Paidyプラスの審査に落ちたらブラックになる?アップグレードできない理由
更新日:
公開日:2021.12.16
日本国内で大注目の後払い決済サービス、Paidy(ペイディー)。
- 米大手オンライン決済サービス、PayPalによる買収
- Amazonにおいて決済方法の一つとして利用可能
- Apple Storeで購入する際に分割手数料0%で利用可能
上記のように各業界大手がPaidyと手を組み、金融・決済業界では話題に事欠かない企業です。そのためPaidyユーザーも多く、分割手数料無料の3回後払いサービス「Paidyプラス」を利用しているという人もいるのではないでしょうか。
Paidyプラスには審査があり、中には審査落ちしてしまう人も珍しくありません。金融業界では半ば常識ともいえますが、各種ローンに落ちてしまうと信用情報(クレジットヒストリー)に良い影響を与えることはないです。
「Paidyプラスの審査に落ちたら信用情報は傷つくの?」
「ブラックリストになってしまうの?」
この疑問の結論として、Paidyプラスの審査落ちで信用情報は傷つきにくく、ブラックリストにはなりにくいです。
傷つかないではなく、傷つきにくい。
ブラックリストにならないではなく、なりにくい。
なぜ断定できないのか。それには理由があります。
まずはなぜ審査に落ちたのかを理解することで、今後のPaidyライフを充実させることができるでしょう。
「今すぐ5万円借りたい」「今日明日には現金が必要」という人は、即日融資に対応しているカードローンを利用してみてください。アルバイトをしていて安定した収入があれば申し込めます。
以下公式サイトの事前診断では借り入れ可能かどうかを知ることができるので、利用前にチェックすることをおすすめします。
この記事の目次
【PR】今すぐ10万円を借りたいならココ!
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
なぜPaidyプラスの審査に落ちたのか
下記表の「Paidyプラスに審査落ちする理由」に該当すれば、Paidyプラスの審査において否決となる可能性が高いので、確認しましょう。
Paidyプラスに審査落ちする理由 | 具体例 |
---|---|
Paidyの利用実績がない・少ない |
・Paidyプラス初回申込から高額商品を買おうとした ・Paidyを初めて使う |
信用情報が良くない状況にある |
・短期間に何度もPaidyプラスの審査落ちをしている ・過去5~10年以内に債務整理をしている ・申し込みブラックの状態にある |
申込情報の年収が低い (属性情報の影響) |
・Paidyアカウント作成時に実際の収入よりも低く申請してしまった |
社内ブラックになっている (Paidy社内でブラックリスト扱い) |
・過去にPaidyの未払い・滞納がある |
総購入金額が Paidy側指定の一定の上限額を超えている |
・1ヶ月の利用限度額以上の商品を買おうとした |
各項目について解説します。
Paidyプラスに審査落ちする理由「Paidyの利用実績がない・少ない」
銀行融資、クレジットカード、カードローンでも同じことがいえますが、初回申込者や実績がない人に対して、いきなり優遇することはありません。
「この人がきちんと返済してくれるのか不明だから、とりあえず様子を見よう」となっている状態です。その状態で「高額商品を買いたい!」と申し込みをしても、審査落ちしてしまう可能性が高くなることは、自然なことといえるかもしれません。
実績がないということは、不明な点が多く、プラスに働く情報で審査できないということです。後述しますが、まずは通常の「あと払いペイディ」で少額商品を購入し、利用実績を作りましょう。
Paidyプラスに審査落ちする理由「信用情報が良くない状況にある」
2021年12月現在、後払い決済サービスに関する法律はまだ整っていない状態です。
世界でも「後払いサービス(BNPL)=無審査」が主流ではありますが、法律が整っていない、いわば無法地帯のようなところでも、Paidyは割賦販売業者(登録は関東経済産業局)として登録をしています。
割賦販売業者は割賦販売法にのっとり、過剰与信防止策として、消費者の支払能力を超えるクレジット契約の締結を禁止しています。
その一環として割賦販売業者には、支払可能見込額の調査が義務づけられています。つまり、個人信用情報機関で申込者の信用情報を確認しなければならない、ということです。
Paidyは個人信用情報機関CICにのみ加盟しています。他にはJICC、KSCの2つの信用情報機関がありますが、情報交流(CRIN)で滞納・延滞情報などは共有されています。
