ACサービスセンターから電話・郵送物が届いた時にすべきこと|返済の注意点
更新日:
公開日:2019.7.25
「ACサービスセンターっていうところから封筒が届いたけどどこだろう?」
ACサービスセンターはアコムの別称で、新規契約や返済に関する連絡の時に使用される名前です。
ACサービスセンターからの郵送物は多くの場合、返済の督促になります。
ACサービスセンターからの郵送物・連絡を放っておくと、裁判や財産の差押えになりかねませんのですぐに対応が必要です。
ここではそんなACサービスセンターにまつわる情報をお届けしていきます。
この記事はこんな人にオススメ!
- ACサービスセンターが何なのか知りたい人
- ACサービスセンターから電話連絡、郵送物が届いた人
- アコムへの返済が遅れている人
この記事の目次
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ACサービスセンターとは?
「ACサービスセンター」は前述の通りアコムの別称です。アコムは有名な大手消費者金融ですので、アコムから郵送物が届いたとなれば中身がわからなくても、家族にカードローンの利用がバレてしまう可能性が高いです。
そこでアコムはACサービスセンターという名前を使うことによって、家族バレを防ぐ配慮をしています。
アコムでカードローンを申し込んだ方は、ACサービスセンターという名称で郵送物が届く場合があることを頭に入れておきましょう。
また、ACサービスセンターから郵送物が届いたときに自分がアコムと契約した覚えがなければ、家族の誰かが契約をしているか架空請求の可能性もあるのでまずは家族に確認してみましょう。
ACサービスセンターから連絡があったら
ACサービスセンターから連絡があるケースは以下のような場合です。
- 新規で借り入れする時の確認
- 領収書や明細書の送付
- 返済に関する督促
それぞれのケースがどのような連絡なのか、またどのような対応を取るべきなのかそれぞれ解説していきます。
新規で借り入れするときの確認連絡
消費者金融で融資の申し込みをすると、本当に申し込んだのか、申し込んだ本人で間違いがないのかを確認するための連絡が入ります。この連絡は新規で申し込みをすると必ず行われることなので特に気にする必要はありません。
融資可能と判断された場合には、アコムから自宅にローンカードが届く場合もあります。自宅に郵送物が届くのが嫌な場合には自動契約機(むじんくん)で受け取るようにしなければなりません。
領収書・明細書による連絡
契約の内容によっては、アコムを利用した領収書や明細書が送られてくることがあります。領収書や明細書であれば特に気にする必要はありません。
ACサービスセンターからの返済に関する督促
期日までに予定された返済が行われていないと、ACサービスセンターから返済に関する電話や封書(督促状)が送られてくることがあります。
ACサービスセンターから送られてくる郵送物の多くが、督促状に関係するものです。電話連絡であればまだいいのですが、ACサービスセンターから督促状が送られてくるというのはかなり危険な状態です。
このまま放置しておくと裁判になり、最悪の場合財産の差し押さえになります。一刻も早くACサービスセンターに連絡し、解決しましょう。
アコム以外からの返済に関する督促
アコムから借り入れした覚えがないのにACサービスセンターから連絡が来たという方もいるかもしれません。これはアコムが他の金融機関の保証会社になっているためです。
他のカードローンを滞納した場合に、その金融機関の保証会社がアコムであればACサービスセンターが返済に関する連絡をすることがあります。
保証会社が督促に乗り出しているということは、借金の滞納が長期間にわたっている場合が多く、信用情報機関にもブラックリストとして載っていることが予想されます。早急に対処しなければ裁判、そして財産が差し押さえられてしまいます。
アコム以外の大手消費者金融カードローンの別称
アコムがACサービスセンターという名称で連絡をするように、大手消費者金融カードローンではそれぞれに別称があります。それは以下の通りです。
アイフル | AIセンター |
---|---|
プロミス | パルセンター |
SMBCモビット | MCセンター |
こういった名称で電話や郵送物が届けば、借り入れや滞納に関することである可能性が高いので放置してはいけません。
