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審査なしでカードローンを利用したい……理由別の対処法

更新日:

公開日:2017.6.12

当記事にはPRが含まれています
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「カードローンを使いたいけれど、審査に通るか不安。審査なしで使えるローンってあるの?」

カードローンの利用を検討している多くの人にとって、審査に通るかどうかは一番気になるポイントの一つといえるでしょう。
現在利用できるカードローンで審査なしというものはなく、必ず審査を受けなければいけません。
審査の内容は業者によって異なるため、大手消費者金融が公表する「審査通過率」を意識した選び方を実践するだけでも通りやすくできるのです。あるいは、審査が甘い業者を選ぶという方法もあります。

この記事では審査を受けたくない理由ごとに、おすすめしたい対処法審査に通りやすくするコツについて、詳しくご紹介していきます。

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審査なしで利用できるカードローンはあるのか

カードローンが便利なものだと分かってはいても、申し込みをする際に行われる審査に対して不安を抱く人は依然として多くいます。

「審査に合格できるのか」「審査期間はどのくらいかかるのか」といった不安や疑問から、利用を泣く泣く諦めてしまっている人もいるのではないでしょうか?
こうした疑問や不安から、できれば審査自体を避けたい、審査なしで使えるカードローンを移用したいという考えを持つ人や、そういった商品を探した経験がある人も多いでしょう。

しかし結論から述べると、「審査なし」で利用できるカードローンは現在提供されておらず、カードローンを使うためには必ず審査を受けなくてはいけません。

金融機関・契約者双方のトラブルを防ぐために審査は必要

カードローンを商品として提供している金融機関や業者は、貸し出した資金にかかる利子で収益を獲得しています。したがって、貸したお金自体が返ってこないと収益が得られないどころか、損失を被る恐れがあるのです。

こうしたリスクを回避すべく契約前に審査が行われます。審査を事前に行うことで、返済能力が十分にあると見込まれる利用者のみを選び出し、ふるいに掛けているというわけです。

契約者側も、自身の返済能力以上のお金を借りた場合、返済が困難となり多重債務や自己破産といった状態に陥る危険性もあります。
こうした危険性を未然に防いでもらえるという意味で考えれば、契約者にとって審査が必ずしもデメリットばかりとはいえないのです。

つまり、審査は金融機関と契約者の双方に利益がある制度といっても過言ではありません。審査はトラブルを避け、お互いに健全な取引を行うためのものともいえます。

よって、審査なしでお金を貸してくれる金融機関は存在しないのです。もし審査なしの業者があるとすれば、それはヤミ金業者ぐらいであり、決して利用すべきではありません。

多重債務者を減らすために強化された「総量規制」とは

総量規制とは、お金の貸し借りに関するルールを課している貸金業法によって定められている規則の一つです。
消費者金融やクレジットカード会社といった対象の貸金業者は、「年収の3分の1以上の金額を貸してはならない(借入先業者全ての総合計額)」という総量規制のルールを遵守しなくてはいけません。
違反した場合、貸金業法違反となり、業者には営業停止などの行政処分が下されます。

銀行は貸金業法の適用範囲外となっていることから、総量規制の対象外です。
ただし、銀行の中には独自で総量規制に準じた自主ルールを設定しているところもあり、年収に対してあまりにも差がある金額の融資を原則行わない傾向が強くなっています。

総量規制については、「総量規制って何?その内容と利用法など、知りたいことを全部まとめてみた!」で、さらに詳しく解説しています。制度内容や上手に活用するコツをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

カードローンの審査が不要になることはない

1983年の貸金業規制法・出資法の成立以来、「商工ローン問題」や「ヤミ金融問題」「多重債務問題」といった金融に関する問題が噴出するたび、貸金業者への規制は強化され続けています。

規制が強まるということは、利用する側に対して行われる審査自体が、より厳しく行われるということです。ただし、こういった規制強化の大半は消費者保護の観点から行われているため、今後規制が緩くなったり撤廃されたりといった緩和は、ほぼ期待できないのが実状です。

そのため、カードローンで行われる審査が今後なくなる確率は、ほぼゼロと断言できるかもしれません。

審査なしでカードローンを利用したい理由別の対処法

カードローンの審査を避けたい理由は人それぞれです。それらの理由の中には、別の方法でも十分解決が見込めるような、わざわざ審査を避ける必要がないものもあります。
ここでは、審査なしでカードローンを利用したいと思う理由ごとの対処法について見ていきましょう。

