JRの切符を紛失!再購入するお金がない!駅で借りる事はできるのか!?
更新日:
公開日:2018.8.29
JRを利用する際に切符を失くした場合、再購入するのが基本ですが、再購入するお金もないとどうすればいいのか途方に暮れてしまいます。
この記事では、JRを利用する際に「お金が足りない」「切符を失くした」などのトラブルを落ち着いて対処すべく、その対処方法やJRでお金を借りることの可否についても解説します。
この記事の目次
【PR】今すぐ10万円を借りたいならココ!
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
JRの切符を紛失してしまった場合は?
現金はないもののJRの切符があれば、みどりの窓口やクレジットカードが使える自動券売機、友人や家族、見知らぬ人からお金を借りる、支払猶予願書の作成などの方法があります。
しかし、現金はあるもののJRの切符を紛失してしまったら、切符を購入した証明もできず、乗車駅がどこかも分かりません。
紛失ではなく、切符の盗難被害に遭った場合も同様ですね。
ここでは、JRの切符を紛失した場合の対処方法を紹介しましょう。
紛失再発行用の切符を購入する
まずは、駅の係員や列車の車掌などに、切符がないことを伝えましょう。
その後、紛失再発行用の切符として、同じ切符を再び購入すればOKです。
ただし、JR東日本の「ジパング倶楽部」の割引や「レール&レンタカーきっぷ」など、割引のある切符を紛失した場合は、紛失した切符と同じ区間・列車・設備の「割引がない切符」を、紛失再発行用の切符として購入しなければなりません(その切符には『紛失再』のハンコが押される)。
指定券については、同じ電車の指定券である必要があります。
紛失再発行用の切符は、降車駅の係員に「再収受証明」を受けたら、そのまま持ち帰って構いません。
ただし、定期券、回数券、割引率の大きい特別企画乗車券などは、再収受証明を受けられない場合もあります。
紛失再発行用の切符で払戻を受けることも可能!
ポケットの中に入っていた、財布の中に入っていたなどの理由で、紛失したと思った切符が1年以内に発見された場合、払い戻しを受けられる可能性があります。
そのためには、紛失したと思っていた切符とともに、再収受証明のある切符を持って、駅の精算所(乗車駅・降車駅の精算所でなくても可)に行きましょう。
発見された切符の金額から220円の手数料を差し引いた金額が払い戻されますが、紛失したと思った切符が初乗り運賃に近い切符の場合は、手数料で相殺されてしまうのであまり意味がありません。
一方、JRの長距離切符の場合は、1,000円以上の払戻も十分に可能なため、払い戻しを受けるのがお得です。
割引のある切符の場合は、「あとから購入した割引のない切符」の金額から、220円が差し引かれての払い戻しです。
確かに、割引のない切符を購入させられるのに、払い戻しの際には割引価格が適用されるのでは、納得がいきませんので。
指定券の場合は、手数料が330円とアップしますので、注意しましょう。
紛失したと思った切符が見つかった場合、1年以内であれば払戻を受けられるので、再収受証明のある紛失再発行用の切符は、すぐに捨てないで1年間は保管しておきましょう。
キセルと間違えられた場合はどうなるの?