ACサービスセンターからの請求金額による対処の仕方
ACサービスセンターから返済の督促があった場合には早急に対処しなければなりません。ただし、対処の仕方は金額によって異なります。
請求金額が20万円以下の場合
請求金額が20万円以下の場合には少しずつでもいいので毎月確実に返済しましょう。もし毎月の決められた金額に届かなくても、返済の意思があることを示していれば裁判になりません。
返済能力がなく、1,000円ずつ返済している人や利息分だけを返済しているという人も実際にいます。それでも返済の意思を示すことで裁判は避けることができます。
裁判にまで発展してしまうのは、ACサービスセンターからの度重なる電話や郵送物を放置している「悪質な滞納・延滞」と捉えられた場合です。絶対に無視はせず、早急に対処してください。
請求金額が20万円以上の場合
請求金額が20万円以上の場合でも、少しずつ返済できるようであれば返済をしていくべきです。
しかし、返済が難しい場合には債務整理をして借金の負担を軽減させたほうがいいでしょう。債務整理を行えば借金の総額を減らすことができ、さらに金利も0%にできます。
債務整理は最終手段ともいえるものであり印象も良くないため避けたいかもしれませんが、もしも裁判になってしまえば債務整理よりもひどい状況になります。債務整理を検討するのであれば、借金問題などお金に関する問題に強い弁護士に相談しましょう。
もしかしたら、任意整理中や任意整理後にお金を借りる方法を知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。任意整理を行っても、中小消費者金融から借りられる場合があります。中小消費者金融について詳しく知りたい人は、別記事「安全!すぐに融資してくれる中小消費者金融の一覧表」を参考にしてください。
ACサービスセンターからの連絡を無視すると
ACサービスセンターからの連絡を無視すれば裁判になる可能性もあり、最悪の場合は財産の差し押さえが行われます。そうならないためにも早急に対処すべきですが、ACサービスセンターからの連絡手段によっても緊急度がわかります。
多くの場合以下の順番で連絡が来ます。
- メール・電話による連絡
↓ - 郵便で督促状が送られる
↓ - 勤務先に連絡がくる
それぞれどの程度の緊急度があるのか解説していきます。
ACサービスセンターからメール・電話で本人に連絡
最初はACサービスセンターからメールや電話で「返済の期日が過ぎています」という連絡がきます。この時点での緊急度はそこまで高くなく、相手も「払い忘れかもしれない」とも考えてくれます。
この連絡に対して返済額と返済期日を約束し、その通り返済すればこれ以降に連絡がくることはありません。しかし、また返済をしなければ繰り返し連絡が来ます。2回目以降からは緊急度も少しずつ上がっていきます。
さらに無視すると郵便で通知がくる
電話やメールを無視すれば自宅に郵便で督促状が送られてきます。督促状には返済の確認が取れないため、記載されている期日までに返済を催促するという内容が書かれています。
督促状が送られてくる時点で、滞納日数が1週間以上は経過していると考えられることから遅延損害金も請求されます。遅延損害金が発生していれば緊急度はかなり高くなります。
アコムの遅延損害金は実質年率20.0%であり、通常の金利に上乗せされるため支払いが遅れれば遅れるほど大きな額になります。遅延損害金がさらなる負担となり、余計に支払いができないという負のスパイラルに陥ってしまうこともよくあります。
この時点で裁判の可能性も高まっています。督促状が送られてきたときには相当緊急度が高いのです。
さらに無視すると勤務先に連絡がくる
ACサービスセンターは法令遵守の観点から勤務先に連絡はしません。ただしメールや電話にくわえて督促状も無視すれば、最終的には勤務先に電話がくることもあります。債務者が行方不明や死亡していた場合の連絡を取る目的から、特別な理由があれば勤務先に連絡をしてもいいとされているのです。
勤務先へ連絡を入れる場合には借金がバレることを防ぐためにACサービスセンター、もしくはオペレーターの個人名で連絡するようにしてくれます。
法令遵守の観点から普通であればすることはない勤務先への連絡、という手段が取られたということで緊急度は非常に高いということです。引き続き放置すると繰り返し勤務先に連絡が入る可能性もあります。
