バイクローンは怖い?親を頼りたくないときの分割購入について
更新日:
公開日:2021.2.10
バイクを買うといっても、現金一括で買う人もいればフルローンで購入する人もいます。それぞれにメリット・デメリットがあるので、理解を深めた上で購入方法を決めることをおすすめします。
バイクローンを利用しようにも「よく分からないから怖い」と感じる学生やフリーターも少なくありません。
結論から伝えると、バイクローンは決して怖いものではないですし、多くの学生が利用してバイクライフを楽しんでいます。学生やフリーターでも安定収入があればバイクローンは組めるのです。
しかし、誰もがバイクローンを組めるわけではありません。
バイクローンを利用したいのであれば「安定した収入」「信用情報」に気を付けてください。この記事を最後まで読み終わる頃には、「怖い」という思いは消えていることでしょう。
この記事の目次
【PR】今すぐ10万円を借りたいならココ!
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
バイクローンは怖くない!親を頼りたくない人は分割購入をしよう
バイクをローンで買った方がよい理由は三つあります。
ローンを利用して分割で買うか現金で買うか迷った場合、現金がないのであればバイクローンを利用することをおすすめします。
その理由がこちらです。
- トラブルに備えて現金を残しておくと安心だから
- 貯金をしている間に欲しいバイクがなくなっている可能性があるから
- 信用情報に良い影響を及ぼすから
それぞれ詳しく見ていきます。
理由①トラブルに備えて現金を残しておくと安心だから
バイクは何かとトラブルが発生しやすい乗り物。エンジントラブルやタイヤパンクなどの故障、転倒やもらい事故などさまざまです。
そういったトラブル時に現金を残しておくことができれば、修理などの対応がすぐにできます。バイクローンの頭金程度の出費であれば問題ないかもしれませんが、ある程度現金を残しておかなければ、愛車のメンテナンスができなくなりかねません。
もしトラブルに備えるのであれば、全額現金でバイクを購入するのではなく、多少なりとも手元に現金を残しておくために、バイクローンの利用を検討しましょう。
理由②貯金している間に欲しいバイクがなくなっている可能性があるから
これは中古バイクではよくあることです。「車体代が全額貯まったら思い切って買おう!」と意気込んでいても、買える頃には狙っていた車体が売れてしまっていた、というイメージです。
つまり、バイクローンは多少の利息を支払わなければならないものの、「貯金している時間」を買うことができるのです。何年と待たずとも、より早くバイクに接することができ、バイクライフを楽しむことができます。
利息は、毎月返済するに当たって金利に応じた金額を支払います。これは車体代や分割回数などによっても異なるため、総支払額がいくらなのか計算をすることが、ローンと上手に付き合う方法です。
例として、48万円のバイクが欲しいと仮定します。
バイク貯金の場合、1ヶ月2万円を貯金すれば2年後には購入できます。
バイクローンの場合、すぐに購入することが可能です。
大切なことは、この2年後を想像することです。果たして2年後の自分はまだそのバイクが欲しいと言えるでしょうか。お金が貯まったからもっとグレードの高い高額なバイクを買おう、自動車を買おう、とならないでしょうか。
もし今すぐ本気で欲しい車体があるのであれば、バイクローンの利用をおすすめします。
理由③信用情報に良い影響を及ぼすから
バイクローンが怖いと感じる人の多くが年齢が若い人です。ローンを利用したことがない、ましてやお金が絡んでくるものであれば、始めは誰でも怖いものです。
しかし、バイクローンの審査に通って返済実績を積めば、信用情報が良好な状態になります。
信用情報とは、クレジットカードやローンなどの契約に関する個人の情報です。
これから年齢を重ねるにつれて、クレジットカードの契約、オートローン、住宅ローン、家電などのショッピングローンを組む人も多いと思いますが、これらの審査は全て信用情報をもとに行います。
最も身近なもので言えば、スマホの分割購入が良い例です。
若いうちはそこまで信用情報を気にしなくてもいいですが、30歳以上でクレジットやローン契約をしたことがないとなると、話は別です。「スーパーホワイト」という状況になるわけですが、これは信用情報的に良いとは言えません。
若いうちからバイクローンを組み、返済実績を積むことができれば、「この人は過去にローンをきちんと返しているから、クレジットカードを契約しても問題ないだろう」と、各種ローン審査担当者は判断してくれるでしょう。
返済滞納は信用情報に悪影響を与える
上記はあくまでローンをしっかりと返済している人のケースです。
