エコキャッシングは、東京都台東区に本社を置く消費者金融会社です。全国各地に店舗を展開しない小規模の消費者金融会社ですが、Webからの手続きで全国どこからでも申し込めます。

大手消費者金融のようにテレビCMなどで積極的に宣伝をしていません。「安心して借り入れできるの？」という疑問を持つ人もいるかもしれませんが、貸金業を営むのに必要な貸金業登録を行っているので安心して利用してください。

本記事では、エコキャッシングの会社概要をはじめ、審査基準や利用した人の口コミや評判をまとめています。
これからエコキャッシングに申し込みたいと考えていたり、どんな消費者金融会社か気になっていたりする人は、実際に利用する前に記事の内容を把握しておきましょう。

エコキャッシング「フリーローン」の審査基準とは？

エコキャッシングのフリーローンの利用対象者は満20～65歳の人ですが、審査で具体的にどんな情報を重要視しているのかは正確に把握できません。
ただし、申込情報や信用情報の内容など、申込者の返済能力の有無をさまざまな要素から調査していると想定できるでしょう。

申し込み時点における収入や過去のローンやクレジットカードの取引実績などに問題はないか、確認してから申し込むようにしてください。

エコキャッシング「フリーローン」の審査に通らない4つの理由

エコキャッシングのフリーローンの審査に通らない理由として、以下の4点が挙げられます。

理由別に内容を解説します。

安定した収入がない

エコキャッシングに限らず、正しく返済ができない相手に対して貸出を行いません。そのため、申込者本人に安定した収入がない場合、審査に通らない可能性を一気に高めます。
継続的な収入がなければ「返済のための資金をどこから確保するのだろうか」と疑問視されるでしょう。

返済に問題がないだけの貯金があったとしても、それらの事実をエコキャッシングでは把握していません。

なお、安定した収入とは給料のように毎月一定の収入を得られる状態のことです。会社員としての給料だけでなく、継続的な収入であればパート・アルバイトの人も安定した収入のある人に該当します。

信用情報に事故情報が登録されている

安定収入があり、希望貸付限度額が総量規制に抵触していなくても、信用情報機関が管理、登録を行う信用情報に事故情報の登録がある場合は審査に通りません。

【事故情報として取り扱われる情報】

クレジットカードやカードローンなどでお金を借りると、それらの情報は信用情報機関で共有されます。
例えば、A社でキャッシングを利用した場合、いつ申し込んで、どのくらいの貸付限度額が設定されているのか、どのように返済しているのかは、A社以外のB社でも確認できるのです。

他社への申込履歴が多い

信用情報には、いつ・どこに申し込んだのかの情報が登録され、件数が多い場合は審査に通らない可能性を高めます。多重申込と呼ばれる状態で、返済能力の低さや将来的に返済不能に陥るリスクを疑われるからです。
エコキャッシングの審査を受けるなら、同時期に他社のローンやクレジットカードに申し込むのは避けてください。

信用情報に申込情報が登録されるのは6ヶ月間です。審査通過の可能性を高めたいなら、6ヶ月以上の間隔を空けて申し込むのがいいでしょう。

申し込み手続きの不備

エコキャッシングだけでなく、ローンの申込時には申込情報の入力や必要書類の提出が必要です。これらに一つでも不備があった場合、審査に通らない可能性を高めるので注意しましょう。

不備がないようにするためには、申し込み手続きを完了させる前に申込情報に間違いや漏れはないか、必要書類はエコキャッシングが定めるものかを確認することが大切です。

エコキャッシングの口コミ・評判

SNSやインターネット掲示板などにエコキャッシングの融資に関する口コミ・評判は見つからない状況でした。エコキャッシングのような中小規模の消費者金融会社の口コミ・評判でよく見かける「ブラックでも融資を受けられた」といったものもありません。

ただし「債務整理を進められた上に司法書士を紹介された」「おまとめローンをすすめられた挙げ句、審査に落ちた」「遠方なのに来店を求められた」などの口コミ・評判を見かけます。エコキャッシングは貸金業登録を行っている正規貸金業者ですが、心配な場合は他社への申し込みを検討した方がいいかもしれません。

エコキャッシングはヤミ金ではない｜4つのローンを取り扱う消費者金融会社

エコキャッシングは個人向けローンを取り扱う消費者金融会社で、資金使途が原則自由なフリーローンをはじめ、借金の一本化が可能なおまとめローン、ビジネスローン、不動産担保ローンを提供しています。

ヤミ金ではないと言い切れる理由①貸金業登録を行っている

エコキャッシングの公式サイトの一番下、または会社情報内に貸金業登録番号の記載があります。

貸金業登録番号とは、貸金業を営む際には必ず必要とする番号です。貸金業法に基づいて、内閣総理大臣または都道府県知事から認可を受けた者に対して発行されます。
知事と財務省の登録の2種類があり、この登録番号がない状態で貸金業を営むのは違法です。エコキャッシングに限らず、ヤミ金かどうか見極めるためには貸金業登録番号があるかないかの確認が必要であると認識しておきましょう。