JRの切符を紛失した場合、駅員さんによっては「この人は本当に切符をなくしたんだ」と捉える場合もあれば、「もしかしたら不正乗車なんじゃないか」と不審がる人もいます。
このあたりは駅員さんにもよりますし、乗客にもよります。
横柄な態度をとっている乗客、挙動不審な乗客はキセル(不正乗車)を疑われる可能性が高いです。
JRでは、不正乗車を以下のように定義しています。
- 無賃乗車…運賃を支払わず乗車する
- 折り返し乗車…一度目的地と反対方向の駅に行ったあと、折り返して目的地に行く(始発駅から座席に座るため、駅ナカの施設を利用するため)
- 定期区間外の無賃乗車…定期券に記載されている有効区間外に無賃で乗車する(A駅⇔B駅の定期を持っている人が、B駅の先のC駅まで行き、B駅に戻って定期券を使い改札を通るなど)
- 定期券の貸し借り(定期券は記名されている本人しか使えない)
不正乗車はばれる
定期券を使わない不正乗車は、一見ばれないように思えてばれます。
特に、乗客のさほど多くない路線や一区間が長い路線では、降車駅に駅員や自動改札が設定されていないことも多いため、車掌が車内で検札を行なうことで不正乗車はばれてしまいます。
乗客の多い路線や一区間が短い路線では自動改札が設置されているケースが多いですが、改札を入ってから、設定された規定時間を上回る時間で改札を出ようとしても、改札を通過できなくなってしまいますので、不正乗車がばれてしまいます。
IC定期券については、定期券に記録されている出入場データが、駅員の端末などによってすぐに分かるため、以前の紙の定期券よりも不正乗車がばれやすくなっています。
特例もあるので要確認
ただし、JRで定義されている不正乗車が全て罰則の対象となるわけではありません。
旅客営業取扱基準規程(JR東海は旅客営業取扱細則)第149条により、一部の区間外乗車が認められています。
例えば、西日暮里駅以遠(田端駅方面)の各駅⇔三河島駅以遠(南千住駅方面)の各駅を利用する場合、日暮里駅⇔東京駅間については、山手線の内回り・外回りのどちらを使っても区間外乗車とはなりません。
また、特定都市では折り返し乗車が認められるケースもあり、例えば、岡山駅→東京駅の切符を持っている人が新幹線に乗って東京駅に到着した後、在来線で有楽町駅に行くと、東京駅→有楽町駅間は本来折り返し乗車となりますが、こちらも特例が認められます。
他にも、小倉駅⇔博多駅、海田市駅⇔広島駅などでも、特例が適用されますので、該当区間に乗っていた人は確認するといいでしょう。
JRはお金を支払わない不正乗車に厳しい
ただし、特例が認められる区間はさほど多くありません。
JRは、お金を支払わないキセルに対しては厳しい態度を取ります。
第一印象でまず怪しまれ、駅員への説明があやふやだったりつじつまが合わなかったりすると、不正乗車と判断される可能性が高いです。
不正乗車をした者に対して、乗車区間の運賃+その2倍以内の割増運賃(合計で運賃の最高3倍)を鉄道事業者が請求することが、鉄道営業法第18条や鉄道運輸規程第19条で認められています。
この法律に基づき、それぞれの鉄道事業者の約款で、その内容を詳しく定めています。
例えば、JR東日本の旅客営業規則第2編第7章第3節第2款(乗車券類の無礼及び無効)では、乗車券を所持しないで不正乗車をすることに対して、始発駅から降車駅までの合計3倍の運賃を徴収すると定めています。
最悪、詐欺罪として処罰を受けることも
JRの不正乗車に対して、3倍の運賃を支払うことで民事的に解決するのならば、まだいい方です。
刑事上の処罰を受ける場合、さらに重い刑事罰を受ける場合があります。
不正乗車は前述の鉄道営業法29条(不正乗車)違反となりますが、あくまでも親告罪です。
軽犯罪法1条(理由なき立ち入り)によって、刑事告訴されている場合もあります。
最近では、軽犯罪法よりもより罰則の重い詐欺罪(刑法246条)を適用するケースも増えています。
この場合、懲役10年以下の刑が科せられます。
「そんなこといっても、実際は詐欺罪なんかで告訴されないでしょ」と高をくくっている人もいるかもしれませんが、実際に詐欺罪の判決が言い渡された事例があります。
JR新幹線の切符を紛失した場合はどうなるの?
