っている人にとって、この出費は決して軽いものではないでしょう。
その上、就職先によっては引っ越しが必要なケースも出てきます。引っ越し用で10万円程度、部屋を借りるための初期費用も合わせると30~40万円程度はかかるので、そのお金も用意しなくてはいけません

内定があるといっても、今すぐに給料がもらえるわけでもないですよね。少なくとも、新卒として働き始め給与がもらえる4月下旬ごろまでは無給状態なので、この期間中はお金が足りない人も多いはず。
内定済みとはいえ、身分はまだ学生です。銀行のカードローンやフリーローンは、学生では審査落ちになる可能性が高く、審査で定評のある消費者金融は学生にとって高い金利がネックになるでしょう。
そんな学生にとって内定者ローンは、比較的審査に通りやすく金利面でも優遇が受けられるなど、良いことづくめな商品なので、常に一定のニーズから求められているわけです。

内定者ローンを提供する金融機関側にも以下のような思惑があり、返済リスクの高さから本来なら敬遠する学生の利用を薦めています。

  • 早い段階からローンに触れてもらうことで、ローンに対する警戒心をなくす
  • 学生の時点で自社の顧客として関係を築き、ライバル会社に奪われないようにする
  • 住宅ローンや自動車ローンなど、利益性の高い高額商品を将来契約してもらうための囲い込み

一般的なローン商品と比べ金利面で大幅な優遇が受けられる

内定者ローンが学生から支持される一番の理由は、金利が低い点といえるでしょう。
主な内定者ローンで設定されている金利(年利)は、以下の通りです。

  • 武蔵野銀行「むさしの新卒予定者応援ローンROOKIE」:年利6.0~8.0%
  • きらぼし銀行「大学卒業予定者ローン」:年利7.4%
  • 東海ろうきん「みらいず」:年利4.7%(変動型)
  • 静岡ろうきん「就職内定者応援ローン」:年利2.5%(固定型)年利3.7%(変動型)
  • 長野ろうきん「内定者ローン」:年利3.0%(固定型)年利2.5%(変動型)

都市銀行のカードローンの金利は年1.5~15.0%、大手消費者金融の金利は4.5~18.0%です。
このうち、下限金利が学生に適用される可能性はほぼゼロで、初回利用なら上限金利に近い数値が適用されます。それと比較すれば、内定者ローンの金利の低さは一目瞭然ですよね。

例えば50万円を1ヶ月借りたとしましょう。
消費者金融の18.0%なら1ヶ月の利息は約7,400円ですが、内定者ローンの8.0%なら半分以下の約3,300円で済みます。
静岡ろうきんの年利2.5%や長野ろうきんの年利3.0%が適用されれば、月1,000~1,200円ともっと手軽。最低金利の適用条件も決して厳しいものではなく、契約できさえすれば多くの人が利用できる可能性があります。

お金がとにかく厳しい卒業間近の学生にとってこの金利の低さは、喉から手が出るほど利用したい一番の魅力といえるでしょう。

借りるお金の使い道が自由に決められる

内定者ローンが持つもう一つの魅力が、「借りたお金の使い道が自由に決められる」点です。
年利10.0%以下の低金利で借りられるローンは、たいてい借りたお金の使い道が限定されているか、学生だと落とされるくらいに審査が厳しいかのどちらか。
対して内定者ローンは、借りられる対象が内定者に限定されているため、学生でも通過できるほどの審査難易度なのにもかかわらず、金利も8.0%以下と低金利です
その上、借りたお金の使い道も幅広く、次のような用途なら自由に使えます。

  • 新生活のための準備金(引っ越し費用、家財道具、家電など)
  • 新社会人として必要な物の購入費用(スーツ代、小物類、通勤用の自転車・バイクなど)
  • 運転免許の取得費用
  • 卒業旅行・留学のための資金

幅広い使途が魅力の内定者ローンですが、以下の使い道にお金を充てる行為は禁止されています。該当すると全額返還や強制解約の対象になる可能性があるno で、注意してください。

