マツダのディーラーローンは利用すべき?金利が銀行と5%も違う!
更新日:
公開日:2019.10.24
「マツダのディーラーでローンを勧められたけど、利用してもいいのかな」
「マツダスカイプランが気になる」
マツダのディーラーで車の購入を検討の際に、ディーラーの人からマツダのローンを勧められている人もいるでしょう。
マツダには多くの種類のローンがあり「どれを選択すればいいのか」「他と比べて金利が高いのかどうか」分からない人も多いと思います。
そこで今回は、マツダにはどういったローンがあるのか、銀行などの金融機関との金利の違いや審査、マツダのローンを利用すべきかどうかについて解説していきます。
この記事はこんな人にオススメ!
- マツダの車をディーラーで購入しようと考えている人
- マツダのディーラーローンと銀行のマイカーローンの金利について知りたい人
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- 36~60代の方におすすめ
マツダの各種ローンについて/新車を購入する前に知りたいこと
マツダのディーラーで新車や中古車を購入する際には、そのディーラーでローンを組むことができます。そのローンを取り扱っているのが「SMMオートファイナンス」という会社です。
SMMオートファイナンス株式会社は、マツダ株式会社と株式会社三井住友銀行、株式会社セディナが株主の会社で、オートローンを中心としたサービスを行っています。
いわゆるディーラーローンと言われるものになりますが、ディーラーローンとはどういったものなのか、審査に甘さについて知りたいという人は、別記事「ディーラーローンとは?審査が甘いって本当?在籍確認や保証人について」を参考にしてください。
そんなSMMオートファイナンスが扱うマツダのローンクレジットには、以下のようなものがあります。
- 返済回数指定クレジット
- 返済金額指定クレジット
- ステップクレジット
- マツダアドバンテージローン
- マツダスカイプラン
それぞれのローンについて詳しく見ていきましょう。
マツダスカイプランについては次章で詳しく解説していきます。
返済回数指定クレジット
返済回数指定クレジットは、返済回数(期間)を設定する標準的なクレジットローンです。返済回数は6〜84回までで、自由に選ぶことができます。
以下は返済回数指定クレジットを利用したときの例です。
- 車両本体価格(税込み):157万3,000円
- 頭金:27万3,000円
- 建替支払元金:130万円
- ボーナス払い併用なし
支払回数 | 12回 | 24回 | 36回 |
---|---|---|---|
実質年率 | 5.9% | ||
月々の返済額 | 11万1,826円 | 5万7,558円 | 3万9,489円 |
分割支払額合計 | 134万1,913円 | 138万1,386円 | 142万1,609円 |
総支払額 | 161万4,913円 | 165万4,386円 | 169万4,609円 |
金利は上記の例では年5.9%ですが返済回数で変わることはなく、一律の金利が適用されるため、返済回数が少ないほど支払総額も減ります。上記の例では、12回と36回では約8万円の差がありますね。
返済金額指定クレジット
返済金額指定クレジットは、回数ではなく毎月の返済額を指定して返済するクレジットローンです。月々の支払い額は3,000円か、月々の手数料額の高い方の金額以上で設定できます。
以下は返済金額指定クレジットを利用したときの例です。
- 車両本体価格(税込み):157万3,000円
- 頭金:27万3,000円
- 建替支払元金:130万円
- ボーナス払い併用なし
支払金額 | 2万5,000円 | 3万5,000円 | 4万5,000円 |
---|---|---|---|
実質年率 | 5.9% | ||
支払回数 | 61回 | 42回 | 32回 |
分割支払額合計 | 150万5,014円 | 143万8,986円 | 140万5,565円 |
総支払額 | 177万8,014円 | 171万1,986円 | 167万8,565円 |
返済金額指定クレジットは、2万5,000円や3万円などちょうどにしたい人におすすめです。返済金額をちょうどにすることで返済計画を立てやすくなるでしょう。金利は、支払金額をいくらにしても一律に適用されます。
ステップクレジット
