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借金は金利を理解すれば怖くない!成り立ちから計算法まで解説

更新日:

公開日:2018.12.26

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「金利について知りたいけれど、今さら他人に聞くのは恥ずかしい……」

今すぐお金が必要にもかかわらず、借金にかかる金利が不安で利用を敬遠している人も多いのではないでしょうか。
借金の仕組みを知らないまま日々を過ごしている人は決して少なくありません。お金を借りれば、そこに利息として金利がかかるのは当然のこと。

今さら他人に聞くのはちょっと恥ずかしい借金と金利の基本的な仕組みや成り立ち、そしてその計算方法についておさらいしていきましょう。

この記事はこんな人にオススメ!

  • 借金と金利のシステムを知りたい人
  • 金利の計算方法を覚えておきたい人

借金するなら理解しておくべき!金利の定義

用語事典や百科事典など辞書によると、「金利」は下記のように定義されています。

  • 「資金の使用料もしくは賃貸料」(ブリタニカ国際大百科事典)
  • 「貸金・預金に対する利子。利息」・「元金に対する利子の比率。利率」(デジタル大辞泉)
  • 「利子または利息とも。資金の貸付に対して支払われる対価」(百科事典マイペディア)

複雑な文字や難しい漢字ばかりで混乱してしまいそうですが、詳しく分かりやすく解説していきます。

金利とはお金のレンタル料

銀行など金融機関を通じてお金を借りた場合、必ず借りた額以上の金額の返済が求められます。なぜこのような差額が発生するのかというと、お金を貸す側は元本に一定額を上乗せした上で請求しそこから利益を得るためです。そして、この上乗せされた分のお金が「金利」です。

例えば100万円を銀行から借り受け、最終的に110万円を返済したとします。この場合、差額となる10万円が利息となり、10%の金利が発生したことになります。
ようするに、お金を貸してもらうための料金、いわば「お金のレンタル料」と捉えると分かりやすいでしょう。

同じようなレンタルサービスとして、レンタカーがあります。レンタカーを借りる場合、軽自動車を借りるよりも大型車を借りた方が料金は高くなり、長期間借りるほど料金が高くなります。
金利もこれと同様で、より大きな額を長期間借りるほど額も高くなるのです。

金利と利息・利子・利率は違うの?

金利と似た言葉に「利息、利子、利率」といったものがあります。
これらはいずれも「お金を貸し借りした際に発生する上乗せ分」を指す言葉で、大ざっぱに見ればどれも同じ意味合いの言葉ともいえます。

ただし、より厳密に比べてみると以下のような違いがあるようです。

金利(利率も同義) 借りた金額に追加して支払うお金の割合(%で表す)
利息 貸主側が、貸した金額に追加して受け取るお金(金額で表す)
利子 借主側が、借りた金額に追加して支払うお金(金額で表す)

これらを総合すると、上乗せ分を%など割合で表した言葉が金利・利率、具体的な金額(10万円など)で表した言葉が利息・利子であると考えれば、分かりやすいかもしれません。

厳密な使い分け方はない

金利と利息、利子、利率の厳密な違いについてはご紹介しました。ただし、日常生活でこれらの言葉を厳密に使い分けているケースはほとんどなく、どれも同じような言葉として混用されています。

例えば、日常生活におけるお金に関する会話を見てみましょう。

「ローンの金利で10万円を支払った」
「お金を借りようと思ったら利息が15%もある」
「銀行口座の預金に利子が3万円も付いた」

一見すると特に問題ない会話ばかりに見えます。ところが、上で述べた厳密な定義に照らし合わせてみると、これらの表現はいずれも間違っていることが分かります。

「金利」は割合を表す言葉です。したがって、「ローンの利子で10万円支払った」もしくは「ローンの金利(利率)が〇%だった」と言い換える必要があります。
利息・利子はそれぞれ貸主側・借主側視点ごとの言葉であることから、「お金を借りようと思ったら金利(利率)が15%もある」および「利子が〇〇円もある」や、「銀行口座の預金に利息が3万円も付いた」とするべきです。

しかし、日常生活であればここまで厳密な言葉の管理は行わず、間違った表現でも相手側に意図は伝わります。

年利・年率・実質年率って?