  • 事業性資金:起業のための費用や会社の負債の返済費用
  • 投機目的の資金:株・FXなど金融商品の購入費や動産、不動産の購入費用
  • 負債整理資金:他社からの借り入れに対する返済費用

未成年の人でも保護者の同意があれば契約できる(ろうきんのみ)

内定者と一括りにしても、4年制大学に通う20歳を超えた成人もいれば、専門学校や短大に通う未成年もいます。
銀行など金融機関のローンや消費者金融カードローンといえば、19歳以下の未成年は親の同意があっても契約できない商品が多いです。では、同じく金融機関が販売している内定者ローンでは、どういった扱いになっているのでしょうか。

まず、武蔵野銀行の内定者ローンは銀行が取り扱う商品なので、銀行カードローンなどと同じく満20歳以上にしか利用が認められておらず、未成年者は契約できません
東海・静岡・長野の各ろうきん(労働金庫)の内定者ローンは別で、親の同意が得られていれば満18歳以上の未成年でも利用できます。つまり「銀行のローンは未成年では使えず、ろうきんのローンは18歳以上の未成年でも使える」と覚えておくと便利です。

金利の安さ、学生でも通過できる低めの審査難易度とあわせて考えると、ろうきんの内定者ローンは、特に未成年の内定済みである学生に易しいローンといえます。

内定者ローンの上限額や金利、利用条件はどういった内容?

内定者専用に使える便利なローンがあることを、ここまで詳しく解説しました。
では、「使ってみたい」と思っている人に向けて、ここからは内定者ローンのスペックを確認していきましょう。実際に使うときに注意しておきたいポイントも一緒に紹介するので、ぜひ前向きに検討してみてください。

全国で提供中の内定者ローン一覧

2021年7月現在、国内で使える内定者ローンの数は全4種類で、銀行カードローンなどと比較すると、その数は正直多くありません。大手都市銀行やネットバンクからは一切販売されておらず、いわば地域限定型の商品といえるでしょう。

取扱銀行名
ローンの名称
利用限度額 返済期間
(据置期間)
金利
(実質年率)
利用条件
武蔵野銀行
「むさしの新卒予定者応援ローンROOKIE」
10~30万円

(1万円単位)
6~60ヶ月
以内
(就職6ヶ月前から就職後3ヶ月まで)
6.0~8.0%
(変動型・保証料込み)
※標準金利:8.0%
1. 満20~30歳以下で、完済時の年齢が満35歳以下の人
2. 令和2年度中に大学・短期大学・大学院・専門学校などを卒業予定で、令和3年4月の就職が内定している新卒者
3. 就職後、埼玉県内もしくは東京都内に勤務先か自宅がある
4. 過去に延滞などの事故がなく、指定する保証会社からの保証が得られる
きらぼし銀行
「大学卒業予定者ローン」
5~50万円

(1万円単位)
12~48ヶ月
以内
(初任給受け取り後の初回返済日を期限に最大1年間)
7.4% 1. 2020年8月から2021年3月までに大学などを卒業見込みの満20~30歳未満の人で、2021年4月以降に就職先が決まっている
2. 就職先とは原則として、東京およびその周辺に事業拠点があること
3. 原則として日本国籍もしくは永住権がある
4. きらぼし銀行の審査に適合し、きらぼし信用保証株式会社の保証を得ている
東海ろうきん
「みらいず」
10~100万円

(1万円単位)
1~5年以内
(初任給受給月を期限に最高6ヶ月間)
4.7%(変動型・年1.2%の保証料込み) 1. 愛知・岐阜・三重県内に在住し、会社などから内定を受けている
2. 東海3県下で勤務し、下記3.4.5.の条件をどちらも満たしている
3. 申し込みの年齢が満20~30歳未満
4. 内定が証明できる書類(内定通知書など)を提出できる
5. (株)セディナからの保証が受けられる
静岡ろうきん
「就職内定者応援ローン」
100万円
まで
(1万円単位)
最高10年間
(初任給受給月まで)
・会員:2.5%(固定型)3.7%(変動型)
・非会員:3.7%(固定型)5.0%(変動型)
1. 静岡県内に在住もしくは静岡県内の会社から内定を受けた新卒者
2. 満18~30歳未満の人
※融資利用時点で20歳未満の未成年は以下のどちらかの保証が必須
・日信協保証:親権者の同意
・セディナ保証:連帯保証人
長野ろうきん
「内定者ローン」
10~100万円