契約したバイクローンを滞納してしまえば、信用情報は傷ついてしまいます。借りたお金はしっかりと返します、という契約をしているのにもかかわらず、返済されないとなれば、当然と言えば当然のことです。
毎月無理なく返済できる金額でローンを組むようにしておけば、問題ないでしょう。
現金払いかローン払いをしっかりと天秤にかける
現金払いは確かに手堅い購入方法です。一度大きな金額を支払ってしまえば、毎月の返済に頭を抱えることもないでしょう。
ここからさらにバイクローンについて掘り下げていきますが、現金払い、ローン払いをしっかりと天秤にかけて、自分に合った購入方法を見つけてください。
バイク購入に利用できるローンの特徴・選ぶときのポイント
バイクローンは主に専門店が扱うものを指しますが、バイクの分割購入に利用できるローンはそれ以外にも以下があります。
- 銀行マイカーローン
- ディーラーローン
- 信販会社ローン
- 銀行カードローン
- 消費者金融カードローン
それぞれの特徴を表にまとめました。
ー | 資金使途 | 追加借入 | 審査時間 | 審査難易度 |
---|---|---|---|---|
銀行マイカーローン | バイク購入に関わるもの | その都度審査 | 数日~ | 高い |
ディーラーローン | バイク購入に関わるもの | その都度審査 | 最短即日 | 高め |
提携ローン (信販会社) |
バイク購入に関わるもの | その都度審査 | 最短即日 | 高め |
銀行カードローン | 使途自由 | 枠内自由に借入可能 | 数日~ | 高め |
消費者金融カードローン | 使途自由 | 枠内自由に借入可能 | 最短即日 | 低め |
表の上三つ「銀行マイカーローン」「ディーラーローン」「信販会社ローン」は、資金使途(お金の使い道)があらかじめ決められているローンです。
表の下二つの「銀行カードローン」「消費者金融カードローン」は、資金使途は決められておらず、基本的には自由にお金を使うことができるローンです。
資金使途で金利が変わる
資金使途が決められているものは金利が低く、一方の資金使途自由なローンはそれに比べて金利が高めなのことも特徴といえます。組むローンを決める際に金利はとても重要なポイントです。「とにかく低金利なものがいい!」と考える人はこのことを考慮してください。
金利について表にまとめました。
銀行マイカーローン |
年2.0~4.0% ※変動金利、固定金利を選べる場合あり |
---|---|
ディーラーローン |
年3.0~5.0% ※低金利キャンペーンなどあり |
提携ローン (信販会社) |
年3.0~9.0% ※販売店によって異なる |
銀行カードローン | 年1.5~13.0% |
カードローン |
年~18.0% ※審査難易度は最も低いが金利が高い |
手軽さで選ぶならこのローンがおすすめ
バイク店で扱っている「ディーラーローン」「提携ローン」は、銀行マイカーローンと比べれば金利が高いですが、購入したその場で申し込めるという手軽さがあります。審査結果が分かるのも早いため、より迅速にバイクを手にしたい場合にはおすすめです。
銀行マイカーローンも該当するのでは?と考える人もいますが、銀行が扱うローン商品は融資が降りるまで早くて1週間、遅い場合には3週間近くかかってしまうこともあります。提出しなければならない必要書類も多い点に注意してください。
バイクをネットオークションで買うときの注意点
バイクを購入できるローンについて先述しましたが、ネットオークションを利用する場合には注意が必要です。
ネットオークションのバイクは、バイクローンの対象にならないこともあります。
あらゆるものがネットオークションに出品されていますが、バイクも例外ではありません。希少性の高いバイクや製造されていない旧車を探すにはもってこいのツールです。そんな魅力的なバイクを、販売店よりも大きく値引きされた状態で購入することができます。
しかし、フリマアプリやネットオークションによってはローンを用意していないこともあります。出品者によってはローン非対応としていることも。そうなった場合には現金での支払いとなります(クレジットカードを利用できる場合あり)。
「フリーローンだったら買えるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、銀行のフリーローン(多目的ローン)はオークション商品を非対応としている場合や、見積書を要求されることもあり、難しいでしょう。
すぐにお金を用意したいなら消費者金融カードローンがおすすめ
ネットオークションで購入した場合、数日以内の支払いを要求されます。これに応えなければ取り引きがキャンセルされてしまうこともあるため、万が一ローンを利用できたとしても間に合いません。
