同僚との飲み会や、ママ友とのショッピング、急な入院などで出費がかさんでしまい、手持ちの現金が心もとないという時はあるかと思います。

給料日もまだ先の時、急場をしのぐために金融機関からお金を借りる事は、珍しくありません。
しかし、「消費者金融は怖いイメージがあって、なかなか借りにくい…」と思う方も少なくはないでしょう。
そこで、そんな時は地元に密着している「信販会社」がオススメです。

地域密着型の信販会社は、地元からの信頼も高く、ネームバリューもあるため安心して借りられます。

今回の記事では、岡山県を中心に四国中国地方で知名度の高い、全日信販のカードローンA（現在は新規申し込みを受け付けていません。）を紹介します。

全日信販とは

SBI新生銀行グループのアプラスフィナンシャルの子会社

全日信販は、岡山県岡山市に本拠を置き、中国四国地方を中心にショッピングクレジット、クレジットカード、個人ローン事業などを展開している信販会社です。

その歴史は古く、1957年に会社を設立して以降、地元に密着した信販会社として成長を続けた結果口コミで広まり、中国・四国地方では、かなりの知名度を持った会社となっています。

同地方以外でも、タイヤメーカーとして有名なブリヂストンとの提携カードも発行しています。

2006年には、東京に本店を置き、全国展開するSBI新生銀行グループの信販会社であるアプラスの子会社となった事で、SBI新生銀行グループの一員となりました。

全日信販のクレジットカード「AJカード」

全日信販が取り扱っているオリジナルカードの「AJカード」は、全部で四種類あります。
一番グレードの高い「AJゴールドカード」は、年間利用額が50万円以上だと、2500ptをボーナスとして付与したり、通常なら1000円の利用で5ptの所が、12pt貰える特典があります。

他にも、年会費初年度無料の「AJ・VISAカード」「AJ・JCBカード」車や、オートバイの急なトラブルにロードサービスを呼べる特典の付いた「AJ・VISAロードセイバーカード」などもあります。

また、オリジナルカード以外にも、ブリヂストンロードサービスを受けられる「ブリヂストン カーライフサポートカード」や、車の盗難補償サービスの付いた「ヨコハマ ワイズスターカード」といった提携カードを発行しています。

全日信販の目的ローンの内容

全日信販には、今回紹介するカードローンA以外にも、目的ローンもあります。

目的ローンとは、担保・保証人無しで、事業資金以外の明確な目的のある資金を借りられるローンです。
全日信販では申し込み時点で満20歳以上、完済時の年齢が70歳未満ならどなたでも借りられます。

融資の限度額は、10万円から300万円で、1万円単位で借りられます。
利息は、融資額や返済期間などで変動しますが、年率8.4％～16.8％となっており、返済期間は1カ月～84カ月の間になります。

例えば、30万円借りて利息年率16.8％としましょう。
24回払いの場合だと、一回の支払いは14,803円。36回払いだと10,665円となります。

この手のローンの金利としては平均的ですが、地元に根付いた信販会社のため、地元の人に対する審査は通りやすいです。

全日信販のカードローンAのスペック

申込方法

全日信販のカードローンAの申し込み方法はシンプルです。
インターネットから、全日信販のホームページで申し込みをし、審査結果の連絡が届いた後、カードを発行するための書類が郵送されます。

その書類に記入して郵送すれば、カードが発行されます。

借入について

全日信販のカードローンAの年率は、審査によって変動しますが6.96%～18.00％となっています。
有名な消費者金融だと、金利が年率3.0％から18.00％なのと比べると、若干高い印象を受けます。

借入の限度額は審査によって変動しますが、最大で200万円となっています。
2年ごとに自動契約更新するため、店舗窓口に行く必要はありません。
借入方法は、自社のATMか提携機関のATM、口座振込、店舗窓口から選べます。