(1万円単位)
6~120ヶ月以内
(初任給受給月を期限に最高6ヶ月間)
3.0%(固定型)
2.5%(変動型)
※年1.2%の保証料が別途加算
1. 長野県内に在住し、長野県内に本社もしくは事業所を置く会社から内定を受けている新卒者
※長野県内に在住していなくても、Uターン就職内定者も利用可
2. 融資実行時点で満18~30歳未満の人

内定者ローンの使い方と注意点

内定者ローンを使う場合の申込方法や利用条件、注意しておきたいポイントを確認していきます。ここで記載されている利用条件によって、実際にローンが使える対象者が大きく制限されているので、必ず確認するようにしてください。

内定者ローンでは申込条件を設定しているケースが大半

内定者ローンは、他の銀行ローンや消費者金融カードローンなどと比べると、利用者にうれしいメリットがたくさん含まれている商品です。
とはいえ、好条件だからといってそれで終わりではなく、申し込む際にはあらかじめ決められた条件を全て満たさなくてはいけません

「内定者ローン一覧」の項目でも書いたように、内定者ローンを提供している大半の金融機関は、地方に経営基盤を持っている銀行やろうきん(労働金庫)です。これらの金融機関はいずれも、自社の地元の経済振興や地域振興を目的に、他と比べて破格の好条件ともいえるローンを提供しています。
したがって、地元にメリットがあると見なせる人にだけ、その利用を認めているわけです。

これを踏まえた上で全ての内定者ローンには必ず、以下の2つの条件が設定されています。

  • その金融機関の営業エリア内に居住している(もしくは就職を機に居住予定)
  • その金融機関の営業エリア内に本社もしくは支社、事業所がある会社から内定を受けている

つまり、営業エリア内に住んでいない人や就職予定の内定先がない人は、申し込みさえできません。審査で100%落ちるので、申し込めたからといって安心するのは辞めておきましょう。
「来年卒業予定で内定ももらっているし、こんなにお得な条件なら自分も利用したい!」と簡単に期待せず、まずは自分が利用条件に合っているか確認するところからスタートしてください

申込手続きはインターネットから、契約手続きは店頭で行うのが基本

内定者ローンの申込手続きは、おおむね全てのローンで以下のような流れで行います。

  1. インターネット上の公式サイトの申込フォームより仮審査の申し込み

  2. 申込内容をもとに仮審査の実施

  3. 審査結果の通知(メール、電話、文書など)

  4. 店頭での申込

  5. 本審査の実施

  6. 融資開始(指定口座への振り込み)

銀行や消費者金融の一般的なカードローンの申し込み手続きは、Webのみで完了するものが大半です。ところが内定者ローンは、Webから申し込み仮審査を受け通過した後、今度は店頭で正式な契約申込を行う必要があります。
つまり、ネットのみの契約では完了できず店頭まで足を運ばなくてはいけないので、遠方に住んでいる人は利用しづらいので注意してください。

内定者ローンの審査基準

内定者ローンでは、インターネットからの申し込み後に行われる仮審査と、店頭で本契約申込を行った後に行われる本審査の、2つの審査が実施されています
この審査で申込者の信用情報などがチェックされ、お金を貸せるような人物かどうかを総合的に判断。その結果、貸しても大丈夫と認められた人だけ、審査に通過できます。

仮審査および本審査でチェックされる基準内容は公表されておらず、正確な内容は把握できません。ただし、他のローン審査で行われている基準とほぼ同内容で実施されている可能性は高いです。
以下のポイントに重点を絞った審査基準が設けられている可能性が高いので、確認してみてください。