年利と年率は、どちらも1年当たりの金利のことを指す言葉です。
金利は、基本的に年単位で表記するのが通常で、上述した利率と同様、年利・年率も金利と同じ意味と捉えて問題ありません。
月単位で金利を表現する場合は「月利(げつり)」、日単位であれば「日歩(ひぶ)」を使います。

実質年率は年利・年率とはやや異なった意味合いを持つ言葉で、手数料などの諸費用を全て含めた金利のことです。
お金を貸す側としては、事前に借主の身元調査や契約に関する事務手続きを行っており、ここには費用が発生します。これらの費用は金利と合わせて借主側に請求していいと法律で認められているのです。
これに従い消費者金融などでは、基本的にこの実質年率という言葉が広く使われています。

実質年率と表記されているにもかかわらず事務手続き費用などを別途請求された場合、ヤミ金などの怪しい業者や違法業者である可能性があります。くれぐれも注意してください。

金利に関する言葉にさほど違いはない

ここまでにご紹介した言葉の意味とつながりをまとめると、以下のようになります。

金利=利率=年利=年率 お金の貸し借りで余分に支払う・受け取るお金の割合(一年)
利息・利子 お金の貸し借りで余分に支払う・受け取るお金の金額
月利 1ヶ月当たりの金利
日歩 1日当たりの金利
実質年率 金利に諸費用を含めた割合

読み方や漢字、意味合いでも似たような言葉がいくつもあり、使う人や金融機関などによっても使い分け方が異なります。慣れている人でも混乱しがちです。
実質年率・月利・日歩以外は、基本的に同じにしても大した問題はありませんので、これらを区別した上でおおまかに覚えておいてください。

借金をする前に覚えておきたい金利のルール

これまでに説明したもの以外にも、金利にはさまざまな形式やルールが存在します。
ここでは金利の基本的なルールや計算方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

金利の表記は年単位

金利は基本的に、1年間お金を借りた時に加算される割合(年利・年率)で表記されます。
「1年間借りっぱなしだと、金利はこれだけですよ」という割合であり、借入期間が短ければ割合も少なく、長ければ多くなります。

金利の上限は「利息制限法」という法律によって、元金に応じた下記の通りに定められています。

  • 元金10万円未満…年利20.0%
  • 元金10~100万円未満…年利18.0%
  • 元金100万円以上…年利15.0%

したがって年利20%を超える金利や、月利・日歩で金利を設定することは違法です。こういった扱いで金利を請求してくる業者=ヤミ金業者ですので、十分注意してください。

金利の計算は日単位

金利の表記自体は、年単位で行われます。具体的な金利の計算は、元金に年利をそのまま足すのではなく、年利を借入期間で割った金額を加算して求めます。

分割払いの場合は計算がやや複雑ですが、一括返済の場合は

元金×利息÷365日×借入期間(完全に返済するまでの日数)

という公式が基本です。
アコムを例に計算すると、年率18.0%で1万円を30日間借りた場合の利子は147円、10万円を30日借りた場合は1,479円となります。

元利均等返済方式の場合の金利計算

元利均等返済方式とは、完済まで毎月一定額を返済する方法のことで、現在までに多くの消費者金融で採用されています。
こちらも日歩で利子を細かく計算しますが、初回月と2回目以降とで計算が若干異なる点に注意が必要です。

  • 初回→(元金)×(金利)÷365×(1回目の支払いまでの日数)=利子
  • 2回目以降→(借入残高)×(金利)÷365×(2回目の支払いまでの日数)=利子

上記計算式に従い30万円を年利20.0%で借り、毎月2万円のペースで支払った場合の利子を計算してみましょう。

初回支払いの利子計算方法

上で紹介した計算式で利子を求めると、以下のようになります。

300,000円(元金)×0.2(金利20%)÷365×30(1回目の支払いまでの日数)=4,931円(利子)

