レオパレスは、家具付きの賃貸物件を全国展開しており、入居時の初期費用の安さや入居率85.0％（2024年1月）が高いことで人気です。

レオパレスに入居したら、毎月の家賃を遅れずに支払ってさえいれば、何らトラブルはなく利用できるでしょう。しかし家賃を滞納し、滞納期間が3ヶ月、6ヶ月と長期化することで、さまざまなリスクが発生します。
例えば、必要なときにローン契約ができない、賃貸物件を借りられない可能性を高めるなど、レオパレスの家賃滞納によって普段の生活に影響を与えかねません。

本記事では、レオパレスの家賃滞納から強制退去までの流れをはじめ、家賃滞納によって起こるリスクなどを解説します。
また家賃を支払えないときの対処法もまとめているので、レオパレスを契約している人、これから契約を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

レオパレスの家賃滞納にはどんな影響がある？

レオパレスの家賃滞納には、強制退去や訴訟による財産の差し押さえ以外にも、以下のような影響を受けます。

それぞれの内容を解説します。

今後レオパレスが扱う物件には住めない

当然ですが、今後レオパレスが取り扱う賃貸物件に住むことはできません。契約解除や強制退去になった事実は、レオパレスのデータに登録されるからです。

信用情報に家賃滞納の履歴が残る

レオパレスの家賃滞納の履歴は、信用情報に残ります。「ブラックリスト入り」とも呼ばれる返済能力を問題視される状態で、クレジットカードやローンの審査に通ることが難しくなるでしょう。

信用情報には、これまでに取引をしたクレジットカードやローンの申込情報、契約状況や返済状況、個人の氏名や住所などの基本的な情報が記録されています。
クレジットカードやローンの審査時に必ず行うのが、申込者の信用情報の照会です。照会時に返済能力を問題視されるような履歴を見つけた場合、貸し倒れリスク回避のため審査に通さないのが一般的な対応です。

他の家賃保証会社の審査に通らない

レオパレス以外の賃貸物件を契約しようとしても、家賃保証会社の審査に通らない可能性が高いです。家賃の不払い者情報は、家賃保証会社間で共有しています。契約解除や強制退去になった事実は、レオパレスだけで管理される情報ではないと認識しておきましょう。

レオパレスの家賃滞納から強制退去までの流れ

レオパレスの家賃が口座から引き落とされていなかったなど、家賃を滞納すると最終的に強制退去や訴訟を起こされるといったトラブルを避けられません。

家賃滞納から強制退去までの流れは以下の通りです。支払い遅れが3ヶ月間や6ヶ月間に至る前に、さまざまな措置が取られると認識しておきましょう。

強制退去や訴訟を起こされることを避けたいなら、早急に家賃を支払うしかありません。また、家賃の支払いが難しいからといって、家賃保証会社やレオパレスからの連絡に一切に応じないことはやめましょう。
無視を続けたところで、状況は改善しません。

家賃保証会社から督促の電話や郵送物が届く

レオパレスの家賃の支払期限が過ぎても支払いが完了していない場合は、「プラザ賃貸管理保証会社」から督促の電話がかかってきます。
プラザ賃貸管理保証会社とは、レオパレスの建物賃貸借契約における賃料債務保証事業を行っており、契約時に説明を受けているはずです。

督促の電話では「家賃の支払いが完了していないこと」「支払日を約束すること」の2点が伝えられます。なお、電話がつながらない場合は、自宅へ督促状や内容証明郵便といった郵送物が届く場合があるでしょう。

電話連絡または郵送物が到着したタイミングで家賃の支払いを行えば、保証人に連絡が入ったり、契約解除や強制退去に至ったりすることはありません。しかし、電話や督促状を無視し、家賃を支払わないままでいると連絡はいつまでも続きます。

レオパレスの家賃滞納時にかかってくる電話番号の発信元は、以下の通りです。

上記の番号から電話がかかってきたときは、すぐに対応してください。

保証人に連絡が入る

レオパレスの賃貸借契約において保証人を立てている場合は、家賃滞納から1ヶ月後を目安に保証人へ連絡が入ります。保証人には、契約者が家賃を支払えない場合に、代わって支払わなければならない義務があるからです。

レオパレスは基本的に保証人が不要です。しかし、未成年者については、保証人がいないと契約できません。レオパレスの契約者が未成年の場合のみ、契約時に定めた保証人に連絡が入るということです。

保証人が契約者に代わって家賃を支払えば、以降の連絡はありません。引き続きレオパレスに住むことは可能ですが、保証人からの信頼を失い、関係性が悪化することになるかもしれません。

