老後が不安!老後の必要資金っていくらあれば大丈夫なの?
更新日:
公開日:2018.10.5
皆さんは老後のために何か取り組んでいることがあるでしょうか?長い人生、何が起こるか分かりません。
なので、老後に備えて資金をある程度確保しておくのが大切です。
日頃から収入と支出の管理を行い、余計な支出を減らす等、少しでも資金を確保しているかどうかで老後の生活が大きく左右されます。
その際、どの位の資金を用意すれば良いか、老後のために一体何ができるか等を押さえておきたい所です。
今回は老後を送る上でどの位の費用がかかるのか、日頃からどのようにして資金を確保していけば良いかについて説明します。
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老後とは何年間のことを指すのか
老後といっても、何年続くかは人によって異なります。
ですが、ある程度の年月を過ごすことを想定して、資金確保を行っていかないといけません。
ここでは、平均寿命や健康寿命を基に老後とは大体どの位なのかについて触れていきます。
何歳から老後なのか?
今、勤めている会社を定年まで働くと、大体64歳、65歳位が目安です。
場所によっては60歳で定年といったケースもあります。
その辺りは皆さんが勤めている会社の定年が何歳までなのかをチェックしておかないといけません。
人によっては定年後も働く方もいます。
金銭面の問題だけでなく、何か生きがいを見つけたい等、人によって理由は様々です。
実際、70歳まで働ける会社も存在します。
大学を現役で卒業して、そのまま働いたとしたら、大体40年位で老後のための資金を確保する必要が出てきます。
平均寿命を調べて、老後が何年ほど続くのかを計算する
定年退職後、大体どの位の年月を過ごすことになるかは気になる所です。
平均寿命を基に老後が何年続くかを計算します。
日本人の平均寿命は
- 男性:80.98歳
- 女性:87.14歳
と男女に差があります。
もちろん、人によっては平均寿命より長く過ごすといった方もいるので、それを踏まえた上で老後の資金を確保しないといけません。
もし、64歳に退職したとすると、男性が約16年、女性が約23年、老後が続くという計算です。
定年後、16~23年位過ごせるだけの資金は最低限確保しておく必要があります。
もちろん、人によっては長生きする場合もあるので、それ以上過ごせるだけの資金を確保しておくのに越したことはありません。
健康寿命にも目を向けないといけない
平均寿命以外に考えないといけないことが存在します。
それは健康寿命と呼ばれるものです。聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
健康寿命は日常生活を送る際、医療や介護に依存せずに心身共に自立して健康的な生活を送れる期間のことです。
これも平均寿命と同様に人それぞれ違います。
日本の健康寿命は各都道府県により異なります。
山梨県の場合、平成25年時点での健康寿命の平均は男性が72.52歳、女性が75.78歳です。
他府県をチェックしてみると、69~72歳位が健康寿命の平均になってきます。
いずれの都道府県においても、健康寿命と平均寿命とでは大幅な差があるのは確かです。
老後に入って、怪我や病気で医療や介護がいつ必要になるかが分かりません。
それを踏まえた上で資金を確保したり、健康を維持するといったことが必要です。
老後の生活にかかる費用はいくらか?
いざ老後を過ごすといった際、どの位の費用がかかるかをある程度把握しておきたい所です。
ここでは、老後の生活でいくら費用が必要になってくるかについて触れていきます。
一人暮らしを行っていくには月額16万円程の費用がかかる
一人暮らしの場合、とあるデータによると毎月158,753円必要だとされいています。
なので、余裕を持って生活することを考えると、20万円位の費用がかかると頭に入れておくことをおすすめします。
仮に65歳から90歳まで生きるとしたら、25年間、毎月158,753円出せるだけの経済状況にしておく必要があります。
1年間にかかる費用は
- 158,753円(毎月かかる費用)×12ヵ月=1,905,036円
といった感じです。
それが25年続くと、
- 1,905,036円(毎年かかる費用)×25年(老後の期間)=47,625,900円
となります。
もちろん、人によってかかる費用にバラつきがあるので、最低限の生活が過ごせるだけの余裕が持てる様、日頃から意識しておかないといけません。
二人暮らしを行う際は月額28万円程の費用が必要となる
人によっては老後を夫婦で過ごす、もしくは兄弟で過ごすといった方も多いのではないでしょうか?