次に、元金の返済額および借入残高を求めてみます。

  • 20,000円(毎月の返済額)-4,931円(利子)=15,069円(元金返済分)
  • 300,000円(借入金額)-15,069円(元金返済分)=284,391円(借入残高)

初回月の返済後、借入残高が28万4,391円になることが分かります。
これを元に、次は2回目以降の利子を計算していきましょう。

2回目以降の利子計算方法

初回の利子は元金30万円を元に計算していました。2回目以降は、前月までに返済した分を差し引いた借入残高に対して利子の計算を行います。

284,931円(借入残高)×0.2(金利20%)÷365×30日(2回目の支払いまでの日数)=4,674円

後は、初回と同様に元金返済分と借入残高を計算します。

  • 20,000円(毎月の返済額)-4,674円(利子)=15,326円(元金返済分)
  • 284,391円(借入金額)-15,326円(元金返済分)=269,065円(借入残高)

以降は、完済まで同様の計算を繰り返し行います。

借金するなら金利は抑えたい!少しでも金利を低くする方法

金利が高くなるほど返済総額も多くなります。お金を借りる側としては、金利をできるだけ低く抑えた上で契約したいものです。
低金利の業者を探す以外にも、ちょっとした心掛けを実践するだけで金利を低く抑えられます。

借り入れはできるだけ1つの業者にまとめる

金利の上限は法律によって規定されています。元金10万円未満なら20.0%、10~100万円未満は18.0%、100万円以上は15.0%となり、元金が増えることで段階的に金利が引き下げられていることがわかります。

A社、B社、C社の3社からそれぞれ10万円ずつを同時に借りると、各業者からの借金に対し最大20.0%の金利が加算されます。ところが、これをA社1つに絞って30万円を借りれば、20.0%ではなく18.0%の金利が適用されます。
同額を借り入れたとしても、借入先に応じて金利が異なるため、借入先は分散させずできるだけ1つの業者にまとめるのがお得です。

借り換えローン・おまとめローンを利用しよう

すでに複数の業者から借り入れているのであれば、借り換えローンやおまとめローンといったローンの利用を検討しましょう。
これらはその名の通り、複数の業者からの借り入れを1つにまとめる目的で使えるローンです。

1社にまとめることで以下のようなメリットがあります。

  • 金利負担を減らせる
  • 返済を一本化することで借入状況を分かりやすくできる
  • 返済手続きが楽になる

優遇顧客になれば金利を下げてもらえることも

消費者金融の金利を見ると、「3.0~18.0%」と数値にばらつきがあることに気づきます。
業者は、この範囲内であれば金利を自由に設定できます。下限である3.0%は魅力的な低金利ですが、新規契約した場合にこの下限金利が設定されることはなく、大半で上限の18.0%が適用されます。

なぜこうなるのかというと、業者側にとって「資金契約者=返済実績がない=確実に返してくれる人かまだ分からない存在」となり、リスクに備えるため上限金利が設定されるのです。
一方、業者からお得意様や優良顧客と見なされれば、より低い金利が適用されるようになるでしょう。

借金と金利の歴史

聞き慣れない文字や計算方法から難しく考えがちですが、金利の成り立ちや歴史をひもといてみると意外に面白い話が見つかります。

金利って何のために存在するの?