在来線の切符ではなく、JR新幹線の切符を紛失した場合は、在来線の切符よりも被害額が高額のため、より深刻な状況です。
ただし、在来線であろうと新幹線であろうと、利用者がとるべき対応は基本的に変わりありません。
紛失再発行用の切符を購入する
在来線の時と同じように、まずは、駅の係員や列車の車掌などに切符がないことを伝えます。
その後、紛失再発行用の切符として、同じ切符を再び購入しましょう。
在来線と比較すると、新幹線には以下のようにお得な切符の種類が多いです。
- 新幹線回数券
- 早得切符
- 往復割引切符
- フリー切符
- レール&レンタカー切符
- テーマパークの入場券と新幹線のチケットが一緒になった割引切符
- インターネット専用切符
- 学生割引
- 団体割引
- 乗り継ぎ割引
- ぷらっとこだま
- ジパング倶楽部の割引
在来線の時と同様に、紛失再発行用の切符は新幹線の正規料金です。
例えば、「ぷらっとこだま」で2018年10月1日に東京→新大阪の普通指定席を利用すると、1万500円ですが、正規料金は1万4,450円と、4,000円近い価格差があります。
紛失再発行用の切符で受ける払戻額、新幹線はより効果が大きい
紛失したと思った新幹線の切符が見つかれば、在来線の時と同じように払い戻しを受けることができます。
先ほども説明したように、新幹線は在来線と比較して、割引料金と正規料金の価格差が大きいので、紛失したと思った切符が見つかったら払い戻しを受けるのが得策です。
- 紛失した切符が払い戻されていない
- 他に使われていない
以上のことが確認できた場合は、所定の手数料を差し引いたうえで払戻が行われます。
チケットレスの新幹線の切符情報が入ったカードが磁気不良の場合は?
最近では、JR東海の「スマートEX」やJR東日本の「モバイルSuica」など、紙の切符を発行しないでも新幹線に乗車できるサービスが増えています。
スマートEXなどで登録した交通系ICカードが磁気不良を起こした場合、そのままでは自動改札を通過できません。
スマートEXに登録してある決済用のクレジットカードを持っていて、乗車前であれば紙の切符を受け取った上で乗車可能です。
別の交通系ICカードがあれば、乗車前に正常な交通系ICカードに登録情報を変更することで、ICカードでの乗車が可能です。
乗車後に磁気不良を起こした場合は、車内であれば車掌さんに、後者時であれば改札の係員さんに相談しましょう。
紙の切符の紛失とは異なり、登録情報があるはずですので、検索できればそのまま通過できる可能性があります。
交通系ICカードや登録情報が入ったスマホなどを紛失・盗難の場合も、登録情報が残っている可能性がありますので、改札の係員などに相談してみてください。
新幹線チケット情報を入れた携帯電話が紛失or故障した場合は?
JR東日本では「モバイルSuica特急券」というサービスを実施しています。
モバイルSuicaをインストールしてある携帯電話に、新幹線自由席の情報を登録して、タッチするだけで新幹線改札を通過できる優れものです。
仮に、モバイルSuica特急券の新幹線チケット情報が入った携帯電話が紛失もしくは故障しても、以下の手続きをすれば再発行が可能です。
- モバイルSuica「会員メニュー」→「再発行登録」をクリック
- 新たな携帯端末を準備して、「モバイルSuicaアプリ」をダウンロード
- モバイルSuicaアプリを起動し、「再発行・機種変更の方はこちら」をクリック
- アプリを立ち上げ、メールアドレスとパスワードを入力してログイン
- 「初期設定をする」→クレジットカード情報の入力→「変更確認」をクリック
- 「登録する」→「次へ」をクリック
- 再発行についての説明を確認したら「実行する」をクリック→再発行操作が完了
再発行手数料として510円がかかりますが、モバイルSuica特急券は再発行登録の翌日以降から再発行が可能です。
JRの駅で借りたお金を返済できない!どうすればいい?