つまり、申込者の信用情報が漏れなくチェックされるということ。この時に信用情報が良好でなければ、Paidyプラスの審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
先述した表の具体例を解説すると、以下のような状態であることが分かります。
-
短期間に何度もPaidyプラスの審査落ちをしている
⇒ 申し込みブラック、社内ブラックの可能性あるため、審査通過は少々厳しい(社内ブラックではほぼ審査に通らない) -
過去5~10年以内に債務整理をしている
⇒ ブラックリストの状態なので審査通過はかなり難しい -
申し込みブラックの状態にある
⇒ 審査通過は少々厳しい
ブラックリストの人がPaidyプラスの審査に通過することはほぼありません。仮に審査通過できた場合、信用情報が回復した、収入が大幅に上がったなどの要因が考えられます。
ただしPaidyプラスの審査内容の公開はされていないので、憶測の域を出ません。
Paidyプラスに審査落ちする理由「申請情報の年収が低い(属性情報の影響)」
後払い決済サービスは基本的に少額利用であることを考えると、収入の多さはあまり関係ないと思うかもしれません。しかしPaidy側からしてみれば、「収入が多ければ多いほど返済をしてくれる」と考えるのは至極真っ当といえます。
ただし収入がいくら多くても、他社での借り入れが多ければそれはマイナスに働きます。ここで具体例を挙げます。
- Aさん:年収200万円、借金0円(毎月の返済額は0円)
- Bさん:年収300万円、借金120万円(毎月の返済額15万円)
- Cさん:年収400万円、借金250万円(毎月の返済額5万円)
かなり雑な比較ではありますが、上記3者の場合は、Bさんが審査に通りにくいでしょう。なぜなら、毎月の返済額が大き過ぎるためです。
CさんはBさんよりも年収が高いとはいえ、借金額は倍以上。しかし毎月の返済額が低いため、審査に通りやすいと予想できます。
クレジットカードのショッピング枠をイメージすると分かりやすいです。ショッピング枠が0円のBさんと30万円のCさん。買い物できる人はCさんということになります。
Paidyプラスに審査落ちする理由「社内ブラックになっている(Paidy社内でブラックリスト扱い)」
過去にPaidyから「悪質なユーザー」と判断された場合、社内でブラックリスト状態になっていると想像できます。
悪質なユーザーとは、主に延滞滞納を繰り返したり長期間返済期限を守らなかったりした人。社内ブラックになっているということは、信用情報も傷ついている可能性が非常に高いため、Paidyのみならず他のローン審査にも影響を及ぼしてしまいます。
あらゆるWebサイトで「社内ブラックは半永久的に保存される」といわれていますが、ユーザー情報の管理にもコストがかさむため、各社ユーザー情報の保存期間は異なる可能性が高いです。
とはいえ、10年以上は社内ブラックが続くと考えておいた方がいいでしょう。
Paidyプラスに審査落ちする理由「総購入金額がPaidy側指定の一定の上限額を超えている」
下記はショッピングサイトのよくある質問の引用文です。ここからも分かる通り、Paidyから指定された利用限度額を超える買い物はできません。
【エラー表示されるケース】
①一ヶ月間における総購入金額がPaidy側指定の一定の上限額を超えている場合が考えられます。
その場合は、翌月に再度ご利用可能になります。
※限度額は動的に変わるため、今後個々のお客様の購入実績に応じてより高い金額が設定される可能性があります。また、Paidyに固定された利用限度額は設定されておりませんが、実績が十分でない場合や他の事情により、一定額以上のお買い物ができない場合があります。その場合、翌月までお待ちいただく必要がありますが、当該限度額はお客様の利用状況等に応じて変動いたします。引用元:Rakuten RAXY
【エラー表示されるケース】
・一ヶ月間における総購入金額がPaidy側指定の一定の上限額を超えている場合が考えられます。
その場合は、翌月に再度ご利用可能になります。
※限度額は動的に変わるため、今後個々のお客様の購入実績に応じてより高い金額が設定される可能性がございます。また、Paidyに固定された利用限度額は設定されておりませんが、実績が十分でない場合や他の事情により、一定額以上のお買い物ができない場合がございます。その場合、翌月までお待ち頂く必要がございますが、当該限度額はお客様の利用状況等に応じて変動いたします。引用元:SHOPLIST.com
ここでは2社の引用文をあえて紹介しました。それはなぜか、全く同じ引用文だからです。
つまり、各社全く同じ引用文を使用しているということは、Paidyから用意された定型文である可能性が高いため。これがPaidyからのメッセージとも受け取れます。
Paidyプラス審査落ちが及ぼす影響は?信用情報は傷つく?ブラックリストになる?