金利という制度が存在する理由には諸説あるのですが、その中から代表的なものをご紹介しましょう。

機会費用である説

機会費用とは、何かを選んだときに発生する利益と、他を選択した場合に得られたはずの利益との差額のことです。

例えば、Aという事業を興して100万円の利益を得ました。仮にBという事業を興していれば500万円の利益が得られたかもしれないとすると、500万円―100万円=400万円が機会費用となるわけです。

貸主は、お金を貸すという選択をすることで、他の選択(お金を貸さず自らの事業に投資するなど)をしていた場合得られたはずの利益を放棄することとなり、その差額は損失に当たります。
この損失を上乗せして返済してもらったことが金利の成り立ちになった、という考え方です。

時差説

時差説とはオーストリアの経済学者ベーム=バウェルクが提唱したもので、金利は今現在のお金の価値と将来のお金の価値の差額であるという考え方です。

同じ金額であったとしても、今日もらえるお金と1年後にもらえるお金では、前者の方により価値があるはずという考え方に基づいています。
より価値のある今日のお金を借りるのだから、将来の価値との差額分を金利として支払う、というのがこの理論の根幹です。

金利の概念はお金より早く生まれていた

お金(貨幣)の概念が生まれる以前、物々交換で生活を営んでいた時代から、すでに金利という概念が存在していたことが判明しています。

小麦や米などの作物を育てる際に必要な種もみを借り受け、収穫後に借りた分にプラスアルファを付けて返すというように、現在の金利制度と代わらない形で取り引きが行われていたということです。

古代日本においては、春になると農民へ強制的に稲を貸し付け、秋の収穫時期に50~100%の「利稲(りとう)」という利息を付けて返済させる「出挙(すいこ)」という制度が設けられていることが、調査によって判明しています。

元々、出挙は農業を促進・奨励する目的で作られた制度でしたが、次第に手軽に確保できる財源・税金として扱われるようになりました。中には、出挙による高利に苦しむ農民も多かったといわれています。

金利=悪?金利と宗教の意外な関係とは

現代、何かと対立が激しく取り沙汰されているキリスト教とイスラム教ですが、元をたどればこの2つの宗教はまったく同一の宗教をルーツとしたものであるといわれています。

その大本の宗教が「ユダヤ教」であり、キリスト教とイスラム教はどちらも同じ神を信仰する兄弟のような存在といってあながち間違いではありません。
キリスト教が聖典としている「新約聖書」とイスラム教が聖典としている「コーラン」も、元はユダヤ教の「旧約聖書」から派生したもので、この旧約聖書では金利(利子)の徴収を禁止する記述がなされています。

「働かざる者食うべからず」という言葉は有名ですが、この言葉も聖書が由来です。
聖書では、金もうけは罪深い行為であり、利子は労働なくして得る不当な所得という扱いがされているほど。
ただし、この考え方が皮肉な形で具現化しています。金もうけを不浄・下賎な行為としたキリスト教から迫害を受けていたユダヤ人にとって、金もうけは生業となりました。その結果、今日、ユダヤ人は世界有数の裕福な民族となったのです。

ユダヤ教では、「同胞に対して利子の徴収不可(異邦人は例外)という形で利子を取り、キリスト教も中世に行われた宗教改革で利子の徴収を認めた経緯もあります。

唯一、現在も利子を禁じているのがイスラム教で、イスラム教を国教とするイスラム諸国の金融業界では利子のやりとりを一切行っていないほど。
ただし、利子の代わりとして「使用料」という名目でお金を徴収したり、出資者から集めた資金を投資しそこから得た利益を配当として還元したりするなど、金利に代わるシステムを構築しています。

まとめ|借金をするなら金利を正しく理解しておくのが重要

社会人としての一般常識ともいえる借金と金利について今さら他人に聞くこともできず、知らないまま過ごしている人も多いようです。

今回は、金利の基本的な成り立ちから具体的な計算方法まで、分かりやすく解説しました。
借金には必ず金利が発生します。しかし金利の仕組みをしっかりと理解していれば決して恐ろしい存在ではなく、むしろ少ない利子でお金を借りることも十分に可能です。

今回ご紹介した知識をもとに、できるだけ損をしないお金の貸し借りをぜひ実践してみてください。

※記載されている内容は2020年4月現在のものです。

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