アプラス・オリコ・ジャックスのバイクローンを解説
更新日:
公開日:2017.11.27
自動車ローン同様、バイク購入に利用できるローン商品を準備している金融機関は世の中に多数あります。
今回は大手信販会社3社について、バイクローンの取り扱いがどのようになっているのかを調査し、それぞれ比較をしながら紹介していきます。
【PR】今すぐ10万円を借りたいならココ!
- 20~35歳の方におすすめ
- 36~60代の方におすすめ
基本的にはオートローンを利用
バイクローンという名目で商品紹介をしていきます。
各信販会社が展開しているカーローンは、バイク購入資金として活用することができます。
これは、多くの銀行系バイクローンも同じでありスペックも共通していますが、アプラスだけは少々事情が異なります。
アプラスのカーローンはバイク購入に利用できないってホント?
アプラスでは、「マイカーローン」という商品を用意していて、金利が1.9~7.9%と低め。
さらに、アプラスのカード会員であれば1%の金利優遇も得られるため、アプラスの既存ユーザーにしてみれば非常に魅力的です。
しかし、アプラスの公式HPにある商品概要によるとその仕様用途が
- 自動車本体価格・諸費用・オプション代
- 他の金融機関で借入中の自動車ローンからの借り換え
となっており、「バイクの購入費用」への対応が明記されていませんでした。
調査を進めると、同HP上において「アプラスマイカーローンFAQ」として、以下の通り記載があります。
※アプラス公式HPより
非常に珍しいケースではありますが、バイクの購入を目的としてこちらを利用することはできません。
しかしアプラスには以下の商品もあります。
【多目的プラン】
- 金利…7.2~14.4%
- 融資限度額…10~300万円
若干金利が高くはなりますが、上記の利用ならバイク購入費に充てることも可能です。
しかも、多目的プランの名前通り基本的に用途が自由なので
- ヘルメットやライダースーツなどの購入費
- 新規自動車保険加入の費用
など、一般的なバイクローンでは使用できない初期費用も組み込んで借入をすることも可能です。
オリコの場合
オリコことオリエントコーポレーションには、バイク専用のローンは存在しません。
しかし、他社同様用意されている自動車ローンでバイクの購入をすることができます。
オリコ加盟店であれば、新車・中古車問わず購入手続きと同時に
- 身分証明書の写し
- 車体購入費の見積書
- ローン申し込み書
など必要なものも販売店スタッフがサッと用意をして手続きを進めてくれるため、誰でも手軽に利用できます。
審査結果も基本的に即日、早ければ数十分で販売店に連絡がくるので、非常にスピーディーです。
ただ、車種ごとの異なる利用可能額については仕方ありませんが、その金利が加盟店によってまちまちです。
7~9%が一般的ですが、販売店によっては十数パーセントを提示してくるところもあります。
また、同社公式サイトをくまなくチェックしても、具体的な金利についての表記は一切確認できません。
ジャックスの場合
クレジットカード会社としても有名なジャックスには二種類の商品があります。
バリアぶるプラン
いわゆる残クレと同じ残債方式ローンで、支払い途中での一部繰り上げ返済が可能。
また、返済期間を短縮し毎月の返済額を増額できるチェンジアップ返済と、残期間はそのままで毎月の返済額を減らせるチェンジダウン返済を選択可能。
ライダーズサポートクレジット
盗難被害が多く、盗難保険が割高であるバイク購入に備えて、バイクローンに盗難見舞金を付帯した商品になります。
これらはいずれも利用者の多い人気商品です。
全国、ほとんどのバイク販売店で利用でき手続きも楽です。
しかし、こちらについても金利が販売店ごとに異なります。
当サイトで調べたところ、こちらもオリコと同等の金利が、各販売店ごとに設定されているようです。
金利が販売店ごとに異なる理由
少々業界の裏話的な要素も含む信販系バイクローン(カーローンも同様)に共通することですが、信販会社自身が設定しているバイクローンの金利はそれほど高くなく、軒並み4~5%です。
そして、そこに加盟店との契約で定められている「ローン手続き代行手数料」が上乗せされます。
結果、7~9%が相場と上記でお伝えした高めの金利になっているのです。
わかりやすく言うと信販会社の金利が5%で、販売店で提示される金利が8%である場合では、差し引き3%分が販売店の利益となるのです。
これはかなりの割合でバイク販売店の利益を占めています。
業界内で俗に「ローンバック」と呼ばれているこの制度を利用していない販売店は、まず存在しないでしょう。
そして、持ちつ持たれつの立場である信販会社が自社HPなどで具体的なバイクローン金利を明記していないことも、このローンバックの存在が大きく影響しています。
各社のクレジットカードで支払うのもアリ!
新車バイクの購入の際は、各バイクメーカーが用意している格安金利のバイクローンを利用する選択肢もあります。
一方で、モデルを限定していたり中古バイクには利用できないこともあります。
こんな時に選択肢の1つに入れるべきなのが、クレジットカードのショッピング枠を利用してのバイク購入です。
クレジットカードのショッピング枠への金利は、バイクローンと違い月ごとに設定されています。
原付などのリーズナブルな価格帯の中古バイクの購入で支払回数が少なくて済む場合では、実質的にかなりの金利節約になります。
同じバイクでも販売店で金利が違うから…
しかし前項でお伝えした方法も、クレジット払いを受け付けない販売店もあります。
中古でも数十万円を超える普通バイク車種になると、現実味がありません。
よって、当サイトが最後のお伝えしたい「賢いバイクローンの選び方」は信販会社どうこうというより、「ローン手数料がなるべく安い販売店をチョイスする」という一点につきます。
バイク販売店は、自動車販売店ほど多くありません。
そして手間と労力も伴うことですが2~3店回るだけでも、ローン金利が驚くほど変わることに気が付くはずです。
販売店に問い合わせれば電話でも確認できます。
意中の愛機を探すついでに手数料を含めた実質的な金利を必ずチェックするようにしてください。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。