記事の最初の方で、「支払猶予願書」について紹介しました。
切符を紛失したが降車駅で支払うお金がない際に、JRからお金を借りる最終手段です。
支払猶予願書には、支払金額と支払期日が記載されていますが、支払期日はあまり先には設定されず、長くても数日後まででしょう。
また、着駅精算でJRに支払う金額が少額ならばまだしも、新幹線な切符を紛失した場合は高額になってしまい、返済するお金がないという可能性もあります。
そんな場合はどうすればいいのでしょうか。
所有物を売ってお金にする
まずは、支払期日までに自分の所有物を売ってお金にする方法です。
所有物を売ってお金にする方法の中で最も高額になるのは、ネットオークションやフリマアプリですが、支払期日が差し迫っている場合は入金までに時間がかかるため、あまりおすすめできません。
リサイクルショップや買取業者ならば即換金
すぐに換金できる方法としては、買取業者やリサイクルショップを利用するのが一般的です。
あまりお金になるようなものがなく、とにかく数を売ってお金にしたいのならば、買取対象アイテムが多いリサイクルショップがいいでしょう。
指輪やブランドバッグなど、1点である程度のお金になりそうな所有物がある場合には、専門の買取業者に持ち込んだ方がお得です。
リサイクルショップも買取業者も、近所にお店がない場合には出張買取も行なっており、電話をすれば最短でその翌日には来訪してくれ、所有物を換金できます。
所有物を手放したくない人は質屋がおすすめ
「お金になりそうだが思い出のある品物なので、手放したくない」という人は、質屋を利用するといいでしょう。
質屋ならば査定価格も結構高額となり、借りたお金と利息を完済できれば、品物を取り戻すことができます。
最近では、初回利用者に限って利息ゼロを打ち出す質屋も増えてきており、実質無利息でお金を借りられます。
質屋にお金を万が一返済できなくても、預けた品物を没収されるだけで、カードローンのように延滞金を取られることはありません。
お金を借りる
手持ちの所有物がなくてお金を工面できない人は、お金を借りてJRに返済しましょう。
お金を借りる方法としては、以下のようなものがあります。
給料の前借り
まずは、給料の前借りです。「給料の前借は周りで誰もやってないけど、できるのかな」と思っている人もいるでしょうが、労働基準法第25条(非常時払)には以下のように記載されています。
「労働者が、出産、疾病、災害等の非常の場合の費用に充てるために請求する場合は、賃金支払期日前であっても、使用者は、既に行われた労働に対する賃金を支払わなければならない」
ここでカギとなってくるのが、「すでに行われた労働に対する賃金」であり、この条件を満たしている労働者は、給料の「先払い」を求めることができ、雇用者はこれを断ることができません(拒否した場合は30万円以下の罰金の可能性も)。
先払いしたお金に対して利息や手数料はかかりませんが、先払いを求めてもすぐに支払いがされるとは限りません。また、先払い可能な金額は、あくまでも「既に働いた分の賃金」が上限です。
先払いしてもらったお金は、次回以降の給料から差し引かれます。先払いではなく、まだ労働していない賃金の「前借り」については、会社次第です。
労働基準法によって、まだ労働していない賃金を先払いすることは禁止されていますので、この場合、会社からお金を借りる方法をとります。
仮に前借りができたとしても、前借りしたお金に対しては利息が設定され、前借りしたお金の返済は、双方で合意がない限りは給料からの天引きができません。
家族や知人から借りる
降車駅の近くに家族や友人はいなかったが、帰宅してから家族や友人からお金を借りることはできます。
借りる方は「友達・家族だから貸してくれるだろう」と思うかもしれませんが、貸す方は「友達・家族だからこそお金を貸したくない」と思っている人が多いです。
それは、お金の貸し借りで友情・家族関係にひびが入るのを恐れているからです。
お金を貸してくれたとしても、お金を貸した側の方が借りた側の方よりストレスが大きくなります。
そのため、家族や知人からお金を借りる際には、借用書を作成して利息も払い、返済期日はしっかりと守るようにしましょう。
金融商品を担保にした貸付
家族や知人からも借りられないようであれば自分が今持っている金融商品を見返してみて、そこから貸付制度のある金融商品をピックアップしてみましょう。
銀行では、定期預金などを担保にお金を借りられる制度があります。
定期預金の残高の80%~90%を限度額として、定期預金の金利+0.5%程度の低金利で貸付を受けられます。
定期預金を解約することなく融資を受けられ、手続きも比較的簡単です。
終身保険・養老保険・個人年金保険・学資保険など、貯蓄性の高い保険商品を契約している方は、その解約返戻金(または満期保険金)を担保にお金を借入れる「契約者貸付」も利用可能です。