また、エコキャッシングの貸金業登録番号である「東京都知事（4）第29876号」のうち（）内の数字は更新回数を意味します。
番号を見るとエコキャッシングはすでに4回の更新を行っていることを確認できるので、大きなトラブルを起こしていない貸金業法にのっとった運営を行う消費者金融会社であることが分かるのではないでしょうか。

ヤミ金ではないと言い切れる理由②金融庁の登録情報と一致する

エコキャッシングの貸金業登録番号を確認しても、それだけでは本当に登録貸金業者か信じがたい場合は、金融庁の登録貸金業者情報検索ページを利用してみてください。

登録貸金業者情報検索入力ページ

上記のリンクにアクセスし、貸金業登録番号を入力します。貸金業登録番号以外にも所在地、商号・名称、代表者名、電話番号からも検索が可能です。

より確実性を高めたいのであれば、貸金業登録番号以外の情報からも検索してみましょう。

エコキャッシング「フリーローン」の貸付条件

エコキャッシングの中で、利用者の多いローンサービスはフリーローンです。資金使途自由で担保・保証人不要、Webからの申し込み手続きで来店不要など、気軽に利用しやすくなっています。

貸付条件は以下の通りで、急に出費ができたり、給料日までの生活費が足りなかったりする場合など、さまざまなシーンで活用できるでしょう。

最大貸付限度額の100万円を必ず借りられるわけではない

エコキャッシングのフリーローンの利用限度額は最大100万円ですが、希望通りの金額を借りられるわけではありません。審査を通して申込者の返済能力を調査し、適切な金額が設定される仕組みです。

また、エコキャッシングは貸金業法にのっとった運営を行っているため、総量規制が適用されます。総量規制とは、過度な借り入れから消費者を守るために定められた規制です。年収を基準に個人の貸付を年収の3分の1を超えないように制限しています。

エコキャッシングのフリーローンで100万円を借りたい場合、申込者の年収が300万円を超えていることが最低限の上限です。300万円を下回っている人は、希望貸付限度額を100万円で申請しても審査に落ちたり、減額されたりする可能性が高いでしょう。

カードローンのように借り入れと返済を繰り返せない

エコキャッシングの提供するローンはフリーローンとなるため、借り入れできるのは1回きりです。例えばエコキャッシングのフリーローンで貸付限度額が100万円で設定された場合、100万円が指定した金融機関口座へ振り込まれます。

ローンカードも発行されず、カードローンのように貸付限度額の範囲内で借り入れと返済を繰り返せません。新たに借り入れをしたい場合は、再度エコキャッシングのフリーローンの審査を受けて通過しなければならないので注意が必要です。

融資までの流れ

エコキャッシングの申込方法は、Web（パソコン、スマートフォン）、電話の2パターンから選択が可能です。どちらの方法で申し込んでも、借り入れまでの手続きは以下のような流れで進みます。

申込情報の内容や提出した必要書類に不備や漏れ、確認事項がなく、審査の最終段階で勤務先への在籍確認を実施します。その名の通り、審査担当者が申込者の勤務先に電話をかけて勤務実態を確認しますが、在籍が分かれば申込者不在でも問題ありません。

審査に通過した後に、申込者が指定する金融機関口座へ融資金が振り込まれて、借り入れまでの手続きは完了です。毎月の返済は、指定した返済日までにエコキャッシングの口座に振り込んでください。

必要書類

エコキャッシングに申し込む際には、運転免許証、健康保険証といった申込者の本人確認書類が必要です。また、希望する貸付限度額や他社からの借入状況、エコキャッシングの判断で収入証明書類が必要になる場合があります。
借り入れを急いでいる場合は、事前に用意しておいた方がスムーズに手続きを進められるでしょう。

審査時間は1～2時間

エコキャッシングの公式サイトには、審査時間について以下のように記載があります。

審査結果はどのくらいでわかりますか？
商品によって異なりますが、1時間～2時間お時間を頂いております。

引用元：よくある質問｜エコキャッシング

申込情報や提出した必要書類に不備や確認事項がなく、審査が混雑していないことが前提となりますが、最短即日融資を受けられる可能性は高いです。

複数社から借り入れがある人は「貸金業法に基づくおまとめローン」で一本化が可能

エコキャッシングの利用目的が他社の借入金返済、かつ複数の借り入れがある場合は、フリーローンではなく「貸金業法に基づくおまとめローン」の利用を検討してみてください。
複数の借り入れを一つにまとめられるローンサービスで、フリーローンと比べて金利が低く設定されています。

また、貸金業法に基づくおまとめローンは貸金業法の例外貸付に分類されるため、総量規制が適用されないローンサービスです。エコキャッシングが返済能力に問題ないと判断すれば、審査に通って年収の3分の1を超える貸付限度額が設定される場合があります。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。