返済方法

全日信販のカードローンAの返済方法は、借入した元金の金額と選択したコースによって違ってきます。
20万円借りた場合は、支払コースは10000円・20000円・30000円の中から選択し、審査によって決定した利息分を足して、毎月の返済となります。

支払コースの金額が増える条件は、希望した金額です。
50万、51万円から99万円、100万円から140万円、141万円から200万円の4段階に分かれており、支払いコースの金額が増えていきます。

審査基準

全日信販のカードローンAの審査基準は3つです。

ただし、専業主婦や学生の場合は、3つめの条件を満たしていなくても申し込みが通ります。

審査する際に、資金使途を聞かれる事は無く、担保や保証料も要りません。
その代り、本人が確認できる、公的な証明書と定職に就いている事の証明である、所得証明書の写しが申し込みの際に必要なので用意しましょう。

その他

返済日は毎月27日となっており、土日祝日の場合は、翌営業日に口座から引き落としされます。

もし遅延した場合は、年率で20.00％の損害金が発生するため、忘れずにお金を用意しましょう。
また、利息は日割り計算のため、早く返済する程利息として支払う分が減るため、お得になります。

全治信販のカードローンAのメリット

申込方法が簡単

全日信販のカードローンAの特徴に、申し込みが簡単というのがあります。
全日信販のホームページから仮審査の申し込みをし、審査が通ればカードの発行手続きに関する書類が郵送され、それを記入して送り返せばカードが届きます。

申し込みをする際、店舗まで行く必要が無いため、子育てで忙しい主婦の方や、仕事で時間を作るのが難しいサラリーマンの方でも、簡単に作れるのは嬉しいですね。

実際の口コミでも、やり取りが全てWEB上や郵送だけで完了し、店舗に行く必要が無いから全日信販のカードローンAを選んだ、という人もいます。

また、申し込みする際の資格が比較的緩いのも特徴に挙げられます。
申し込み時点で満20歳以上、満65歳未満の方ならどなたでも申し込めるため、気軽に申し込みできますね。

審査における基準も、同一勤務先に2年以上勤めていたらほとんど問題なく通過できるのも魅力です。
専業主婦や大学生の場合は身内で定職に就いている方がいれば審査を通過できます。

限度額に応じて支払コースが選べる

限度額に応じて支払いコースを選べるのも、全日信販のカードローンAのメリットです。

支払う期間が長くなってもいいから、「毎月の支払いを安くしたい」という方や「月々の支払いが高くなっても、短い期間ですぐに支払いたい」という方まで、利用者の懐事情やライフスタイルに合わせて選択できます。

使えるATMが多い

カードで現金を引き出すローンのため、使えるATMが少なかったり、限定されていたら不便ですが、全日信販のカードローンAは問題ありません。

が利用可能となっています。

全国展開している主要なコンビニのATMで使えるため、中国・四国地方だけでなく、北海道や沖縄と言った出先でも、安心して使えるのは魅力的ですね。

地元岡山では有名なカード

全日信販は地元岡山を始め、中国・四国地方では知名度が高い信販会社です。

古くからローン商品を取り扱う企業として認知されており、SBI新生銀行グループの傘下に入った事でしっかりとした企業というイメージが定着しています。

また、オリジナルカード以外にも、地元と密着した提携カードを発行しているのもブランド力を高めている要因です。

「岡山一番街・さんすて岡山 FIRST CARDJR」は、岡山駅にある岡山一番街・さんすて岡山という商業施設で使うと、5％の割引を受けられます。

他にも、駅前映画館が大人価格でも1000円で鑑賞できたり、au・ソフトバンクの携帯を購入する際1000円の割引を受けられます。

実際にネットの口コミでも、有名な会社だったことから、信頼性が高いと考えてカードローンAを利用した人もいます。

利用する側からすると、全国展開してCMを流している大手消費者金融よりも、地元で良く名前を聞く信販会社の方が安心して借りられますね。

また、地元密着の信販会社のため、利用者の事情を聞く度量があり、トラブルに巻き込まれて支払いが滞った場合でも、親身になって対応してくれたというレビューもあります。
この辺りの対応の良さも、全日信販が岡山県で支持される理由かと思われます。

