代引きのお金がないとどうなる?払えないときの問題と対処法を徹底解説!
更新日:
公開日:2020.3.27
「代引きで購入した商品の代金が手元にない!こんなときどうすればいいの?」
ネット通販などで選べる支払い方法の一つである「代引き」。商品との交換で代金が支払える安全面の高さや、現金主義を貫くカードを持たない人でも利用できる便利な方法です。
もし代引きで購入した商品の代金分のお金が手元にない場合、発送前ならキャンセルを申し出たり、クレジットカードなどの支払い方法に変えてもらったりすることで解決できます。
すでに購入先から発送されているようであれば、宅配業者に保管期限日を延長してもらう方法も有効です。
ここでは、それ以外にもある代引きのお金がないときの対応策を、詳しくご紹介していきます。万が一払えなかったときのリスクやペナルティーの詳細もチェックしていきましょう!
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代引きのお金がないときの対処法
宅配業者による配達時に代引き分のお金がない場合は、後日再配達として扱われます。例えば、代金の支払いを保留したまま商品を受け取るといった対応を求めても、認めてもらえません。あくまでも代金に相当するお金と引き換えの形でしか、購入者であったとしても商品を受け取れないのです。
ここで気をつけておきたいのが、宅配業者での保管期限。
多くの宅配業者では、おおよそ7日間(1週間)を通常の保管期限としており、この間であればお金が払えない商品は最寄りの営業所で保管されます。
保管期限を迎えるまでは支払いを待ってもらえるので、お金を工面し支払うことで商品は受け取れます。
期限までに代引き分のお金を用意できないと、保管されていた商品はそのまま発送元へ返送扱いとなるのが一般的です。
ただし、返送となるまでに商品が保管されている営業所に連絡を入れることで、数日程度であれば保管期限を延長してもらえます。
各配送業者で延長される日数が異なるので、詳しい内容は以下表をご覧ください。
宅配業者 |
業者営業所での 保管期限 |
連絡した場合の 最大保管期限 |
Amazon商品の取り扱い | |
---|---|---|---|---|
通常配送・お急ぎ便 | お届け日時指定便 | |||
郵便局 「ゆうパック」 |
7日間 |
10日間 (3日間が加算) |
7日間 | 2日間 |
佐川急便 | 7日間 |
8~14日間 (連絡日+7日間) |
7日間 | 2日間 |
クロネコヤマト |
7日間 (クール便は4日間) |
支店ごとで異なる | 7日間 | 2日間 |
上記表で注意しておきたいのが、Amazonで購入した商品の取り扱い期間について。
主な宅配業者では、Amazonから発送された商品のみ、保管期限がAmazonから指定された日数で統一されています。
通常配送・お急ぎ便とお届け日時指定便でそれぞれ7日間・2日間と保管期限が異なるので、普段からAmazonを利用されている人はあらかじめ注意してください。
では、代引きのお金をすぐに用意できないときの対処法を見ていきましょう。
主な方法は、次の通りです。
- 発送前ならキャンセルする
- クレジットカード払いに変更してもらう
- 保管期限日を延長してもらう
- お金を借りる
発送前ならキャンセルする
代引きで購入した商品の代金が手元にないと気づいたら、ちゅうちょせずに、商品の購入自体をキャンセルする方法を実行してください。
商品がすでに発送されてしまった後にお金が支払えず受け取り拒否の扱いになると、ショップのブラックリストに登録され以後利用できないなどのリスクを抱える恐れもあるからです。
発送前のキャンセルであればそういったリスクを被る恐れはないので、恥ずかしがらずにキャンセルを申請しましょう。その後、お金が用意できた段階で再度注文するのも一つの手です。
ただし、購入したショップの中には、購入後のキャンセルを認めていないところもあります。この場合でも、ショップ側に代金が手元になく支払えないことを説明できれば、キャンセル扱いしてもらえる可能性が十分にあります。
ショップ側も、代金を徴収できないリスクを被ってまで大事な商品を送ろうとはしないでしょう。
クレジットカード払いに変更してもらう
まだ商品がショップから発送されていないようであれば、支払い方法を代引き以外に変更してもらう方法もあります。
例えば、決済できるクレジットカードを持っているのであれば、そちらに切り替えて決済してもらう方法も有効です。
ただし、購入したショップによってはクレジットカード決済に対応していないところもあり、特に個人店舗などの小さなショップほど多く見られます。
ショップ側の都合など何らかの理由で、端から支払い方法の変更自体ができないケースもあります。この場合は、あらかじめショップや宅配業者に確認しておいてください。
佐川急便・クロネコヤマトなら代引きでもクレジットカードの利用OK
「代引きの支払いにクレジットカードが使えたら便利なのに……」と、思う人も多いのではないでしょうか。
佐川急便とクロネコヤマトの2社に限り、代引きの支払いにクレジットカードが使えることをご存じですか?