審査に時間をかけたくない

今すぐにでもお金が必要、できるだけ早くお金を借りたいなど、時間を理由に審査を避けたいという人も多くいます。
審査の開始から完了まで一定の時間がかかるのは、その性質上やむを得ません。また、審査にかかる時間は業者ごとで異なり、早く終わる業者もあれば数日程度かかる業者もあります。

したがって、審査に時間をかけたくないのであれば、審査の早さをうたっている業者を優先的に選んでください。例えば、「即日融資可能」などスピード感を売りにしている業者を選べば、それ以外の業者と比べて審査にかかる時間も短くできます。

収入が低い、不安定で審査に合格できる自信がない

収入は、カードローンの審査項目で必ずといっていいほど含まれている項目の一つです。
収入が多いほど有利になる一方で、収入が少ないほど審査では不利になります。
ただし、カードローンの審査で最も比重が大きいとされるのは、年収よりもむしろ「安定性」があるかどうかです。
例えば、少ないながらも毎月コンスタントに収入を得ているのであれば、アルバイトやパートなど非正規雇用の人でも審査に通る見込みが十分にあります。

自営業者など収入の増減が時期によって激しく異なる人でも、収入を得ていること自体を証明できれば審査には十分通ります。それでもどうしても心配なら、自営業者向けに提供されているカードローンを選びましょう。

専業主婦の人など自分に収入がない人が利用する場合、総量規制の対象となり消費者金融などの貸金業者からの融資はほぼ受けられないと思ってください。

この場合は、専業主婦でも利用OKとうたっている銀行系のカードローンの利用がおすすめです。銀行であれば総量規制の対象外となり、配偶者に安定した収入があると証明できれば審査に通る見込みがあります。

金融事故を起こしたので審査に通らない

各種支払いを滞納していたり、過去に自己破産していたりなど金融事故を起こした経験があると、それらの履歴は全て、信用情報機関に情報として確実に記録されていると覚悟しておいてください。

金融事故に関連する情報は、おおよそ5~10年程度保管され続けています。情報が残っているうちは、申し込む会社に関係なくカードローンの審査に合格できる可能性が極めて低いといわざるを得ません(情報の参照元が同じ信用機関であることから、基本的にどこの金融機関でも同じ結果となるため)。

心当たりがある人は、金融事故に関する過去の履歴が消去されるまで借り入れを控えるか、他の方法でお金を工面するかしましょう。

その他の方法としては、以下のものがおすすめです。

  • リサイクルショップやフリマアプリを使って不用品を売却
  • アルバイトや副業で副収入を得る
  • 家族・知人に借りる

上記のように、カードローンや業者からの借り入れ以外の方法を探せば、意外な回避策が見つかるかもしれません。
特にリサイクルショップは質屋を利用する人も多いのではないでしょうか。質屋について、詳しく解説している記事「質屋の質入れと買い取りの違いって?質屋の仕組みを知ろう」も用意しているので、参考にしてください。

お金を今すぐにでも借りないと生活が立ち行かないほど困窮している人は、お住まいの自治体窓口、弁護士・司法書士といった専門家に迷わず相談することを強くおすすめします。
相談することで、公的な支援や扶助の対象であることが判明し、サポートを受けられるかもしれません。あるいは、自分一人では考えつかなかった方法が見つかる可能性も期待できます。

ヤミ金など悪徳な業者を通じた借り入れだけは避けましょう!
ヤミ金であれば少額からでも融資はしてくれます。ただしその後、高金利で法外な利息を請求される危険性があります。くれぐれも街金(適法業者)闇金(違法業者)を間違えないよう気をつけてください。

安心して利用できる中小消費者金融をまとめた記事「安全!すぐに融資してくれる中小消費者金融の一覧表」も用意しているので、参考にしてください。

審査なしのカードローンを探す前に、審査の合格率を上げるためのポイント

金融業者が実施している審査は、明確な基準が一切公表されていません。このため、年収や勤続年数といった項目をある程度推測する程度にとどまっています。

自分が合格できるかどうか事前にチェックできない難しさから、審査を避けたいという気持ちが芽生えてしまうのも仕方ないのかもしれません。
しかし、カードローンの審査自体はそれほど難易度が高いわけではないのです。必要以上に考え過ぎるくらいなら、その分だけ合格率を上げることに集中することをおすすめします。