ステップクレジットは返済期間中に3段階のステップアップ、もしくはステップダウンの返済金額を設定することができるクレジットローンです。
入社したばかりで勤続年数が浅い人は最初に費用を抑えるためにステップアップを選択しましょう。一方、子どもの入学など今後の出費が見込まれる場合はステップダウンを選択するのがおすすめです。
以下はステップクレジットを利用したときの例です。
- 車両本体価格(税込):157万3,000円
- 頭金:27万3,000円
- 建替支払元金:1,0万円
- ボーナス払い併用なし
年数 | 1年目 | 2~3年目 | 4~5年目 |
---|---|---|---|
月額支払金額×回数 | 1万5,000円×12回 | 2万0,000円×24回 | 3万7,000円×23回 3万6,039円×1回 |
支払総額 | 182万0,039円 |
年数 | 1〜2年目 | 3年目 |
---|---|---|
月額支払金額×回数 | 4万8,000円×24回 | 2万1,000円×11回 1万9,625円×1回 |
支払総額 | 167万5,625円 |
ステップアップ、ステップダウンともに3段階までで設定可能なので、2段階でも利用することができます。支払金額を段階的に変えることもできるので、現在や今後の状況の予測がつきやすい人におすすめのクレジットローンです。
マツダアドバンテージローン
マツダアドバンテージローンは据置クレジットとなっており、残価設定クレジットと構造は似ています。しかし残価設定クレジットと違う点は、据置部分が将来の査定買取価格を保証するものではないことです。
月間や年間の走行距離制限はなく、車のカスタムやドレスアップも自由に行うことができます。ただし、やりすぎると最終の査定に響くので注意しましょう。最終回の支払方法は以下から選択できます。
- 新しい車に乗り換える
- 残価を一括支払い
- 残価を分割で支払う(再クレジット)
- 車を売却する
注目のローン「マツダスカイプラン」とは?
マツダスカイプランとは、マツダクレジットの中の残価設定クレジットです。
残価設定クレジットとは、数年先に車の下取りをした場合の価値を残価として車の価格から差し引き、残りの部分を分割で支払っていくものです。よって、通常のローンよりも毎月の返済額を抑えることができます。
残価支払い分の設定額は車種によって違いがあり、一般的には市場の人気が高く、あまり値下がりしない車種の方が残価は高く設定されます。
残価支払い分は最終回に支払うことになりますが、支払い方法はマツダアドバンテージローンと同じで、以下から選択することが可能です。
- 新しい車に乗り換える
- 残価を一括で支払う
- 残価を分割で支払う(再クレジット)
- 車を売却する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
新しい車に乗り換える
「新しい車に乗り換える」とは、これまで乗っていた車の残価分を精算し、新しい車に乗り換えるというものです。
残価設定されているので残りの支払いについても免除されますが、走行距離など定められた規定を超えた状態の場合には負担金が発生します。
残価設定プランだと傷をつけてはいけないと思っている人がいるかもしれませんが、多少の傷ぐらいは問題ありません。しかし、大きな事故を起こせば話は変わってきますので、十分に注意しましょう。
残価を一括で払う
マツダスカイプランで購入した車にそのまま乗り続けたい場合には、最終回の残価支払を一括で支払うことで可能です。
残価を一括で支払う場合には、走行距離などで規定を超えていても追加で負担金を支払う必要はありません。
分割払いをする
マツダスカイプランで購入した車にそのまま乗り続けたいが一括での支払いが難しい場合には、分割払い(再クレジット)を利用することができます。
再クレジットの分割回数は、当初契約の分割回数にかかわらず最長60回です。ただし、マツダスカイプランと再クレジットでは金利が異なり、マツダスカイプラン利用時よりも金利が上がるので注意しましょう。
車を返却する
今後車を乗り続ける予定がない、思ったほど車に乗らなくて所有しなくてもいいなどの場合には、車を返却することで最終回の支払いを完結することができます。
規定通りに乗っていれば返却時に追加で支払いが発生することはありません。しかし規定の走行距離をオーバーしている、規定以上の傷やへこみがあるといったような場合には負担金を支払わなければならなくなります。
マツダスカイプランを利用できる車種は?