そんなときには、最短即日融資をしてくれる大手消費者金融のカードローンがおすすめです。
(※銀行カードローンは即日融資に対応していない)
申し込みやすく、借り入れもスマホからできるため大変便利です。
ただし、金利が高めなので「返済計画を立てられる」「頭金程度の現金は持っている」という人におすすめします。
バイク購入に利用できる各ローンを比較しよう
ここまで紹介したバイク購入に充てられる各種ローンに向いている人、向いていない人を解説していきます。自分に当てはまるものを検討してみてください。
各種ローン | 向いている人 | 向いていない人 |
---|---|---|
銀行マイカーローン |
・毎月の負担額を減らしたい人 ・所有権を自分名義にしたい人 |
・審査に不安がある人 ・すぐに購入したい人 ・必要書類をそろえるのがめんどうに感じる人 |
ディーラーローン |
・残価設定型ローンを利用したい人 ・手厚い保証やサービスを受けたい人 ・すぐに購入したい人 |
・所有権を自分名義にしたい人 ・連帯保証人を用意できない人(必須ではない場合あり) |
提携ローン (信販会社) |
・残価設定型ローンを利用したい人 ・すぐに購入したい人 ・カスタム費用をローンに組み込みたい人 |
・所有権を自分名義にしたい人 ・連帯保証人を用意できない人(必須ではない場合あり) |
銀行カードローン |
・いつでも追加借入をしたい人 ・短期的な借入を検討している人 |
・審査に不安がある人 ・すぐに購入したい人 ・必要書類をそろえるのがめんどうに感じる人 |
消費者金融カードローン |
・審査に不安がある人 ・すぐに購入したい人 ・いつでも追加借入をしたい人 ・短期的な借入を検討している人 |
・毎月の負担額を減らしたい人 ・お金の管理が苦手な人 |
おすすめの銀行マイカーローン:三菱UFJ銀行ネットDEマイカーローン
- 金利:年1.5~3.975%
- 当面の返済額を抑えたい人向けに「据え置きタイプ(変動金利)」を用意
- 事前審査の結果は最短で即日回答
- 繰り上げ返済手数料無料
ディーラーローン:ホンダ、ヤマハ
ディーラーローンを利用するということは、そのメーカーが扱うローンを利用することになります。ここではバイク大手メーカーのホンダ、ヤマハのローンについて紹介します。
ホンダ:ホンダクレジット
- 毎月の支払いは3,000円から
- 買ったその場で申し込み可能
- 排気量、新車中古車で異なるが、最長84回払い
- 金利は店舗によって異なる可能性あり
- 残価設定型クレジットあり
ヤマハ:YSPスペシャルローン
- 残価設定型クレジット
- 購入後に法令およびメーカーとYSPの指定する定期点検を全て実施することが条件
- 排気量、新車中古車で異なるが、最長36回払い可能(継続して乗る場合には新規分割申請可能)
ディーラーローンは残価設定型クレジットを取り扱っている
残価設定型クレジットとは「残クレ」と言われるもので、毎月の返済額を抑えることができます。
一般的なローンは購入金額の総額を毎月分割して支払っていくわけですが、残価設定型は「〇年後の車体の価値」を差し引いて残りを毎月分割して支払うため、返済額を抑えられるという仕組みです。
残価設定型の詳細についてここでは触れませんが、多くのディーラーローンで取り扱っています。銀行マイカーローンや提携ローンによって取り扱っている場合があるので、検討しているローンについて調べることをおすすめします。
提携ローンの詳細
購入するバイク店によって扱っている提携ローンが異なるため、詳細は販売店スタッフに問い合わせる必要があります。取り扱いだけでなく、金利などの条件も販売店によって違います。
提携ローン会社では以下が著名です。
- オリコ(オリエントコーポレーション)
- ジャックス
- セディナ
おすすめの銀行カードローン:楽天スーパーローン(カードローン)
- 金利:1.9~14.5%
- Web申し込み、24時間利用可能
- 楽天銀行口座を持っていなくても契約可能
- コンビニATMでの利用手数料が無料(一部ATMでの手数料発生・利用できない時間帯あり)
- 10万円利用の場合の返済額は毎月2,000円から
おすすめの消費者金融カードローン
消費者金融カードローンは高金利であることから、急いで少額を借りたいときに適しています。初めての契約であれば無利息期間を設けているカードローンもあるので、ボーナスなどの入金見込みがある人は安心して利用できるでしょう。
プロミス
- 金利:年4.5%~17.8%
- 無利息サービスあり
- 全国提携ATMから返済可能
- Web申し込み
- 最短即日融資
- カードレス対応
レイク
- 金利:年4.5%~18.0%
- 選択型の無利息期間あり
- Webで最短25分※融資可能
- カードレス対応
保険会社もバイクローンを扱っている!