  • 内定先の会社への就職後に十分な給与を得られるかどうか
  • 利用条件を全て満たしているかどうか
  • 記載されている契約内容に間違いはないか
  • 過去一定期間内に金融に関する事故を起こした経歴がないか
  • 他社からどの程度の借り入れを行っているか

まずチェックされるのが「就職先の会社から将来どの程度の収入を得られるか?」な点です。これは、就職予定の会社の平均的な新卒者初任給の額から判断できるので、それほど難しい基準ではありません。
実際、内定者ローンの申込書には収入に関する項目はなく、申込時の段階で所有している資金額だけ申告すればOK。したがって、正社員として内定をもらっているのであれば、この点はあまり気にする必要はないでしょう。

注意しておきたいのは、利用条件をきちんと満たしているかの部分です。前述したように、内定者ローンは利用者条件を厳しく設定しています。居住先や就職予定の会社所在地が営業エリア内にあるかはとても重要な項目なので、必ずクリアしてください

他社からの借り入れをすでに行っている人も注意しましょう。他社からの借り入れは全て、信用情報機関を通じて筒抜けです。
他の金融機関や貸金業者からすでにたくさん借りているようであれば、「この人物は借金が多いので、無事に就職しても返済できないかもしれない」と判断され、審査落ちの判定を下される可能性があります。
前もって返済しておくなど気をつけておいてください。

ただし、内定者ローンの提供会社は消費者金融などのような貸金業者ではないので、総量規制(年収の3分の1を超える貸付の原則禁止)による年収制限を気にする必要はありません

過去一定期間内に悪質な滞納や債務整理などを行っていると、これが理由で審査に通過できない可能性もあります。この場合は解決できる対処のしようがないので、思い当たる人は今回の内定者ローンの利用は諦めざるを得ません。

内定者ローンの申込時に必要な書類

「ローンの利用が初めてなので、どんな書類を前もって用意しておけばいいのか分からない」
内定者ローンの申し込みには、所定の手順に従って手続きを行わなくてはいけません。特に初めてローンを利用する人にとっては、どんな書類が必要なのかさえ分からない人も多いでしょう。そこで、必要な書類をここで紹介しておきます。

内定者ローンの申込時に求められる主な書類は、次の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード(個人番号通知カードは不可)、健康保険証、在留カードなど)
  • 就職先からの内定が証明できる書類(内定通知書など)
  • 親権者の同意し(申込者が19歳以下の未成年の場合)

本人確認書類は、日本国籍を所有している人は在留カード以外のどれか1通を準備してください。永住権を所有している外国籍の人は、在留カード+運転免許証か公共料金の領収書の2点を用意しましょう。

内定を証明できる書類は、内定先の会社の社名と社印が署名・押印されている、正式なフォーマットの書類しか認められないので、あらかじめご注意を。

書類の偽造は絶対にしないこと!

内定がすでに決まっている学生のなかには、内定通知書をなくしてしまい「わざわざ確認もしないだろうから、内定通知書ぐらいは自分で作ってもいいんじゃ……」と軽い気持ちから偽造するケースがままあります。

ですが、偽造書類は審査のプロでもある金融機関側に必ず見破られる(内定先に確認されることもある)ので、最悪内定が取り消しになる可能性があるのを考えれば、不正な行為は絶対にやめてください。

内定者ローンの返済方法

では、次にお金を借りた後の返済方法を確認していきましょう。
他のローンでは使える返済方法も、内定者ローンでは使えないことがあります。知らずに利用すると二度手間になってしまう可能性も考えられるので、ここで事前にしっかりとした準備をしておくべきです。

ローンを提供している金融機関の口座を使った自動引き落としが原則

内定者ローンは、各金融機関がそれぞれ販売している商品です。
したがって、販売している金融機関の口座を使った返済方法が原則。その金融機関に口座を所有していなければローン自体が使えないので、申込時に開設手続きもしておきましょう

