専業主婦や無職が車ローン(マイカーローン)審査に通るための方法
更新日:
公開日:2018.11.22
専業主婦や無職で収入が無い場合や、収入が不安定な場合、車が欲しいと思っても審査に通るかどうか不安に感じることが多いようです。
しかし、収入が無い人や収入が不安定な人でも、マイカーローンの審査を通すことは可能です。
今回は単独でも可能な場合と条件をつければ可能な場合に分け、具体的に解説していきます。マイカーローンの定義や審査の難易度、契約時に必要な書類や注意事項などについても詳しく見ていきましょう。
マイカーローンを考えているという方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
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専業主婦や無職が車ローン(マイカーローン)の審査に通る方法
連帯保証人になってくれる人を探す
連帯保証人になってくれる人を選ぶときは、勤務先に信用があり勤続年数が長く、収入が安定している人にお願いしましょう。
連帯保証人に多いのが配偶者、親、兄弟など家族や親近者ですが、信用情報に傷があったり、他社での借り入れ件数や金額が多かったりすると、保証人として受け入れてもらえない場合もあります。
連帯保証人になってくれる人が親しい間柄であれば、先にいろいろと確認しておくとスムーズでしょう。
配偶者に契約してもらう
配偶者が契約者となる場合は、「契約者も配偶者」「車の名義人も配偶者」「主に車を運転するのも配偶者」である必要があります。ですから、ファミリーカーとして専業主婦や無職の人が「ちょい乗り」する場合には特に問題はありません。
しかし、実際に車を運転する人が配偶者ではなく、専業主婦や無職だった場合には問題があります。
たとえ配偶者であったとしても「名義貸し」「名義借り」は、各金融機関が禁止しているだけでなく、各金融会社に対して詐欺罪に問われる可能性があるのです。
「配偶者や家族、友人に契約させて車は自分が使いたい」という場合もあると思いますが、こういった行為は契約違反となる「名義貸し」「名義借り」にあたりますので注意が必要です。
申込金額が少ない中古車を選ぶ
「申し込みする金額が少ない」というのは、頭金が用意されていて、マイカーローンで契約する金額が少ない状態のことです。
頭金が用意できている場合には資金力についてもプラスの評価がつくため、さらに審査が通りやすくなります。
車のローン(マイカーローン)の審査は難易度が高い
車のローン(マイカーローン)のような用途が限られている目的別ローンは、多目的ローンと比べて審査が厳格で、難易度が高い場合が多いです。
これは昔、目的別ローンが家や車、教育ローンなど高額な貸付が多かったことが理由のひとつです。
そのため勤務先や勤続年数、年収などが厳しくチェックされることとなりました。
借りたお金を何に使うかを証明する「資金使途証明書」を提出しなければならない場合がほとんどです。
各金融機関は資金使途証明書を元に、「申込金額に相違がないか」「本当に、契約通りに決められた購入やサービスに使うのかどうか」などを審査していきます。マイカーローンの資金使途証明書は、車の見積書といったケースが多いです。
難易度の判断基準
収入面のみで判断するのであれば、「公務員」「正社員」「パート」「派遣社員」「専業主婦」「無職」のうち、収入の無い専業主婦と無職の難易度がいちばん高くなります。次に、パート、派遣社員の順に審査は通りやすくなります。
ただし、他社での借入件数や金額などによっても大きく左右されるため、いちがいに難易度を示すのは難しいのが現実です。
パートや派遣社員でも、勤務先に信用があり勤続年数が10年や20年と長く、ある程度安定した収入を得られている場合には、正社員とほぼ同格とみなされて審査がスムーズになることもあります。
これからパート・アルバイトを始めようと思っている人は、別記事「パート・アルバイトでもマイカーローンは組める?審査の対策や口コミ」を参考にしてください。低収入でもマイカーローン審査を通すための対策を解説しています。
車のローン(マイカーローン)に通る専業主婦や無職の人の特徴
専業主婦や無職の人が単独でマイカーローンを申し込みたい場合は、やはり制限がでてきます。
単独でも審査が通る可能性があるのは、大きく分けて下記のようなケースです。