ここでは、審査の合格率を少しでも上げるためのポイントについて、いくつかの要点を交えながらご紹介していきます。

大手消費者金融の審査通過率はおよそ40%

新規申込者のうちどのくらいの人が審査に合格しているか、一部の金融業者からはその調査結果が「審査通過率」という数値で毎月公表されています。
公表している業者自体はあまり多くなく、全ての業者の通過率が確認できるわけではありません。しかしこの数値を事前に把握しておくことで、ある程度審査の通りやすさの目安にできるというわけです。

「審査通過率」を公表している業者は、アコム(※)やプロミス、アイフルなど大手消費者金融です。これら大手3社の場合、審査通過率は横並びの状態となっています。

参考元:アコムマンスリーレポート

収入の安定性と勤続年数は関係する

カードローンの審査において、収入の安定性が重視されるのには「理由別の対処法」の項目でも述べた通りです。

毎月コンスタントに収入を得ていることだけでなく、一定以上の勤続年数があるほど審査に有利です。勤続年数が長ければ長いほど「転職や離職から縁遠く、収入がなくなる可能性が低い」と見なされるからです。
勤続年数が1年未満だと「この人は、すぐに仕事を辞めたり転職したりするのでは?」と疑われてしまう要因にもなりかねません。

他社からの借り入れがあるならできるだけ整理しておこう

消費者金融から借りるのなら、総量規制によって年収の3分の1以上は借り入れできないことを事前に把握しておいてください。

銀行は総量規制の対象外です。しかし、年収に対する借り入れの総合計額があまりにも多過ぎると、審査に通らない可能性もあります。
他社からすでに借り入れているのであれば、借り入れの残高が少ないものから順にあらかじめ返済し、借入件数を整理しておくことをおすすめします。

例えば、100万円を1社から借りている場合と、25万円を4社からそれぞれ借りている場合では、借入金額が同じでも前者の方が審査では比較的好印象と見なされます。

それほどに、複数の業者から一度に借りているという状況は、審査に良い影響を及ぼしません。

複数社に申し込みしたい場合は慎重に

カードローンへ申し込んだ事実は、全て信用情報として信用情報機関に最大6ヶ月間保管され、審査の際に活用されています。
このため、短期間で複数社に申し込みをした場合、「この人はよほどお金に困っている=お金を貸しても返済できないのでは?」と疑われ、審査では著しく不利です。

複数社からどうしても借りたいのであれば、申込先を絞った上で申し込みの間隔を少し空けて申請してください。

公共料金や各種支払いは忘れずに

水道やガス、電気などの公共料金をはじめ、携帯電話の分割購入費用といった支払い状況も、審査では情報の一つとして閲覧されています。

これらの料金の支払いについて滞納していた経験があると、審査で不利になってしまいます。
こういった悪影響を少しでも減らすためにも、日頃から滞納は避けてきっちりと支払うことを心掛けてください。

まとめ|審査なしのカードローンは存在しないが、審査の通過率を上げる手段はある

カードローンの利用を検討しているということは、できるだけお金を借りたいということです。そんな人にとって、審査に通るかどうか分からない不安は、できれば避けたいと思うのは当然でしょう。

審査を受けずに利用できるカードローンはありません。つまり、カードローンを利用するのであれば、審査を受けた上で通過する必要があります。

審査に落ちる可能性もありますが、よほどひどい状況でない限り、審査に通りやすい業者選びを実践したり前もって借入状況を整理したりすることで、審査に通る確率を上げられます。
それ以外にも、今回ご紹介した対処法を通じて状況を改善しつつ、審査に通りやすい環境を進んで作っていきましょう。

審査に通るかどうか心配な人は、比較的審査難易度が甘いといわれている大手消費者金融系のカードローンの利用を検討してみてください。
金利の低さから銀行系カードローンと迷いますが、審査が厳しいことで有名な銀行系よりも大手消費者金融をおすすめします。

※記載されている内容は2024年4月現在のものです。

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