武蔵野銀行の内定者ローン「ROOKIE」を利用するのであれば、武蔵野銀行に自分名義の口座を作った上で、その口座を返済先として指定するだけでOK。あとは、決められた日に口座から自動引落で返済できるので、入金以外で手続きは一切必要ありません。
就職後に行う給料の振込先指定でその口座を指定しておけば、そのまま給料日以降に自動的に返済でき、とても便利です。

毎月の返済とは別に、東海ろうきんなどろうきん系の内定者ローンは、繰り上げ返済にも対応しています。借入残額の一部もしくは全額を一括返済できるので、お金に余裕があれば利息節約のためにもぜひ活用してください。

全ての内定者ローンは、毎月返済とは別にボーナスを使った返済も受け付けています。
夏・冬の年2回のボーナス支給のタイミングに合わせて、毎月の返済に加算する(ボーナス時増額返済)形で利用できます。ただし、ボーナスによる返済は、その都度借入金額の50%までが上限です(例:残高が50万円なら25万円まで)。
ボーナス返済を使って残高全額を一括返済する使い方はできないので、あらかじめ注意してください。

返済回数は契約時に設定した内容が適用される

内定者ローンから借りたお金は、各金融機関であらかじめ定められた返済期間を上限に、契約時にあらかじめ相談の上で設定した内容が適用されます。
借りる予定の金額を無理なく返済できる期間をあらかじめ探り、ローン担当者と折衝しながら最終的に決定するわけです。返済までの借入期間にはある程度、契約者の希望も反映させられます

希望する借入額によっても、返済期間は変動します。静岡ろうきんが最長10年間の返済期間を設定しているのに対して、長野ろうきんが最短6ヶ月の短い期間を設けているのは、これが主な理由です。借りる金額が少なければ短い期間が、多ければその分長い期間が適用されるなど、借入額によっても返済期間が異なる、と覚えておいてください

東海ろうきんや静岡ろうきんの内定者ローンでは「元金据置期間」の制度も設けられています。
これは、一定期間の毎月返済を利息分だけにできる便利な制度です。これにより、契約によっては初任給の支給日前に最初の返済日が来た場合でも、お金が足りず滞納にならないよう利息分だけの返済対応にしてもらえます。
もちろん、その分だけ返済が後回しになるので、無理な返済計画だけは建てないようにするのが、なによりも重要です。

このように、ローンによっては返済方法でも契約者に優しい対応を行ってくれるものがあるので、契約前に返済方法などもしっかり確認しておきましょう。

繰り返し・長期間など悪質な滞納には職場への連絡が入るケースも

内定者ローンは「この人物を従業員として必ず雇用する」という就職予定の会社からの信頼を担保に、好条件で借りられるローンです。
安定収入が確保できていない学生に対し、これだけ好条件のローンを貸し出すこと自体が、貸し手側にとってリスクでしかありません。それでもお金を貸すのには、それ相応の理由があるわけです。

この前提を無視して契約者が繰り返し・長期滞納といった不誠実な行為を続けると、最終的に契約者本人にではなく就職先の職場に連絡が入る場合性があります。

通常、内定者ローンに申し込んだだけで、内定先の会社に連絡が入ることはありません。これは、申込時だけでなく審査時も同様です。なぜなら、会社が発行した正式な内定通知書を提出することにより、電話による在籍確認の必要がなくなるから

ところが、お金を借りた後、契約者が毎月の決められた返済日に返済しなかったり、金融機関からの再三にわたる催促の連絡を無視し続けたりすると、悪質な契約者と判断されます。
不誠実で悪質な契約者に対して、金融機関は決して甘い行動はとりません。本人への連絡がつかなければ親元へ、それでも改善が見られなければ最終的には職場にまで、督促の連絡が入ることも……。
こうなると、解雇まではいかないまでも社会人失格のレッテルを貼られた上で、職場での信頼も一気になくしかねません。

その上、滞納者に対する債権は債権回収会社などに売却後、財産の差し押さえといったより厳しい取り立てに発展してしまうので、リスクを考えれば滞納だけは絶対にやめておくべきです。
返済が厳しいようなら、督促の連絡が入る前に一度金融機関に相談しましょう。