貸付金利は保険会社によって異なりますが、年1%~5%程度が相場です。
電話やインターネットから申し込め、指定の口座に振り込んでくれます。
借りたお金は特に返済期限が設定されていませんので、じっくり返済できます。
カードローンで借りる
貸付制度を利用できる金融商品すら持っていない人は、カードローンを利用しましょう。
カードローンには銀行系・信販系・消費者金融系などがあり、それぞれ以下のように金利と限度額が設定されています。
会社名 | 金利(実質年率) | 最高限度額 | |
---|---|---|---|
銀行系 | 三菱UFJ銀行 | 年1.8%~14.6% | 500万円 |
三井住友銀行 | 年1.5%~14.5% | 800万円 | |
楽天銀行 | 年1.9%〜14.5% | 800万円 | |
信販系 | ジャックス | 年4.5%~18% | 500万円 |
オリコ | 年4.5%~18% | 500万円 | |
消費者金融 | アコム | 年3.0%~18.0% | 800万円 | プロミス | 年4.5%~17.8% | 500万円 |
信販系・消費者金融系は最短で即日融資も可能なスピーディーさが魅力です。
金利の高さがネックですが、一部大手消費者金融では無利息サービスを実施していますので、利息を気にする必要もありません。
以下公式サイトの事前診断では借り入れ可能かどうかを知ることができるので、利用前にチェックすることをおすすめします。
一方の銀行系は、低金利で融資を受けられることが多いですが、融資までの時間がかかりますので、JRの支払期日が差し迫った時には注意しましょう。
いずれのカードローンも審査がありますので、審査落ちの可能性もあります。
JR乗車中にお金が足りない事に気付いた場合どうすればいい?
今乗っているJRの電車の切符はOKだが、乗り換える予定のJRの電車の切符が買えないことに、JR乗車中に気づく場合があります。
降車駅でクレジットカードを使って支払う
降車駅に、クレジットカードの使える自動券売機やみどりの窓口があり、現金はないがクレジットカードは持っている場合、降車駅でクレジットカードを使って、乗り換え予定のJRの電車の切符を購入すれば、ピンチを脱出できます。
ただし、クレジットカードが使える自動券売機やみどりの窓口は、比較的大きな駅にしかありません。
無人駅はもちろんのこと、有人駅でもみどりの窓口やクレジットカードが使える自動券売機を設置していない駅も少なくありません。
降車駅で家族や友人に連絡してお金を借りる
自動券売機やみどりの窓口がない駅を降りたものの、乗り換え予定のJRの切符が現金不足で購入できない場合、近くに家族や友人がいるのであれば、家族や友人に連絡をしましょう。
家族や友人に連絡をして現金を持ってきてもらえば、乗り換え予定のJRの切符を購入できます。
ただし、家族や友人に連絡がつかなくても、近くにいた見知らぬ人が100円程度を貸してくれる可能性もゼロではなく、その100円で切符が買えれば非常にラッキーです。
最終手段!支払猶予願書に記載し、JRの駅でお金を借りることも可能
クレジットカードが使える自動券売機やみどりの窓口がなく、遠方のため家族や友人に現金を持ってきてもらうこともできず、お金を貸してくれそうな人もいない場合は、どうしようもありません。
その場合は、「支払猶予願書」を作成すればその場のピンチをしのげます。
「あとでお金を払うから、この場は改札を通してください」というお願いのようなものです。
住所・氏名・勤務先・電話番号・願書作成日・支払金額・支払期日を記入し、本人確認書類を提示の上で拇印を押せば支払猶予願書を作成でき、お金がなくてもJRに乗車できます。
つまり、降車駅でお金を借りるのと同じ扱いとなります。
ただし、支払期日までに借りたお金を返済しなければならないのは、言うまでもありません。
JRで借りたお金は必ず返済しよう
JRでお金が足りないことに気づいた場合、クレジットカードがあれば対応自動券売機やみどりの窓口で可能で、カードもなく友人や家族からお金を持ってきてもらえない場合は、支払猶予願書を提出することでその場を乗り切れます。
切符を紛失した場合は、紛失前の切符と同じ区間・クラスの割引のない切符を再購入するのが基本ですが、失くしたと思った切符が見つかれば払戻も受けられます。
ただし、切符の紛失は不正乗車と間違われやすいので、正直に説明して紛失と判断してもらえるようにしましょう。
JRで支払猶予願書を利用した場合は、支払期日までに完済する必要があります。
最近では、借りたお金を返済しないと起訴される事例もありますので、給料の前借、カードローンなどを利用して完済するようにしましょう。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。