- 信用情報に傷がない(延滞情報や、調停・債務整理などの法的手続き情報)
- 他社での借り入れ件数が無い、もしくは1件・2件程度で借入額が少ない
- 申し込みする金額が少ない
ご自身の現在の状況と照らし合わせて確認してみましょう。
専業主婦、無職は要注意!「名義貸し」「名義借り」は犯罪
マイカーローンの審査が通らなかったとき、「誰かに名義を借りれば良いのでは?」と考える人もいるでしょう。
しかし、「名義貸し」や「名義借り」は各金融機関が禁止していますし、場合によって各金融機関に対する詐欺罪が成立する可能性もあります。専業主婦、無職だからといって見逃されることはなく、容赦なく立件されます。
完済したケースで詐欺罪に問われたケースはありませんが、たとえば途中で支払えなくなった場合などは詐欺罪として通告される可能性があるということです。
この場合、名義を貸した側も名義を借りた側も詐欺罪に問われる可能性があります。1度名義を借りてしまうと、状況が変わったときに「名義を貸してほしい」と頼まれ断れなくなってしまうケースも多々あります。
名義を貸す側には、とても大きなリスクがあるので注意しましょう。
名義を貸したときのリスク1
例えば名義を借りている側の返済が滞ったとき、お金を借りる際に契約しているのは名義を貸している側のため、連帯保証人が最後まで返済していかなければなりません。
金融機関に電話して「私は名義を貸しただけです」と言った時点で、契約違反を盾にすぐに一括返済(すべての金額を支払う)するよう迫られるだけです。
それだけでなく、「詐欺罪で通告する」と忠告される可能性もあります。
名義を貸したときのリスク2
マイカーローンで名義を貸す場合、支払いの滞りと同じぐらい恐ろしいのが、車の事故です。
マイカーローンの場合、契約者と車の名義人が同じでなければ契約できないのが一般的なため、車の名義は「名義を貸している人」運転しているのは「名義を借りている人」となっているケースが通例です。
そのため運転者が事故を起こしたときには、名義を貸している人が所有者責任を問われることもあるのです。事故の弁償代として専業主婦や無職の人が数百万円を請求されたらどうでしょうか。恐らく支払いは難しいでしょう。
車の事故には十分に注意してください。
専業主婦、無職がマイカーローンを申し込む時の注意事項と必要書類
マイカーローンを申し込む前に、注意しておきたい項目や必要書類をまとめてみました。
1度目を通してから申し込むことをおすすめします。
注意事項
マイカーローンを申し込みたいと考えているなら、まずは購入したいと考えている車の価格が自分の経済力と釣りあっているかどうかを冷静に考えてみましょう。
蓄えがあるなら話は別ですが、無職で収入がゼロなのに500万もする高級車を購入しても、月々の支払いが滞るのは目に見えています。
無職の人はまず、アルバイトやパートで収入を得て「月々いくらぐらいなら支払える」という目途をつけてから契約するようにしましょう。
専業主婦で自分自身に収入が無い場合は急な出費に備え、配偶者の自由になるお金の半分~3分の2までで月々の支払いを収めておくとベストです。
必要書類
- 顔写真つきの本人確認書類
- 収入証明書(専業主婦や無職の場合は不要、自営業の場合は課税証明書など)
- 資金使途証明書(事前に金融機関から指定のあったもの)
- 印鑑(シャチハタ以外)
契約時には上記4点が必要になりますが、収入証明書は契約する金額によって不要な場合もあります。専業主婦や無職で収入がゼロの場合には、提出しなくて良い場合がほとんどで、提出が必要な場合には「課税証明書」を提出することが多いです。
資金使途証明書というのは、「借りたお金を何に使うのかを証明できるもの」のことで、マイカーローンの場合は、車の見積書というケースが多くなっています。
まとめ|専業主婦、無職は保証人や頭金を準備する!
専業主婦や無職で収入が無い場合や、収入が不安定なパートや派遣社員、自営業でもマイカーローンの審査を通すことは可能です。
しかし収入が無いことや収入が不安定なことは、審査のマイナスポイントになります。
もし単独で審査が通らない場合でも、保証人をつけたり頭金を準備したりすることで審査に通りやすくなります。ぜひ本文を参考にしながら、犯罪に巻き込まれないよう正しい方法で審査を突破してください。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。