全日審判のカードローンAのデメリット

審査のスピードはちょっと遅い

地元に根付き信頼されていて、メリットが多数ある全日信販のカードローンAですが、幾つかのデメリットがネットの口コミなどにあがっています。

その一つが「審査のスピードが遅い」ことです。

基本的に、インターネット上で審査の申し込みをした場合、最短で翌営業日に審査結果が返ってくるとホームページにはあります。

大手消費者金融だと、即日回答・即日融資という所も珍しくはありません。
それと比較すると、審査結果が翌営業日なのは遅く感じられます。

また、最短で翌営業日であって、業務が滞っている場合や土日祝日を挟んだ場合は、遅れることもあります。

審査が通ってから、カードを発行する申込書が郵送されるため、審査結果が遅れた場合は借入するまでに、1週間近くかかってしまいます。

実際に、全日信販のカードローンAを利用した方の口コミでは、「審査結果が返って来るのに1日間かかる」というコメントもあり、カードを新規発行して、借りられるようになるまで3日かかったそうです。

仮審査の結果が返ってくるのは最短で翌営業日、遅い場合だと1週間はかかると考えて利用しましょう。
ちなみに、すでにカードを作っている場合は、直ぐに借り入れが出来ます。

審査が厳しい

全日信販のカードローンAのデメリットとして、審査基準が厳しいと言われています。
基本的に安定した収入があり、同一の会社、あるいは店舗で2年以上働いていれば問題はありません。
同じ職場に長くいた方がより信頼され、金利も安くなる可能性があります。

しかし、過去に一度でも返済の遅れなどがあった場合は、審査に通らないと言われています。
この返済の遅れとは、全日信販のクレジットカードだけでなく、他のクレジットカードやローンも含まれます。

クレジットカード会社やローン会社が共有する、ブラックリストに入っている間は、審査を通るのは難しいと考えた方が良いです。

最近では転職なども珍しくないため、職種や職場が変わった事で一時的に収入が下がり、急場をしのぎたいと考える人もいます。

そんな時に、勤続年数が2年以上という縛りは、大きなハードルとなって利用者の前に立ちふさがります。

金利がそれほど低くは無い

デメリットとまではいきませんが、全日信販のカードローンAの金利に不満の声もあります。
審査によって変動し年率6.96％から18.00%となっている金利ですが、これは他の消費者金融と比べれば、同程度になります。

審査や限度額によっては、大手消費者金融だと年率3.0％というケースもあるため、場合によっては消費者金融の方がお得という事もあります。

全日信販のカードローンAは地元に密着した、安心して使える信販会社

全日信販のカードローンAは、全体的に魅力的なカードローンとは言えません。
なぜなら、金利や限度額の最大など、大手消費者金融と同等かあるいは下回っているからです。
最近の消費者金融は様々なサービスを打ち出しているため、そちらの方がお得になるかもしれません。

また、審査条件に勤続年数に対する条件が設けられているのもネックです。
消費者金融だと、勤続年数を重要視しない場合もあります。

金利の面で、消費者金融と大して変わらず、審査基準に勤続年数や支払いの遅れなどの条件があって厳しくなると、全日信販のカードローンAにそれほど魅力を感じません。

しかし、全日信販の最大の魅力は、地域に特化したサービスを提供した事で得たブランド力です。

全日信販では、オリジナルカードやローン商品の他にも、「岡山一番街・さんすて岡山」や「ベスト電器」で利用するとお得になる提携カードなどを扱っているため、地元では有名な企業です。

やはり、お金を借りる時は、無機質な印象を持つ大手消費者金融よりも、地元での知名度が高くイメージも良いという、信販会社の方が安心して使えますね。

岡山県や中国・四国地方在住で、少しでも安心して利用できる信販会社をお探しの時は、ぜひ全日信販のカードローンAをご利用ください。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。