内定者ローンのメリット・デメリット

それぞれの内定者ローンが持つスペックや特長は、利用する人によってはメリットにも、デメリットにもなります。
実際に利用する上でどういった点がメリットやデメリットになるかを、ここでは分かりやすくまとめながら解説していくので、利用するかどうかの判断基準に活用してください。

メリット

それぞれの内定者ローンが独自にもつメリットだけでなく、全ての内定者ローンに共通するメリットももちろんあります。とはいえ、一番のメリットは使い道が幅広く、低金利で利用できる点です
これだけでも、他のローンではなく内定者ローンを優先して選ぶ理由になるでしょう。

以下は、主なメリットをまとめたものです。

【内定者ローンのメリット】

  • 低い金利設定:銀行カードローンや消費者金融カードローンの半分以下の低金利
  • 学生・未成年でも利用できる……学生でも通る審査難易度(未成年の利用には親の同意が必須)
  • 使い道の幅広さ:免許取得や留学・卒業旅行の資金にも使える※ただし事業資金など一部の利用目的は不可
  • 在籍確認が不要:内定通知書の提出により内定先への在籍確認は原則行われない
  • 借り過ぎを避けられる:繰り返し融資型のカードローンなどと異なり、随時契約型のフリーローンなので、借り過ぎ予防に最適

デメリット

内定者ローンに設定されている条件のなかには、メリットとなり得るポイントもいくつかあります。
なかでも多くの利用希望者にとって高いハードルになるのが、金融機関の営業エリア内に関与している人しか利用できない点です。こればかりは人によっては、絶対にクリアできないデメリットといえるでしょう。

内定者ローンを販売している金融機関は、最も以西にあるのが愛知県の東海ろうきん、以北にあるのが埼玉県の武蔵野銀行です。
したがって、近畿より西側全域と北陸地方、群馬県・茨城県より北側全域内でそれぞれ就職する人にとっては全く無縁のサービスである点も、デメリットの一つと捉えるべきです。

以下は、その主なデメリットをまとめた結果です。

【内定者ローンのデメリット】

  • 利用可能な地域が限定されている:東海3県、静岡県、長野県、東京都、神奈川県、埼玉県に在住もしくは勤務している均か利用できない
  • 最終手続きのために実店舗に赴く必要がある:Web申込で完結できるサービスが多いなかではとても不便なポイント
  • 金融機関で返済用口座を別途用意する必要がある:口座を持っていない人にとっては余計な手続きの手間が必要
  • 内定取得者限定のサービス:同じ新卒者であっても内定をとれていない学生は利用できない

もし内定者ローンの審査に落ちてしまったら

内定済みなら学生でも使える内定者ローンも、申し込んだからといって全ての人が100%利用できるわけではありません。仮審査と本審査で落ちてしまったら、その段階で申込手続きも終了となり、契約は断られてしまいます。
こうなると、もう一度すぐに申し込んでも審査落ちの結論は変わらないので、諦める選択肢しか選ばざるを得ないでしょう。

とはいえ、就職や卒業後に向けて、お金が何かと必要な時期でもありますよね。内定者ローンで用意するつもりだったのに、急に使えなくなってしまったら……途方に暮れてしまう人もきっと多いはず。

そんなときに使える方法を、ここで3つ紹介していきます。もし現状で使える方法があれば、諦めずもう一度だけでも行動してみてください。

親から一時的に借金する

学生でも使えるローンはいくつかありますが、比較的審査難易度が易しい内定者ローンでさえ落ちてしまったのであれば、通過できるローンは自然と限られてきます。
そうなると、ほぼ確実にお金を借りられる手段をまずは考えるべき。そこで真っ先に思い浮かぶのが、親や親族など身近な人たちでしょう。

遊びのためではなく就職のために必要となれば、たいていの親は柔軟な気持ちで受け止めてくれるはずです。引っ越し費用やスーツなどを購入する費用くらいなら、将来を見越して一時的に貸してもらえる可能性は十分に見込めます。