バイク保険会社もバイクローンを扱っている場合があります。銀行マイカーローン並みの低金利で利用できますが、融資を受けるまでに数週間かかってしまうため、急いでローンを組みたい人には向いていません。
もし加入を検討している保険会社がバイクローンを扱っているようであれば、ローンと同時契約で何かしらのサービスを受けられる場合があります。念のため調べてみましょう。以下は損保ジャパンのバイクローンです。
損保ジャパン:ジャパンダ・ネットバイクローン
- 金利:1.9~2.95%
- 全メーカーのバイクに対応
- 注文書に記載があれば、オプションや諸費用に充てられる
バイク専門店独自のローン
バイク専門店では掘り出し物の車体や、好みのカスタムが成された車体を購入することができます。この場合には提携ローンを利用することが多いので参考にしてください。
ここでは大手バイクショップのレッドバロンを例に挙げます。
レッドバロン:ライダーズクレジット
- 金利:9.8%
- 最長120回払い
- お申込み後30分以内に審査結果を回答
- 諸費用にも利用可能
- 残債があるバイクを乗り換える場合にも対応したローンあり
バイクローンの審査は甘い?
バイクローンに限らず、各種ローンは申し込めば誰でも利用できるというものではなく、審査に通過した人のみが利用できます。初めてローンを利用する人は不安や疑問があるのではないでしょうか。
ここから、これまでに紹介したバイク購入に利用できるローンの審査基準や注意点について解説します。
- 審査は金利が低ければ低いほど厳しい
- 安定した収入がなければ審査に通過できない
- 虚偽申告をすれば信用情報に傷がつく
- 属性・信用情報によっては審査落ちの原因になる
- 頭金を入れるだけ審査に通過しやすくなる(借入金額が減るため)
バイクローンはフリーターでも利用することができますが、返済能力の有無は必ず審査で見られるので、毎月安定した収入があるということを証明できるようにしておきましょう。
本当にそこで働いているのか、在籍確認はあると考えておいてください。
安定した収入と見られやすいのは「日雇いバイト」「短期バイト」などではなく、長期継続して勤務している状態を指します。これは属性評価にも関わることなので、勤続年数が短い(1年未満)人は審査落ちの原因になります。
属性と同様に大切なことは信用情報です。クレジットヒストリーなどと言われることもあります。過去にローンやクレジットで長期滞納をしてしまった人は、バイクローンの審査に落ちてしまう可能性が極めて高いです。
バイクローンに関するQ&A
バイクは頭金なしのフルローンでも買える?
申込者の年収や購入するバイクの金額にもよりいますが、フルローンで購入することは可能です。頭金を入れれば借り入れする金額が減るため審査に通りやすいというメリットがあります。さらに毎月の返済額も減るので、少しでも頭金を入れることをおすすめします。
バイクローンで頭金を支払うタイミングは?
販売店によって対応が異なりますが、原則としては名義登録前には支払いを済ませなければいけません。担当者から指示があるので、指定された期日までに支払いましょう。
ディーラーローンでも名義は自分にならないの?
購入金額が低ければディーラーローン、提携ローンでも申込者本人名義になる場合があります。頭金を入れることで、そのように対応してくれることもあります。
バイクローンは車体以外には何に使えるの?
カスタムパーツ、車検、メンテナンス道具、ライダースウエアなどとさまざまです。注文書に記載がなければローン利用できない場合があるので、確認しましょう。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。