そういった場合も毎月どの位の費用がかかるかをある程度計算しておくのが大事です。
二人暮らしの場合、277,283円の費用が毎月必要になってきます。
なので、約30万円位の余裕は持っておきたい所です。
1年にかかる費用を計算すると、
- 277,283円(毎月かかる費用)×12ヵ月=3,327,396円
となります。
25年かかる費用は
- 3,327,396円(毎年かかる費用)×25年(老後の期間)=83,184,900円
です。
老後、二人暮らしを行おうとすると、一人暮らしの倍近く費用を用意しないといけません。
介護費用も必要になってくる
長い老後を過ごしていると、怪我や病気にかかったりします。
人によっては日常生活を送る上で介護が必要になってくる場面が増えます。
その際、介護にかかる費用を用意できるかも重要です。
住宅改修を行ったり、介護用品を揃える、施設入所や介護サービスを利用する等、予想以上に費用がかかります。
年金など貰えるお金について
老後になると貰えるお金も存在します。
それを生活するための費用にして、日々の生活を過ごすことが重要です。
65歳から支給される公的年金が挙げられます。
60歳で退職すると、貰えるまでに5年かかります。
その間を今まで貯めたお金等で乗り切らないといけません。
公的年金には、
- 厚生年金
- 国民年金
が挙げられます。
ここでは、公的年金について説明するので、老後の参考にして頂きたいです。
厚生年金
厚生年金は会社に働く方を対象にした公的年金のこと。
所得に応じて支給されるお金が変わってきます。平均14.7万円が毎月支給されます。
国民年金
国民年金は自営業者や個人事業主を対象にした公的年金のこと。
平均5.5万円が毎月支給されます。20歳になると、加入しないといけません。
お金を貯めるには
老後のために必要となる費用を作るために一体何ができるかというのも考える必要があります。
いざという時、年金だけだと生活に支障をきたす場合も出てきます。
そうならないためにも、まとまった費用を作るのが大事です。
最後にお金を貯めるためにどういったことを行えば良いかを紹介します。
光熱費・通信費・食費等の固定費を見直す
日常生活を送る際、光熱費・通信費・食費等の費用が毎月必要です。
一人暮らしかそうでないか、普段の生活習慣等によって費用が大幅に変わってきます。
電気をこまめに消す、余計な水を使わない、必要以上の量の食べ物を購入しないといったことを積み重ね、毎月かかる固定費を最小限にすることが大事です。
通信費は自分に合った格安スマホを使う等、プランを見直すことをおすすめします。
スーパーの半額セール等を利用して、通常より安い金額で欲しい食べ物や生活雑貨を購入するといった工夫も行わないといけません。
一度、毎月どの位の費用が買っているかを見直してはいかがでしょうか?
月にいくら使っているのかを把握して、無駄遣いを減らす
毎月の支出と収入を把握し、毎月の無駄遣いを減らすのも大事です。
息抜きは大切ですが、使い過ぎていないかを見直さないといけません。
後先考えずにお金を使っていると、いつの間にか老後のための費用が無くなっている可能性もあります。
貯金がないのなら給与口座からの自動積立預金で強制的に貯める。
毎月の給料をすぐに使ってしまって貯金を作れないといった方は自動積立預金の利用を検討することをおすすめします。
自動積立預金は給与口座から毎月一定のお金を定期預金に積み立てていく預金です。
期間と1回当たりの積み立てする金額、積み立てする日を設定し、老後に備えます。
ポイントカード等を使用して少しでも出費を抑える
お店によってはポイントカードを用意している所もあります。
割引等のサービスを受けられるため、それにより出費を抑えるのも老後のための費用を作る上で大切です。
後は新聞や毎月送られてくるお店のメールにクーポンが付いていたりするので、それを活用するのもあり。
金利の高い銀行をチェックする
お金を増やすためには、どこの銀行に預けているかも意識しないといけません。
銀行によって金利に差があり、同じ金額を預けていても、金利によって増える金額が変わってきます。
一度、普通預金の金利は一体どの位かをチェックすることが大切です。
年数によって金利が変わってくるので、最初の1年だけでなく、長期間使っていくことを踏まえた上で銀行を選ぶ必要が出てきます。
メガバンク以外にも様々な銀行があるので、色々見比べ、自分が使いやすい、信用できる所を選ぶのが大事です。
事前に銀行の評判をチェックし、身近に利用している方がいたら、一度話を聞いてみることをおすすめします。
まとめ
長い老後生活を送る上で予想以上の費用がかかります。
いざという時に備え、まとまったお金があるかどうかで費用を工面できるようにしないといけません。
お金が無くて、苦労するのはあなた自身です。
普段の生活の中でできることを少しずつ行い、老後のための費用を用意しているかどうかで今後の生活が大きく変わってきます。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。