お金が必要ですぐにでも貸してもらいたいのなら、少しでも借りられる確率を上げるために、必ず借用書を作って渡してください。何も渡さずただ借りるよりも、お金を借りた事実を証明できる書面が手元にあれば、貸す側としても不安を拭えます。
それに、親としては返してもらう気持ちが端からなかったとしても、子どもが親に頼むからと甘えたりせず、きちんと手順を踏んだ上で借金を申し込んでくれた方がうれしいものです。

クレジットカードのキャッシングで借りる

学生時代の間にクレジットカードを発行できていれば、そのカードに付帯しているキャッシング機能からお金を借りられます。
クレジットカードは満18歳以上から契約でき、20歳以上の成人なら親の同意なしで申し込みOKです。契約時にキャッシング機能の追加を申し込んだ上で審査通過できていれば、あとはそのカードを担保に面倒な手続きなしで気軽に利用できます

ただし、一つ注意すべきなのが「金利の高さ」。キャッシング機能から借りると、借入額に応じて年利15.0~18.0%の金利が発生します。これは内定者ローンと比べると2倍程度と高額なので、あくまでも計画性を持った利用を心がけてください。

クレジットカードを持っていてもキャッシング機能が付帯されていなければ、キャッシング機能を申し込めば追加できます。
ただし、申込時に再度審査を受けて通過する必要があり、審査通過までに1週間程度は時間がかかるでしょう。急いでいるときほど焦りやすいので、あらかじめ注意しておいてください。

消費者金融のカードローンを活用する

内定者ローンと同じく審査に定評のあるローンといえば、消費者金融カードローンを忘れてはいけません。一定期間無利息サービスなど、他のローンではちょっと見られない特典も受けられるのが一番の魅力です
同じお金を借りるなら、こういったキャンペーンや特典をうまく活用するだけで、いつも以上に負担を減らせます。

それ以外にも、消費者金融のカードローンには、次のようなメリットがあります。

【消費者金融カードローンのメリット】

  • 専用の口座を新しく作る必要がない
  • 最短即日など融資スピードが早い
  • 上限額の範囲内で追加借り入れが利用できる

ただし、メリットばかりではありません。まず、消費者金融カードローンを利用するためには、返済できるだけの十分な安定収入が必要です。
内定者ローンではあまり尋ねられなかった、申込時点での収入情報の申告が求められるところからも、それは簡単にうかがえます。これにより、審査に定評があるとはいえ、収入が少ないうちは申し込んでもほぼ確実に審査落ちになるのが現実です。
それでも利用したいなら、事前に日給型のアルバイトを始めて収入を上げておくなどの対策を行っておきましょう。

キャッシングと同じく、15.0~18.0%と消費者金融の借入金利も高額で、借り過ぎると金利分だけで結構な返済額になることも。したがって、身の丈に合った計画的な借り入れが欠かせません。

まとめ

内定者だけが使える専用ローン「内定者ローン」のスペックや特長、利用時の注意点などを詳しく解説してきました。今回の解説で分かったことは、以下の4つです。

  • 内定者ローンは他のローンと比べて、金利が半分程度で使い道も幅広い
  • 未成年の学生でも、親の同意があれば契約できる
  • 勤務・居住地域による制限など、実際には厳しい利用条件を満たさなくてはいけない
  • 長期滞納など悪質な利用をしてしまうと、職場にまで連絡が入る危険性がある

内定者ローンが持つ魅力は、銀行カードローンやフリーローンなどライバル商品と比べても、段違いといえるほどメリットがあるものばかり。
特に金利が半分以下で済むところなんて、収入がまだ安定していない学生にとっては、喉から手が出るほどうれしい特長でしょう。

ただし、利用条件が比較的複雑で厳しいので、実際に利用できる対象者の数はあまり多くありません。それでもお金に困っているのなら、親に頼ったり他のローンを併用したりするなど、今回紹介した代案もぜひ検討してください。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。

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