UR賃貸住宅は、独立行政法人都市再生機構が運営しています。礼金や仲介手数料、更新手数料といった費用がかからず、保証人が不要なことから、入居を検討している人もいるのではないでしょうか。

しかし、入居したものの家賃を滞納した場合は契約解除や強制退去の措置を取られる可能性が高いです。そうならないためにも、毎月の賃料は遅れずに支払う必要があります。

本記事では、URの家賃を滞納するとどうなるのか、家賃滞納による強制退去までの流れ
について解説します。その他にも、URの家賃滞納に有効な対処法もまとめているので、チェックしておきましょう。

URの家賃を滞納するとどうなる？

URの家賃滞納について、公式サイトで以下のように記載しています。

家賃滞納は、遅延損害金の支払いや契約解除、強制退去などのリスクがあるだけなので、支払日に間に合うように引き落とし先口座の残高管理を行ってください。

URの家賃滞納による強制退去までの流れ

URの家賃滞納による強制退去までの流れは、以下の通りです。

1. 家賃支払いの催促（電話やメール）
2. 内容証明郵便での督促
3. 連帯保証人への連絡
4. 明け渡し請求・強制退去

強制退去になると半永久的にURの賃貸物件には住めない

UR賃貸住宅の入居時の契約書には「家賃の滞納などの入居者責任の強制退去の場合は再入居はできません」といった内容が記載されています。
URの担当者は「滞納分の家賃を完済すれば再入居は不可能ではない」という見解を示していますが、実際のところは入居審査を受けてみないと結果は分かりません。

UR賃貸住宅を退去したものの、再び住む可能性があるようなら、収入や貯蓄額などのUR所定の基準を満たすだけでなく月々の家賃も滞りなく支払いましょう。

URの家賃の支払日は毎月25日または末日

UR賃貸住宅の家賃の支払日は契約により、毎月25日または末日と定められています。支払い方法は原則として口座振替ですが、住まいセンターの窓口で支払う、銀行振込も可能です。

URの家賃滞納に有効な対処法とは？

URの家賃滞納が理由で契約解除や強制退去にならないために、以下の対処法を検討してください。

それぞれについて解説します。

家賃の支払いについて相談する

家賃の支払いが難しい場合、その旨を「URコミュニティ」に相談してみましょう。問い合わせ先は以下のリンクから確認できます。

事業所のご案内 | URコミュニティ

ただし、URコミュニティのQ&Aに「長期入院するので家賃等を支払えないのですがどうしたらよいですか」という質問に対し、「申し訳ございませんが、入院されている間も賃貸借契約は継続しておりますので、家賃等は発生いたします。家賃等のお支払がない場合、滞納となりますので、十分ご注意ください」と回答があります。

相談しても同様の回答しか得られない可能性も高いので、滞納しないように支払いの管理をした方がいいでしょう。

家賃負担の少ない物件に引っ越す

UR賃貸住宅の家賃負担が厳しい場合は、早いうちに引っ越しを検討した方がいいでしょう。引っ越しの費用はかかりますが、家賃の安い物件や実家へ引っ越しをすれば、高い家賃を支払い続けるよりも節約効果が期待できる場合があります。

また、賃貸物件の中には「フリーレント物件」という一定期間は家賃が発生しない物件や、礼金や敷金なしの物件もあります。

カードローンでお金を借りて乗り切る

「転職したばかりで家賃の支払いが難しい」「副業をして収入を増やす予定」など、家賃の支払いが厳しいのが一過性のものであれば、カードローンでお金を借りて乗り切るのも有効な対処法です。また、契約解除の日が間近に迫っているなど、すぐに家賃の支払いが必要な場合にもカードローンの利用は役立ちます。

カードローンは最短即日融資に対応していて、さらに大手消費者金融を中心に「無利息サービス」を利用しています。申し込み手続き完了後、審査が最短30分程度で完了するのでスピーディーに借り入れができるでしょう。

もし、無利息期間サービスの期間内に借りたお金を全額返済できるなら、利息0円で利用できます。無利息期間はカードローン会社によって適用期間は異なるので、事前に確認してから申し込み手続きを行うようにしてください。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。