そういった事態を防ぐためにも少しずつでもいいので返済していくようにしましょう。それでも返済できなければACサービスセンターは次の手続きに移ります。
勤務先へのACサービスセンターからの連絡も無視してしまうと
勤務先への連絡も無視した場合にはACサービスセンターから「お取り扱い部署変更のお知らせ」という郵送物が届きます。これは担当が普通のサービスカウンターから滞納者への取り立て専用の部署に移ったことを意味します。
このお知らせは滞納から4ヶ月以上など、ある程度の期間を滞納した人へ送られるもので、これ以降は頻繁な催促や法的手続きの予告など取り立てが強化されます。また、これまでACサービスセンターと名乗っていた名称もアコムへと変わります。
アコムから連絡がきても返済が無い場合
アコムから連絡がきても返済がない場合、アコムは裁判所に申し立てを行い返済を求めることになります。
まず行われる手続きが支払督促の申し立てです。これはアコムの主張に基づいて、裁判所が滞納者に支払いを命じる文書を送ります。異議申し立てがあれば2週間以内に手続きをしてください。
異議申し立てがなければアコムは仮執行宣言付支払督促の申し立てを行います。これは強制執行を行うために必要な手続きであり、この手続きより2週間後には強制執行の申し立てが行われます。
強制執行が実行されれば預金や給料はもちろん、家や車、家具、家電などお金に変わりそうなものを差し押さえられます。こうなってしまうともう対処ができません。強制執行の前に必ず対処しましょう
返済が遅れると遅延損害金がかかってしまう
前述したように、返済が遅れれば遅延損害金も通常の金利に上乗せされます。アコムの遅延損害金が実質年率で20.0%なので、100万円を1年間滞納していた場合には通常の利息に加えて、20万円を支払わなければならなくなります。
遅延損害金を求められる当初は数週間や数ヶ月で大した金額に感じませんが、日が経てば経つほど重くのしかかってきます。
返済が難しい場合は弁護士に相談
一時的に返済できないような状況であればACサービスセンターに連絡し、後日に返済することを約束すればそれで解決します。
しかし、今後も返済が難しいようであれば弁護士などの専門家に相談すべきです。専門家に相談すれば返済額や返済期日をより返しやすい状態に変えられる可能性があります。
5年以上アコムから何の連絡もない場合には時効を主張し、返済を免れるケースもあります。時効の主張に関しても専門的な判断が必要になるので弁護士などに相談しましょう。
弁護士に相談するメリット①:債務整理ができる
弁護士に相談することで債務整理の手続きが可能です。債務整理が開始されるとアコムに受任通知が送られます。 受任通知が届くと以下のようなメリットがあります。
- アコムからの連絡がこなくなる
- 一括返済の請求がきても現在の収入に合わせた分割返済ができる
- 金利が0%になる
弁護士に相談するメリット②:家族にバレずに返済できる
債務整理をする時に不安になるのが、家族や会社にバレてしまうのではないかということです。しかし、自己破産という方法を取らない限りは周りの人にバレてしまうことはありません。
むしろバレにくくなるともいえます。というのも、債務整理の手続きに入れば弁護士などの専門家とアコムが直接やりとりをするようになり、アコムは滞納者に直接連絡ができなくなります。
そのため自分から債務整理をしていることを周りに話したりしない限りはバレることはありません。
まとめ
今回はACサービスセンターから連絡が来た場合にどのように対処すべきかについて解説しました。
ACサービスセンターはアコムの別称であり、アコムでカードローンを申し込んだり、アコムやアコムが保証会社として入っている金融機関から借り入れしたお金を滞納していた場合に連絡が入ります。
新規申し込みの連絡であれば通常の連絡なので問題ないのですが、督促の連絡であった場合には少しずつでもいいので早急に返済する必要があります。どうしても返済が難しいようであれば弁護士などの専門家に相談しましょう。
また、どこからも借り入れした覚えがないにも関わらず連絡が来た場合には架空請求の詐欺の可能性があります。詐欺であれば支払う必要がないので、ACサービスセンターの連絡先をきちんと調べた上で確認するようにしましょう。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。