例えば、佐川急便の「e-コレクト」であれば、配達人が持っている専用端末を通じてカード決済が使え、玄関先での急な変更にも対応してもらえます。
クロネコヤマトが提供する「宅急便コレクト」でも、同様のサービスが受けられます。ただし、こちらは購入時の支払い方法で宅急便コレクトの指定が必須など、一定の利用条件があるので、あらかじめ注意してください。
e-コレクト・宅急便コレクトの詳細を表にまとめました。
サービス名 | サービス内容・特徴 |
---|---|
佐川急便 「e-コレクト」 |
・クレジットカード、デビットカード(J-Debit対応のみ)、電子マネー(QUICPayのみ)に対応 ・カードに準拠した分割払いなどが利用可能 |
クロネコヤマト 「宅急便コレクト」 |
・クレジットカード、デビットカード、電子マネー(Suicaなど全12ブランド)に対応 ・宅急便コレクトの利用契約をしているショップでのみ利用可能 |
佐川急便のe-コレクトは、代引きで購入した商品の支払い変更を商品の受取時に行えます。
したがって、玄関先で代引きのお金がない・足りないことに初めて気づいたときでも、配達員にその旨を伝えることですぐにクレジットカードなどへ変更してもらえます。
決済も配達員が持つ小型の専用端末を使って目の前で行えるので、セキュリティー面も安心です。
クロネコヤマトが提供している宅急便コレクトは、商品購入時に宅急便コレクトを指定しておく必要があり、玄関先での急な変更はできません。
つまり、宅急便コレクトに対応したショップでのみ利用可能なサービスだという点に、注意してください。
保管期限日を延長してもらう
通常の保管期限日には間に合わないけれど、少しだけ時間があればお金を用意できるのであれば、宅配業者に期限の延長を申し出てみましょう。
宅配業者によって異なりますが、おおよそ3~7日程度であれば延長に応じてもらえます。
ただし、必ずしも延長してもらえるわけではなく、例えば宅配業者の営業所に荷物が押し寄せる繁忙期には断られることもあります。
延長を申し出た上で代引きのお金が用意できなかった場合、問答無用で返送扱いとなってしまう点にも注意しましょう。
お金を借りる
どうしてもお金が用意できないのであれば、親や友人など近しい人に借りて立て替える方法もあります。その際には、たとえ少ない金額であったとしても借用書を作ったりして借金の事実を明確にするなど、誠実な対応を心掛けてください。
借用書のフォーマットを、別記事「借用書とは?作っておくべき理由と具体的な作成方法」で用意しています。必要に応じて利用してください。
身近にお金を貸してくれる人がいない人には、消費者金融カードローンの利用の検討をおすすめします。
大手を中心に一定期間無利息でお金を借りられるサービスが提供されており、期間内の返済を心掛ければ元本のみの利用もOKです。大変便利なサービスなので、計画性を持って上手に活用しましょう。
消費者金融のWeb完結を利用すれば、手間が少なく、即日でスムーズにお金を借りることができます。「Web完結のカードローンを徹底解説|来店不要で在籍確認なしはある?」という記事を用意したので、ぜひ利用を検討してください。
代引きのお金を払えないとどうなる?
代引きで購入した商品は、お金を払えないと受け取れません。では、代引きを払えないままでいると、一体どうなるのでしょうか?
まず、宅配業者側で一時預かりとなった商品も、7日後には発送元へと返送されてしまいます。
返送された商品がキャンセル扱いとならなかった場合、購入したショップ側からも再三にわたって電話やメールなどによる督促が行われます。
これらを全て無視すると、ブラックリストへの登録など利用が著しく不便となる対応をされかねません。最悪のケースでは、商品代金の支払いを巡って裁判を起こされた事例もあるほどです。
お金を借りる以外にできる対処法として、不用品の売却や日雇いバイトなどがあります。別記事「今すぐお金が必要な時の解決策!借りる以外に方法はある?」にて詳しく解説をしているので参考にしてください。
支払い方法が制限される
ショップからの督促や連絡を無視したり、支払いの延滞を繰り返し行ったりした場合、悪質な利用者と判断された上で、支払い方法が制限されます。
こうなると、銀行振込やクレジットカード決済といった前払いのみの対応となり、せっかくの利便性を失う結果になってしまうでしょう。
さらに厳しい対応として、ショップ自体の利用停止処分が考えられます。
こうなると、その後はたとえアカウントを作り直しても、住所が同じままだとネットショッピング自体が行えなくなってしまいます。
特に、厳しい対応で知られるAmazonなどの大手ショッピングサイトでこのような処分を受けることのリスクは、計り知れません。日頃から、くれぐれも注意してください。
ブラックリストに登録され最悪は裁判になることも
代引き購入した商品の受け取りを繰り返し拒否すると、ショップ側のブラックリストに悪質な利用者として登録されます。
ブラックリストに登録されるか否かの基準は、ショップごとでまちまちです。中には、たった1回の受け取り拒否でブラックリストに登録するところもあります。
ブラックリストに登録されることで受ける弊害もさまざまです。ショップが提供している支払い方法が一部制限されたり、ショッピングローンの審査に通らなくなったりなどが、代表的な事例でしょう。
店舗独自のクレジットカードを発行しているショップでは、カードの発行自体が拒否されるなどの悪影響も考えられます。
この他にも、受け取り拒否によって返送された商品の、返送期間中の販売機会の喪失に対する損害の弁済を求められるケースもあります。これを支払わないでいると、裁判を通じて請求する厳しいショップも少なからず存在しています。
特に、傷みが早い生鮮食品など消費期限が短い食品類ほど裁判に発展しやすいので、購入時の際にはくれぐれも注意してください。
まとめ|代引きのお金が払えないと裁判も!できるだけ早くお金を調達しよう
通販の決済方法として根強い利用者数を獲得している「代引き」について、今回はその代金が払えない場合の対処法やリスクをご紹介しました。
便利かつ身近なサービスゆえについ忘れがちですが、代引きは決済手段の一つであり、そこには商品を購入したショップとの売買契約が必ず存在しています。
お金を払わないということは、契約を守っていないと見なされても仕方なく、悪質な場合には厳しいペナルティーやリスクが科せられる可能性もあるので、要注意です。
もし「代引きのお金が払えない!」という最悪な状況に陥ってしまったのであれば、今回ご紹介した対処法を活用し、リスクの回避に努めましょう!
※記載されている内容は2024年9月現在のものです。