復旧?強制解約?プロバイダ未払いのリスクと最短の解決法
更新日:
公開日:2018.7.19
「プロバイダへの月額料金を滞納して、インターネットが停止されてしまった」とお困りの方もいるのではないでしょうか。
プロバイダへの料金の未納が続けば、電気や水道などの公共料金同様に使用を停止されてしまうことがあります。
未払いが続きプロバイダによってネットを停止されてしまった場合、最短で解決するためにはどのような手続きが必要になるのでしょうか。
また一度でも未払いを起こすと、何かしらのリスクが利用者側にあるのかどうかも気になるところですよね。
そこで今回は、プロバイダ未払いのリスクと最短の解決法について詳しく説明していきます。
この記事の目次
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プロバイダ未払いでネットが停止!復旧までの流れ
プロバイダへの料金未払いでネットが停止してしまっている場合、とにかく早急に復旧させたいと感じている人は多いはずです。
結果から説明してしまえば、ネットが停止状態になっているのであれば基本的に未払い分の支払いを済ませることによりネットは復旧します。
まずは、プロバイダ未払いから停止、そして復旧までの流れを見ていきましょう。
プロバイダの料金を2ヶ月滞納すると回線切断
プロバイダのネット回線が断線されるのは、一般的に料金を2ヶ月滞納した場合です。
2ヶ月を超える滞納が発生すれば、強制的にネット回線が繋がらなくなるのです。
ただし、プロバイダ側も未納の2ヶ月間なんの音沙汰もないわけではありません。
未払いの2ヶ月間の間に郵送などにより、利用者に督促状などを送り未納である旨を告げた上で、それでも支払いがなければ回線の断線が行われます。
プロバイダの未払いでネットが停止された場合は、プロバイダのカスタマーセンターに電話
未払いが原因で回線が断線されたのであれば、一旦プロバイダのカスタマーセンターに連絡をいれましょう。
連絡を入れることで、どうすれば回線が復旧するかについての指示を直接もらうことができます。
ほとんどの場合は、プロバイダへの未納料金を支払うことでネット回線は復旧するという案内をもらうことになるでしょう。
また、払込用紙を紛失したなどの場合にも、カスタマーセンターに連絡することで振込用紙を再送してもらえます。
未払い分をすぐ支払えば復旧してくれる
カスタマーセンターに連絡をしてネット回線を復旧して欲しい旨を伝えたら、未払い分を指示通りに支払いましょう。
基本的に未払い分をすぐに支払うことで、ネット回線は比較的早めに復旧させてくれることが多くなっています。
支払いはクレジットカードが一番早い
プロバイダによって未払い分の支払い方法はいくつか選択できるようになっているかと思いますが、選べるのであればクレジットカード決済を行うのが一番早い方法です。
たとえば銀行振込などを選択した場合には、振込完了の時間帯が銀行の営業時間に左右されることになります。
もし金曜日の夜に振込手続きを行なったのであれば、土日は金融機関が休みとなり、翌営業日である平日の月曜日まで回線が復旧しない可能性もあるためです。
クレジットカード決済を行えば、時間に関係なく支払いが確認できるので、復旧が一番早い可能性が非常に高くなります。
プロバイダ未払い分を払ったのにネットに繋がらない!
中には、「プロバイダのカスタマーセンターの指示通りに未払い分を支払ったのにネットが復旧しない」とお困りの方もいるでしょう。
プロバイダに支払いをしたのに、ネットが復旧しない場合には、以下の2つの原因が考えられます。
- 支払い手続きをした金融機関やプロバイダの休業日の関係
- インターネット回線の料金も滞納している
それでは、それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。
支払い手続きをした金融機関やプロバイダの休業日の関係
支払い手続きをした金融機関やプロバイダの休業日の関係で、ネット回線がすぐに復旧できない可能性があります。
先ほども説明したように、銀行振込などによる支払いを行うと支払い手続きの完了は利用した金融機関の営業時間に左右されるものです。
払込をした時間帯が金融機関の営業時間外であれば、振込完了はその金融機関の翌営業日まで持ち越されてしまいます。
土日祝日などのが入ると、その分だけ支払い完了手続きが遅れることになるでしょう。
さらにゴールデンウィークや年末年始などの場合には金融機関が長期休業に入っていることも多く、ネットの復旧がその分遅れてしまいます。
また利用した金融機関だけではなく、プロバイダ自体の休業日などに当たっている場合に、ネット復旧がプロバイダの翌営業日まで持ち越されることになります。
せっかく未納分を早く支払っても、金融機関やプロバイダの営業日の都合でなかなか復旧できないこともあるので注意してください。
インターネット回線の料金も滞納している
インターネットが停止してしまう原因には、プロバイダへの料金未納の他に、インターネット回線の料金も未納になっているという可能性があります。
そもそもプロバイダに契約をするということは、別でインターネット回線へも契約しているということです。
基本的にはネット回線とプロバイダは一括での支払いになっているところが多いのですが、フレッツ光などの場合は、別々での支払いが必要になる場合もあります。
プロバイダへの支払いが営業日内に完了しているという場合には、ネット回線の料金が未納になっていないか調べてみましょう。
2ヶ月間プロバイダ未払いを続けると強制解約!