レオパレスの担当者による訪問

レオパレスの家賃滞納が3ヶ月間を過ぎた頃を目安に、レオパレスの担当者が訪問してきます。この訪問を無視した場合、契約解除や強制退去に至るため、居留守を使わずに対応してください。

訪問の目的は現在の住居状態の確認、家賃の支払いが可能かどうかの確認です。家賃の支払いが難しいのであれば、いつ・どのように支払えるのかをその場で担当者に相談しましょう。

契約解除・強制退去となり住む場所を失う

家賃の滞納が3ヶ月以上過ぎると、レオパレスの賃貸借契約を解除される可能性が高いです。契約解除となることで強制退去を余儀なくされ、契約者の意思は関係なくレオパレスの部屋に住めなくなります。

強制退去の流れは以下の通りです。部屋の鍵を交換され、退去費用なども請求されます。

退去費用には、引っ越し業者へ支払う費用や修復費用も含まれます。滞納している家賃以外にも支払いの負担が大きくなるため、注意が必要です。

強制退去後も家賃滞納が続けば訴訟を起こされる

強制退去後も家賃滞納が継続している場合は、訴訟を起こされます。訴訟を起こされた場合、家賃を滞納した側に非があるため、言い逃れはできません。

訴訟を起こされた後、滞納した家賃や退去費用などを支払えば解決します。しかし、支払いを行わないままでいると、最終的に預金口座や給与口座などの財産が差し押さえられ、滞納金額分と相殺されます。

レオパレスの家賃滞納時の支払い方法

レオパレスの家賃滞納時の支払い方法は、家賃保証契約をしている場合と、してない場合で異なります。

【家賃保証契約をしている場合】
口座振替ができなかった場合、家賃保証会社から届く通知に従って家賃保証会社へ支払います。

【家賃保証契約をしていない場合】
金融機関口座からの再引き落としは行っていません。以下のいずれかの方法で、早急に家賃を支払ってください。

レオパレスの家賃を支払えないときの対処法

レオパレスの家賃を支払えないときは、以下の対処法で乗り切りましょう。

レオパレスの家賃滞納によって受ける影響やリスクは大きなものです。適切な方法で家賃を支払うための資金を早急に用意して、レオパレスの賃貸借契約を継続できるようにしましょう。

カードローンを利用する

レオパレスの家賃を滞納しているけれど、何とかお金を用意して支払いたい場合は、カードローンで一時的に借りることを検討してみてください。カードローンは、貸金業法や銀行法にのっとって融資を行っており、安心・安全・確実にお金を借りられる方法です。

すぐにレオパレスの家賃を支払いたければ、最短即日融資に対応している消費者金融カードローンの利用が適しています。
振込先となる金融機関口座によっては最短10秒の振込キャッシングを利用できるなど、スピーディーに対応できます。

また、無利息期間を利用できるカードローンを利用すれば、一定期間は利息0円で借りられます。借入金額の利息に対して、Tポイントがたまるものもあります。

注意点として、信用情報に家賃滞納に関する履歴が残ると、カードローンの審査に通るのは難しくなります。そのため、家賃滞納後ではなく、家賃の支払いが難しくなる前にカードローンでお金を借りて支払いに充てるのがいいでしょう。

以下公式サイトの事前診断では借り入れ可能かどうかを知ることができるので、利用前にチェックすることをおすすめします。

レオパレスに相談する

「レオパレス管理センター」に電話をかけて、家賃の支払いが難しいことを相談してみてください。家賃滞納に至った正当な理由がなくとも、「いつまでに支払うのか」を伝えれば、契約解除や強制退去になる可能性を低くすることは可能です。

レオパレス管理センターに家賃の支払いが難しいことを相談せず、支払期日を過ぎた場合、契約解除や強制解約の措置を取られます。レオパレスからの信頼を失わないためにも、以下のフリーダイヤルへ電話をかけて、家賃の支払いについて相談しましょう。

家族や友人に相談する

家族や友人にレオパレスの家賃の支払いが難しいと相談することは、家賃滞納を解消する効果的な方法です。お金がないことを家族や友人に知られたくないと思うかもしれませんが、契約解除や強制退去になると、住む場所を失ってしまい大変です。
今後の賃貸契約ができなくなり、信用情報に家賃滞納の履歴が残ると、クレジットカードやローンの審査が難しくなります。

しかし、家族や友人からお金を借りるときは、今後の関係に大きな影響を及ぼすことがあるので、返済が遅れると信頼関係を失う可能性があるため、注意が必要です。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。