マツダスカイプランは、マツダの車の全車種で利用できるわけではありません。マツダスカイプランを利用できる車種は以下の通りです。
- MAZDA2(デミオ)
- MAZDA3(アクセラ)
- MAZDA6(アテンザ)
- ROADSTAR(ロードスター)
- CX-3・CX-30・CX-5・CX-8
以上のSKYACTIVE TECHNOLOGY搭載車種が対象となっています。福祉車両やモータースポーツベース車は対象外なので、そのような車種を検討している場合には他のクレジットローンを利用するようにしましょう。
マツダのローン審査は厳しい?金利は他と比べて高い?
マツダのローンクレジットの使用を検討する際に気になるのが、「審査は厳しいのか」や「金利の高さ」などではないでしょうか。特に、金利が他と比べて相当高いようだと、検討に値しなくなってしまいます。
マツダのクレジットローンについて、詳しく見ていきましょう。
マツダのローン審査について
ディーラーで組むローンは、銀行のローンに比べて審査が通りやすいと言われています。その理由としては以下のことが考えられます。
- 車が担保になる
- ディーラーは車を売りたい
ディーラーでローンを組むと、購入した車は自動的に担保に取られます。そのため、もし購入者が支払いをできなくなってしまっても、ディーラーは担保の車を取り上げることで損失を小さくすることができます。
大前提として、ディーラーは車を買ってもらわなければ商売になりませんし、ローンの審査に通ってもらわなければ車を購入してもらえなくなります。よって、銀行などの金融機関と比べると審査は甘い傾向にあります。
だからといって誰でも審査に通るというものではありません。
ローンの審査にはある程度の年収が必要ですし、年収がそれなりにあっても借り入れ額が年収に対して高すぎると審査に通らなくなります。
逆に年収が低くても、借り入れ額が少なければ審査に通る可能性があります。
審査に通らないかもしれない場合には、頭金を増やして借り入れ額を少なくする、グレードや車種を変えるなどといった対応が必要でしょう。
ディーラー側が、審査に通るよう保証人をつけるなどのアドバイスをくれる場合もあります。
マツダのローン金利について
ローン金利については他のディーラーローンと大きな違いはありません。一般的なディーラーローンが年5.0〜8.0%ぐらいで、マツダの公式サイトでは年5.9%を例に使っています。よって、他のディーラーローンとおおむね同じぐらいであることが分かりますね。
ここで注意しておきたいのは、公式サイトのものはあくまで一例で、適用される金利は販売店によって違うということです。
今回例に挙げた年5.9%より低い場合も、高い場合もあります。まずは販売店にしっかり確認するようにしましょう。
ただし、マツダスカイプランに関しては実質年率2.99%で統一されています。この金利は、ディーラーローンの中ではかなり低い部類に入ります。
しかし、最終回の支払いで再クレジットを組む際には年2.99%ではなく、その販売店の通常の適用金利となるので注意してください。
他のディーラーローンと比べればかなり金利の低いマツダスカイプランですが、一方で銀行のマイカーローン金利は年3.0%程度で利用できるところが多くあります。
審査は厳しいですが金利面は圧倒的に低いので、審査に不安がないのであれば銀行のローンをおすすめします。
マツダのローンを利用すべきか
今回はマツダのディーラーローンについて解説してきました。
マツダのローンクレジットは5種類あり、自分の収入や生活環境の変化などに合わせて選択することができます。特に人気のローンがマツダスカイプランで、マツダの残価設定クレジットです。
マツダの他のローンに金利が一般的なディーラーローンとほとんど変わらないのに対して、マツダスカイプランの金利は年2.99%と、ディーラーローンの中ではかなり低い金利です。
とはいえ、銀行などの金融機関の方が圧倒的に低い金利で借りられる場合が多くあります。金利が低い分審査は厳しくなるので、審査重視でいくのか金利重視でいくのか、自分の状況に合わせて選択した方がいいでしょう。
マツダのディーラーローン以外も気になる、金利が低いマイカーローンについて知りたい場合には「おすすめの自動車ローン一覧とランキング|審査難易度の違いや注意点」をご参照ください。
銀行のマイカーローンも気になるけど審査に自信がない場合には「自動車ローンの審査について|落ちた場合と初めてのローンの注意点」で審査について知っていただければ、審査が怖くなくなるでしょう。
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。