2ヶ月以上プロバイダの未払いを続けてしまうと、最悪の場合には強制解約になる可能性があります。
回線が一旦停止されたあと、それでも支払いが行われなければ強制解約になる可能性が高いでしょう。
強制解約が施行される期間はプロバイダによっても異なります。
また、一度強制解約をされてしまうと、同じプロバイダでの再契約はほとんど不可能だと考えなければならず、新たなプロバイダとの契約が必要になるでしょう。
またクレジットカードで支払いをしている場合には、何かしらの原因でクレジットカードが使用できない状態になればプロバイダにも支払いが行われません。
「カードが使用できなくなった」という理由でもプロバイダへの支払いが未納になれば、通常と同じく利用停止や強制解約が施行されるので注意してください。
プロバイダによっては違約金が発生する場合もある
万が一、プロバイダに強制解約をされた場合でも、契約期間の縛りがあるようなプロバイダの場合には違約金が発生する場合もあります。
また工事費の残債などがある場合には、それも支払いをする義務があるのです。
プロバイダとの契約内容によっては、このように月額料金以外の費用が発生する場合もありますので必ず確認するようにしてください。
プロバイダ未払いを続けた場合、信用情報に傷が付く場合も
プロバイダの支払いをクレジットカードで行なっている場合には、プロバイダに直接支払いは行わず、利用者はクレジットカード会社に支払いを行なっていることになります。
そしてプロバイダへの支払いが止まるということは、クレジットカードからプロバイダへの支払いが行われていない状態になっているのです。
この場合、プロバイダへの支払いの滞納の他にクレジットカードへの支払いも滞納している状態となっているため、滞納が続くと個人信用情報に傷がつく可能性があるのです。
個人信用情報とは
個人信用情報とは、個人が企業からお金を貸し借りした記録のことをさします。
日本に3つある信用情報機関という所に情報は保管されており、住宅ローン、自動車ローンなど企業とのお金の貸し借りの記録が残ります。
そして、万が一延滞などを起こしてしまうと、その旨が記録されることになるのです。
他のローンなどの審査を行う場合、この個人信用情報を確認するので、延滞が見つかれば他のローン審査に通過しにくくなってしまいます。
ちなみに個人信用情報は金融機関が共通して閲覧できる情報ですので延滞の記録を自己都合で隠すことはできません。
銀行振込などで支払いしている場合には問題ありませんが、クレジットカードでの滞納をしているのであれば、他のローン審査に影響を及ぼす可能性があります。
プロバイダの未払いを防ぐ解決法
プロバイダの未払いによるリスクをなくすためには、そもそもプロバイダの未払いを自分で防ぐことが大切です。
ここではプロバイダへの未払いを未然に防ぐ方法をいくつか紹介しておきます。
プロバイダに未払いがないかを確認する
プロバイダに未払いがないかどうかを確認する一番簡単な方法が、プロバイダ側に未払いがないかどうかを直接確認するというものです。
プロバイダのカスタマーセンターなどに連絡し、支払いの状況を確認してみましょう。
特に、支払い方法を最近切り替えたなどの場合には、未払いが発生するケースが多くなっています。
プロバイダによっては、公式サイトのマイページなどで支払い状況を確認できる場合もありますよ。
クレジットカード払いの場合滞納がないかを確認する
プロバイダの月額料金をクレジットカード払いにしているのであれば、クレジットカードの支払いに滞納がないかどうかを調べておくことも大切です。
クレジットカードも支払いが滞れば、利用停止状態なりプロバイダへの支払いも行われません。
特にクレジットカードを切り替えた時や普段あまり利用しないクレジットカードでプロバイダへの月額料金を支払うような場合には注意が必要です。
クレジットカード利用料が引き落とされるはずの口座の残高が不足していれば、支払いが行われないなどの可能性もあります。
クレジットカードの利用料がしっかり支払われているかどうかも、必ず確認するようにしてください。
プロバイダ未払いに関するよくある質問
それでは最後に、プロバイダ未払いに関するよくある質問についてQ&A形式でまとめてみました。
プロバイダ料金の未払いがあるのですが、時効はありますか?
一般的には5年が時効であると言われています。
商法522条という法律の中では、以下のような記載があります。
「商行為によって生じた債権は、この法律に別段の定めがある場合を除き、五年間行使しないときは、時効によって消滅する。
ただし、他の法令に五年間より短い時効期間の定めがあるときは、その定めるところによる。」
よって、プロバイダ料金の未払いがある場合には、一般的には5年が経過すれば時効が認められる可能性があります。
ただし、内容証明の送付などプロバイダ側が何かしらのアクションを起こしていれば、未払いから5年が経過していても時効が成立しない可能性もあります。
プロバイダ側も未払いを成立させないためのアクションは起こして当然ですので、時効を成立させるのはかなり難しいといえるでしょう。
土日でも復旧してくれるプロバイダはありますか?
土日は休業となるプロバイダがほとんどです。
プロバイダは基本的に土日祝日が休みとなっています。
そのため、土日祝日に未払い分を支払っても復旧してもらえるプロバイダは確認できませんでした。
詳しくは、利用しているプロバイダのカスタマーセンターに確認してください。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。