Paidyプラスの審査に落ちてしまったら、少なからず信用情報に影響はあるでしょう。
Paidyプラスは買い物のたびに与信審査を行うため、その都度信用情報のチェックをしている可能性があります。申込時に「信用情報の確認に同意する」旨の画面が出てくれば、間違いなく信用情報はチェックされています。
このことを踏まえて、信用情報への影響を解説していくので読み進めてください。
Paidyプラス審査落ちが及ぼす主な影響は「今後Paidyプラスの利用停止」
最も重いと考えられる影響は、Paidyプラスの利用停止、つまり今後は分割払いを認めないということです。過去にPaidyへの滞納がないか、短期間にPaidyプラスの複数申し込みをしていないか(信用情報参照の同意があるものに限る)、確認しましょう。
このケースは審査落ちが影響を及ぼすというよりも、過去の滞納ですでに信用情報が傷ついている可能性があります。
Paidyプラスの審査落ちは信用情報が傷つく可能性がある
割賦販売業者・貸金業者の間では通説ですが、信用情報をチェックするようなローン審査を続けて審査落ちとなれば、申し込みブラックという状態になってしまいます。
目安として、過去1ヶ月以内に3社以上申し込みをして審査に落ちていると危険です。
先述しましたが、後払い決済サービスは法の整備が整っておらず不確定要素が多いため、申し込みブラックが当てはまるかどうかは確定的ではありません。しかしPaidyが割賦販売業者であることを考えば、その可能性は大いにあるでしょう。
Paidyプラスの滞納を繰り返せば、ほぼ間違いなく信用情報が傷つくと思っておうくべきです。支払いは期限を守ることをおすすめします。
Paidyプラスの審査落ちでブラックリストにはなりにくい
審査落ちの理由は複合的なので、原因を特定させることは難しいです。しかしこれまでの解説を踏まえると、Paidyプラスの審査に1回落ちただけでブラックリストになることはない、ということが分かります。
それよりも注意しなければならないのは、Paidyプラスで審査落ちすることは、すでに危険な状態といえることです。
もし過去に信用情報が傷つくような長期滞納をしてしまったことがある場合、以下の対処法でショッピングすることができますす。
Paidyプラスの審査に落ちた時の対処法
「Paidyプラスの審査に落ちたけど、どうしても買い物がしたい」という場合は、以下3つの方法を検討してください。
対処法①「Paidyプラスで少額の利用実績を積んでから申し込む」
この対処法は「欲しいものが今すぐ買える方法ではない上に、本当に欲しい商品が高額である」ことを想定して解説します。
まず本丸ともいえる商品購入の審査に通りやすいように、1万円前後の買い物をPaidyプラスで複数回行い、利用実績を積んでから本当に欲しい商品を申し込むという方法です。
こういった無担保の分割決済は、信用力がものを言います。トライしやすいので、Paidy、Paidyプラスの少額利用は積極的に行いましょう。
対処法②「Paidy以外の類似サービスを使う」
Paidy以外にも後払い決済サービスは充実しつつあります。審査落ちした人にとって幸いなことに、Paidyは日本後払い決済サービス協会の加盟会員ではありません。他の類似サービスで審査落ちになる可能性は低いといえるでしょう。
- バンドルカード
- atone
- メルペイスマート払い
- QUICPay
上記の中でも、バンドルカードは利用しやすいのでおすすめです。
対処法③「Paidy1回払いを利用する、現金を使う」
後の支払いが大変かもしれませんが、Paidyの基本機能である「翌月あと払い」(翌月に一括払い)を利用したり現金で払ったりするのが、最もややこしくありません。ただし、翌月後払いの場合は、利用限度額内という制約ともいえるものがあります。
現金がない人は、審査に定評のあるカードローンを利用しましょう。おすすめはこちらです。
【PR】今すぐ10万円を借りたいならココ!
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
クレジットカードを持っている場合、手数料はかかってしまいますが最短で購入することができるので、ぜひ検討してください。
「Paidyプラス審査落ち」に関するよくある質問
Paidyプラスの審査は通っても「Apple分割払い」の審査には通らないのはなぜ?
Paidy自体の利用実績を鑑みて、審査の可否を決めていることが影響していると思われます。Paidyでは決済ごとに与信審査を行っており、Apple製品は高額であるケースが多いので、そのことが最も影響しているでしょう。
審査落ちの理由は開示されないの?
その他金融・ファイナンス同様、Paidyでは審査結果などの情報を開示していません。
「どこでもPaidy」とは?
Visaのオンライン加盟店で利用できるPaidyのサービスです。PayPal決済が可能な世界2,900万の加盟店で、Paidyの「あと払いペイディ」・3回払いで商品を購入できます(日本未発売の商品を含める)。
Paidyプラスの分割払いに審査落ちしたらキャンセルになる?
基本的にはキャンセル扱いになるため、煩わしい作業などはありません。もし不安がある場合には、Paidyや購入しようとしたショップに確認してみましょう。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。